多くの治癒師が所属する『治癒師ギルド』。
王都に支部を構える『治癒師ギルド』に所属していたニコラスに対する待遇というものは、それは酷いものだった。
その理由は、本来、王都に位置する魔法学園を卒業した後、『治癒師ギルド』へと就職する者が大半を
占める中、ニコラスは先代のギルドマスターに治癒師としての能力を買われて『治癒師ギルド』の一員となった人間であったから。
陰口や嫌がらせに耐え続けるニコラスであったが、ある日、ギルドマスターから「お前はクビだ」と告げられ、『治癒師ギルド』を一方的に辞めさせられる事になる。
途方に暮れる彼に声を掛けたのは、隣国の王国騎士であるフィリスだった。
これは、ユースティア王国という新天地にて、新たな第二の人生を歩むと決めた『天才治癒師』による物語。
連載候補短編となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 10:41:06
8942文字
会話率:24%
魔物が跋扈する世界にて、魔物に家族を奪われた少年、ロイは『聖剣』に選ばれ、勇者となった。
そして、三人のパーティーメンバーと共に魔物を生み出す原因とされるダンジョンを攻略していたのだが、ある日、ロイはメンバーであった仲間達から裏切られ、奈落
に落とされてしまう事となる。
しかし、奈落に落とされたロイの心臓が鼓動を止めたその時、とあるスキルが発動した。
スキルの名を————『死者蘇生』。
そのスキルによって生き返ったロイは、スキルで蘇生をした〝元魔王〟と共に裏切った彼らに復讐する事を誓う。
これは、多くの魂が眠る奈落の底で、無敵の軍勢をつくり、復讐を果たすと決めた元勇者による復讐譚————。
連載候補短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-11 08:25:42
9316文字
会話率:26%
かつてその力を畏れ、人々に迫害された存在の魔女。
その生き残りであるユリアは、大陸の端にある森の中でひっそりと暮らしていた。
何事もない日常に退屈さを感じていた彼女は、人間の赤ん坊と運命の出会いをする。
身寄りのない赤ん坊を放っておくわけに
はいかず、大人になるまで育てることにしたユリアは、赤ん坊にシオンと名付けた。
すくすくと成長するシオン。
魔法を習いたいというシオンだったが、不思議なことに彼には魔力は全くなかった。その事実を隠しながら育て、適当に身体を鍛えさせていると……知らぬ間に恐ろしい強さを手に入れていた。
素手でモンスターを殴り飛ばし、当然のように水面を駆け抜けたり。最終的にはドラゴンを倒してしまうほどの強さを得ていた。
そんな彼は小さい頃から――
「大きくなったら師匠と結婚する!」
という可愛らしい夢を語っていた。よくある子供の夢だが、それを大きくなるまで貫いた彼は、十五歳になってもユリアと結婚するために努力を続ける。
人間との結婚に消極的なユリアは、色々と条件を付けて先延ばしにしようとするが、それでもシオンはめげない。
「師匠と結婚するためなら、最強の魔法使いにでもなってみせますよ!」
これは隅っこ暮らしの魔女に育てられた魔力ゼロの弟子の逆転劇。
シオンは愛する師匠と結ばれるため、魔法学園を物理的に駆け上がっていく。
連載候補短編です。
追放ではありませんが、ざまぁ要素ありです。
そのためペース重視になっていますが、連載版ではもう少し丁寧に進むと思います。
ブクマ、評価してくれると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-16 12:02:45
4038文字
会話率:27%
ダンジョン攻略黎明期、伝説と呼ばれたパーティーでリーダーを務めた天野冬稀は、攻略者を引退してようやく日常の生活に慣れてきたところだった。
「はじめまして。東雲かなみと申しますが……天野冬稀さん、で良かったですか?」
突然のアイドルの来訪
。
財閥跡継ぎの元パーティーメンバーに押し付けられるようにアイドルの指導役にさせられる。
再びダンジョンに戻った冬稀の前に立ち塞がったのは、モンスターではなく金持ちのお坊ちゃまだった。
「今手を引くと言うのなら見逃してあげても良いのだけれど?」
かなみを狙い取り巻きを引き連れたお坊ちゃま攻略者に、「伝説」はどのように対応するか……。
※連載候補短編。連載するならここが3〜5話くらいのイメージです。
ラブコメもファンタジーも書きたくて出来た作品です、よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 21:14:24
4588文字
会話率:57%
「わかっているんだろう? 君だってもう、『聖女』なんてものが国民に必要とされてないことは」
ゲスな笑みを浮かべて迫るグロイス王国の次期国王候補筆頭、ロイド王太子殿下。
聖女の『祈り』が形骸化したものと信じ切るロイドは私の忠告など耳をかさず
身体に迫った。
【連載候補短編 序章のみ】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 18:18:33
2260文字
会話率:47%
ややオタクで目立たない男子の祐二(ゆうじ)は高校1年生。
親がヒプノセラピー(催眠療法)をしている関係で、祐二も催眠術を使える。
そして同じクラスの山田野(やまだの) 花蓮(かれん)は小学校からの幼馴染だが、彼女は今や学校一の美少女と呼ば
れる人気女子になっていた。
美少女とオタク男子。住む世界が違う二人なのだが、なぜか時々花蓮は祐二に憎まれ口を叩いてくる。
ある日花蓮が「最近疲れていて不眠気味」と言うので、祐二はリラックスできる癒しの催眠をかけてあげることになった。そしたらなぜか花蓮は「祐二君を好きになる催眠まで私にかけたでしょ!?」と言い出し、祐二にすりすりとすり寄ってくる。
だが祐二はそんな催眠は絶対にかけていないので訳が分からない。しかし花蓮は「かかってる!」と言い張る。そして花蓮が「祐二、責任を取ってよ」と言い出して──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-09 18:02:30
5881文字
会話率:63%
王女に仕えるアストラは、家事全般からボディガードまで、なんでも万能にこなしている召使いだった。しかし王女はなぜか、彼を「醜くて無能」と蔑む。
そして腹違いの妹の第二王女は、王家から酷い扱いを受けていた。彼女は身体が弱かったが、とても優しい。
ある日、わがまま放題の王女が第二王女を言われのない罪で処罰しようとする。
それを見たアストラはとうとう王女を見限り、第二王女を救い出す。
万能召使いを失った王女は狂乱状態になり……
万能で最強なのに酷い扱いを受けてきた召使いが、優しい第二王女の自由のために本領を発揮して尽くし、そして旅に出る。
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これは王国の混乱に立ち向かい、その比類なき強さで、やがて強大な国を築き上げる2人の物語。
──その序章です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-08 12:02:11
12562文字
会話率:36%