ちょっぴり隙の多いおかっぱ女子高生・篠原小春。
三年前に事故に遭い、隣家の朗らか系イケメンの幼馴染み・勝田春彦と共に臨死体験をする。賽の河原の小石と共に帰還した小春は、他人のオーラが視える体質になってしまう。
だが何故か春彦のオーラだけ
は視えず、小春は春彦と過ごすことを気楽だと感じていた。
そんなある日、かなり邪魔で眩しいオーラを視えなくしてくれる必須アイテムの伊達眼鏡を、近隣の高校に通う通称王子こと荒川龍に踏まれて壊されてしまう。弁償してもらいがてら龍に小春の事情を説明すると、興味を示され、また会うことに。
過保護すぎる春彦の制止を聞かず、小春は龍の持つ珍しい白いオーラが気になり、告白されてそのまま付き合い始める。
だが、親友のえっちゃんと遊ぶことも許されず、束縛の強さに我慢の限界が訪れ、別れを決意する。別れ話をあっさり承諾した龍だったが、別れた後も何故か龍は連日小春の前に現れる。
怖くなった小春は、所属する美術部の部長に駅まで送ってもらうことになったのだが、そこに龍が現れて――。
春彦のオーラは何故視えないのか。
龍は何故小春に固執するのか。
謎の解明と共に訪れるラストをお楽しみいただければと思います。
ハピエンです!アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 16:29:29
117936文字
会話率:37%
物の怪アレルギーの主人公と、元・山伏で現・狐の妖怪の曾祖父、貴重な友人ふたりと年上の幼なじみのひと夏の出来事。
このはが おちるよ
とりいの むこうから やってくるよ
イッテンシカイが やってくるよ
ひとをさらいに や
ってくるよ
みたまの かえる よっかのま
とりいに はいると
雨宮司(あまみや つかさ)は、山伏だった曾祖父の隔世遺伝で生まれつき人ならざるモノが視えた――・・・・・・だけでなく、物の怪アレルギーだった。
司の住む地域には、お盆の間、異世界“イッテンシカイ”へと繋がる鳥居があった。
そして、なんの因果か、今は高校入学式で出来た、人生はじめての友人・緑川朔太郎(みどりかわ さくたろう)、赤井雅紀(あかい まさのり)と、幼なじみの社チカ(やしろ ちか)の四人で、イッテンシカイから迷い込んだ物の怪を還すということを元・人間であり、曾祖父のシロガネから押しつけられていた。
今年も、物の怪アレルギーと物の怪返還作業で補習だらけの日々が過ぎてゆく。
盆踊りなんて司にとっては最悪の行事でしかない。
そんな司の心境などおかまいなしに、チカは『今年も行こう!』と誘ってくる。
今年も、口うるさい年上の幼なじみの浴衣姿を見るはずだった。
だが、八月十三日。チカはイッテンシカイにさらわれてしまった。
タイムリミットは八月十六日。
司たちは、無事にチカを連れて元の世界へと還って来られるのだろうか――?
※他のサイト様のコンテスト参加していた作品です。『エブリスタ』でも公開中です※
※加筆修正しながら投稿しています。
※2020年8月5日追記。
※2020年7月28日タイトル改題。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 23:00:00
87896文字
会話率:33%
大手不動産会社から左遷されて、子会社の不動産管理会社で働くことになった千夏。
意気消沈して出社してみると、隣の席に座っていたのは元銀行マンの浮遊霊『高村元気』だった。
うっかり話しかけたことで幽霊が視える体質だと知られてしまった千夏は、不運
にも幽霊物件担当に抜擢される。
そして、オフィスに浮遊霊として憑いていた元銀行マンの幽霊・元気と、クールイケメンな上司・晴高の三人で幽霊物件の担当することになる千夏。
しかも、元気と一緒に霊に触れると、霊の過去が覗ける特殊能力発動!?
その力をつかって幽霊たちの未練を解決していくうちに、彼らは元気の本当の死因に気づいてしまう。
そんなオカルト恋愛ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-22 17:53:58
129633文字
会話率:36%
もともと化け物やよくないものが視える体質の最上千鶴はある禁忌を犯した。禁忌を犯したその罰として、世界を統べる狐、夜白に取り憑かれることになる。化け物はより一層視えるようになり、自身も無意識のうちに良い化け物も悪い化け物も引き付けてしまうよう
になってしまった…。彼を取り巻くクラスメイト、幼馴染、家族、そして町も、化け物たちに魅かれてしまう。正義感の強い千鶴は、被害に遭った彼らを助けるため、自分の罪を償うため、パートナーとなった狐と、引き付けた良い化け物と共に、平穏を取り戻すために闘う。
そんな中学三年生の春先から始まる、❝青春+妖怪+バトル+(ラブコメ)❞物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-28 22:47:21
15552文字
会話率:50%
逢魔時には"鬼"が出る。そんな噂がいつから立ち、都市伝説とまでなった。
私は幼いころから視える体質で、そのせいもありそういう手のものによく巻き込まれていた。そんな私に憑いているのかように近くにいるのはアオという、生きては
いない存在。
妙に馴れ馴れしいアオと私は、今日も"鬼"に出くわす。
※ホラーにしようとしたけど今回はバトルにしました。意:無理だった。
当分の間、ジャンルがころころ変わると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 16:25:51
6290文字
会話率:33%
怪奇現象、それは人間の理解を超える奇怪で異常な現象もしくはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在の事である……
幽霊や妖怪をいつまで信じていたか? または見た事あるか? そんな話をしたことがあるだろうか? 古今東西、
年齢も性別も国籍も関係なく、そういった怪談話は星の数ほどある。
幼い頃から妖怪や幽霊、怪異といったものが視える体質の安部清明、あの有名な陰陽師と同じ名前の彼の周りには常に騒がしい人外の者達で溢れていた。そんな彼と妖怪や幽霊達の愉快で幽怪な話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-02 01:27:05
8680文字
会話率:35%