虫捕りに出かけた少年は森の中で不思議な少女と出会う。
最終更新:2025-05-31 21:43:58
7502文字
会話率:34%
星の名とも地域の名とも判然としないスカラボウルと呼ばれる土地では、クラック虫という破裂する虫が辺りをおおって煙を吐き出す虫霧現象により、視界もままならなかった。しかしこのクラック虫と呼ばれる虫がエネルギーとして有効であることがわかると、それ
を利用した<バグモーティヴ>と名付けられる発動機が開発され、人々の生活全般を支える原動力となっていく。そして主にそれは乗用人型二足歩行メカ<クラックウォーカー>として多く生産されて、この土地のテラフォーミング事業のための開拓推進のシンボルとなっていった。
主人公ウメコはクラックウォーカーを繰って、この土地のエネルギー補給のための虫捕りを労務とする<捕虫労>という身分だ。捕虫労組合に所属する捕虫班<レモンドロップスiii>の班員として、ノルマに明け暮れる毎日だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 19:22:34
254782文字
会話率:31%
『実は――』
父が死んだ。いつかは来ると思っていた別れの瞬間が予想以上に早く訪れたことに、おれは正直驚いていた。
病院で父の最期に立ち合い、その後、雪崩のような勢いで諸々の手続きを済ませた。
遺体をこの家に安置したら、どっと疲れが押
し寄せてきた。ただ、今度は何もしない時間がどこか嫌に感じられたので、近所をぶらぶら歩くことにした。
実家があるここは、ドがつくほどの田舎で、その景色は今も昔も変わらない。父も子供時代にこの辺りで遊んでいたそうだ。
だからといって、感傷に浸るつもりはない……と思っていたのに、自然と思い出が甦ってきた。あの林ではカマキリがよく捕れた。もっと向こうでは夏にカブトムシが。それからあの辺でセミの羽化を見たんだ。あと、あっちの茂みで虫を探していたとき、持っていた虫捕り網の先にアシナガバチが止まったことがあったな。怯えていたら、一緒に来ていた父がやっつけてくれたっけ。ここには思い出がちょっと大きな石ころのように点々と落ちている。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-15 11:00:00
1721文字
会話率:50%
真夏の日差しが照り付ける中、虫捕りへ行った男の子が見つけたのは“お菓子の家”ならぬ、古びた“アイスの家”だった。
最終更新:2023-07-19 15:58:56
2378文字
会話率:16%
一般人よりもほんのちょっとだけ虫が好きな青年、稲本伊織はある日、虫捕りの最中に崖から足を滑らせ命を落とした。
そして生まれ変わった先は、見知らぬ巨大な虫――蠱獣たちが闊歩する魔境の世界であった。
この世界のヒトの価値は多分前世の蚊よりも低
い気がする。ちょっと気を抜けば、命は虫けらよりも軽く吹き飛んでいく。
食われ踏み潰され、それでもヒトは逞しく蠱獣と戦いこの世界で生きている。
噫神様、僕は確かに虫が好きな方ではあったかもしれないが、かといってこんなデンジャラスな世界で生活したかったわけじゃないんだ。
巨大な虫のバケモノと、時たま人間同士。戦いや争いに巻き込まれながらも伊織はこの世界を生き抜いていく。
望まれど期待はされず。
自らが生まれ落ちた意味すらも不確かな世界で、青年はもがきあがき、そして羽ばたく。
要約→主人公が大自然の中で巨大な蟲の姿をした化け物とキャッキャウフフ戯れるお話です。
注意:
ゆるふわですが虫をモチーフに扱ってますので、苦手な方はブラウザバックをお勧めします。
虫をモチーフにはしてますし、現実の虫もある程度参考にしてますが、あくまで異世界、フィクションの生き物です。物語上、モンスター的な扱いで襲わせたりする必要があり、また作者の知識が浅いため、生態、習性等の変なところを指摘されても直せないので、そういうのが気になる方もブラウザバックをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 11:00:00
172543文字
会話率:24%
両親が「超」が付くほどの虫好き。だが! その子供の『蝶野蜜花』は「極」が付くほどの虫嫌い!! 生理的嫌悪感さえも覚えた彼女の前に現れたのは、両親にも負けないほどの虫好き『虫鹿日夏』! 日夏はなんとか蜜花を虫好きにさせようとする、ほのぼの日常
系虫コメディー!!
「ダンゴムシ」や「テントウムシ」等の身近な虫から、「マツカレハ」や「ハエトリグモ」等の聞き覚えの無い虫まで、様々な虫達と出会える! これを見れば貴方も虫が好きになること間違いなし!!
もう一度、童心に戻って虫捕りをするのはどうですか?
追記
16ポイントありがとうございます! 評価をしてくれた皆様の為にも、「虫が好きになる」様な小説を執筆したいと思います! これからも「虫ガール!」をよろしくお願いいたします。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-28 15:01:27
133644文字
会話率:50%
ひっそりと森の中で暮らす虫捕りが大好きな少女、ディアナは国王と双子の弟の死によって、男装して皇太子として王都に行く羽目になってしまった!
王都は華麗で、過酷な世界だった。自分を【ディアナ】として認識せず、王子としてのみ扱う召使いたち。陰
湿な貴族たち。そして、下品な自分の父親。
自分の存在意義も揺らいだディアナは、残酷な世界を壊すために悪魔と契約する。
教会が独占している神聖な布である絹を作れば世界を変えられるという悪魔の提案に乗り、ディアナは【ディアナ】であることを取り戻すために娼婦たちとともに絹づくりを始める!
『豊穣の白き翼』https://ncode.syosetu.com/n2015fb/ の続編、ここに開幕。
カクヨムと同時連載しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888685832折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 23:28:53
98874文字
会話率:54%
夏の盛り、真夏の太陽、僕らの夏だ。
最終更新:2020-05-05 03:02:33
905文字
会話率:8%
都会生まれ都会育ちの俺は、田舎のほのぼのとした生活に憧れていた。田舎に小さいながらも家を建て、気ままに野菜や動物たちの世話をして、自然を感じながら、妻と子供達とゆったりと暮らすのだ。そんなありもしない日々を思い描きながら、俺は毎日を過ごし
ていた。今の会社に就職して早6年。毎日変わり映えのしない日常に時間だけが坦々と過ぎていく。
そんないつもの通勤途中、ふと目に入った一枚のポスター。
「0から農場経営をしてみませんか? ~未経験者でも歓迎!~」
それは、田舎の村にある余った農場を無料で提供する、という内容のものだった。一見、どこにでもあるそんなポスターに何故か俺の心は惹かれていた。俺の中で止まっていた何かが動き出す音がした。それは、俺の心の奥底で眠っていた好奇心や冒険心、ワクワクやドキドキといった大人になってから久しく感じたことのない音だった。
そして、数日後。俺は、会社に退職届を出した。人生最大の一大決心である。
ただ、引っ越した先はファンタジーな村で…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 23:20:53
215252文字
会話率:46%
幼少期の記憶。
こんな経験、あなたにもあったかも
最終更新:2018-10-11 19:48:50
223文字
会話率:0%
定年退職をし時間は出来たが趣味もなく、時間つぶしに新聞や本を読むのが唯一の楽しみの中高年男性。ある時「虫の幽霊」が恨めしそうな顔で男の前に現れる。それを見た男は現れた理由が子どもの頃の虫捕りへの恨みであると思い込み、「虫の幽霊」との戦いを始
めるドタバタ、子どもの頃の遊びなどの思い出も一杯のノスタルジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 14:00:00
12596文字
会話率:5%
気色悪い虫が平気だからって、気持ち悪い人を平気だという事ではない。
最終更新:2016-06-04 23:09:41
2088文字
会話率:61%
夏休みに田舎のおじいちゃんの家に遊びに来た小学生の「ぼく」は、お兄ちゃんと近所のシュンちゃんと一緒に「カブト山」に虫捕りに出かける。
祠の奥には行ってはいけないという言いつけを守らなかった「ぼく」たちは道に迷い、そこで化け物に出会う。
絶体絶命の状況で「ぼく」を助けてくれたのは、白い男の人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-11 01:05:15
8017文字
会話率:40%
正二は尋常小学校に通う10歳の少年。家を空けがちな軍医の父と病弱な母という家庭に嫌気がさし、昆虫採集に没頭していく。正二はある日、虫捕りに行った森で同級の千代に出会う。千代は生まれつき口がきけない子で、大きなシラカシの枝にとまる一羽の鳥を
じっと見つめていた――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-31 14:18:23
5027文字
会話率:38%
普通の中学生の湯浅慎二は合宿へと向かった。そこには予想もしていない事が起こった。なんと中学一年生と先生が人質になってしまった。助け出す方法は一つだけ。それはカブトムシ30匹を集めだす事だった。果たして野球部12人は全部のカブトムシを捕まえだ
す事が出来るのか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-04 23:04:40
14299文字
会話率:16%