「僕が君を殺すまで、あと三年だ」
11歳になると神様から特別な力が与えられる世界。
その世界で「自らの命と引換えに対象を一度だけ過去へ送る時巡りの力」を手にした少女、マナはその時巡りを望む魔王、リュカに連れ去られる。
奴隷として虐
待され、空腹から死にかけていたところを助けられたマナは「力が使えるようになるまで美味しいものを食べさせてくれるなら」という条件のもとにそれを了承した。
終わりまでの魔王城での楽しい日常。新たな勇者の誕生。変化する戦況。
「その覚悟を見た上で腑抜けた顔をしているので腹が立ちました……この薄情者」
これは、終わりまでの日々を楽しく、悲しく、楽しく過ごす少女の、終末世界の傍観者的日常ファンタジー。
※話数シャッフルで掲載しています。更新順どおりに読んでいただいても、一話から順番通りに読んでいただいても構いません。
※カクヨム様にも掲載させていただいています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 20:22:52
91750文字
会話率:55%
数か月の間、雨らしい雨が降ってない遼夏(りょうか)の国で人々は不安に思っていた。このままでは飢えてしまうのでは?
そんな中、張南村に生まれ両親とともに平穏な暮らしを送っていた梅玲玲の元に王宮からの使者が訪れる。
「お前が梅玲玲か。王妃様より
の命令である。直ちに王宮に出頭せよ!」
身に覚えのない玲玲(りんりん)であったが、後宮に入ることができると勘違いした両親によって王宮へと送り出されてしまう。
「ああ、おいたちはよか孝行娘ば持った果報者たい!」
「こん、薄情者(はくじょうもん)!」
王宮に着いた玲玲に王妃は「この国を救ってくれ。頼む」と頭を下げ、中庭の離れで暮らすように伝える。
訳も分からずに離れに着いた玲玲。戸惑いながらも部屋の探索をしていると、ふわふわの布団を発見する。誰もいないと思っていたのにそこには少年が寝ていて、布団だと思って触っていたものは、少年の足の付け根……
「早く手を離せ! このままじゃヤバいって、そこはおいらの……」
これは黄龍の巫女となった梅玲玲が、いつか猫まみれになれる日を夢見て仲間と一緒に国を救っていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 09:30:16
165165文字
会話率:58%
心外だなあ。僕は、怯えてる女の子を放っておくような薄情者に見えるんだろうか(笑)
写真係とシュライバーの二人が、怖がりの栞に話した「都市伝説」。
怯える栞に月見里が自身の体験を交え、科学的に解明するが……
T大法医学教室での、ちょっぴり
怖いお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 21:58:11
6499文字
会話率:37%
化け猫噺家、七代目 月見亭 鈴生(すずなり)師匠には、三人の弟子がいた。
一番弟子の九口(くくち)、三番弟子の細波(さざなみ)、そして今回の主役。二番弟子、鈴也の実娘・七星(ななほし)である。
川向こうの劇場主・虎次郎(こじろう)との縁談を
勝手に決めた父に反発した七星。
一流になりたい噺家になりたい七星を救うため、弟子たちはここに団結した。
「師匠が我らの【合作】の新作落語を『おもしろい』とおっしゃったら、嫁入りと破門は無し。いいでござんすね? 」
「ふん。いいだろう! やってみろイ! 」
『狐七化け 狸八化け』と申します。
日本古来より、『化かし』の二大巨頭といえばという諺(ことわざ)でございますが、昔ばなしにおきましては、イタチやかわうそ、そして猫なども『化ける』といいました。
大陸のほうまで手を広げますと、熊も、鹿も、虎も、獅子も、のみならず道端(みちばた)の草花や小石までもが、じつに節操なしに妖力をもって人間社会に紛れ込み、ときにいたずらを、ときに人と恋に落ち、ときに化かして食うという昔ばなしが多数ございまして、これは動物も植物も進化論が唱えられるずうっと以前から、生命(いのち)あるものには心あるとして受け入れられてきたということなのでしょう。
さて。
今日(こんにち)お話いたしますのは『猫』についてでございます。
九つの命を持つとも、年を経て知恵を得ると、尻尾が二又に裂けるとも。
犬と比べますと、猫という生き物は、賢(さか)しいイメージが付きまとうようです。
気まぐれな性質(たち)や、高いところから人を見下ろしているようすからして、連想されたものでございましょう。
比較される犬が、主への忠誠心を主だった魅力として上げられることを考えますと、あえて猫を選ぶ人間は、気位が高いその様子を愛しているわけであります。
しかし彼らは、けっして薄情者というわけではございません。
これは一匹の猫が、未来を掴むするまでのお噺でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 23:06:45
7552文字
会話率:47%
かつて、最凶最悪の『物の怪』と人々から恐れられ、世界から永久追放された少年、湊本エルマ。
彼は、『英雄』の一人として異世界に召喚される。
そこは、六つの種族が途方もなく長い闘いの歴史を繰り返している世界、レクサトルス。六種族の一
つ、妖族に召喚されたエルマは、同じく英雄の肩書きを持つ六人の『代闘者』同士で、代理戦争を闘えと要求されることに。
しかし、意外にも戦争に否定的だったエルマを含める、六人の代闘者。彼らは、召喚主である六種族たちの意志を無視し、勝手に停戦宣言をしてしまう。
前世で散々闘い続けたエルマも、一人山奥で静かに隠居生活を送ろうとするが……召喚主である妖族たちは、「薄情者だ」と彼のことを強く非難するようになっていた。
そんな中、戦争の熱が冷めない他の種族からの襲撃が起こり、妖族は存亡の危機に晒されてしまう。
一方、強い非難を受けて孤立しながらも、彼らの代闘者として存在する最凶最悪の『物の怪』、湊本エルマは……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 00:06:17
239401文字
会話率:44%
ちなみに明日も仕事です
キーワード:
最終更新:2021-01-08 23:07:00
253文字
会話率:0%
ここはグラーヴ、アザルス大陸のほぼ中央に位置する比較的大きな交易都市である。
一応は王国に属するが、交易都市であることと周囲の帝国、エルフ領、魔国と接する為、様々な人種が行き交う。
そして、それらの国々から流れてきたクセ者達と、そ
んな彼等に見劣りしない変人な住民達が住む街である。
これは、【俺が良ければ全て良し】をモットーにしているような彼等の物語。
注意、超絶駄文なので何一つ期待をしないでお読みくださいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 16:34:51
39321文字
会話率:40%
つらくなって、何が何だか分からないけど、なんかつらくなって書いた。
キーワード:
最終更新:2018-04-21 01:28:52
1635文字
会話率:0%
未開地にある女だらけの村で暮らす私たちは、たびたび他の民族に攻め込まれていた。――その名は乳もぎ族。ひとたび乳に触れれば相手は無乳になるという恐ろしい能力を持つヤツらだ。対抗手段はなにもなく、今日もヤツらが攻めてくる。 ※夢に見た内容を
物語形式で書いています。長編から短編に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-22 09:00:00
1088文字
会話率:44%
葬儀屋の「私」が見たある家族の風景。母親が他界し、そこに子供達が駆け付けるが、父親は子供達を薄情者呼ばわりした上、衝撃の事実を明かす。
仕草や雰囲気の描写だけで、登場人物の性格や年齢を描き分けるための習作。一連の流れでそれぞれの複雑な心境を
表現する練習用。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-17 02:45:57
4257文字
会話率:32%