この作品は物語と歌詞が一体となったものです。物語で背景を味わい、続く歌詞をお楽しみください。
最終更新:2025-04-21 00:18:42
1417文字
会話率:14%
休暇を取って久しぶりに日本へ帰国したのだが、どうにも奇妙な感覚に襲われた。
まず、空港の売店。棚に並ぶ土産物が、やけに小さい。どの食品も、まるで子供向けではないかと疑うほどだ。
次に駅のコンビニで買った弁当。これもまた、昔食べたものと
比べて、驚くほどボリュームが減ったように思える。中身が少ないせいで、逆に包装のプラスチックが無駄に大きく見える始末だ。
極めつけはお菓子だ。ポテトチップスの袋を開けた瞬間、思わず目を疑った。中身は袋の底に、まるで落ち葉の吹き溜まりのようにこじんまりと寄っており、一掴みでなくなってしまいそうだった。
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最終更新:2025-04-16 11:00:00
1431文字
会話率:50%
蝉の全盛、世は夏休み真っ只中。彼もまた日々の重圧から解放され、趣味のゴルフを側近たちと楽しんだのち、道が混んでいるからという理由でヘリコプターで都心に戻ろうとしていた。
彼にはそれができる。なぜなら彼は総理大臣なのだ。
だが、さすがの
総理と言えど、不運な事故。ヘリの墜落を阻止することはできなかった。
「うぅ……」
地面、雑草と落ち葉の上。むくりと起き上がった総理は顔を歪めた。自身を囲む木々、そこにとまる蝉たちの鳴き声に、まるで四方八方からジリリリと目覚まし時計の音を浴びせられている気分。最悪の目覚めだ。しかし、ぼやけていた頭の中が徐々にハッキリしていくほどにその最悪は更新されていく。
見回すが周りにヘリ、その残骸はない。機体から放り出されたのだろうか。覚えていない。どれくらい時間が経ったのかも。スマートフォンは失くし、おまけに腕時計は壊れたようで動かない。
チャーターしたヘリでゴルフ場を発ったのは午後三時ごろ。木々の間から降り注ぐ陽射しの感じからして、まだ夕方ではなさそうだが……。
総理はぐぅと声を漏らし、膝に手を当て立ち上がった。森の中は涼しいがあくまでそれは比較的に、の話。水色の麻のシャツは背中に大きな楕円形のシミを作り、土で薄汚れた白のチノパンの尻の部分にも汗をかいている。
「体力は……あるつもりだが……ひぃ、ふぅ、国会にルームランナーを導入することを……検討しないとな……ははは……」
と、ひとり、冗談でも飛ばさなければやってられない。不安と蝉たちの声で気が狂いそうになるのをひしひしと感じていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 11:00:00
5929文字
会話率:71%
「あー、もう少し、もう少しキツく、そうそう、オヒュ!」
「変な声出さないでくれよ」
二本の棒を交差させ、縄をしっかりと結ぶ。服を着せ、落ち葉や毟った草などを入れ、丸めた布をてっぺんに突き刺し、それも縄で固定。簡単質素。あっという間に
「案山子の完成、だな。オヒュ!」
「ああ、よっと」
いつ頃からか、僕が作った案山子が喋るようになった。始めは驚き、腰を抜かしたものだが何事も慣れるものだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 11:00:00
1199文字
会話率:52%
「里山ダンジョンの主 ~コツコツ努力で築く理想の国~」
の外伝です
古来より人々の暮らしと深く結びついてきた里山。その豊かな自然と神秘的な伝承をモチーフにした新感覚のアドベンチャー「里山ダンジョン」が、いま解き放たれます。本作は、竹林に覆
われた迷宮や、苔むした石畳の回廊、小川のせせらぎが響く洞窟など、まるで実在するかのような里山の風景を舞台に、プレイヤーを未知の冒険へ誘います。
主人公は、古い民家に伝わる古文書を手がかりに、失われた「山の神の宝」を探す若き探検者。里山に棲まう妖怪や精霊、時折現れる隠れ里の住人たちとの出会いを通じて、忘れられた伝承や風習の謎を解き明かしていきます。竹藪の奥で光る妖しい目、落ち葉に埋もれた古代の石像、苔の隙間から覗く小さな祠──どこか懐かしく、どこか不気味な風景が、あなたの探究心を刺激します。
ダンジョン内には、里山ならではの仕掛けが満載。川を渡るには丸太橋を組み立て、竹筒を伝って水をせき止め、石を滑らせて隠し扉を開くなど、自然素材を活かしたパズル要素が豊富に用意されています。また、夜になると姿を変える「夜行きの径(よいきのみち)」では、満月の光を頼りに足元を照らし、幽玄な雰囲気の中で慎重に進むスリルが味わえます。
キャラクターカスタマイズでは、地元の鍛冶屋で手に入る竹製の矢筒や、山里の薬草師から譲り受ける回復アイテムなど、里山文化を感じさせる装備を自由に選択可能。スキルツリーでは「精霊と交信する術」「竹細工の達人」「古文書解読」など、里山探索に特化した能力を習得し、探索の幅を広げられます。
さらに、オンラインマルチプレイでは、仲間と協力して巨大な「根霊樹(ねだまき)」の迷宮に挑戦。根が絡み合うダンジョンでは、地中に潜む妖樹の化身が待ち受け、連携プレイが鍵を握ります。協力して罠を解除したり、精霊の加護を集めてボスに挑んだりと、白熱したバトルが楽しめます。
里山の静寂と神秘、そしてそこに潜む未知の脅威を描き出す「里山ダンジョン」。自然と人間の共生をテーマに、懐かしさと新しさが交錯する冒険の世界をぜひ体験してください。あなたの一歩が、古(いにしえ)の伝承を紐解く鍵となる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 22:21:33
1156文字
会話率:35%
とても軽い中身のない物語。
記憶喪失で異世界へと落とされて行き成りの奴隷落ち。運良く逃げ出す事は出来て連れのリリーと地方都市へと旅立つ。
辺境伯領にたどり着いて、王子に扮するお姫さまに一目惚れした。ここに居着くもうだつの上がらな
い伯爵様を殺す計画を案じながら……。
結果、伯爵様は見事天国へ送り、俺に対してお嫁さんは濡れ落ち葉となるも、乱世の大陸で火の粉が降りかかるとお嫁さんは、またしても戦闘狂へと変貌し……、最後は全戦全勝で国を盗ってしまう。
俺はスッキョンキョンで子供が二十人も?……みたいな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 08:10:00
32848文字
会話率:76%
佐山と戸坂は、互いを知っていた。
全てではなくとも、人より少し深く。
最終更新:2025-01-30 12:13:23
1811文字
会話率:50%
落ち葉に霜が降りて縁取りを作り 吐く息は白い煙のように
透明な冬の空に冷たい風と バニラ色の日の光が静かに広がっていく
最終更新:2025-01-19 21:32:14
913文字
会話率:0%
時々、地面の葉の裏をめくりたくなる。
最終更新:2025-01-16 15:28:07
210文字
会話率:0%
焼き栗を作ろうとして落ち葉を集めていた、狐憑きの巫女さん。
ところが焚き火に必要なマッチを忘れてしまいました。
はてさて、どうしましょう?
(本作品は、ひだまり童話館様御主催の第36回企画「ぱちぱちな話」の参加作品で御座います。)
最終更新:2024-11-22 04:19:34
2546文字
会話率:18%
ぽかぽか森の動物たちが、秋の食べ物をたき火でやいていました。
霜月透子様主催のひだまり童話館だより*「ぱちぱちな話」と、
武 頼庵(藤谷 K介)様主催の「24秋特別企画 収穫祭&味覚祭り!!」
に参加しています。
最終更新:2024-11-22 00:00:00
2655文字
会話率:44%
ここは木漏れ日射す森の中。
まだ早朝ということもあり、ヒンヤリとした風が足首に触れる。
ザクザクと落ち葉を踏みしめるたびに、私は白い息を吐いた。
そこは世界樹の森。
これから一生をかけて探索と調査を行う森。
最終更新:2024-11-14 18:59:06
2264文字
会話率:18%
桜の木の葉は、その枝の上で鳥や虫から周りの世界について、教えてもらっていました。
秋のある日、葉っぱ君は、最初で最後の冒険に旅立ちました。
絵本風の童話です。
最終更新:2024-11-03 04:16:19
5228文字
会話率:38%
それとも きれいな落ち葉だったり
最終更新:2024-11-01 01:30:34
385文字
会話率:0%
短編作品をだた集めた、短編集っぽいものになる予定の、4作目。お始まり、ば終わりの三文字、今回は落ち葉で。
これといった共通性の無い短編集になる予定。
BLが好きなので、多分そのうちBL作品も混ざるかもですが、BLとかR15とか残酷描写とか、
要素はそういった作品を投稿した時に追加予定。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-17 13:40:35
10570文字
会話率:9%
小さい女の子がミラーハウスに入って、お守りの鏡が光る話。(※重複投稿作品)枯谷落ち葉
最終更新:2024-05-06 21:00:00
799文字
会話率:4%
音楽に魅了された男の話
キーワード:
最終更新:2024-03-26 22:08:01
1170文字
会話率:32%
派遣先で3年目の私は、そのまま契約社員になれるように画策していた。
ところが“粉を掛けていた”課長が降格となり、新たな課長が就任してしまった……
最終更新:2024-03-21 16:24:42
3526文字
会話率:22%
ある日、僕は橋の上から風に揺られて川に落ちてしまった。
僕はそこから綺麗なものと汚いものを見ることになる。どちらとも人間が作り出したものだと気付くまでの物語。
最終更新:2024-01-03 01:35:45
714文字
会話率:0%
「森から勝手に何かを貰ってきてはいけないよ。必ずお礼に何かを置いて行くんだよ。」そう教えてくれたのは誰だったか。
落ち葉を踏み締めながら真美はどんぐりを拾って行く。
この作品はブログにも掲載しています。
最終更新:2023-12-26 00:59:12
1681文字
会話率:43%
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キーワード:
最終更新:2023-12-03 20:57:10
244文字
会話率:0%
だらんとした詩を書いてみたかった。しまりのない詩は、それはそれで、ほんとを伝えようている。柳の木が揺れていた。だらんとしていた。あなたの前で、そんな自分でいたかった。
最終更新:2023-11-21 20:11:05
365文字
会話率:0%
昔の相棒からまたやりたいと連絡があった。とはいえ、彼とは違って、今はしていない。音楽の難しいところは、練習が必要なこと。人前でするときは。気楽にやればいいと言われた。まあ、そういうものがそもそも音楽なんだから。犬の尻尾をみて思った。
最終更新:2022-12-17 19:35:33
774文字
会話率:2%
自分の落ち葉は降り積もる。また来る春にはに、新しい芽吹きとなって、草や花を咲かせたくなる。繋がっているのだから、回るのだから、そうではないものに、違和感を感じてきた。気持ちのこと、宗教の話が取りざたされている。
最終更新:2022-10-30 10:19:37
736文字
会話率:0%