「ちがーーーーーう!!」
とてつもなく、その声はよく響いた。
「私がお慕いしているのはあんたらなんかじゃないの!勘違い野郎ども、消えろ!」
「え!?」
自分たちが選ばれること前提でいた攻略対象たち。
どうしてそんなに自分に自信があるの
かしら。顔がいい?だからどうした、そんなこと私には関係ないわ。
これは、恋愛シミュレーションゲーム『マジカル☆トゥインクル』といかいうところの世界、らしい。何だマジカルとかトゥインクルとか。
魔法が当たり前にあり、精霊もいるようなこの世界で、何故だかゲームとやらのヒロインになって(されて)しまった私、エリス。
攻略対象がどうとか、貴女の望んだものなら意のまま手に入るとか、やたら私に得をするよなことばかり言ってこられたし、何かよく分かんない知識が頭の中にドバっと入ってきた。
これを使えば、確かに色々と思うままなのかもしれない。でも、私が本当に欲しいのは……。
攻略対象とかいう王太子殿下、宰相閣下のご子息、ギルドマスター、色々な人が私にあれこれと迫ってくる。そうね、私を手に入れたらどうとか、って唆されたらしいものね、貴方たち。
私は私、誰にも私の気持ちを好きにさせたりなんかしませんとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 12:15:13
40302文字
会話率:55%
「お小遣い、欲しくないかい」
公園でベンチに座り、独りぼおっとしていると声をかけられる。
顔を上げると三十代前半らしいイケメンだ。
オヤジではない。
だから目を逸らさない。
けれど質問には答えない。
ただ見つめ返しただけだ。
「
欲しいなら付いてくればいいよ」
三十代前半らしいイケメンがそう続ける。
よほど自信があるのか、すぐに踵を返し、歩き出す。
獲物に逡巡の暇を与えない。
まあ、付いてこなければ彼の獲物ではないわけで、次を探すのに手っ取り早い方法かもしれない。
「待って」
それで仕方なく、わたしがベンチから立ち上がる。
お小遣いが欲しくない女子中学生がいるはずがない。
わたしが今欲しいのはメイド服にあったローファーだから安いものだが、同じ靴でも皮製のブーツならかなりする。
「よし、いい子だ」
わたしが追いつくと首だけをまわし、イケメン(省略形)が言う。
ついで頭を撫ぜようとするから一歩退く。
「触らないで」
「喰いはしないよ」
「それが事実だって証拠は……」
「ぼくの態度」
「あら珍しい。『ぼく』なんだ」
「オジサンっぽいかい」
「まあね」
「時代は変わるよ」
「今はやり難いかな……」
「いや、その点は変わりない」
僅かな間。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 12:10:50
21122文字
会話率:61%
「レンタルだよ。本国から、どんどん流れ込んできているから。コロニーの頃、完全な鎖国ではない、水際対策を行った。結果、コロニー以前より多い那珂国人が入国した。今のマフィアは、それに追加要員を送り込んで来ている。武力には自信があるのだろう。また
、拳銃や機関銃で武装して来るかも知れないな。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 10:07:16
9746文字
会話率:13%
―――「レイティア・ゴードリック!!君との婚約は今夜を持って解消とする!」―――
きらびやかな王宮の広間に突如として響き渡る声。それは間違いなく私の婚約者であるはずのミハイル・シュベルタイン王太子殿下のものだった。
婚約者
として長い間、見つめ続けてきたミハイルの顔。その顔は今まで自分が見てきたものとはまるで別人のようにみえる。あまりの出来事に理解が及ばない。
ーーー…ちょっと何言ってるかわからないんですがっ?ーーー全くの事実無根だし、証拠とか罪名とか何も無いとか大丈夫ですか?
濡れ衣の悪役令嬢だけ、どこうなったら逃走あるのみっ!脚力には自信があるので全力で逃げさせていただきますっ!!
そうしてひたすら走りまくって逃げ切りたかったけど、途中で任務中の騎士にぶち当たって逃走失敗?かと思いきや助けられてしかもその騎士は身分を隠した隣国の第四皇子でーー??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 20:50:25
83866文字
会話率:53%
口元に布が常にピタリとついた状態て暮らす日々に慣れてきました。たまに友人と食事するとこの人こんな顔だったかな‥‥と変な感覚になります。人と握手するときも以前ほどスムーズにいきません。会いたい人にはなかなか会えません。一生会えずにさよならする
こともあります。
この小説の第一章はそんな過酷な環境の中で福祉の仕事をしている現場を描きました。人と人との繋がり、報われない現実。そんな中で心が近づいていく2人の姿から何か感じでもらえると嬉しいです。
そして、第二章からは転生の話が入るので、推理的な要素が強くなります。最後の結末はなかなか予想出来ない内容だと思うのでお楽しみ頂ければと思います。
拙い文章ですが、ストーリーは自信があるので是非お読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 11:00:00
56226文字
会話率:36%
高校2年生になった私は同級生の男の子に人生で初めての恋をした。そんな彼は文武両道で王子様のようにカッコいい橋本くん。私も見た目にはそれなりの自信があるのだけれど、いかんせんライバルが多い。そんな私が橋本くんと結ばれるように頑張るお話。
最終更新:2023-02-15 15:43:49
2086文字
会話率:0%
※乳首芸はありません。
私は山本優羽、14歳。
一応女子なのだけど、何で一応というのかは、まぁ顔は正直並み以下で身体も男子を釘付けするような部位もなく、どちらかといえば幼児体型寄りで地味だからなのだ。
ただ唯一自慢出来るのは乳首の色。
これだけは負けない自信があるのだけど、当然誰にも見せれる訳もなく、単なる地味で目立たない女子としてヒエラルキーの底辺で誰とも関わらずに生きようと決めていた。
しかし私の出生のせいで人生は思い通りにはいかない。
私のご先祖は英雄と言われていて、今もその影響力が残っているらしく、何かと話題にされたりして、不細工な女子がそんなことで目立ちたい訳もないので、必死にステルススキルを磨いて凌いできたのだ。
しかし、14歳になって進学となった時、英雄の末裔というだけで、試験免除で超難関な魔法学校に無理矢理入れられてしまう。
そこでは、学内で人気を二分する超美人で聡明な坂倉さんとイケメンで貴族の御曹司の斉藤さんに目をつけられて、まだ14年しか生きてないのに多分人生最大の試練が起こってしまうのですよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 02:39:03
111057文字
会話率:34%
「小説家になろうで投稿を始めたけど、PVが一桁」「内容には自信があるのに読者が増えない」
そんな作者さん向けのエッセイです。
最終更新:2020-06-11 23:02:16
2565文字
会話率:0%
私、気がついたら? 男の人になっちゃった!?
ある時から、体に違和感を感じるようになったの、、、!
私は、自分のスタイルにとっても自信があるのよ、、、!
身長も165㎝で胸もEカップあるの、、、!
程よい肉付きと上がったお尻が私の自慢
だわ、、、!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-26 03:00:00
1917文字
会話率:32%
ハイファンタジーを象徴するような幻想的な世界、シプラノヴィオン。
この世界にも魔王の手が差し込まれつつあった。
しかし、それに対峙するは最強(カオス)なるアギト一行。
個性豊かで全てにおいて極端なキャラクター達が織り成す、
全く以
て意味の分からないギャグハイファンタジー!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
※これは処女作です。
※登録必須キーワードには残酷描写、BLが含まれていますが、前者はギャグ漫画なので当然(洗脳)ですが、後者に関しては微妙です。そういったものに関連しそうなキャラクターが居るといっただけですごめんなさい。
※作者は頭の回転が回転寿司より圧倒的に遅く、精神的にも幼いゴミです。てかラノベ殆ど読んだこと無いですごめんなさい許して下さい何でも
※ただ、今作はストーリー()がかなり秀逸にできた(自画自賛)自信があるので、宜しければ御覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 18:58:22
2261文字
会話率:8%
お婆さんの元へ向かう途中赤ずきんの前に突然現れた悲しい子ヤギ。
赤ずきんは決意する。
オオカミを探す、と。
比喩するとこんな感じ。
ー 暗闇に咲いた二輪の小さな花とその花の陽の光を遮る大きな黒影、そして、突然現れた彗星 ー
あくまで比喩です。
私、オオカミには自信があるの。
赤ずきんは言う。
なぜかって?
それを知りたいならばその手に持っている鍵でこの物語の錠を解いてください。
その意思で悲しい子ヤギを救ってください。
赤ずきんのこの話をどうかあなたの目で読んで、考えて進めてください…。
行く末はきっと…。
※この物語は童話を基にした二次創作的作品です。
童話のキャラクターや元ネタを使って自分なりにストーリーを考え書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-27 17:00:00
41012文字
会話率:29%
六月のとある昼下がり、主人公達のクラスに転校生がやって来た。
だが、あろうことか彼は魔王だったのだ!
戦闘狂な彼は、チート能力を有する可能性がある異世界人を自分の世界に連れて行き戦う、というはた迷惑な計画を立てていた。
そんなこんなで異世界
ラオムに連れて行かれた主人公。
確かに能力はあった。だが、強いかと言われると……。
更に、遺伝的に体が弱いため、ステータスが一般人の十分の一という素晴らしい性能。
それでも、時間をかければかける程、能力は強くなっていく。ちっとも強くならない彼を置いて。
そんな彼は、立ち寄った街で仲間を作りつつ、のんびり異世界を旅する。
そして、世界の真実を知ったとき彼は……。
毎週水(木)曜日に更新してます。
異世界系によくある現象について、自分なりに考察した設定になっています。生暖かい眼で見ていただければ幸いです。
あと、伏線については少し自信があるので、先のことを予想していただければなお嬉しいです。
*昔上げていた物を書き直したものです。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-04 23:17:39
59485文字
会話率:41%
はじめて投稿させていただきます 文章力には自信があるのでなんだ初心者かと思わずに読んでいただけると幸いです
あらすじは 人とかかわりたくないと言うことを他人にかくし 普通の人になりたいと思っている男の子と人とかかわりたくないわけではなく人
が近ずいてきてくれない ひととの関わり方がわからない女の子のラブストーリーです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 16:18:04
735文字
会話率:40%
私の名前はケイ。科学者であるユージ君の助手です。
私は、自分で言うのもなんですが、研究助手としての能力と、スタイルと可愛らしさには自信があるのです。なんたって、最新型ですから。
そんな私とユージ君は、ちょっとした事故で人工冬眠にはいっ
てしまいます。目覚めてみると、そこは野蛮な魔物達が闊歩する、剣と魔法の世界だったのです。
なぜか魔物や先住生物に(いろいろな意味で)狙われるユージ君を守るため、今日も私は剣を振るうのです。
(*)同じ世界を舞台にしたもうひとつの物語も連載しています。もしよろしければそちらも合わせてご覧ください。『先史魔法文明のたったひとりの生き残り、らしいよ』( http://ncode.syosetu.com/n8157bs/ )折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-12 21:17:33
69108文字
会話率:31%
「人生の消しゴム」です。
もし人生の消しゴムがあったらということで書いてみました。
結構、自信があるのでもしよければ読んでみてください。
最終更新:2013-02-16 15:21:51
229文字
会話率:0%
精霊數(エルフ)や霊獣種(リカント)の成功者達が住まう、天に向かってそびえる都市群。
それらに半ば寄生するようにして、貧民街(スラム)は存在する。
その一角に、不思議な看板を出した建物があることはあまり知られていない。
『万事、解
決することがあります』
やる気があるのかないのか。
自信があるのかないのか。
この建物はいつの頃からか探偵社と呼ばれ、ここに住まうものは探偵と呼ばれるようになった。
これは、他種族が跋扈する神のいない世界での、探偵と少女の物語。
2011/12/11
昔某所に投稿していたファンタジー世界探偵ものを加筆修正して掲載していく予定です。
ご意見、ご感想をいただけましたら狂喜乱舞します。
拙い物語ですが、何卒よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-06 19:46:15
76798文字
会話率:41%
自信のブログ、http://eremeru.blog117.fc2.com/ から引っ張ってきたものです。
あらすじとしては、
活発で人一倍他人思いの高校生男子鶴岡翼と、
彼と付き合っている同級生の若き天才ピアニストの空知玖衣菜の間に起き
た一日常です。
ヒロインである空知玖衣菜は自分のピアノには自信があるのですが、緊張に弱く、発表会では昔からアガってしまい思い通りの演奏ができないことを悩んでいました。
しかし、彼女の技術に気づいた音楽家から今度ある有料のコンサートに演奏者として出ないか、と誘いが来ます。
そこから繋がるお話です。
初投稿なので拙い文章かもしれません。でもよければ楽しんでいってください。感想もらえると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-29 22:31:39
5003文字
会話率:27%