――ん……え……は?
目を覚ましたおれは、ぞっとして身を強ばらせた。何か恐ろしい夢を見た気がするが、内容は覚えていない。だが、それがどんな悪夢だったとしても、今のこの状況に勝るものではない。むしろ、ここが夢であってほしい。ああ、そうだ
とも。これは夢だ。夢であるべきだ。手術中に停電が起きて、周りにいた者たちが闇に溶けるように消えたなんてことは……。
おれは体を起こし、手術台の上からあたりを見回した。暗闇の中、目を凝らすが何も動く気配はない。麻酔がまだ効いているのか痛みはないが、腹は切り開かれたままで、縫合すらされていない。血が滴り、手術台の下に血だまりを作っているようだ。
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最終更新:2024-12-04 11:00:00
2027文字
会話率:16%
人の魂は永遠に不滅で輪廻を繰り返している。
ところが輪廻を司る輪廻の大樹に異常が発生して人の輪廻は停止した。
生まれながらに霊魂と交信する力をもつ少女が、そのことに気が付き、輪廻の大樹再生に向けて異世界へと旅立つ。
少女を助けるのは霊獣小太
郎。
一匹の猫と少女による輪廻縫合の旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 16:08:48
142399文字
会話率:44%
言いたいことはあるけど、しかたねえ。
きょうのところは、おとなしくしといてやる。
最終更新:2023-06-01 07:00:00
446文字
会話率:0%
※最初にですが、芥川龍之介氏の『蜘蛛の糸』とはまったく関係ございません。よろしくお願いします。
※この作品は2010年4月に創作イベントにて出品した作品になります。設定もその時代に合わせたものになっています。
あらすじという名の作品解説
大学生の主人公が所属しているゼミの学生たちと教授に連れられて、とある山村へフィールドワークへ行くのが物語のはじまりとなります。
もともとは『妖姫』を退治する伝奇物を考えていましたが、退治するという要素をはぶき、ホラー要素を強くすることにしたのが今作です。
後に大学生三部作として連作で二作作りましたが、その最初の作品となりました。後の二作は街中を舞台にしているなか、この作品だけ山村を舞台にしています。
妖姫というのは妖怪のようなもので、この作品に出てくるのは人繰(ひとくり)という女郎蜘蛛をモデルにしたものです。
人繰は人間を喰らいますが、喰らった人間を縫合して元の形に戻して操り人形にします。人繰は操り人形を村の外に出して、あの手この手で村に招き入れます。それが蜘蛛の糸のように広がり、絡め取られるという様相を描き切ることで、タイトルの伏線が回収されるという仕組みになっています。
一方で主人公とヒロインは神様のような存在の助力で人間として生き延びることになりますが、実は慈善で助けられたのではなく、どう足掻いても決して克服できない恐怖を記憶させ持ち帰らせるという目的のために生きながらえさせられたにすぎません。
以上が作品の重要な要素であったと記憶していますが、久々に読んでみたかぎりは「まあ伝わらないだろう」というのが率直な感想です。
世界観や設定については固まりきっているとは言いがたいところですが、怪姫伝説についてはとても気に入っている設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 17:00:00
26302文字
会話率:39%
“私”は通勤路で不可思議な老婦人を見かける。その老婦人の腕に抱かれた犬にある違和感を覚えた“私”は、彼女を目で追ううちに違和感の正体に気付いてしまう。
最終更新:2022-08-24 22:12:37
2665文字
会話率:0%
教師オースティンは学問に狂っていた。人生の大半を研究に費やし、世界のありとあらゆる謎を解き明かすことを本懐としていた。
これまでに何度も転生を繰り返し、そのたびに新たな学問に触れては次の学問へと意識を向けていた彼は今、世界のあらゆる叡智が集
まるユグドラス総合学院で教師をしていた。
彼が教えていたのは超マイナー学問の縫合術。ただでさえ肩身が狭いのに、加えてどういうわけかその教室には、ユグドラス総合学院に知らぬ者はいないと言われるユグドラス王国の姫、リアリス第二王女が参加していたものだから、周囲の余計な嫉妬を買っていた。
結果、無能な上司、ユグドラス王国の貴族という地位だけでオースティンの上に立っていた男に学院から追放されてしまう。
そのことで学院を見限ったオースティンは、王国を離れることを決意する。
リアリスが後悔し、上司を学院から排除するものの、その時にはすでにオースティンは学院を離れてしまっていた。
そうして一人(正確には、相方の精霊がいるのだが)自由の身となったオースティンは、旅先の宿屋である少女と出会う。
その少女はオースティンが知らない、未知の魔術を操る少女だった。当然、これに興味を示すオースティン。
しかし、この時彼は同時に、彼の長い長い転生人生において初めての出会いを果たすことに成る。
少女――ライラはアイドルを志していた。オースティンは彼女の魔術を目にすると同時に、彼女のアイドルライブもまた、目にするのだ。
彼らはまだ知らない、この時オースティンが目にしたライブが、彼の長い長い研究人生に衝撃的な変革をもたらすことを。
このことが、巡り巡って、余りにも大きな事件の引き金となることを、まだ誰も知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-22 20:00:00
14456文字
会話率:33%
ポニーテールが大好きな少年、竜馬はある日ポニテ美女を追いかけていると謎の世界へと導かれてしまう。
白と黒、現実と非現実が融合したような混沌とした光景。
その中で、巨大な化け物に襲われた。
奴の手にはポニテ美女が……なんとかして救
おうとする竜馬であったが、一般人の彼に抵抗できるほどの力は無かった。
追い詰められ死を覚悟したその時————目の前に真っ赤な少女が現れる。
「力が欲しいか? だったら妾と契約を結ぶのじゃ」
言われるがままに契約を結ぶ竜馬。
すると彼の姿は————ポニテ美女になっていたのだ!!
「ん? ポニーじゃと? 違うな、妾の尻尾はドラゴンじゃ」
こうして竜馬はアマノガワと呼ばれる世界で襲い掛かる縫合獣と戦い、世界中のポニテを救う竜騎手となったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-10 21:49:40
87828文字
会話率:42%
むかしむかし。山に薪を取りに行った男が、息せき切って村へ戻ってきた。
治療を頼み彼の腹には、縫合された大きな傷がある。口を縛る銀色の糸は、およそこの辺りでは見られない、珍しいもので………。
最終更新:2020-01-06 22:00:00
2993文字
会話率:6%
あらゆる素材を裁断、縫合する工芸魔法、裁縫術の使い手カルロは死の領域である氷の森の生贄とされた。カルロの窮地を救ったのは、腹痛で墜落した空飛ぶ狼、震天狼(バスターウルフ)の少女ルフィオ。腹痛の原因だった寄生虫を裁縫術で摘出した結果、ルフィ
オに懐かれたカルロは彼女が住む魔物の国アスガルに注目され、やがてアスガルに招かれることになる。
魔物との接触で花開いた裁縫力が火を噴いて、周囲を幸せにしたり、繊維にまつわる魔物を従えたり、大陸を救うキーアイテムを作ったりする、繊維(ファイバー)パンクファンタジー。
Ꮚ・ω・Ꮚヌエー(本になったぜ)
Ꮚ・ω・Ꮚヌェー(一二三書房のサーガフォレストから発売中)
Ꮚ・ω・Ꮚヌェイ(よろしく)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-11 13:39:00
179204文字
会話率:28%
レディースクリニックの紹介で外科へ
患部は・・
あそこ・・
肛門
最終更新:2019-04-25 17:21:36
560文字
会話率:7%
かつて幸せだったひとつの家庭が、崩壊した。
壊れてしまったしあわせを取り戻そうと少年は足掻いた。
家族に欠けていた妹という存在があればしあわせは戻ってくると信じる少年だが、一度壊れたしあわせは、彼の指の間をこぼれ落ちていくばかりだった。
※ご注意ください。
バッドエンドです。流血、死、残酷な表現がたくさん出てきます。
R15タグは保険ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 00:00:00
6014文字
会話率:17%
たとえばあなたは七回死ねて、あなたの死は他の世界のあなたに最大七人まで押し付けることができるとします。するとあなたは不幸な事故で死ななくて済み、でも、それでは他の世界のあなたが不公平だと言い出すので、私はあなたとあなたの魂をどうにかいった
方法で縫合してみました。「セブンライフ・セブンストック制」は、簡単に言えばたとえば以上のような可能性を含んだ、非線形制御オートマトンという可能性もある観測し得ない秩序によって成り立っています。答えはありません。なのであなたはあなたの突飛な方法で、是非とも最適な回答を導き出してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 10:10:04
10798文字
会話率:47%
ある日僕は人を殺した。人生を全て棒に振った僕は家を訪れた警察に身柄を明け渡した。その日から僕の人生は変わった。
最終更新:2016-05-04 22:51:30
6657文字
会話率:31%
生まれた時から、新興宗教にはまっていた母親に神の存在を教え込ませられた娘、いのり。だが、その存在が薄っぺらな偽物だったと気づいた途端、彼女は神が本当にいるのか確かめたくなる。そうして、死によってその存在に触れようと、自殺したーはずだった。
目覚めると、縫合された体。一部変色した皮膚。動かない心臓ー。
死にながら、生きている。しかも、まったく知らない世界で。そこは、同じような「死にながらえ」が、神として存在している場所だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-26 10:28:56
2465文字
会話率:24%
胸を開いて、縫合して、傷口を閉じる。これがオペ室に入って外科医がすること。
患者にとってドクターというのは、みんな冷静で、適切な判断ができて、身体のことを誰よりもよく知っている人物。
でも、実際は違う。
ドクターも人間だ。冷静でいられない時
もある。落ち込むこともある。
もちろん、恋をすることだって、然りだ。/NY、マンハッタンの病院で起こるいろいろな話。○○アナトミーの影響大。完全なる俺得小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-19 14:49:05
42944文字
会話率:45%