辺境の領土を納める伯爵家の令嬢だったソフィ(私)は、ローズ公爵家の令息であるアランと政略結婚した。その関係で、夫が参加する社交界にも頻繁に参加するようになった。私としては、人とのお喋りは好きだし、冗談でも男性貴族から口説かれるのは嬉しいし、
何より私の振舞がしっかりしていれば愛するアランの評価が上がるから、嬉々として社交界に参加していたのだけれど。「うーん、ミカエラ。ありが、とう。愛、してる」……。ミカ、ミカエラ? ミカエラって誰? え、今、愛してるって言わなかった? ……。「はあ!?」不倫? もしかして不倫なの!? 帰りの馬車でアランが寝言を言い出して事態が一変する。その後の私生活でも、「ありがとうクリスティーナ」、「良いね。飲んでみよう。ありがとうアリス」などと、アランが私の名前を呼び間違える頻度が増える始末。アランに問い返してもはぐらかされるし、呼び間違えられる度に傷つき我慢の限界に達した私は、次の社交界でアランの後をつけて、不倫をしていないか確かめることにした……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 12:43:23
5812文字
会話率:36%
「わたしたち、ずーっとともだちだからね!」
あの時の約束、覚えてる?
私は覚えてるよ。
でも、あなたはもう、忘れてしまったんだね。
私との、大事な約束を、忘れてしまったんだね。
もし、またあなたと喋られるようになるんだったら……、私はも
う、何もいらない。
だからお願い。
私の事を、居ないものとして扱わないで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 22:20:42
927文字
会話率:43%
私の事を、○○ちゃんのママと呼ばないで!
最終更新:2022-09-25 03:00:00
1616文字
会話率:54%
あらすじ
始めまして、今回の物語の主人公をやらせていただきました、天野涼と申します。
今回のお話は、親に捨てられた私こと天野涼が施設から逃げ出し、そして生きる道を見出す物語。
その物語を、当時高校生だった私の事を、21歳になった私が改めて
探るお話です。
結果として。
偶発的に。
もののついでに助かったらしい私のお話を楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 23:26:39
62586文字
会話率:35%
私の夫は私の事を、殴る蹴る。毎日毎日だ。それでも私は幸福だし、それは私の望んだ関係だ。なぜなら・・・
最終更新:2021-03-30 14:14:09
383文字
会話率:27%
私?私は江夏由香里。
大脳生理学の臨床医、自分で言っちゃなんだけど大天才。
人間の脳領域を結ぶさまざまなシナプスネットワークの連結を最新技術で感知分析、そこにコンピュータを繋いで、他人がそのインナーワールドに関与出来るようにしたシステ
ムの開発者なの。
この技術を駆使すると、特殊なケースに陥った植物人間の患者とも接触が出来るのよね。
例えば、香代ちゃん見たいな特殊なケースだと、そのインナースペースは現実より精緻で、しかも現実を書き換えるチカラまで持ってるが解るの。
そう、香代ちゃんは単純な植物人間なんかじゃないのよ。
偉大なる「The GORK」なの、そして私は、真理の探求者。
そんな私の事を、あのポンコツオカルト探偵は、「こいつの正体は、全身整形の性転換で美女に化けた何処かのデブなオタク野郎」って思ってたらしいけど、そんなだから、脳みそに探針差し込まれて私の仮想空間GORKに送り込まれるのよ。
でも仮想空間GORKには、香代ちゃんの第二人格である探偵助手の女装高校生リョウがいるから、地獄に転生ってわけでもないんでしょうけどね。
まあせいぜい転移先で頑張って、植物人間状態になってる香代ちゃんを助けてあげる事ね。向こうには、煙猿なんていう化け物の殺人鬼がいるみたいだし。
とにかく目川純、あんたが助かる方法は、昏睡状態の香代ちゃんが現実世界に目覚める事しかないんだから。
でもその前に世界に悲観した香代ちゃんの力で、現実の方が書き換わっちゃうかもね、、。
※ この作品は「note」 https://note.mu/zainitinihonjin にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-20 07:04:27
117022文字
会話率:22%