真っ青な空を楽しげに飛んでいた。
エブリスタに投稿した「神風」を修正した作品です。
最終更新:2024-08-22 13:00:00
1688文字
会話率:30%
まりえは社会人2年目、白文鳥のあやと一緒に小さなアパートの一室でつつましく暮らしていた。
ところがある日、あやを動物病院に連れて行った帰り道に交通事故に巻き込まれてしまう。
もうだめだ、と思ったまりえが目を開けた時、そこは見覚えのない場所
だった。
さっきまで家のすぐ近くを歩いていたはずなのに、そこはまるで映画で見たような、どことなく西洋っぽい街並み。真っ青な空。円形の広場のような場所の中央に、まりえは座り込んでいた。
やたらとにぎやかな広場は、まりえの周辺だけ人波がぽっかりと開いていた。まりえの正面には見るからに豪華そうな椅子に座った男女と、それを取り囲む人々。周囲の人間は慌てたようにさざめいていた。
わけもわからず周囲を見渡すまりえと、驚いた表情でまりえを凝視する人々。
その時遠くで不意に鳴ったラッパのような音に、まりえは驚いてあやの入ったキャリーを取り落してしまう。その拍子にキャリーの蓋が開き、中からあやが飛び出した。まりえは慌てたが、あやはよく慣れた文鳥なので、まりえの肩にちょこんと止まった。
それを見てますます騒然とする人々。
豪華な椅子に座っていた人物が立ち上がった。
そしてまりえに告げたのだ。
「よくぞおいでくださいました、伝説の巫女様」
と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 23:29:35
16833文字
会話率:43%
帝国軍最強、魔王との戦いにも勝利した『解放の英雄』ことソウガ=タツミヤ中将は、その存在を快く思わない帝国宰相の息子コレモチ=アマガによって無実の罪を着せられ、一般兵に降格された挙げ句に帝国ド辺境勤務を命じられてしまう。
しかし、元々引
退を考えていたソウガは精神的にはまるでノーダメージで、あっさり命令を受け入れたのだった。
そんなソウガがやって来た、帝国最果ての地・ロガ自治区は、現代ではすっかり姿を見ることも少なくなった飛竜……すなわちドラゴンを飼育する「竜牧民」たちが暮らす土地だった。
帝国本土では失われてしまった真っ青な空と大自然の中で、血なまぐさい戦場と醜い権力争いを忘れてのんびり暮らすことを決めるソウガ。
ソウガを崇拝するウサ耳軍人のシオや、すぐに結婚を迫ってくる押しかけ女房のサーリヤたちに囲まれてのスローライフを満喫するソウガだったが、ある時、自分でも気付いていなかった究極チート能力『竜の目』に覚醒してしまったことで、竜牧民たちの運命を左右する戦いに巻き込まれることに……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-20 07:00:00
74089文字
会話率:42%
ある日、雲ひとつない真っ青な空から、神様が現れた。
その時ばかりは皆手を止めて、空を見上げた。あれだけ歩きスマホやワーカーホリックが社会問題となっていたのに、その時は、その時ばかりは皆一様に、空を見上げた。
最終更新:2022-11-05 01:00:00
1544文字
会話率:27%
真っ青な空の下で、私は愛用のリボルバーに弾丸を込める。
シルクの真っ白なレースの手袋越しにいつもの金属の冷たい感触を確認する。
今、私が着ているのは純白のウエディングドレス、昨日までの黒ずくめの動きやすい戦闘服とは違う。
ここはブルーバ
ック(青空)が支配する世界。
ERRORを見つけ出しDELETEを繰り返す彼女(アイ)の話
意味不明アリ 連載は未定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 22:33:12
1432文字
会話率:21%
真っ青な空に軽やかな花火が弾ける。
開催の遅れた、春の祭りも佳境を迎えていた。
町は浮かれ、祭りを心待ちにしていた人々でごった返す。
そんな中、「あなた」は町のシンボルである時計台の鐘楼を登っていた。
時計台の中にあ
る長い長い階段を登った先。
誰もいないはずの鐘楼に、先客がいた。
その人は「ここまで登ってきたご褒美だ。一つ、『お話』を聞かせてあげようじゃないか」そう言って話し始めた。
これは、ある魔女が、『光』を知るまで物語。
〜〜〜以下作者より〜〜~
この物語は、話中話形式で展開していきます。
感想等ございましたら、お気軽にお手柔らかにお願いします。
設定等色々フワフワしていますが、ご了承いただけますと幸いです。
*ブックマークありがとうございます!*
by シナ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 12:00:00
19792文字
会話率:31%
公立高校
2年
バスケ部所属
レギュラー
PG
村本貴志
身長179センチ
思春期真っ只中
なんとなくでも毎日をちゃんと生きている彼。
急に気にもしない道端の花が綺麗に思う事があるだろうか。
ふと空を見上げて真っ青な空が。
燃えるような
夕焼けが
微かに光る星空が
アスファルトに叩きつけられる雨音が
喧騒の中の静寂が。
季節が変わった風の匂いが。
帰路につく時の住宅街の夕飯の香りが。
放課後のグランドの運動部の声が。
真っ赤に染まる誰も居ない教室が
いつも近くに居るのが当たり前の人が急に恋しくなる時があるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-02 23:17:18
4682文字
会話率:30%
真っ青な雲ひとつない空と私。
最終更新:2017-07-15 13:33:54
242文字
会話率:0%
雨の季節。真っ青な空に惹かれて外に出れば、自分と似たような子に逢った。
//課題として提出したものをそのまま持ってきています。
最終更新:2016-08-20 00:46:29
3882文字
会話率:34%
ある夏の日の出来事。真っ青な空。真っ白な入道雲。蝉の声。灼けるような暑い夏空を見上げた一人の女性の物語。夏のホラー2016投稿用作品。
最終更新:2016-07-12 19:21:30
10078文字
会話率:22%
失恋し絶望し疲れ果てた輝の元へ一通の手紙が届く。
それは嬉しくもあり悲しくもある複雑な内容だった。
真っ青な空にかかる飛行機雲を眺めながら、輝は彼女の願いを叶える為歩きだすことを決意した。
7月のカレンダーに記した「進み出す日」
この旅で僕
は、失った彼女との日々を取り戻せると信じて折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-22 16:51:30
48130文字
会話率:30%
青葉揺れる5月。
幼いさーちゃんは、父親の故郷である山中の小さな集落を訪れます。
そこはちょうど、「鯉のぼり祭り」の真っ最中。
真っ青な空に泳ぐ沢山の鯉のぼり。
その影が映り込む透き通った川が向かう先には大きな湖。
「さーちゃんは知っとる
かい?この湖の底には町があるんよ。」
おばあちゃんが告げる[湖底のまち]の存在とはーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-30 11:24:47
3814文字
会話率:21%
雲一つない真っ青な空の下
キーワード:
最終更新:2015-04-16 21:11:59
831文字
会話率:44%
ある夏、文(あや)は1人空を見上げた。大人になってしまった自分を、気づかないように生きてきたが、そうもいかない現実を嘆いた。真っ青な空に飛行機が飛んでいた。周りにいる子どもたちがはしゃいだ。水の街と言われるところに文は住んでいた。そこは、個
性豊かな人がたくさんいて、文はそこで過ごしていた。そしてその街で、気づいてしまったのだ。文は今、昔を思い出していた......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-11 11:51:33
1463文字
会話率:10%
「この書き出し/締めいかがですか その壱」で出たお題【 真っ青な空に、幻のような白い月がふんわり浮かんでる 】で書いた。この県に住んでる方、またコレがどこの県か判った方、……俺は貶してません。ただ、偶に不便さを感じるだけで。何もないけど愛
おしいとこだよね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-19 23:00:17
600文字
会話率:58%
「真っ青な空なんて大っ嫌いだ。」
以前そう言った「彼女」が「私」に放った一言から始まった会話で、「彼女」の考えが少しずつ明らかになっていく。
一体「彼女」には何が起きたのか。
そしてそれを知った「私」は何を思う?
キーワード:
最終更新:2013-01-13 20:45:24
3733文字
会話率:36%
国王は真っ青な空を見て遠い昔を思い出していた。今はもう戻れないあのころ、彼がまだ王子だったころの、仲の良い護衛士の思い出。
最終更新:2012-03-28 16:11:44
12884文字
会話率:40%
「空の玄関口」と呼ばれる町。
町と同じ名前の駅には、空港へ向かう快速電車は止まるけれど、特急列車は止まらない。
滑走路は四本あるけれど、そのうち二本は航空自衛隊が使ってる。だから、町の上をいつもものすごい音を立てて戦闘機が飛んでる。
わたし
はその町の高校生。
空は好き。
飛行機も好き。
……コー君も好き。
本当に?
真夏。
真っ青な空。
飛行機雲、見えないかな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-16 00:28:03
99090文字
会話率:41%
真っ青な空に一筋の黒煙が昇っていく。父が死んだというのに、私は泣いてすらいなかった。母は私に「お父さんの子で幸せだった?」と尋ねる。その答えは「イエス」でもあり「ノー」でもある。きっと幸せだったし、たぶん不幸だった。
最終更新:2008-07-15 15:59:38
6082文字
会話率:42%
好きなのに、彼には私が恋人とは映っていない切なさ。ただの友達でもなければ、恋人でもない。異性を感じる私を、彼はいつ、受け止めてくれるのだろう・・・。待ち合わせた新宿駅南口は、今日も真っ青な空だった。
最終更新:2008-03-16 21:20:06
1877文字
会話率:10%