目の前に居るのは自分の性癖をこれでもかと盛りに盛って体現したかのような美少女(元男)。対面する己は友人の性癖をこれでもかと盛りに盛って体現したかのような美少女(元男)。
「なあ……」
「うるせえ黙れ喋るな。口開くと中の人が滲むんだよ」
「お
めーだってそのツラでうるせえ黙れとか言うな夢が壊れんだろ」
そう、二人は街中で自分好みの美少女を見つけ、思わず自分が女の子になってしまった現実を忘れて男の時のノリのまま声をかけてしまったのだ。それが性転換病を発症し、変わり果てた友人の姿であることなぞ知らずに──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 21:20:00
487371文字
会話率:66%
◾️プロローグ◾️
「一目惚れ」という言葉は何といい加減なものだろうか。相手の容姿だけを評価して「好き」だの「惚れた」だのと、本当に馬鹿みたいだと思う。大切なのは中身じゃないのか?
昨日の自分はそう思っていた…
けれど、今の自分は
違う。
目の前に居る少女を見て確信する。脈打つ鼓動を感じながら、あぁ、自分はこの綺麗な造形の顔に見惚れているのだと。彼女が纏う周りの空気でさえ美しいと感じた。これが世に言う一目惚れというやつなのかもしれない、と。
15年と4ヶ月の人生の中で経験した事のない衝動に駆られ、考えるよりも先に口が動いていた。
「好きです」
相手の耳に届くか届かないかギリギリの声量が自分の喉から発せられた。
「…?」
どうやら話しかけられたことに気付いたらしい隣の席に座る少女は、こちらを向いて首を傾げる。聞こえていたのだろうか?特に変な反応は見られないが、当たり前だ。初対面の男子から急に告白を受けたのだとは夢にも思わないだろう。
状況を把握できていない様子の彼女は、話しかけたまま固まっている俺を見て少し困ったような顔をする。それも可愛い。超可愛い。好きだ。しかしそれらの言葉を口に出す事はなく、自分が今とんでもない発言をしたという後悔が心の中に急速に芽生えてくる。
「ごめん、何でもない」
俺がそう言うと彼女は不思議そうな顔をして、教員が立つ黒板の方を向いた。幸いなことに教室の中は他のクラスメイト達の声で騒がしく、先程の自分の発言は誰にも聞かれていないようだ。
「ふぅ、落ち着けよ俺」
危ない危ない。1日目からヤバい奴扱いをされる所だった。いや、初対面の女子に告白している時点で、その表現も間違ってはないのだが。
入学式を終えて教室に戻ってきた俺たち1年Bクラスは、これからお世話になるであろう担当教師の学校設備の説明や質疑応答に耳を傾けていた。
お気づきの方も居るだろう。何を隠そう今日は入学式、青春を代表する高校生活の始まりの1日目である。
そしてこれは俺の、自他共に認める公式ぼっちの、恋の記録である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 22:50:08
5464文字
会話率:41%
煩悩まみれのヨゴレ系純愛ラブコメ
性癖歪んだ拗らせアラサーが二人。マッチングアプリなどという魔窟にてまみえれば、繰り広げられるは地獄の様相に他ならず。だがそれはそれとして楽しかったのだ。目の前に居るのは、二次元は二次元と諦めていた、己の煩
悩に染まりきった願望ですら、さらに超え得る理想の体現者であったのだから。
『ねえーお願いだからさっさと襲い掛かってくれたまえよカモリ君』
「絶対に嫌だ俺はサエと純愛したいんだ」
意地と意地のぶつかり合い、もとい欲望と欲望の恥も外聞もかなぐり捨てた殴り合いは、傍目にはイチャついてるようにしか見えず、事実ただイチャついているだけに過ぎず。
ヘタれて黄ばんだ安物枕ような、どことなく酸っぱい臭いのする汚れたオトナの恋愛模様を、電子の海へ投げ捨てる。
※この作品はフィクションです(重要)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 07:30:00
69079文字
会話率:57%
この俺、多田野裕司は異能力者である。
これは妄想ではなく、ちょっと人より人生について考える事が多い27歳の俺が、精神的に病んでしまっておかしくなった訳では無い。いや、実際おかしくなったわ。
基本的に現実主義だったが、こうも自分の事になれば、
実感が湧くもので。
とは言っても、その俺も死んでしまったのだが、
所変わって目の前に居るのは神様で、やっていることは世界の管理。その神様に言われて仕事を手伝うことに!破滅した世界を良くするように命じられたが、その代わりに好き勝手やって良いと言われればやるしか無いよね!
そんなこんなで中身はおっさん見た目はおなごな私は今異世界にいます!記憶も能力も無駄にある私だけど手の届く範囲で管理していくつもり!
注意
素人が思い付きで書いているので不定期投稿になります。更新が遅い、表現が間違っている、誤字が多いなど、度々あるかと思いますがご理解ください。
この作品はフィクションです。実在する個人や団体、出来事には関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 21:22:22
20552文字
会話率:21%
ある日突然異世界に堕とされた極道の娘、莉奈。目の前に居る国王夫妻を見て前世の記憶が蘇る。
ーー私は、この男の……婚約者だった?
ーーわたくしを処刑した婚約者!!
思い出した記憶は冤罪をかけられ凌辱され処刑されると言うものだった。
そしてこ
の世界に呼ばれたのは聖女として瘴気を浄化する為。はあ? そんなのお断りよ!
前世の汚名をそそぎ、国王夫妻を断罪してやる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 21:00:00
77124文字
会話率:66%
「美奈子、俺と付き合ってくれ!」
「……ごめん、やっぱり拓海のこと幼馴染としてしか見れない。」
「そ、そっか。」
また玉砕してしまった。
俺は浅川拓海。高校二年生。
自慢じゃないが、身長は平均より高く成績も学年で五位以内をキープ。
スポーツ
も大体得意、女子からも何回か告白されている。
その告白を断っている理由が、今目の前に居る俺の幼馴染、高田美奈子。
長い黒髪、キリっとした目つき、整った顔立ち、自分に厳しく人に優しい、高校生にして抜群なスタイル、長所を挙げればキリがない。
そんな美奈子に過去二回玉砕している。
今回もダメだった。
俺は美奈子とは付き合えないのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 20:09:11
5647文字
会話率:47%
「俺はいつか異世界に転移して、チートスキルで女の子を助けて、ハーレムを作るんだ!」
「チートスキル? 異世界ハーレム? なにを言っているんだお前は。元の世界でなにも成し遂げられなかったダメ人間が、異世界に来たから幸せになれるのか? 甘える
んじゃない。世界が変わったって、お前が変わらなきゃ意味が無い。不幸だったぶん幸福が訪れるとか、苦しんだぶん楽できるとか、そんなふうに世界はできてない! 今が苦しいなら、もっと苦しい思いをしてでも今を変えなきゃいけないんだよ!」
とある青年の甘い幻想は、本物の異世界ハーレム主人公クニツ・ライナによって粉々に砕かれた。
落ち込んだ青年は、しかし、ライナの言う通りだと自分を見つめ直す。
その矢先である。英雄クニツ・ライナが忽然と姿を消した。
「ライナはどこだ?」
ライナのハーレムヒロインたちに尋ねるも、彼女たちは一様に言う。
「なんの冗談ですか? ライナ様は目の前に居るじゃないですか」
どうやらこの異世界で、青年は英雄クニツ・ライナとして認識されているらしかった。
そんなこんなで異世界の英雄に成り代わってしまった主人公は、周囲の期待に押し潰されそうになりながら、本物の英雄と矮小な自分との差に苦しみながら、それでも真の英雄を目指す。
いつか本物のクニツ・ライナが帰ってきたとき、胸を張って名前を返せるように。
ヒロインたちから〝偽物があなたでよかった〟と言ってもらえるように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 18:28:52
200908文字
会話率:50%
若くして死亡し、異世界転生したエルアード。目を覚ますと驚愕の人物が居た。
前世でやった乙女ゲームの悪役令嬢が何故目の前に居るんだ!?しかも悪役令嬢が今世の母親?
おれはどうやら乙女ゲームのシナリオが終わった後の悪役令嬢の息子として転生したら
しい。父親はいない。目を覚まして早々に母さんに父親について訊くが、なにも分からなかった。母さんはおれの父親について何か隠しているようだ。でも父親がいなくても良い。とにかく前世では早く死んでしまったから天寿を全うすることが今世の目標だ!
・・・・あ、あれ?この優しい母さんが悪役令嬢なのか? もしかしたら原作といろいろ違っているのかもしれない。
かくして、若くして死に、転生したエルアードはいない父親のことなど気にせず(ちょっぴり気になる)我が道を突き進んでいく。
乙女ゲームと悪役令嬢タグが付いていますが、要素はほぼありません。一応付けているだけです。
ハイファンタジーは初めてです。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 22:46:23
3164文字
会話率:19%
天羽生えみり・21歳。しがない独身OL。
気が付いたら何だか強面イケメンに押し倒されていました。
しかも何だか見た事もない美少女になってる!
ここはどこ?私は誰?
……え?大好きな小説のヒーロー・ルドヴィクの、死んじゃう予定の気弱な妻・
エミーリア?
で、今日が初夜?
私・えみりはどうやら事故で死んでしまったらしい。
エミーリアに乗り移っちゃった?
もしかしたら明日になったら消えちゃったり……?
折角大好きなルドヴィクが目の前に居るというのに、
このまま何もせずに消えたりしたらきっと死んでも死にきれない。
――いや、もう死んでるっぽいけど。
だったらこのまま、私を抱いて欲しいです……!
※この作品はムーンライトノベルズ様にて完結済みの同タイトルを改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-28 18:00:00
24632文字
会話率:34%
プレイした記憶のあるゲームの世界に来てしまったアリスは、ゲームでは名前しか出てこなかった少女·オフィーリアと出会う。
画面越しだった攻略対象キャラが目の前に居るのに、そちらには興味の無いアリスは、絶賛片思い中のオフィーリアの恋を成就させよう
と決意する。……が、あれ。前途多難過ぎない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 04:39:35
20037文字
会話率:63%
パァーン!
その音と共に、背中に激痛が走った。
「なんで庇った?」
私の目の前に居る人が、振り返り際に口にした言葉。
瞬時に、暗闇に飲み込まれた。
ー全ての物語は、ここから始まったー
最終更新:2022-06-18 08:43:15
429文字
会話率:13%
徹夜続きの刑事の前に、人を殺したという者が現れた。
しかし、話がどうにもおかしい。
おかしいというのは、その殺人犯とおぼしき者に対する、刑事の方だった。
刑事はどうしても、目の前に居る者が殺人を犯すとは、どうにも理解できなかった。
その訳と
は・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 22:41:17
9686文字
会話率:42%
“ギッチョ”って言うと? 目の前に居る人とハグしないと死刑!
最終更新:2022-03-10 03:00:00
1520文字
会話率:16%
折原由岐は、戸惑った。義妹である咲桜が、二人目の前に居るのだ。片方は下着姿で、もう片方は私服のワンピースを着て。
目の前に、二人の咲桜。そして、世界は改変していく。今までと違う世界へと。
世界的に有名なドッペルゲンガーが巻き起こ
す、都市伝説と真相。そして、変わり行く世界と現実。
その差異を気づけるのは、由岐と、ドッペルゲンガーを体験した者だけ。
少子化の進む、日本で、生徒数を囲うために作られた学園と、街を舞台に始まるラブストーリー。
遂に開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 20:54:53
50156文字
会話率:58%
ブレスターン王国(ヨーロッパ風)の宮殿で、国王たちと阿己羅国(中華風)から招いた大使たちがとりあえず友好の証として誰かを結婚させとくか、と酒の席で大笑いしながら決めた。そして国王は娘たちを呼び出した。しばらくして二人の娘が侍女二人と使用人を
一人つれてやってきた。国王は阿己羅国の後宮に行きたいかと聞いた。それに対し二人が興味が無いと言ったので、この場に来なかったもう一人の娘、名前はなんだったか忘れた、を阿己羅国に嫁がせよと側近に命じた。って私あんたの目の前に居るんだけど・・・(全話一括投稿、文字数不安定、残酷な描写ありは保険ではない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 18:00:00
24652文字
会話率:11%
俺は、貴田晶。アラフォーの、普通の中年男性だ。
ただ、今日、俺は困った状況に置かれている。
目の前に居るのは、同い歳の、安達美穂。学生時代に出来ちゃった婚した、ママさんだ。
「ほんっと、いや、まさか、茅音があんたに惚れるとか、予想外
にも程があるで!?」
いや、ほんとうにそうなのだ。茅音ちゃんは現在高一。美穂の一人娘だ。
スマホにあるのは「大好きでした。晶さん。お付き合いしてください」というメッセージ。
母である美穂が頭が痛くなるのもわかろうというもの。
ここから始まるは、奇縁も奇縁の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 07:00:00
5810文字
会話率:50%
「なんですって? もう一度言って貰えます?」「だからね、君と君の妹、どっちも美人で、どっちも好きになって、どっちも選べなくて、どっちも捨て難い。そこで思ったんだ。だったら二人とも僕のお嫁さんにすればいいって。姉妹丼ってヤツだよ。いい考えだろ
う?」「クソがぁ!」アイシャは目の前に居る婚約者、いや、もうすぐ元婚約者になる男の股間を蹴り上げた...これは美人に生まれついた故に男嫌いになってしまった姉妹のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 13:49:42
15210文字
会話率:63%
今よりも少しだけ未来で、空想よりもちょっとだけ過去の話。
青い狸型ロボットから齧歯類ごと地球を破壊する爆弾を取り上げた様なアンドロイドが人間と共に社会を構築する存在になった世界では、不完全な人間と比べて極めて優秀なアンドロイドが概ね社会
を動かす様になったとか。けれど、アンドロイドはアンドロイドで彼らなりの苦労や失敗があるようで。
これはそんな、世界でしがない大学生を営む僕と、ルームメイトになった公国製の青い空中分解に似たアンドロイドの物語。
「……の、はずだったんだよ、本当に」
何故か目の前に居るのは金髪美少女! けど仕草は完全にルームメイト♂!
そんな感じの何かです。
※ハーメルンとマルチ投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-15 11:01:23
19223文字
会話率:44%
事件の原因は……そうだな、魔王が姫様を攫おうとした、てことにしようか。
そんで姫様は抗った。その前に魔王をぶち殺すっと。
だけど、彼女は気づかなかった。
「おいガキ!アンタは今からこのプリスティン=エリハイアの私物だ!」
目の前に居るそのガ
キは、ただの魔王ではなかったことに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 22:12:55
256434文字
会話率:58%
気付いた時には、王様の側室になっていた!?
表紙が擦り切れるほどに読み込んだ大好きな小説の世界。不慮の事故により前世で命を落とした主人公は、気付いた時にはその小説の世界で王様の側室に転生していた。しかし、この世界での配役は懐妊直後に正妃に毒
殺されるだけのモブの側室だった。
――このままもう一度死ぬなんて、絶対に嫌!
死を回避するために彼女が思いついた作戦が、懐妊を避けるために王様とイタさないこと。でも、目の前に居るのは、大好きな大好きな王様。その彼に愛されない努力をするという、苦悩の日々が幕を開ける――!
※こちらの作品はpixivにも投稿しています。表現としてはとても温いと思うのですが、今後の展開を考え、念のためにR15指定にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 20:30:43
52098文字
会話率:45%