叔父が亡くなった。
妻子のない叔父の遺産は兄弟が相続するのだが、みんなヨボヨボだ。手に余る土地と株の相続手続きを俺が代行することになったのだが……。
最終更新:2025-07-24 20:12:43
20999文字
会話率:1%
とある事務所で、法律改正について思いを馳せる……という名の愚痴をこぼす人の話。
最終更新:2024-03-01 00:00:00
6813文字
会話率:21%
「さあ、今日から独り。気楽な“その日暮らし”だー」
神奈川県の郊外、のどかな街に居を構えた日向(ひなた)は、今日から念願だった独り暮らしを始める。
知り合いもいないし、
仕事も決まっていない。
少しの不安はあるものの、実家から離れて自
活できることへのワクワク感の方が勝っていた。
まずは仕事探し。
学生時代の貯金が底をつく前に見つけなければ。
でもその前に買い物かな。
そう考えて街へ出た日向だったが、工事中の建物上層部から鉄筋が落下してくる事故に巻き込まれる。
「あ…危なかった…」
すんでのところで鉄筋を回避した日向は、騒ぎが大きくなる前に立ち去ろうとするが、突然金髪の男に腕を掴まれる。
「お前、なにやってんだ!…てか見ない顔だな」
「わっ!は、離してください!自分急いでるんで!」
「ちょっと待って。まさかお前、彩明路(さいみょうじ)家に未登記の人間なんじゃ…」
「はあ?なんのことですかッかか勧誘ならお断りですッッ」
男の手を振りほどいて逃げる日向。
これは波風立たない湖のような人生を望んだ日向が、数奇な運命に翻弄されながらも、自分を知り、その先を未来を見つける物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 14:19:55
2017文字
会話率:20%
この作品は「カクヨム」にも投稿しています。
心夢はコロナの支援金を獲得するために必要な登記簿謄本が獲得できないことに憤怒していました。その原因である死んだ祖父に対する悪態を吐きながら法務局から帰宅しているところでした。道路の上でも電車
の中でもブツブツと呟いて、周りからは奇異な目で見られていましたが、本人はそれどころではありませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 20:04:58
91176文字
会話率:63%
マンションの上階から聞こえる騒音は、主人公アサヒの心をむしばんでいった。
北海道の地方都市にある高層マンションに住む五十歳の女性アサヒ。夫は恋人をつくり半年前に家を出て別居状態が続いている。ある日、アサヒが住む二十一階の真上二十二階に
小さな子どもを持つ同年代の女性が引っ越してきて挨拶にやってきた。しかしその直後から昼夜問わず謎の騒音が始まりアサヒを悩ませる。
連日の騒音に耐えかねたアサヒは意を決し本人に苦情を言うが逆切れされ状況は悪化、ノイローゼ気味になりながらもマンションの理事長や管理会社、不動産会社、市役所にも相談するが、生活音はお互い様とそれ以上介入してはくれず、引越しを考えるまで追いつめられる。
何度目かの直談判の時、アサヒが怒りに任せてドアを蹴飛ばすと上階の女が110番通報し、警察官と刑事がやってきて弁護士を立てて裁判を起こす以外に方法はないと促されたことから、その準備として上階の登記簿を閲覧し、彼女の正体を知って驚く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 23:31:33
74060文字
会話率:45%
地球には、「星を独占化してはいけない」という法律が、そもそもなかった。それをいいことに、一企業が星々を次々と登記していってしまった。おかげて、夜空からすっかり星が消えて無くなった。
最終更新:2014-11-22 00:05:51
1354文字
会話率:25%