どこにでも居る普通の少女、サクヤには夢があった。
かつて夜空に輝いていたという【星】をこの目で見てみたいという夢が。
そしてその夢を叶えるには、子供の頃に読んだ御伽話の絵本の中に手掛かりがあるのだろうと考え、サクヤは世界のどこかにあるであろ
う【星々の種子】を求めて旅をする。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-17 03:08:22
3058文字
会話率:6%
人間達が住む大陸『モルディガンマ』から海を渡って遠く離れた、別名『魔族の住処』とも呼ばれる巨大な島。
魔界島『ディザストレ』。
この島には、普通の人間では生きて帰れないほど過酷な環境が存在する。
水面まで暗い海の中で獲物が来るのを待
ち続ける魔の海『バミューダ』。
生命を干からびさせるどころか燃やす灼熱地獄のような火山地帯『インフェルノ』。
身体に突き刺さるように凍て付く絶対零度の地とも言われる極寒地帯『フロスティア』。
常に食うか食われるかの過酷な弱肉強食の世界である森林地帯『グランノーム』。
その海と三つの地帯、中枢の居住地帯を持つディザストレには、いくつかの特徴を持つ。
様々な動物の骨が転がる大地には、異形の鳥や植物、獣などが生息する。
光が見えない青黒い海には、船体は穴だらけで帆はボロボロな船が浮かんでいる。
星のない夜のような暗い空には、赤紫の月の光が島の細部まで照らす。
……そして、島に大きく建てられた城『ジェノサイド城』には、魔族を統べる王が最上階の玉座に座る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 14:10:38
183477文字
会話率:44%
心に残ったあの夏の花火。
私はそれをずっと見つめていた。
目の裏に焼き付いた残像ももう消えてしまったのに。
それでもずっと星のない夜空を見つめていた。
それは遥か昔のことで、もう色も形も忘れてしまった。
忘れてしまったあの夏は、いつの間
にか思い出になった。
遠い過去から輝くそれは綺麗で目を離せない。
私は今も星空を眺めている。
あの青春を何年も経った頃、ふと思い出し、目を閉じる。
お盆の帰省。家族と友達だった人たちの住む町。
忘れられない、消えてくれない記憶と感情。
でも、帰省した今日くらいは思い出に浸るのもいい。
また都会に戻れば忙しさが忘れさせてくれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 22:38:10
49971文字
会話率:38%
星のない夜空のような髪が渦巻く火の粉と踊りながら風になびいていた。
「正義なんてクソ喰らえ」そんな言葉が吐き捨てられた。
燃え盛る炎と切れ端。周りは火の海で今にも飲み込まれてしまいそうだった。
目の前を見ていた。
焦げたにおい。煙。
もう立っていられそうにない。
全身の力が入らなくなって、膝から積み木が崩れるように地面に倒れた。
「大丈夫?!」
倒れた音を聞いてか、その人は近くに駆け寄ってきた。
「うああああ、ああああああああああああああああああ!!」
たがが外れたかのように声をあげた。
なにも受け入れられなかった。受け入れたくなかった。
だから叫んだ。
何もかもを拒絶するように。
否定するように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 12:22:37
46654文字
会話率:37%
少女と青年は出会う、星のない夜空の下で
キーワード:
最終更新:2023-03-16 18:00:00
4780文字
会話率:37%
本作は仙道アリマサ様主催の
『仙道企画その4(ボカロ企画その1)』参加作品です。
本作は拙作
「そしてまた、君と桜の花を」内の1場面を
元にしています。
コウは、自身が病と闘っている姿を
想い人である藤木優に見てほしくなかった。
そのた
め、自らの病気の事を伝えずにいた。
しかし、弟の苦しむ姿、悪化する病状を見かねたコウの兄は、コウに無断で彼の病状を優に伝える。
見舞いにきた優に、
コウは驚きと喜びで複雑な気持ちになるが
「必ず帰ってみせるから。その時には」
そう精一杯の笑顔で、再会の約束をして、見舞いには来ないよう、改めて優に伝える。
彼の決意を大切にしたいという想いと、その気持ちを大切にしたら、もう二度と彼の笑顔を見ることができないかもしれない葛藤に、優は思い悩む。
周りの誰にも話せない想いを、彼女は、
詩の投稿していたサイトで知り合った「斉藤竜樹」に吐露する。
自分の想いを知り、コウとの繋がりを応援してくれていた彼に、ただ気持ちを聞いてもらえればそれでいいと思っていたが、竜樹は
「信じて待つことも
傍にいることも
どちらも幸せで辛いなら
同じ時を過ごせた方が
きっと後悔しない」
そう伝え、優の背中を押す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 02:42:38
685文字
会話率:0%
いじめられていた少年の話。
星のない夜空を見上げて、少年は死を決意していた。
◆◆◆◆◆
いじめ、自殺表現がある暗い話です。
救いはありません。誰も幸せにならないお話です。
最終更新:2020-03-16 05:50:40
4541文字
会話率:2%
地球には、「星を独占化してはいけない」という法律が、そもそもなかった。それをいいことに、一企業が星々を次々と登記していってしまった。おかげて、夜空からすっかり星が消えて無くなった。
最終更新:2014-11-22 00:05:51
1354文字
会話率:25%
王の娘として生まれながら、母親の一族を背負うべく、王女と公表されていなかったアリーチェ。彼女は五歳から修道院で暮らしている。ある日、久しぶりに会いに来た母に、数人分の毒を頼まれた。それを渡した翌日、胸騒ぎを覚え、隠し通路を使って城へと出向い
たアリーチェは、出口で他国の軍人と遭遇する。彼に案内されるまま、母親たちの遺体と対面し、気を失ったアリーチェを、軍人は自国へと連れ帰り──。
2013年度コバルトノベル大賞一次落ちの作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-30 22:52:22
30184文字
会話率:37%
ちょっと思いこみな所もあるかも知れませんが、正直に思ったことを詩にしてみました。
最終更新:2011-03-03 20:17:51
358文字
会話率:0%