「レティには犬になってもらおうと思ってるんだ」
「……えっ? いぬ……って、あの犬ですか?」
辺境伯令嬢のレティシアは、婚約者の王弟アシェルから謂れのない罪を突きつけられ、義兄と慕っていた国王陛下から刑の執行を言い渡された。
謂れのな
い罪で断罪されるのは、悪役令嬢ものの物語でよくあるパターンだけれど、「犬になれ」は初めてのパターンで、しかも監視役のご主人さまは、レティシアを徹底して避け続けてきた冷徹宰相と呼ばれるジョシュアだった。
将来の夢が犬になることだったレティシアと動物アレルギーなのに犬を飼うことが夢だったジョシュア。
少しずつ絆を深めていく二人をよそに、過去から続く因縁の物語はすでに動き出していた。
※異種族間の恋愛要素も含まれますので苦手な方はそっと閉じてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 09:36:37
29902文字
会話率:34%
住んでいたアパートの一室の地縛霊になった霧島キリコは、ある日突然、自我を取り戻した。
自身が死んだ居室に入居する生きた同居人たちも変わり替わりとなる中で、キリコは寂しくなり話し相手を望むようになった。月日は流れて、盲導犬ユーリを連れた
橘まりながキリコがいる居室に入居を決める。
キリコは同居人のまりなをユーリと一緒に見守っていた。そんな何気ない日常のある日、ユーリは自身の死期をキリコに告げた。
《わたしの身体を差し上げましょう》
ユーリは嫉妬深くまりなが新しい盲導犬を飼うことには否定的で、自分以外はダメだと雄叫びを上げる。ユーリの悲痛で束縛的な感情にキリコは二つ返事で抱き締める。
死ぬ前よりも生きた感情を死後に取り戻した地縛霊と寄り添う人生に幕を閉じることでご主人様を残したくない盲導犬が見えない彼女のために贈る物語が、ここにはあるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 12:00:00
7291文字
会話率:32%
三度の飯より昼寝が好きな公爵令嬢ミランダは、王太子のイーサンに婚約破棄され、北の修道院へと入った。
ひょんなことからミランダは修道院の近くの塔に幽閉されている、王族のオルトを救い出したのだが、彼にとても気に入られ――!?
最終更新:2025-03-26 21:52:57
12865文字
会話率:35%
事故で妻と娘を失った進藤孝太郎は一時は失意のドン底にあったが、何とか前を向きつつあった。
仕事復帰のリハビリがてら、町内を散歩していた孝太郎は近所で犬と遊ふ娘と同じくらいの少女を見て妻と娘が犬を買いに行くはずだった事を思い出した孝太郎はペッ
トショップへと向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 01:39:56
6363文字
会話率:43%
蔵入りのメモを雑多に歴史的に書いただけ。
石器時代っぽい時代から旧戦国時代っぽい時代まで。
北方辺境…北蛮大陸のラダミーア地方、エティホ地方、中央大陸のバハカルン地方、ノスロー地方の北にある草原と永久凍土のみが果てしなく広がる大地。北の果
てには別大陸がある。深部は太陽が昇らない日が多い。北蛮大陸側は馬を飼う遊牧民系部族、中央大陸側は犬を飼う寒冷民族系の部族が多い。
北蛮大陸…北方辺境の南、中央大陸の西、遥西大陸の東、南夷大陸の北西、魔境の北、死の荒野の北東に位置する大陸。
北部は雪原と高原と荒野、丘陵地帯、山岳地帯が多く、南部は湿地帯や河川、平原、森林が多い。移動は南船北馬の理が近い。首都はヤージカル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 14:57:39
160740文字
会話率:1%
吾輩は雪見大福である。
白い猫である。
人間たちは吾輩をメインクーンなどと分類しているらしい。
アライグマのような乱暴者と同一視されるのは、甚だ遺憾だが理知的で心優しい猫として、寛容な心で許そうと思う。
そんなことより吾輩は憂い
ていた。
猫飼い主達の結婚状況を憂いていた。
ほんの少し身体が丸くなったせいで、飼い主からオヤツのちゅーとろが貰えないことを憂いていた。
それもこれも飼い主が落ち込み気味なのが悪い。
残業帰りのお疲れモードでも優しい飼い主だが、お酒が入ると「出会いがない」と嘆く日がある。
仕事は充実しているらしい。
花形の秘書課などと呼ばれる組織に配属されて、氷帝と呼ばれる若きイケメン社長という推しのそばで仕事できて嬉しいと言っていた。
正直、飼い主がなにを言っているのかわからん。
職場に出会いがあるではないか。
吾輩はそう思うのだが、社長とやらはあくまで観賞用らしい。
仕事が出来すぎて、自分にも他人にも厳しい。
ミスで叱責や詰問されることなどはない。
けれど優しいわけではない。
なんでも無言で人を見限り、他の部署に飛ばすのだとか。
そのため氷帝とやらが社長になってから秘書課は入れ替わりが激しいらしい。
飼い主が秘書課に配属されたのもそのおかげだとか。
人間とは大変である。
飼い主の愚痴が増えたのは先月の誕生からだ。
どうも人間社会では25歳を過ぎればアラサーという呪いにかかるらしい。
いくら仕事が充実していようと、恋人がいないと焦燥感に駆られて悲しくなるのだとか。
人間とは複雑である。
ちなみに吾輩のちゅーとろが減ったのはその前からだ。
飼い主が吾輩を見て、深刻な表情で「ダイエットさせなきゃ。私も一緒に頑張るから」などと言い始めたのだ。
人間とは失礼である。
そんなとき吾輩は知ってしまった。
家を守っているときに、適当にテレビ番組をつけていて知ってしまった。
人間は猫を飼うと結婚しないらしい。
なんと犬を飼うよりも結婚しないらしい。
これは家猫として看過できない問題である。
このままでは家猫の地位が危ない。
飼い主の婚活を促進しなければ。
こうして吾輩は外に出て、電車に乗り、飼い主の会社に向かった。
そして現在、吾輩は社長室で氷帝と対面している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 11:00:00
32132文字
会話率:30%
二日徹夜の激務を終え帰宅したら、家の中に奇妙な生き物が浮かんでいた。
タンポポの綿毛に似た見た目の生き物は、私にある提案をしてくる。
その提案とは「異世界で古代種(エンシェント)ドラゴンになって欲しい」であった。
やけにテンションの高い
綿毛に似た生き物の説得は胡散臭さ200%。
詐欺に似たような手口あるよなと思ったのだった。
ということで、当然そんな訳の分からない提案は即お断りしたのだが―――――
強引に異世界にドラゴンとして転生させられる。
異世界で最強種として仮生活を営むことに。
人化で人に紛れたり、冒険者ギルドに登録して高ランク冒険者になってみたり。そこで暮らす様々な種族の人たちと少しずつ繋がっていく。
気が付いたら「犬」を飼うことになっていたりして……。
コレ、犬じゃなくて属性がワンコ……狂犬?
異世界の仮生活辞めて帰っていいですか?
✂----------------------------
異世界の作り話です。
ご都合主義全開です!
説明回が序盤に多いかも……すみません。
更新は不定期です(>_<)
※ カクヨム様、アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 22:00:00
16130文字
会話率:23%
歪んでしまった家族の絆。そんななかで飼われた一頭の仔犬。メスのコーギーの仔犬。牧畜犬で狩猟本能が強くも賢く忠実なこの仔犬。夫婦にとって子は鎹《かすがい》とは言われるけれど、すれ違った兄妹にとっても仔犬は鎹《かすがい》になり得るのであった。
ドタバタでコメディーなヒューマンドラマでホームドラマ。頑張って書いてみます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 18:00:00
59996文字
会話率:39%
心が不安定に揺れ動く妹の道子。彼女を何とか助けようとする兄の裕介。
裕介は妹のために犬を飼うことを勧める。しかし二人の兄妹に更なる不幸が訪れる。
自分自身の拠り所をなくした裕介は最悪の選択をしてしまう。
道子の兄を想う心、祐介の妹を想う心。
二人の想いが満たされることは許されないのであろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 21:00:00
74136文字
会話率:47%
犬が好きな恵は病弱な中学生。そんな恵の夢は、犬を飼う事だった。
最終更新:2023-11-13 20:00:00
4518文字
会話率:58%
一人の悲しき獣。モテることを追求して、追及して、追究して、行くべき道は性癖の対岸。
ハムスターになって女子の靴下に入りたい……。
最終更新:2023-08-20 17:19:19
2988文字
会話率:39%
私は、ある決断をもって離職を決意した。
最終更新:2023-05-03 08:00:00
28444文字
会話率:13%
ブラック企業で働き、心身が疲労している『低目野やすひろ』。彼は苦痛の日々に、とにかく“癒し”を求めていた。
そんな時、やすひろは深夜の夜道で小犬のような魔物を見つける。これが求めていた癒しだと思った彼は小犬を飼うことを決めたのだが、実は小犬
の正体は伝説の魔物『フェンリル』だったらしい。
それをきっかけに、エリートの友達に誘われ配信者を始めるやすひろ。結果、強さでも無双、可愛さでも無双するフェンリルは瞬く間にバズっていき、やすひろはある決断をして……?
1日に複数話更新いたします!
※カクヨムにて3/17より公開しております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 07:14:56
102129文字
会話率:41%
今日も本屋で室内犬の飼い方を読んでいた小春さん。子犬を飼うかどうか悩んでいた。子犬との出逢いの物語が今始まる。
更新は毎日します。
最終更新:2023-04-24 06:25:46
14446文字
会話率:17%
地味で気弱な主人公、川澄桜。
ある日桜は1匹の子犬と出会う、
「なになに?!飼ってくれんの?!」
「えぇぇぇぇ!!!」
なんで喋れるわけ?!おかしい!普通に喋ってるし、、、
おかしいのは私なの?
というよりこんな大声出したの久しぶり、、
、
優しい性格の桜は子犬を飼うことに、
子犬を飼って数日、桜はトラックに轢かれ死亡してしまう
目が覚めると、そこは、魔法の世界?!!
投稿頻度は完全に不定期だと思いますが、どうかよろしくお願いします!!
いじめなどの描写が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 07:31:23
93335文字
会話率:85%
奥野夫妻がペットショップで見つけた犬は一歳を過ぎたパピヨン。一目で気に入ったその犬を飼うことにしたが大変なことがたくさん。でも少しずつかけがえのない家族となっていく。
最終更新:2021-09-21 14:20:55
13039文字
会話率:62%
中学校の卒業式を終えたその日、中嶋優孝(なかじまゆたか)は愛犬の散歩中にトラックに轢かれて異世界に転移した。普通ならば女神さまが現れてスキルを授けてくれるのだが、十五歳になったばかりの彼には何も与えられないのだった。
しかしユタカには
特殊能力など必要なかった。それは犬を飼うことで体得した【犬かわいがり】という史上最強のスキルを、それまでの人生で既に手に入れていたからである。
人々が魔物に怯えて暮らしている異世界で、ユタカは生身の中学生のまま転移したわけだが、それでも簡単に無双できてしまう、俺Tueee史上最強にして最高の立身出世物語(にする予定です)。
物語の舞台は地球とよく似た自然環境や社会構造の異世界です。人々が魔人化し始めた最初期の魔法世界で、どこにでもいる学生服を着た日本の中学生が「主人公最強」の活躍をする姿をごゆるりと楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-17 18:36:31
118762文字
会話率:52%
動物病院で保護されていた犬を飼うことになった。
生まれたものの体が小さく、育ちが悪い。
それで売り物にならないからと保護された犬だった。
でも、すぐに死んでしまった。
こうして、僕と妻と獣医の3人だけの葬儀がはじまったのだ。
最終更新:2021-02-08 20:15:04
1365文字
会話率:0%
姉一家が犬を飼うために引っ越した。私は犬を見に行った。
キーワード:
最終更新:2020-10-29 21:14:35
1387文字
会話率:6%
P氏は犬を飼いながら趣味で小説を書いていた。かわいくはないが愛着はある犬と散歩をする日常。
ある日、アイデアで文字を書き並べるという方法で執筆をするP氏は今日も作品を作っていくのだが......
最終更新:2020-09-30 12:57:23
2122文字
会話率:10%