※残酷 グロテスク 暴力表現が多数あります
苦手な方はお控えください
意識を取り戻した
気がつくと、体は骨になっている
何も思い出せない・・・
ここはどこだ
戦場か
横たわる鎧姿や、剣や槍などが散乱し、血を流し倒れ伏している者が
大勢いる
みすぼらしい男たちが死体から何かをはぎ取っている・・・
奴らは生きている
その瞬間、俺の見る景色は怒りに燃えるように真っ赤に染まった
湧き上がる怒り
体を震わせる衝撃
生きている者が許せない・・・
急速に意識が遠のいていく・・・
暗転していく世界の中で、周囲の音は消え、視界が靄に包まれていく
かろうじて見えたのは、湧き上がる衝動に突き動かされ、男たちに襲い掛かる骨の体だった
意識が戻ると、俺は倒れつくす者たちの前で、真っ赤な液体に染まった骨の手のひらを眺めていた
滴り落ちる血が地面に到達した時、俺は僅かに思い出した
日本という国のことを・・・
・・・
※再度注意ですが、この物語では「生者を憎むアンデット視点」です。
残酷残忍グロテスク暴力殺人など、頻繁に出てきます。
読後、気分が悪くなったら一旦読むことをやめて深呼吸。
落ち着いて生きている事を実感してください。
私からの注意はここまでです。
読むかどうかはあなた次第。
アンデッドの目から見える世界の片鱗が見えるかもしれません・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 00:00:00
124242文字
会話率:18%
許せない!!!
暴力で人を抑えつけようとか問題を解決しようというその思考が許せない。それに会話の内容からどう考えても男尊女卑の古くさい風習がまかり通っているらしいことも許せない。そして何よりきっとこれは多分間違いなく異世界に召喚されたのだろ
う。だとしたら、今まで平和な国で平穏に暮らしていた生活のすべてをここにいるこいつらに突然奪われたのだ。考えれば考えるほどに悔しさが沸々と湧き上がり腹立たしい思いが込み上げる。
「許せない!」
「まだ逆らうか!!」
蹲っていた体をさらに蹴り上げられた。
何なの何なの何なの。私に簡単に暴力を振るうコイツが許せない。だいたい男尊女卑なんてカビくさい考えがはびこるこの国の風習が許せない。それに召喚なんて考え出したヤツが許せない。そして何より召喚なんて横暴を許しているこの世界が許せない。この世界に神様がいるのなら絶対に許せない! みんなみんな滅びればいい!! こんな世界ごと滅んでしまえばいい!!! 葵はキツく唇を噛みながら湧き上がる怒りにだんだんと我を忘れていった。
ここが誰かを召喚できる場所だというのならどうかお願いこんなくだらない国を滅ぼせる悪魔を呼んで。平和な世界で平和に過ごす人たちがもう二度と召喚されないように、こんなくだらない世界を壊してしまえる力をどうか私に与えて。
葵は昔読んだ漫画の一小節呪いの言葉を思い出し、口の中で何度も繰り返しながら一心に願った。
葵の体がさらに蹴られた瞬間に堅く噛んだ唇から一滴の血が床へと滴り落ちた。瞬間床に描かれていただろう紋章が光り始め、葵の口から滴り落ちた一滴の血がその紋章をなぞるように広がっていく。
『我を呼んだのはそなたか。望みを叶えるには生け贄を捧げよ』
「ここに居る人たち全員を生け贄にして。それで足りなければこの世界の人たちも気が済むまで好きなだけ好きにすればいいわ」
『気に入った。では好きにさせてもらおう』
薄暗闇の中、血の色に不気味に光る紋章から徐々に姿を現したのは、黒い翼を持ち山羊のような角を携えた人型の葵の持つイメージのままの悪魔だった。
「ちょっと待った!! どうかどうかこの世界を滅ぼすのだけはお許しください!」
土下座せんばかりの勢いでいまだに床に倒れ蹲る葵の目の前に現れたのは、頭には天使の輪を持ち背中には白い羽を広げている見るからにイメージ通りの天使だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 01:00:00
83992文字
会話率:62%
自殺した男が異世界で楽しい人生を歩む。そんな笑いあり涙あり何でもありの恋愛ファンタジーです。主人公を好きにさえなれればどっち目線でも楽しめます。
男女問わずごった返す予定なので、主人公に限らず誰かしらを好きにさえなってもらえ……なくても、ま
あギャグとかも普通に面白いんじゃないかな?
このあらすじ主人公が書いてんだけどそういうのも痛いのかな。でも書いてる方が冷めてるとそれはそれで何か言われるし……まあ、遊び心として笑ってくれたら幸いです。
好きになるのは読者なので、皆さんが頑張って主人公を愛してください。嫌われたら異世界でも死んじゃうかも。
ジャンルに関しては色々と考えたんですが、……何考えてたのか全部忘れました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 22:49:47
658文字
会話率:42%
あの日、私の首を滴り落ちていったのは汗だったと思っている。
最終更新:2025-02-19 19:42:39
1989文字
会話率:16%
滴り落ちる朝露
その透明な姿からは
海の青さを想像できない
最終更新:2025-01-13 20:00:00
201文字
会話率:0%
――ん……え……は?
目を覚ましたおれは、ぞっとして身を強ばらせた。何か恐ろしい夢を見た気がするが、内容は覚えていない。だが、それがどんな悪夢だったとしても、今のこの状況に勝るものではない。むしろ、ここが夢であってほしい。ああ、そうだ
とも。これは夢だ。夢であるべきだ。手術中に停電が起きて、周りにいた者たちが闇に溶けるように消えたなんてことは……。
おれは体を起こし、手術台の上からあたりを見回した。暗闇の中、目を凝らすが何も動く気配はない。麻酔がまだ効いているのか痛みはないが、腹は切り開かれたままで、縫合すらされていない。血が滴り、手術台の下に血だまりを作っているようだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-04 11:00:00
2027文字
会話率:16%
夜、その建物の中でポタッ、ポタッと水が滴り落ちる音と足音が響く。
外は雨……ではない。何日か前に降った雨が屋上から下へ下へと染みこんでいるのか、それとも配管から漏れているのか、いや、水道は止められているはずだ。
ここは廃墟。彼の仕事は
そこの巡回。
なんだってこの俺がこんな仕事を……。
という心の嘆きは足音に表れることなく、ただ体の内部で繰り返し繰り返し木霊し続けている。
この社会が、実力主義であることはわかっていた。受け入れていた。望んでもいた。
……自分が一番前を走っている時は。だが、今や若い連中に職を、居場所を奪われ……
「ああっ!」
と、彼はとうとう堪えきれず声を上げた。肩に水滴が落ちてきたからだ。
彼は手で払い、そしてその手もまた、ぶんぶん振った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 11:00:00
1621文字
会話率:10%
その、滴りが、必須。
キーワード:
最終更新:2024-10-04 15:35:08
200文字
会話率:0%
複雑に交差する運命、渦巻く陰謀、異世界・・・・
ここは本編の序章です。大きな勢力が動き出すきっかけとなった堕天姫(あまひめ)復活事件の全貌を描いています。
今後登場する魅力的なキャラクターたちにご注目ください
最終更新:2024-09-16 17:07:01
20861文字
会話率:51%
グリニッジ天文台で焼き肉を食べよう。網から滴り落ちた肉の脂が芳醇な香りと炎を吹き上げ、肉を焼き焦がす様子は、見る人の食欲を誘う。
しかし一番よく焼けたのは焼き肉ではなく友情、焦げ付いたのは予定だった――
最終更新:2024-09-16 14:32:16
394文字
会話率:23%
雨滴り水溜まりの出来た巨木の下に生まれた赤子。その青年がある時を境に人である者が犯してはならぬ大罪を犯し自身を罰する為に永遠の死を求め旅に出る事を決意する。
そんなエファアルティスの苦悩を描く物語。
最終更新:2024-09-15 13:39:31
21958文字
会話率:0%
「あっ、駿介!」
「ん? このはか」
身長142cm、金髪ツインテールに八重歯という見た目からアホっぽい感じが滲み出ている少女、このは。
だが、彼女がアホっぽいのはなにも見た目だけではない。
「フフン、これを見て見なさい」
フ
ンッという掛け声とともに屋根からゆっくりと滴り落ちる雫を、パンチで弾き始める。
そういや小学校の時にそんな事したな。
「どうよ!」
無い胸を張り、ドヤ顔である。
毎日こんなしょうもない事でマウントを取りにきやがって。
全く、隣の席のコイツは今日もアホ可愛い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 17:03:40
56520文字
会話率:37%
あちらこちらから水蒸気が上がり、焦げ臭さが充満する火災後の現場。
辛うじて焼け残った家の骨組みは真っ黒に煤け、消火活動で使われた大量の水がポタポタと滴り落ちていた。
通報からすぐ現場に到着したはずなのに、到着した時点で手の施しようが
ないほど建物は炎に包まれ燃え上がっていた。
消火というより、周りの建物への延焼を防ぐので精一杯だった。
名の通った拝み屋が住んでいたと聞くその建物で、拝み屋のお婆さんが逃げ遅れて焼死した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 10:57:26
6449文字
会話率:27%
ものしりがおの占い師、笑ってる。
最終更新:2022-07-29 03:38:53
289文字
会話率:0%
「やれやれ、ようやく終わったか・・・」
刀身に暗褐色の輝きを纏う剣に鮮血が滴り落ちていく。
「お疲れさまでした」
「おう、お疲れ」
ポタリ、ポタリと血が落ちていく。
それがいつしか食い込むほどに柄を握り締めている、彼の血に変わって
いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 22:55:58
2926文字
会話率:56%
椿の蜜は甘いのだそうです。蜜がこぼれて花びらを滴り落ちる。めっちゃ美しくてめっちゃエロい。そっちメインで書けば良かった……。
最終更新:2022-02-19 23:49:43
582文字
会話率:13%
僅差の農耕から都市へ
斜光が、目にしみる昼、鍬が土に打たれている。日は頭上に昇り、頭部に水気をさそい、そんなに少なくはない髪が体温調節の結果起こる水滴の発生と滴りのせいで、熱い熱いと呻き声を上げる。慣れっこになり無感覚
のはずな身体がそうではないことを告げ、貧弱な人間本体に怒りを覚える。そもそも、土と戯れる仕事に、楽しみや快楽などは感じたことはない。時間感覚など曖昧なものしか有していないのにもかかわらず、ちっぽけな人間の男に、この世界を支配する時間という完全無欠の絶対主義者は、一日のうちで一番つらい労働を課した。生暖かい地面が、意識を朦朧とさせる。突如として視界がゆらりふわりと揺れた。視機能の異常は今に始まったことではない。ふわりふわりと陽炎のように、土中から噴出した熱気が透明の膜を浮かび上がらせ、時折、球状の暑さの塊が目の中に飛び込んでくる、そんな視感覚を持たせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 17:08:51
9644文字
会話率:100%
ノイングラート帝国皇立学園。
その最高学府、ベルンカイト校では本日、中等部の終業パーティが開かれていた。
パーティはダンスホールを使った立食形式で、終業する3年生と多くの来賓が、豪華な食事を楽しみながら歓談を続ける。
同盟国であ
るランドハウゼン皇国の第二皇女、アリア・リアナ・ランドハウゼンも、終業生の一人として、このパーティに参加していた。
アリアは本年度終業生の主席。彼女の元には、ひっきりなしに祝辞の声がかけられる。
ランドハウゼン皇国は、三大国でも容易には攻め込めない強国だ。
アリアを通した皇国との繋がりは、誰もが欲しいところ。
それにアリア個人も、人気、実力、容姿、全て揃った魅力的な姫である。
男達の様々な思惑が渦巻いた結果、アリアはパーティ開始から1時間半、全くの休みなく来賓の相手をし続けることになった。
途切れることのない話し相手に笑顔で応え続けるアリア。
若年とはいえ、皇族たるアリアは平然とそれをこなしていくが、よく見ると、こめかみに一筋の汗が滴り、笑顔もどこか引き攣っている。
腰も僅かに落ち、膝上まで露出した脚は時たまブルっと震えて見せる。
疲れから来るものではない筈だ。
普段からよく鍛えているアリアは、例え2時間立ちっぱなしになったとしても、疲れを見せたりはしない。
なら、酔ったか? それも違う。
相手に付き合い、いくつもグラスを空けはしたが、アリアは毒物全般の分解が早い体質だ。酔いは精々ほろ酔い程度。
では一体何が、表面を取り繕えなくなる程に、アリアを追い詰めているのか。
(早くっ……早く終わって……!)
……分解されたアルコールは無くなるわけではない。血流として全身を巡り、やがて体外に排出されるのだ。
(このままじゃ……私……!)
汗や息、そして――尿として。
(こ、ここで、漏らしちゃう……っ!)
歓談と演奏に賑わう会場の中、アリアは耐え難い尿意に襲われていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 20:36:17
10504文字
会話率:18%
洋館で 食塩水と謎のスープの食事で暮らす蝶子。毎日門の外に現れる謎の人物たち。
最終更新:2021-12-28 20:00:00
4593文字
会話率:17%
色と魔法が深く関わる世界…。
―火は赤く燃えたぎり、水は青く滴り波打ち、風はそよそよと緑の葉を揺らし、土は黄土の土を隆起させ、闇はその混沌の中からすべてを飲み込み、光は闇と対を成し、眩く光の中からすべてを生み出す。すべての根源たる魔力は生
命と共に都市の泉から湧き溢れん。
七色の大妖精がこの世界を創り、その大妖精を守護する七つの龍が存在するとされる。
その世界を統べるは若くして女王の座に就く、少女アイリス。
そのアイリスに見初められた雪国出身のイヴ。
イヴを取り囲む環境は次第に変わり、色づいていく。
晴れて宝石将になれたイヴ。
だが、そんな平穏な日々は長くは続かず、
王国に再び災厄が訪れる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 22:18:18
7687文字
会話率:53%
色と魔法が深く関わる世界…。
―火は赤く燃えたぎり、水は青く滴り波打ち、風はそよそよと緑の葉を揺らし、土は黄土の土を隆起させ、闇はその混沌の中からすべてを飲み込み、光は闇と対を成し、眩く光の中からすべてを生み出す。すべての根源たる魔力は生
命と共に都市の泉から湧き溢れん。
七色の大妖精がこの世界を創り、その大妖精を守護する七つの龍が存在するとされる。
その世界を統べるは若くして女王の座に就く、少女アイリス。
そのアイリスに見初められた雪国出身のイヴ。
イヴを取り囲む環境は次第に変わり、色づいていく。
イヴは憧れの存在である師匠で友人のガーネットと肩を並べたくて宝石将を目指す!
そんなイヴの色とりどりな冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 21:09:01
132225文字
会話率:59%
ゴミ漁りをしていた少年は、たまたま通りかかった奴隷商人に拾われた。
少年に与えられたのは体を覆うボロ布一枚だけ。
奴隷商人は少年に32号と名前を付けた。
番号で呼ばれ、奴隷として過酷な扱いを受け続けた少年は心を閉ざす事を覚えた。
それは少年に出来る唯一の自己防衛だった。
ある時、魔物に襲われ大怪我を負ってしまった少年は、奴隷商人に森の中に置き去りにされてしまう。
魔物の彷徨く森の中で一人。
不安と恐怖に震えながら死を待つだけだった少年の元に一人の老人が現れた。
老人の名はオルド。
木こりを生業としていた老人は、森で見つけた少年を不憫に思い、家に連れ帰ると看病を始めた。
献身的に看病を続けたとは言え、常人離れした速度でみるみる回復していく少年の姿にオルドは驚愕する。
魔物に受けた傷口は完全に塞がったものの、少年が心を開くことは無かった。
言葉は理解しているらしいが、黙っているばかりで喋ろうとはしない。
それでもオルドは少年を見捨てなかった。
服を与え、食事を与え、若い頃に冒険者として培った知識、人間として生きる為に必要な知識を夜な夜な語って聞かせた。
ある日、オルドは木こりの仕事の最中に魔物と遭遇してしまう。
もうこれまでだと悟ったオルドの前にあの少年が現れた。
「爺さん。まだ、死ぬな」
少年はそれだけ言うと、武器も持たず、素手で魔物をあっという間に倒してしまった。
オルドは安堵した。
自分の命が助かったからでは無く、少年が初めて言葉を発した事に。
だが、振り返った少年の目は魔物のそれだった。
指先から滴り落ちる魔物の血と同じ色。
全身に真っ赤な返り血を浴びて尚、紅くギラつく瞳は人間の物では無かった。
怯えた目で自分を見つめるオルドを見た少年はそのまま立ち去ろうとした。
去り行く少年の背中を見たオルドは、少年に別れの言葉では無く、名を与える事にした。
「待て。どうせ名も無いのじゃろ。たった今からお前の名はレイヴン。レイヴンと名乗るがいい」
「レイヴン……」
噛み締める様に名前を呟いた少年はそのまま姿を消した。
そして数年後ーーー
レイヴンと名付けられた少年は冒険者の街で第二の人生を歩み始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 08:00:00
1272911文字
会話率:42%