若き天才エンジニアにして大富豪の御曹司である吉良綺羅太郎は、最愛の妹の命を救うため、伝説の機械人形師の行方を追っていた。
藍潭市警の浦野警部補は、殺人現場で出会った彼と協力して、身元不明女性殺人事件の捜査にあたることとなる。
幽霊屋敷
の女主人に成り代わっていた死体の正体は? 機械人形に抱かれて消えた赤ん坊の行方は? そして、コスモポリス藍潭市に流布する首無し女の都市伝説の、衝撃の真相とは?
「人間は機械人形を愛することができる。その逆はまだ証明されていない」
東洋的レトロ空想科学都市を舞台に、ちょっととぼけた美形探偵が相棒の堅物警官とともに活躍する、浪漫SFミステリ奇譚。
不定期更新、26話完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-26 11:56:01
17138文字
会話率:40%
【大正浪漫SF】絡繰人形と呼ばれるアンドロイドが普及した大正時代。学生である主人公・椿は、小説を書く絡繰人形リャカを作ろうとしていたが、リャカは思うような小説を書くことができていなかった。ある日、椿がリャカを古書店に連れて行った帰り、二人は
謎の男に襲撃される。そんなピンチの二人を助けたのは、一人の老紳士だった。老紳士は、「お茶パブ」を自称する喫茶店のメイドとしてリャカをスカウトする。お店での個性的な人々との出会いによって、椿とリャカの運命は左右されていく――。(本作品は、休校中の少年少女にも読んで欲しいとの思いから、漢字にルビをふっております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 08:00:00
22921文字
会話率:54%
マッド軍曹とあだ名される老人は何を隠そう、誰もが涙を流して腹をよじれさせるほどおマヌケな天才マッドサイエンティストなのである。
そんな天才老翁は、妖しくも悲しい過去の繰り返しである。時には破壊に明け暮れ、時には同僚と酒を酌み交わし、時には愛
に生きてきたのである。
そして六年前、ひょんな事から身長3メートルの巨大なモヒカン男オゲル君と暮らし始めたのである。彼ら師弟はなぜかとても仲がよい。仲が良すぎて、今日もなにやらトンでもない事件が巻き起こりそうな予感――。さて、彼らの発明とやらはいったい何なのでありましょう。
義理人情と個人主義が交錯する古い時代の悪の秘密組織小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-08-15 00:45:37
37914文字
会話率:31%