不幸な事件に巻き込まれ、命を落としてしまった一人の少女。
死んだ後、彼女は突然目の前に現れた自分と瓜二つの吸血鬼の少女に懇願される。
「死んだ私の代わりに一族を危機から救って下さい!」
今まさに一大ブームとなっている異世界転生のチケッ
トを手にすることができたと有頂天になった彼女は、死んだ吸血鬼の少女の身体に入り込んで異世界行きを果たす。
だが彼女が転生した世界は、本来人の天敵である吸血鬼が、その血の力を渇望した人間たちによって逆に狩られる恐ろしい世界だった!!
初めの内は恐怖のあまりに戦いを拒んでいたが、異世界の吸血鬼と親交を重ね、吸血鬼の少女が遺してくれたチート極まりない力を駆使して、一族解放のための戦いを代行する決意をする。
果たして異世界に生まれ直したフワフワ陽キャ女子である彼女は、吸血鬼の間で語り継がれる伝説の救世主、『救血の乙女』になることができるのだろうか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:40:25
1061294文字
会話率:48%
魔術大国・プロテアス立憲王国。
魔術師を志すシャーロット・ベイリーは、才覚と努力の甲斐あって、魔術の最高学府への切符を手にする。
夢が叶う! と有頂天になったのも束の間、彼女は唐突に田舎の親戚の家に寄せられることとなり、震えながら尋
ねた入学の諾否について、彼女の父はこう答えた――「また今度な」。
これで激怒せずに何に激怒しよう。
憤激と反抗心に燃えた彼女は、偶然手にした超特級の魔術の品を報酬として魔神を召喚し、命じる――「私を家に帰らせて!」
――自分が陰謀のただなかにあることも知らず、その超特級の魔術の品により、更なる混沌に巻き込まれていくことも知らず。
そこから始まる、少女と魔神の腐れ縁と、国を巻き込む陰謀の話。
――さあ、神の瞳を撃て。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 07:22:37
1035409文字
会話率:26%
オタクな高校生尾田和夫は、とある同人誌即売会イベントで、ついに同人作家デビューを果たす。
しかし、まだまだ未熟な和夫の同人誌が売れることはなく、無力感に苛まれながら夕方を迎えることになってしまう。
だが、そんな彼の前に、ギャルな女子
高生が現れ……。
しかも、和夫の同人誌をべた褒めし、購入してくれたのであった。
ギャルはそれだけに留まらず、和夫をお茶に誘い、二人はオタトークで大いに盛り上がる。
トークアプリの友達登録までしてもらった和夫は有頂天であったが、実はこのギャルには秘密があって……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 20:17:52
8243文字
会話率:19%
最近、弟はご機嫌だ。ヤツが思いを寄せている女の子、サナさんとの仲が進展しているからだ。ヤツはもう有頂天で、頭の上に大量の花を咲かせている。あの花だけで庭が作れそうだ。それでか知らないが、ふと思ったんだろう、自分は幸せだけど、兄貴はどうなんだ
?と。(本作は、拙作「庭作シリーズ」の第三弾です。前作をお読みいただいた方がよりお楽しみいただけるかと思います。お兄ちゃんの「過去の女」編です。相変わらずのふんわり設定ですが、どうぞよろしくお願いします!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 20:00:00
10551文字
会話率:42%
20XX年、西日本の地方都市OSAKAは他都市と異なる独自の発展を遂げ、恐怖と暴力が支配する世紀末暴力都市となっていた。
酔っぱらって路上で眠り込み車にひかれるおっさんたち、自販機のボタンを押し間違えた腹いせにガソリンをかけて火を放つ若者
、ひいきの球団が優勝して有頂天になり、どぶ川に飛び込んで腹を壊すスポーツファン――OSAKAにいるのはそんなやつばかりだ。
何世代にもわたってOSAKAに住み、苛烈な環境に適応した市民たちは、頭を爆破されたくらいでは死なない丈夫な体になっていた。
ある日、無敵のヒーローにゅうめんマンのガールフレンド、三輪素子が所用でOSAKAに出かけたところ、OSAKA市長が偶然その姿を見て一目ぼれし、力ずくで自分の妻にするため、勢いで誘拐してしまう。
三輪素子の誘拐を知ったにゅうめんマンは、悪逆非道の市長からガールフレンドを取り戻すため、1人無法の地OSAKAに乗り込む!
ギャグが主体のヒーロー小説です。
この小説はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 17:27:50
32895文字
会話率:56%
誰も居ない部屋から良く通る声がする。
テレビから視線を外すと、梅の麗人がいらした。
ついつい素直ではない言葉が出る。
これは素直になってはいけない願いだから。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
幻想奇譚を書きあげた後の私の感想ですよ。
リアルに一抹のファンタジーを交えて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 18:34:45
984文字
会話率:41%
クリスマスの時期になっても彼女が出来ないあなたはダメ元で好きな女の子に告白をする。意外にも軽く了承され、有頂天になっていたあなたはクリスマスイブの日に腐れ縁の幼馴染とばったり会ってしまう。「久しぶりに会ったんだし、少しお茶してかない?」と誘
われてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 23:13:18
3843文字
会話率:62%
俺──神田騎士は、ハンディキャップを背負っている。
そう、この名前のことだ。『騎士』と書いて『ナイト』と呼ぶキラキラネーム。
おかげさまで俺は関係地の薄い相手から馬鹿にされることが多く、困らされていた。
ある日、俺は体育館裏に呼び出され
告白を受ける。
この学校では有名な美人双子姉妹の姉からの告白だった。
有頂天になった俺は告白を二つ返事で了承する。しかし、その告白は罰ゲームとして行われたものであり、俺はネタバラシを受け笑いものにされる。
大きなショックを受けた俺のもとに、今度は双子の妹の方が告白をしてきた。
同じ手に二度も引っ掛かるほど俺は馬鹿じゃない。
なにより俺は、人の気持ちを弄んできたことに強い憤りを覚えていた。
しかし、いくら突き放しても妹の方は懲りずに俺に好意をぶつけてくるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 12:03:23
23453文字
会話率:46%
前王家の生き残り王女(わけあり苦労人)が、憂国の美形貴公子に運命的に愛されるお話です。
魔王討伐に成功した勇者ジルベルトは、敬愛する聖女ルクレツィア姫とついに婚約することに。有頂天のジルベルトだったが、翌朝目覚めると囚われの姫君セレスティ
ーヌになっていた。とはいえこれは毎度のことだ。ジルベルトは勇者と王女、二つの人生を交互に送る運命の元に生まれて来たのだから。ルクレツィアを恋しがりつつ幽閉生活を送るジルベルト兼セレスティーヌの元へ、ある日刺客と超絶美形騎士がやってきた。
全6話。ムーンライトノベルズに別名で掲載している『勇者と姫と姫と貴公子』を全年齢向けに一部改稿した作品です。カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 15:00:00
25947文字
会話率:45%
孤児の少年であるヨークは、田舎の村で平和に育ち、成人の儀式を受けることになった。
儀式では、神の加護である『クラス』と『スキル』の力を授かることが出来る。
クラスは選択出来るが、何のスキルを授かるかは運であり、自分の意思で選ぶこと
は出来ない。
『敵強化』という聞いたことも無いスキルを授かったヨークは、四人の幼馴染に置いていかれてしまう。
さらに、半年後に村に戻ってきた幼馴染のバジルに追い打ちで叩きのめされてしまう。
それがきっかけになり、ヨークは『敵強化』スキルの可能性を追求することに決める。
危険な目に遭いながらも、ヨークは自身が持つスキルの真価に気付いていく。
スキルの力で高いレベルを手に入れたヨークは、王都への旅の途中で美しい月狼族の少女、ミツキと出会うことになる。
※キーワードに有るロボットは終盤まで出てきません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 13:00:00
850282文字
会話率:56%
西野メグミは25年間、平凡な人生を送っていた。
ある日、後輩女子の明浦カナと2人きりで残業し終えた後、2人は飲みにいった。
そして、メグミは酒の勢いで明浦カナに告白し、なんとOKをもらう。
ロリ巨乳の明浦カナと付き合うことになったメグミ
は有頂天になり、飲み直すという名目で自宅へ連れ込んだ……
そして、朝チュンと共に目覚めると、自分の姿形が変わり、股間にあるはずのものがなくなっていることに気が付いた。
何故か女の子になってしまったメグミは同じ境遇の3人のTS女子と共に今日もファミレスで駄弁る……いや、元に戻る方法を模索する。
「またカナちゃんに攻められちゃったよ」
「エロミ……」
「ドンマイにゃ」
「ご愁傷さまです」
彼女に童貞と共に処女を奪われたエロミこと西野メグミの明日はどっちだ……
※TS要素があります。
※下ネタが多いので注意です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 17:00:00
100748文字
会話率:59%
田舎の村娘であるリグは、幼い頃から幼馴染のクレイのことが好きだったが、彼から幼き日に指輪を貰ったことで有頂天になってしまい、関係を自分から進展させることはなかった。
このまま自然と自分は彼と結ばれると確信していたリグだったが、彼は突然村を
訪れた中央部の令嬢と婚約してしまい村を出てしまう。
それからリグは、もしいつか彼が帰って来ることがあったならば、絶対に自分の気持ちを伝えようと心に決めていた。
するとある日、願いが叶ったのかクレイが一人で村に帰って来た。
だが、彼の右腕は変異していて、人外のものと化していた。瀕死で運ばれてきた彼に診療所を営む夫婦は応急処置を施していく。
まるでバケモノのような見た目でも、リグは彼が生きて帰って来てくれただけで嬉しかった。
彼は翌日目を覚ました。
目を覚ますなり彼の方からリグは結婚を申し込まれる。
訳が分からず令嬢とはどうなったのかと問うリグに、彼は腕の変異が原因で婚約破棄されたと事もなげに答えた。
リグはそのプロポーズを受け入れる。
そしてその右腕を隠すために趣味にしている編み物でセーターを編む約束をした。
リグがセーターを編む間、クレイは治療に専念するが……
中編程度のダークファンタジーです。
『呪われ』『興奮』『執着』の要素で彩った異世界恋愛ものになります。
恋愛要素強め・ずっと一途にラブラブしている・サクサク展開です。
年齢制限が掛かるような性的シーンはカットしてあります。
ヒロイン視点はややシリアスなダークファンタジーな世界観を中心にしていますが、その反面ヒーロー視点はふざけたギャグ要素と化しています。
この作品はカクヨム、魔法のiらんど、pixiv、個人サイトにも掲載中の作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:25:40
36818文字
会話率:31%
その男は、ただ“ローグ”と呼ばれていた。
スラムで生まれ育ち、盗み、脅し、殺しを繰り返して恐怖と暴虐でスラムを牛耳る、恐るべき支配者だった。
ある夜男は、スラムと下町の間を流れるドブ川に沿った路上で、ひとりの美女を見つけた。誰に声をかけら
れる事もなく、ただそこに佇んでいた女に興味を引かれて、声をかけた。
「見ねえ顔だな」
「貴方は……私が視えるのですか?」
「そんなとこに立ってりゃァ、誰だって見えらあ」
「そうですか……。ではわたくしを、貴方様の妻にして下さいませ」
そうして女は、男に従いその妻となった。見たこともないような美女が攫うまでもなく進んで自分のものとなったことに、男は有頂天になった。
男は常に女を従えてスラムを闊歩し、女はすぐに「スラムに絶世の美女がいる」と評判になった。女は言葉巧みに男を誘導し、そのおかげで男は盗みも殺しもしなくなり、スラムの秩序は劇的に改善された。
そんな彼女の噂は、ついに領主のもとにまで届いた。そしてある日、男と女の棲家は騎士団に取り囲まれ、女は奪われ領主の元へ連れ去られた。
◆たまにはちょっと毛色の変わった異世界ならではの恋愛を。ハッピーエンドではなく、切ないメリーバッドエンドです。全6話、約20000字程度です。
◆暴力的シーン、人が死ぬ描写及び、匂わせ程度ですが若干の性的描写があります。R15指定です。ご注意下さい。
◆独自の世界観と設定が多分に含まれています。可能な限り本文中にて解説を入れますが、分かりにくかったらスミマセン。
◆この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、企業、国家などとは無関係です。また法令違反や暴力行為を推奨するものではありません。
◆作者の投稿作は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。故に他作品に本作の登場人物が再登場することがあります。
どの作品も独立しているのでそれぞれ単品でもお楽しみ頂けますが、合わせて読めば二倍楽しいです。多分。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 19:00:00
17740文字
会話率:35%
伯爵令嬢エセルは懇意にしている美青年ラウールがいる。外国人で貴族ではない彼だが、ある日彼はエセルに愛の告白をした。有頂天になったエセルはもちろん承諾するのだが、同時に彼は重大な真実を告げる。
「僕、魔王なんだけどそれでもいい?」と。
そ
れだけでも大変なエセルだが、聖女争いに巻き込まれ、盗人疑惑をかけられたり、階段から突き落とされそうになったりとトラブルが続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 18:36:16
14164文字
会話率:36%
俺の怒りが有頂天。陰謀論と言いたいならばちゃんとした陰謀論を書いてください。本来陰謀論はエンタメなんですよ。何でもかんでも陰謀論言えば黙ると思うんじゃねーぞ。
最終更新:2023-03-04 13:17:39
946文字
会話率:0%
わたしこと、塩見居醒《いさめ》が甘味処でまったりとしているところに、緊急ご飯速報の通知がポップアップした。
出現地点に映っていたのは、なんと自分で。
突如、サングラスのドクターコート集団に捕らわれ、わたしは意識を奪われる。
気づいた
場所は、やけにリアルな夢の中で。
しかも遙か上空から落下している最中だ。
そこにいた夢魔(魔物)が、同じく落下している直径200メートルのボウルに入ったフライドポテトを、美味しく味つけできれば助けてやると言ってきた。
ここは正夢で、言うとおりにできなければ落ちて死ぬというが。
そんなことできるわけがないと狂乱していると。
甘味処のウエイトレスが現れて、わたしなら塩属性の調味料少女だからできると言ってきた。
わけが分からない。
得夢《えるむ》と名乗るウエイトレスは、わたしと共に塩ピクシーを召喚し、塩魔法で、なんと、フライドポテトを美味しく味つけすることに成功した、のだが。
夢魔は味つけがまんねりだとして納得しなかった。
そこで得夢ちゃんはケチャップ・ピクシーを召喚して、特別なケチャップで味付けを加えてみると。
夢魔はあまりのうまさに昇天し、フライドポテトは無数のLサイズとなって、流れ星のように町へ降り注いでいった。
夢から覚めると、空からフライドポテトが降ってきていて。
大人も子供も大喜びで食べ出した。
みんなからお礼を言われて、有頂天になるわたし。
帰宅すると、調味料少女育成高等学校から編入の招待状が届いていて。
わたしは転校することになる。
転校当日、またもやサングラスのドクターコート集団に、オリエンテーションという名目で意識を奪われ。
次に目覚めたところは。
町がめちゃくちゃに破壊された紛争地帯の避難場所だった。
食料がなく、みんなお腹を空かしているよう。
そこで出会った調味料少女の夜船《よふね》ちゃんに、夢魔が出現していると言われて。
もしもご飯を勝ち取ることができれば、みんなを飢えから救えるのだが。
もしも負ければ、わたしもみんなも死ぬよと言われる。
その重圧に押し潰されそうになったとき、飢えに苦しんでいる子供たちや、自分の作ったご飯を喜んで食べてくれた人々の光景を思い起こして。
わたしなら救える可能性があるのならと。
決意を固め、夢魔のいる大空へ、わたしは飛び出した!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 23:11:01
16267文字
会話率:42%
大学デビューに失敗し、ボッチキャンパスライフを送る五島 俊(ゴトウ シュン)の趣味は、書籍化を夢見てWeb小説を書く事。
※高校の卒業式の直後、事故に遭い異世界に転移していたのだが、その事を忘れています。
ある日、細々と連載していた小説
に可愛い犬耳アバターの女の子がファンになってくれる。
それだけでなく、同級生の銀髪美人留学生まで小説のファンだという。
有頂天になるシュンだが、
「もっとチートを希望しますっ(>_<)」
「足りないわ。 もっとヒロインを追い詰めましょう」
二人は真逆の展開が良いと言ってきて……。
最初にファンになってくれた犬耳少女のため、チート展開を書くのだが、
諦めきれない銀髪留学生は書籍化をちらつかせてシュンをぐいぐい誘惑してくる。
どうやら二人にはそれぞれ事情があるようで?
果たしてシュンはどちらを選ぶのか、むしろ彼の理性は持つのか?
これは、ちょっと厨二でお人好しの主人公が押しの強いヒロイン二人に振り回されながら、
小説を通じてヒロイン達を救うラブコメディ。
※他サイトでも連載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-26 17:50:09
25225文字
会話率:28%
赤点ギリギリの俺は頭の良い姉の友人に家庭教師をお願いした。
そうして現れたのは俺が密かに憧れていたポーカーフェイスでクールで美人の巽先輩だった。
憧れの先輩と二人きりで勉強を教えてもらえる状態に有頂天だった俺に、先輩はこんなことを言ってきた
。
「……紘くんさ。良い声してるよね」
そこから俺は先輩の真の姿を知ることになるのだった。
「なろうラジオ大賞4」応募作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 22:08:10
996文字
会話率:64%
魔法使いフェイは魔王征伐に赴いている勇者チームの一員に選ばれて有頂天に。
(この機会に勇者を射止めて彼の伴侶に)
彼女はそんな野望を持つが、現実は厳しい。
勇者チームの費用はスポンサーが提供しており、フェイはその言うがままにコマーシャルに使
われる。
フェイの護衛隊長のエディという男は金の捻出に奔走。
フェイは勇者と添い遂げられるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 23:27:14
2194文字
会話率:26%
放送作家の中山裕介(ユースケ)は、友人でディレクターの多部亮と、多部の恋人でタレントの桐谷智衣美からドラマの企画を考えて欲しいと依頼される。
あるテレビ局で放送されている月曜から木曜の深夜番組枠『ルームナイト』の番組は十月から一新され、
月曜日は多部が勤務する制作会社が出した企画が通り、スタートする事が決まった。多部はまず、裕介にその番組の構成に携わってくれるよう打診する。
そのテレビ局は翌年四月で開局二十周年を迎え、それを記念して全レギュラー番組などで特番を組む事になった。十月からスタートする新番組はバラエティだが、多部は特番でドラマを企画しようとしている。その原案と脚本を裕介に考えて貰いたいとの事だった。
二人の懇願する姿に根負けした裕介は、仕方なく承諾し、作家として多忙な日々を送る傍ら、原案を考え始める。裕介が考えた原案は、番組アシスタントである桐谷が、男性出演者のセクハラに嫌気が差して収録をボイコットする騒動を起こすというもの。
しかし、それがドラマの設定だと知っているのは、スタッフと桐谷、そしてセクハラをした男性出演者と男性MCだけで、他の出演者には何も知らせていない。言わばドラマとドッキリを融合させた、ドキュメントタッチのドラマにしようとしていた。
ドラマ収録初日となる二月上旬。レギュラー放送の収録だと思っている出演者達は、次々とスタジオに集まるが、桐谷は収録をボイコットする設定となっている為、収録開始時刻を過ぎても姿を見せない。
スタッフは苦肉の策として、桐谷にセクハラをしていた男性出演者に責任を取って貰う形でアシスタントに据えて、収録を行う事を決定させる。これに男性出演者は有頂天となるが、ここまでは脚本通りだった。
所が、自宅待機している筈の桐谷に多部が連絡を入れても繋がらず、そのまま音信不通となり、桐谷は消息を絶ってしまう。この事態に多部はドラマ収録の中止を訴えるが、裕介は警察に捜索願を出す事態となるまでは、「お蔵入り」覚悟でも続けてみようと主張する。
裕介の決然とした態度を目の当たりにした多部は、そもそもの発起人は自分である点を思い返し、渋々収録の続行を承諾する。
しかし、この決定により、ドラマのストーリーはあらぬ方向に向かって行く。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-09-12 05:49:38
54010文字
会話率:47%