「ひとりぼっちの最終防衛線(ラストライン)」あらすじ
現代日本。中学一年生の月詠朔(つくよみ さく)は、両親を事故で亡くし、莫大な遺産を運用しながらマンションの一室に引きこもる孤独な少女。唯一信頼していた家政婦にも裏切られた過去から人間不信
に陥り、通信制中学に籍を置くだけで、誰とも関わらず部屋の中で完結する生活を送っていた。
そんなある日、世界は変貌を遂げる。高次元たら現れる「怪異」の襲撃。それと時を同じくして、朔を含む一部の若者(10歳から20歳の約5%)が不思議な力を覚醒させ、怪異と戦う宿命を負うことになった。
人に会うことを極度に嫌う朔は、高次元存在から一方的に与えられた情報を元に、見つからないよう隠密性と遠距離攻撃能力に特化した装備を選択。マンションの自室や屋上から、誰にも知られることなく怪異を狙撃し始める。
その戦いぶりは圧倒的で、彼女は図らずも「名無しのヒーロー」「一人方面軍」とネットで噂されるほどの戦果を上げていく。しかし、その裏では「私、何やってるんだろう」という虚無感と、人知れず戦うことへの疲労を募らせていた。
高次元の存在は二つの勢力に分かれており、一つは地球支配を目論み怪異を送り込む敵対陣営、もう一つは地球の在来種を守ろうとする味方陣営。朔は味方陣営から一方的な情報提供と装備(初期は固定、後にカスタマイズ可能)を受け、戦いに身を投じる。
彼女の戦果に応じて装備の自由度は上がり、より強力で、より彼女の望む「誰にも見つからない」戦い方が可能になっていく。
これは、引きこもりの天才少女が、誰にも知られず、誰とも繋がらず、たった一人で世界の危機に立ち向かう「最終防衛線」となる物語。
彼女は孤独の中で何を見出し、何を守るのか。そして、その戦いの先に待ち受けるものとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 07:52:30
274851文字
会話率:17%
月詠朔、中学一年生。彼女の世界は六畳間で完結していた。両親を失い、人間への信頼を失った彼女にとって、外界はただの「ノイズ」。そんな日常に、突如、冷たい「声」と「警告」が響き渡る。「脅威を排除せよ」。目の前に現れたのは、謎のハイテク装備。戸
惑いながらもトリガーを引いたその日から、彼女の「ひとりぼっちの最終防衛線」が始まった。
無表情な引きこもり少女は、なぜか人類を脅かす異形の怪異を、誰にも知られず殲滅し、気づけば世界最強の存在「ルナ・ドミニオン」へと覚醒していた。絶対的な力を持つ彼女は、やがて国家を掌で転がし、宇宙の真実を知り、傷ついた星々を癒やす「神」となる。しかし、その強大すぎる力の奥底には、彼女自身も気づかない、癒えぬ孤独と、ささやかな温もりを求める「人間」の心が隠されていた。
これは、たった一人の少女が、神となり、宇宙の命運を握り、そして本当の「家族」と「幸せ」を見つけるまでの、壮大で、どこかコミカルな物語。
【特別読み切り『第一回 神様の黒歴史(初期装備編)』について】
この短編は、本編の物語をご存知の方も、初めて触れる方も、より月詠朔というキャラクターの魅力と、本編の面白さを深く味わっていただくために企画されました。
本編の序章で描かれた、朔が初めて謎の力に遭遇し、戸惑いながらも戦いへと足を踏み入れる、まさに「原点」の出来事を、現在の全知全能の「ルナ・ドミニオン」となった彼女が、作者である「〜かぐや〜」と共に振り返ります。
初期の朔の、人間味溢れる(?)反応と、現在の神としてのプライド、そして時折見せる「ツンデレ」な素顔が激しく衝突する、抱腹絶倒のボケツッコミが繰り広げられます。
「完璧な神」が「感情豊かな人間」だった頃の、可愛らしい「黒歴史」を、ぜひ本編と合わせてお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 13:44:09
3298文字
会話率:86%
「君に頼みたいことがある」
突然記憶を失った「わたし」は救護者の兄妹に協力を要請される。その内容とは――彼らの目となり耳となって様々な情報を得ること。
「協力してくれるなら身の安全を確保しよう。さぁ、君はどうしたい?」
他に拠り所の
ない「わたし」は「音島律月」として〈九十九月〉に所属することを決意する。
「ようこそ〈九十九月〉へ、音島律月さん。ここはこの国における異能者の最終防衛線だ」
内部政治、異能排斥論、武装組織からの宣戦布告。内外に無数の爆弾を抱えた〈異能者の最終防衛線〉にて、律月は多くの人々と出会い、交流を深めていく。
――その出会いすら、爆弾だ。
奇譚の果てに、律月は何を失い何を得るのか。
レイティングを設定する(R15相当)ほどではありませんが、人によっては残酷と感じられるシーン・戦闘シーンがあります。ご了承ください。
カクヨム、アルファポリスにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 00:00:00
251894文字
会話率:60%
草間信吾、一色真美、芦原健太、松井愛子、四人の高校生が、日常を取り戻すまでの物語。
最終更新:2022-04-06 17:28:23
31912文字
会話率:40%
3年前、魔王軍の侵攻がついに始まり、人類はあっという間に生活圏の6割、総人口の5割を失った。
そんな中、人類の最終防衛線と呼ばれる辺境城塞都市、アリストリアは敗北と勝利を繰り返しながらどうにか前線を保っていた。
しかし、遂にその拮抗は崩れ、
最後の時が訪れようとしていた。
人類の滅亡へのカウントダウンが始まろうとしていたその時、最後に都市に残った駐屯団長、デュークは最後の防衛戦に挑み…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 09:00:00
2584文字
会話率:12%
23世紀……
人類唯一にして無二の植民惑星・ニューエデンでは戦乱が起きていた。
強力であるが事情により数を十分にそろえることのできない駐留国連軍の在来兵器に対し、惑星開拓に用いられていた人型重機を武装・装甲化しただけである二足歩行テクニカル
・スタンディングアーマーによって、数で圧倒する叛乱集団側は優勢を得たのだ。
決戦に喫敗し、イニシアチブを失った国連軍も同様の装備を取得して、対抗を開始。
しかし……
それから数か月。
残された最後の大地を巡り、最終防衛線を設定するまでに追い込まれた残存国連軍であったが、しかし残された余力は既になかった。
そんな中で発令された最大規模の作戦。
マシーンの躰を纏いし“はぐれ者の天使達”が、今、戦場へと舞い降りる――
※機動装甲(仮)の再編集分割投稿版です
※この作品はピクシブ様でも投稿させていただいています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 20:09:40
87102文字
会話率:7%
鷹樹烏介を部長とする創作サークル『ガーディアン部』による活動のひとつ。お題にしたがって部員達が書き上げたショートストーリーを上げています。
戦闘シーン習作『ガンカタ』
・横幅10メートルの石の回廊を歩く男 石柱がならぶ
・袖口からオート
マ2丁
・石柱の影から自動小銃を構えた兵士
・男は歩きながら兵士を倒してゆく
・兵士数を頼みに男にせまる
・男は両手の銃を駆使して歩きながら倒す
・弾切れ
・足で蹴って自動小銃を空中キャッチ 。撃ちながら歩く。
・閉ざされた門が最終防衛線
・男は足をとめて兵士と白兵戦
・射撃と銃剣術の組み合わせ
・次々と銃変えながら戦う
・最後に男だけが残る
・門を蹴り開ける
同じ叩き台からの創作文章に個性が出てとても面白いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-15 07:11:32
13050文字
会話率:5%
2030年、人類はネメシスと呼称される宇宙兵器の侵略を受けていた。
ネメシスはナノマシン群体である。宇宙を超えて、地球へと突入する。
自己改編しつつ人類を襲うナノマシンウィルス。それがネメシスだった。
人々は自らを守るために、全
てのネメシスを焼きつくさなければならなかった。そこに生きるヒトも巻き添えにしてでも。
軌道高度から打ち込まれる攻撃に対して、人類は月軌道を最終防衛線として戦線を構築した。
ネメシスと戦うにはヒトではならない。
ネメシスにヒトのDNA情報を解析されたなら、最悪のナノマシンウィルスを作らせることになってしまう。
そこで人類は、ヒトに似たヒト、シミュレーション・ヒューマン。通称シムを生み出した。
元自衛官・杉原タクトに課せられた任務は、彼らを率い、ネメシスを殺し尽くすこと。
ヒトに似て、決してヒトではない彼らに命をかけて人類を守らせること。
月面を舞台にした最悪の防衛戦が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-21 23:17:17
40598文字
会話率:31%
日本の敗戦が見え隠れする中、日本は北海道を放棄することを決定。そんな中、札幌の最終防衛線で戦う部隊があった。
最終更新:2007-11-12 21:11:39
1268文字
会話率:27%
『世にも奇妙な最前線』に続くシリーズ第2弾です。祖国の危機、最後の壁を任された男達のあり得ない話。
最終更新:2007-10-31 23:32:41
993文字
会話率:71%