遥か昔、語るも恐ろしい災厄が続いた年があった。それは神々の力によって「箱」へと封印された―――
その「中身」を知らずに時は進み、ついに時代は私達が暮らす現代へと追いつく。
暗い事象が多い今日「中身」は外界に興味を持ち始めた。「中身」達は力を
合わせ、幾重の封印を解く。
様々な形となって襲い掛かり始める災厄達に人々は戦々恐々とする。
しかし、箱には「希望」も封印されている事を忘れてはならない。
これは、その希望と出会った何時生子(いつしょうこ)達の、皆は知らない災厄を鎮めるお話。
※誤字脱字、言葉の誤用等がある場合があります。気づき次第修正します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 04:25:45
44725文字
会話率:41%
拝啓
この世は優しさに溢れている。確かに戦争や殺人など暗い事もあるかも知れない。しかしそれでも僕の住んでいる街は優しさに溢れている。
僕はこの街を誇りに思うし大好きだ。
そして街以上にお母さんとお父さんも大好きだ。
優しくてお弁当はおいしく
て、釣りにも沢山連れて行ってくれた。
こんな大人になりたい思った。
だけど優しいお母さんとお父さんはもういない。
お母さんが最後に教えてくれたのは「優しさだけじゃなにも出来ない」ことだ。
お母さん、あの時僕が溺れなければ。ごめんなさい。
お父さん、お母さんを殺してごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
生まれてきて、ごめんなさい。ごめんなさい。
死んで償える事では無いかも知れない。しかし優しさだらけのこの世にはうんざりです。
罪人に優しさなど無用です。
僕は地獄に行きます。
最後に
お母さんに会いたい。それが許され事では無くても。
敬具
9月15日
上山優希折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-03 20:42:47
3339文字
会話率:18%
【ハイファンタジー×ミステリー】
舞台は、科学と魔術によって発達したアレリア王国。
この国の冒険者達は皆、ギルド保険と呼ばれるものに加入していた。
死霊を操る魔術師――死霊術士<ネクロマンサー>であるレムレス・ライガイスト30歳――は過去
のトラウマで能力を封印し、今は死者の記憶――残留思念を視る事が出来る【死視】と呼ばれる技能のみを駆使して、冒険者ギルドの保険調査官として働いていた。
レムレスは、貴族令嬢で剣の達人である新人調査官のルーナを相棒に、とある熟練剣士の死因を調査することに。
そして【死視】の技能を駆使したレムレスは驚くべき事実に気付いた。
「彼は……この乾ききった遺跡の、カラカラに干上がったこの通路の上で立ったまま……溺死した」
その巧妙な手口の裏に隠された真実とは……。
「死者は生者と違ってな――真実しか語らない」
これは華やかな冒険者達の活躍の影にある暗い事件を解決する、赤き死霊術士と銀の剣士の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-11 12:00:00
57419文字
会話率:58%
「世界はもっと輝いていると思っていた」
中学2年生の春、始業式を頭痛でサボった私は
薄く汚れた保健室の天井を見ながら呟いた。
所属している吹奏楽部の練習はキツいし、
来年には受験が控えている。
受験が終わってもまた勉強勉強勉強受験就職。
このまま決められたレールを歩きそして死ぬのだろうか。
春休み明けの憂鬱さからか暗い事ばかりを考えてしまう。
おや、外で教師達の会話が聞こえるぞ。
どうやら私のクラスに転校生が来るらしい。
部活も吹奏楽部希望なのか。
一体どんな人なのだろうか。
ちょっと面白くなってた。
変わらないと思っていた日常の彩度が少し上がった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 00:14:19
836文字
会話率:15%
介護職員ってなんだ?ブラック労働、キツい汚い危険の3K労働、そのくせ給料も安い、精神を病む、なんか暗い事件が多い…
今回はグループホームで働くある青年の物語。これは世界のケアワーカーに捧げる物語。
最終更新:2020-07-20 11:13:04
22853文字
会話率:32%
共に暮らしている二人は、暗い事を考えると雨が降ってくるという悩みを持っている。何度も雨に打たれ、時には恋愛を考える、少し切ないお話。
最終更新:2020-05-23 10:00:00
19283文字
会話率:64%
暗黒人間の生きる姿のこと
最終更新:2019-07-25 20:47:37
310文字
会話率:0%
詩です。すまん。こんな暗い事件が続く真っ只中に、こんな暗い詩しか書けなくてスマン。
最終更新:2018-07-08 11:17:38
528文字
会話率:25%
二〇世紀初頭を模した異世界。
ある日、シンクレアは上官に呼び出されて極秘情報を開示された。
友好国であるはずのラブラス共和国から、何の前触れもなく宣戦布告を受けたという。
しかしそれ以降何の音沙汰もなく、現地領事館からの連絡は途絶え、派遣さ
れた特使は行方不明となった。
この理由無き宣戦布告と連絡の途絶、謎の失踪を調査すべく、シンクレアと彼女の部隊『第七独立連隊』は先遣隊として出動を命じられた。当初は渋っていたものの、自分に横領の嫌疑が掛けられていることを仄めかされ、後ろ暗い事実を持つ彼女は、軍部の後ろ盾を無くさないために不承不承に任務を引受けた。
そして向った先で彼女が見たものは、奇妙な戦場であった。
これは半獣人の従兵ケメット伍長によって綴られる、魔女シンクレアの軍事行動記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 21:00:00
160829文字
会話率:33%
二〇世紀初頭を模した異世界。
ある日、シンクレアは上官に呼び出されて非公開情報を開示された。
友好国であるはずのラブラス共和国から、何の前触れもなく宣戦布告を受けたという。しかし、それ以降何の音沙汰もなく、現地領事館からの連絡は途絶え、派遣
された特使は行方不明となった。
この理由無き宣戦布告と連絡の途絶、謎の失踪を調査すべく、シンクレアと彼女の部隊『第七独立連隊』は先遣隊として出動を命じられた。当初は渋っていたものの、自分に横領の嫌疑が掛けられている事実を報される。後ろ暗い事実を持つ彼女は、軍部の後ろ盾を無くさないために不承不承に任務を引受けた。
そして向った先で彼女が見たものは、奇妙な戦場であった。
これは半獣人の従兵ケメット伍長によって綴られる、魔女シンクレアの軍事行動記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 20:47:45
19680文字
会話率:38%
作者が文に慣れるために色々な思った事をとりあえず書いていこうと思って始めた、エッセイというかなんというか……ただ文で遊んでるだけだったり。
最終更新:2016-09-25 21:28:46
3850文字
会話率:0%
これは昔のお話。まだ私が私だった頃のお話。
その世界はとても広く見えた。全力で走っても道は永遠に続いてるかのように終わらない。もちろん人が一人、全力で走った程度で終わるような世界ではない事なんて知ってる。それでも私にとってその世界はとて
も広大に見えた。
けれど、世界はとても小さかった。私が見ていた世界は人が簡単に両手でぐちゃぐちゃに丸めてゴミ箱に捨てられるような、そんなちっぽけな物だった。
私は道端に捨てられたそれを拾って思ったのだ。これを作った人は、完成したその時に何を思ったのだろうか、と。果てしなく続くと思われていた大地には終わりがあった。海を挟んでまた大地がある。それは本当に広大な世界。人が歩いて進む事は決して出来ないくらい広いその世界は、紙とペンで表すだけで、とてつもなく狭い世界に変わるのだった。
でも、そんな狭い世界でも、やはり人が歩いて渡る事は出来ないのだ。どれほど未開の地が明かされようとまだ知られていないものは幾つも存在する。
それは紙とペンでは表せない、人の目にも映らない、とても純粋な恐怖。
そう、私は気が付かなかった。見ているものが眩しすぎて、周りはとても暗い事に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-15 13:10:39
14754文字
会話率:41%
通信網が世界中に張り巡らされ続け、サイバネ手術が普遍化し、インターネット空間へ精神をダイブさせることが当然になり、突如として魔法が出現した時代。世界は衝突し、融合し、今も拡大を続けている。人々は宇宙への進出の道を断たれ、もはや宇宙植民の夢は
小学生にすら口にされなくなった。新型サイバネ、過剰消費社会、魔法、見目麗しいエルフのゲイシャ、人気花魁アイドル、サイバードラッグ、合法トリップドリンク。
皆、熱に浮かされ、ケオスの海に呑まれていく。空の色はノイズ交じりで不通状態なテレスクリーンの色、誰も青空など求めてはいない。身を隠すためのほの暗い影が都会を生きる人々には必要なのだ。宝石箱のように輝く摩天楼、宝石箱の輝きが強まれば強まるほど、色濃く、深く、より暗く影が落ちる。
未来的電脳メガロシティに生きる者は誰もが犯罪や後ろ暗い事とは無縁でいられない。
そんな世界を生きる未来的エルフ青年の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-02 13:08:43
9767文字
会話率:49%
中世ヨーロッパ風魔法ファンタジー。女魔法騎士とオークが旅をします。
かつて栄華を極めた大帝国が滅亡した世界。主人公の女騎士は相棒のオークと共に教皇の勅命の元で大帝国の遺物を記録する旅をしていた。そんな中、立ち寄った小さな村にはなにやら薄暗い
事情があるようで……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-24 01:40:58
21014文字
会話率:28%
自分ばかりが孤独と思っていた”真尋”と”若葉”。
けど、そんな真尋の幼馴染の”千草”やクラスメイトの”千代”、
”宗太”、”玲汰”たちと共に過ごすことになった夏休み、
自分が孤独じゃないということに気付いた真尋や若葉だったが、6人にとてつも
なく暗い事件が起きる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-18 18:53:35
2372文字
会話率:37%