王家には神に愛された徴である、美しい瞳の赤子が生まれる。
金色に輝く虹彩が、まるで太陽のように美しい太陽の瞳。
光の下では静かな青白い輝きが、夜や屋内では強い輝きを放つサファイアのような青になる月の瞳。
太陽や月ほどではないが個々
人様々な色に輝く星の瞳。
そして神職についた王族に顕れることの多い、多くの色を備えて美しくきらめく虹の瞳。
総称して『空の瞳』と呼ばれるそれは王族にのみ時折あらわれる、神の愛の証。
その瞳を持つ子どもが最後に生まれて200年以上たった現在。
国境近くの森にある村の孤児院で、目の見えない少年が暮らしていた。
ある朝、少年は突然、同じ孤児の仲の良かった少女に将来の約束を迫る……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 16:06:04
2287文字
会話率:27%
★毎週水曜・最終水曜は二話連続投稿
*水曜日が月に5回ある場合は一話ずつとなります。
*こちらの作品はpixivで公開中初の創作小説【厄災の姫と魔銃使い】のリメイク版になります。
*この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
何気ない平凡な村で暮らす変わった星の瞳の少女エリー。
彼女にはひと月ほど前の記憶がない。
そんな彼女の前に現れたのは一挺の銃を持った一人の青年クロト。
クロトの語るひと月ほど前に起きた一国の崩壊事件。第一皇女であったエリーはその事件の元凶となった世界の天敵【厄災の姫】である。
訳ありなクロトはエリーを必要とし、エリーはクロトと共に……。
情のない魔銃使いと、呪われた少女。
突き放し、それでも寄り添い、互いは共に旅をする。
例えすべてが敵でも、それが世界でも――
――【好意】は【偽善】ですか?
【愛情】は重荷ですか?
【愛情】を捨てれば楽になれますか?
互いが互いを必要とする二人の複雑関係ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 19:57:53
1146367文字
会話率:35%
短編。少女と、彼女が路地裏で拾った【それ】の物語。
登場人物
・水森理沙:暗い陰のある少女
・【それ】:捨てられていた(?)謎の生物
※本作は作者「おどぅ~ん」自身が「カクヨム」から重複掲載しています。
カクヨム版→https://kak
uyomu.jp/works/1177354054893564523折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 07:00:00
5091文字
会話率:32%
その森は、女神の加護を持たない者が踏み入れば、二度と出ることは出来ないとされる禁足地だった。硝子樹と呼ばれる異質な木々が立ち並ぶ森に追放された一人の男。|善意に拠って行われた行為が、然し、誰にとっても善い行いとは限らない。貧民、娼婦、孤
児、乞食。病に冒されようと、治療を受けることさえ赦されない、哀れな者達。そんな人々を救う為に、かつて男は手を差し伸べた。
だが、それは間違いだった。何故ならば、人は常に過去を裏切る生き物であるから。人は必然性を軽んじる生き物だから。
男は森の中を彷徨い見付けた館の中で、硝子の棺に封印された、美しき乙女を見付ける。煌めく金の髪に、硝子のように透き通る白い肌。男は棺に鎖された少女の封印を解き、その肌に手を触れ――死に絶えた。背後から、身体を刺し貫かれ、血に塗れながら、硝子の棺に佇む美しき少女の対比として。
そして――蘇る。男はる。少女として。星を連ねる不可視の線として。星々に捧げられるその願いの使者として。即ち、星夜の伴侶として、蘇る。
/昔投稿してたやつの再掲です。再掲する気はさらさらなかったのですが、ちょくちょくダイレクトメールを送ってきたり、色々言ってくる人が居たので、仕方なく再掲しました。
それと、最近複数の高校生と会話をする機会がありました。なるほどな、と思うことがあったので、最初の方は少し過剰なまでに漢字にルビが降ってあります。多分、小学生でも、国語の授業を全部さぼってた高校生でも読めるので安心して読んでください。
ルビには難しい比喩を簡単にするために意図的に間違った(意訳的な)ルビを振ることがあるので、居ないとは思いますが、この文章で漢字の勉強をするのは止めてください。
更新は不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 11:42:55
29429文字
会話率:29%
冬茜の空のオレンジは、やがて星を追いかける瞳の色となって。願いとともに見つめる、宙にはプレアデスの星々がそこに。
最終更新:2024-01-08 19:15:49
537文字
会話率:0%
夜を扱う魔術師は、ただの人間が長命で強大な力を持つ魔女に寄り添うことの意味を知る。
その人間はこれまで魔女の時波(うんめい)に鮮烈な物語を刻んできたはずだ。そしてこれからも刻み尽くすつもりである。
――つもりであった。普通の人間より長生きす
るという魔術師が、魔女のもとへ訪れるまでは。
森の魔女に弟子入りを願う、魔法を持った特別な人間。
生きるために魔法を取り込まねばならない、儚い妖精。
紡いだ音が人を殺す、それでも音楽を選んだチェロ弾き。
目指すべきものとして空に灯る、明星の瞳を持つ古の竜。
すべての時が在る場所で、人であることをやめた魔術師。
ひとつの願いの始まりから終わりまで。五つの不思議な道具たちと、人間のささやかな企み。
これは、とあるページを求めた夜の魔術師の物語。
◇
このお話は、沫たつ時波の物語シリーズのうち『ユーリカの栞』という作品の後日談です。
未読のかたでも楽しんでいただけるように書いたつもりですが、本編読了済のほうがより面白いかもしれません。
『ユーリカの栞』
https://ncode.syosetu.com/n8502id/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 22:15:46
23815文字
会話率:30%
『水のみ貴族』バクスター子爵家に仕える料理人見習いオリバーは、明るく純朴なバクスター家第4令嬢のファティマに長い片想いをしている。ふたりは幼い頃から親しい間柄だった。……ファティマが16歳になる夏までは。
サマーバケーションが明けて屋敷での
お仕えに戻ったオリバーを待っていたのは、あのころの面影はどこへやら、オリバーには見向きもせず、男子を取っかえ引っ変えするファム・ファタールと化したファティマだった。
ショックを受けたオリバーは、一度は嫌われたと諦めかけるが、自身の仲間やファティマの姉妹たちの手を借りながら、彼女の変貌の理由を探っていく。ファティマの目的とは。そしてオリバーの身分違いの恋は叶うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 12:16:26
8295文字
会話率:32%
澄み切った冬の夜空の中で、ひときわ輝く青白い星と、優しい雪だるまのお話です。
最終更新:2021-12-31 00:59:48
1394文字
会話率:28%
「花の簪」シリーズ外伝。ゾランが主役の物語です。
最終更新:2021-12-22 22:51:12
23436文字
会話率:38%
毎日朝8時10分2番線6番ドア
彼がいる電車に今日も乗る
17歳の私がした、泡沫のような恋
最終更新:2021-11-02 14:15:35
3388文字
会話率:39%
村を焼かれて帰る故郷を失った少年。彼には人間と魔法使いを見分ける目があった。
その能力によってある貴族に拾われて軍に入るために士官学校に通っている。
そんな中ある奇怪な殺人事件が街で連日と続いていた。
ある日、少年は士官学校の帰り道にある一
人の魔法使いと出会う。
その出会いが町一つ巻き込んだ少年と少女の運命を変えるとてつもない事件に発展する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 13:51:09
12515文字
会話率:25%
少年は恋をした。出会って一瞬、たった一瞬のその恋はいつまでも胸に燻ぶって、消えない。探した彼女は見つからず、初恋は忘れられない宝物にして、少年は思い出と決別する。
最終更新:2021-03-22 14:42:52
9014文字
会話率:18%
なぜ「星の瞳のシルエット」が少女マンガで一番なのかは、拙筆”二次海記”の第一話をお読みくだされば幸いです。
キーワード:
最終更新:2021-02-17 17:34:45
2088文字
会話率:3%
この世界はひとつではない。
光と闇。昼と夜。人と人ならざるもの。
そして、命あるものと魂だけのもの。
ふたつの世界は重なり合って存在している。
そのふたつの世界のはざまには、「魔法使い」が住んでいた。
平凡な村の娘と彼女が出会った「赤の
魔法使い」、そして「星の瞳」が織り成す、魂の物語。
【紙媒体】
2017.11.23 第一巻文庫版をBOOTHにて通販開始。
2018.07.16 第二巻文庫版をBOOTHにて通販開始。
2020.02.09 第三巻文庫版をBOOTHにて通販開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 16:00:00
65656文字
会話率:55%
2030年7月
天上に十字の星が輝き、世界を満たしたその光は人々の瞳に紋様を刻んだ。
変異した瞳を持つ者は体の内より“輝力”を発現し、その光輝なる力は持たざる者との間に軋轢を生んだ。
世界は二分した。
持たざる者は未知への恐怖で迫害し、持つ
者は溢れ出る光で世界を蹂躙した。
ここに二人の人間がいた。
世界の混沌を憂う星の王と、王に付き従う騎士。
定められた運命を踏みしめて歩き、避けられない滅びを変えようと足掻き続ける。
王は願う。
世界に遍く希望の光を、未来という夢を。
星は全てを知ってなお、語ることなく光り続ける。
今日も空には、星が輝く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-17 03:59:39
5424文字
会話率:52%
物理法則を無視した現象を引き起こす異能力が確認されてからまだ数十年と経っていない世界。
そんな世界で異能を活かして暗殺、スパイ、密売と裏社会を牛耳る組織の構成員の少年、真境名斗真は、とある件をキッカケにその組織を抜けさせられ、暗殺しようとし
た華原綾乃に仕えることとなる。
そして今後起こる世界の破滅を回避し救うという綾乃の荒唐無稽な目的に振り回されていく。そんな中、今までは謎に包まれていた能力者の謎や世間に隠蔽された能力者の存在が迫ってきて……!?
そんな感じの異能力バトル物です
不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-26 18:04:15
62480文字
会話率:43%
如月 棗 は友達と約束した待ち合わせ場所に向かう途中拉致されてしまう。
そして拉致した男は言った「お前は能力者だな。俺の弟子になれ」と。
そしてそこから物語は始まる……
能力者は人間ならざる者、潜在的犯罪者、化け物として非能力者から迫害さ
れるこの世界。能力者となってしまった棗はどう生きるのか?
という感じで中二病全開で異能系バトル書いていきます
※プロットを書かずに勢いで書き始めた作品のため、設定の粗などがどんどん見つかるためにちょっと暫く投稿はやめます
もしかしたら全く新しい新作で1からやり直すかも……
けどいつかは必ず投稿しなおします
※ハーメルンの方にも投稿させて頂いてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 21:21:25
34026文字
会話率:37%
この祈りが神に届くのならば、
わたくしはこの命を捧げましょう
最終更新:2014-06-09 14:02:22
32645文字
会話率:38%
春の畔道、"僕"は星の瞳の花を左手に持ち、神社を歩く。……瑠璃と共に
最終更新:2008-01-03 22:17:02
1154文字
会話率:0%