「なんだかんだ、この世界って便利だよねー。」
ブラックな学校の小学校教師としての前世の記憶をもつストラは、イント王国の田舎貴族として転生した身の上にそれなり満足していた。
なぜなら魔法という不思議な力によって整えられたインフラは前世より
もエコで便利でローコスト。病気の治療も農業とかも魔法でなんとかなってしまう。知識チート?そんなんいらんわ。
そんな便利なファンタジーを満喫していた彼女だが、5歳のときのお披露目会で辺境伯の娘であるメリルと出会ったことで、この便利なファンタジーの世界が、前世で教え子たちの間で流行っていたゲーム「マジックフラワー」というファンタジーゲームであったこと、そしてストラがその主人公であったことを思い出してしまう。
「いや、主人公とかヒロインとかめんどいから。」
だが、前世で擦れてしまっていた彼女はそのストーリーを無視して地元で徹底的なスローライフを模索していくことを決意する。
歪んだ正史。およそヒロインとは言えない小悪党なムーブもしながら腹黒く生活していく彼女だが、そんな彼女に周囲は振り回されつつも、親しみを持っていく。
ピンハネをしている執事がいれば抱き込んで自分の要望を通す。悪役令嬢にはガチ目の説教をされる。田舎を改造して、貴族向けの保養地を作ってぼろ儲けを企んだりとする。
そんな小悪党ムーブな主人公の田舎ライフ。華はない毒や薬にはなる令嬢ライフ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:00:00
353078文字
会話率:53%
世間はクリスマス一色。
駅前広場は多くの人で賑わっていく。
人の往来の中で、彼らは偶然に出会い、言葉を交わす。
ある人はマフラーを忘れて、
ある人は社会に擦れて、
ある人は街の明るさに目を輝かせ、
ある人は大人と子どものはざまで揺れ、
ある
人はそこで立ち止まり、
ある人はそこから進むことにした。
これは冬のお話。
浮かれたクリスマスの裏の、迷いの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 09:53:14
14716文字
会話率:48%
見ず知らずの後輩に告白された。
それもめちゃくちゃ可愛い。
だが僕は知っている、世の中そんなに甘くはない。
どうせ何かの悪戯だろうと僕は思わず断ってしまったのだが……
それはどうしようもなく擦れて捻れた僕と彼女の喜劇の幕開けだった。
最終更新:2025-04-25 12:00:00
61209文字
会話率:65%
主人公は政略結婚をした貴族令嬢。白い結婚を受け入れたものの、浮気を隠せていない夫に苛立ちを覚えている。そこで彼女は夫に一泡吹かせるために、ちょっとした悪戯を思いつく。
湖での散歩に手作り弁当、移動遊園地の観覧車。卒業した学園のかつてのルー
ムメイトから最新の流行を聞いておくことも忘れない。
自宅のベランダから庭のプールに向かって紙飛行機を飛ばしながら、彼女は当日のイメトレを繰り返すのだった。カレンダーの決行日には口紅で鮮やかな赤丸がつけられている。
擦れているようで意外とほだされやすいヒロインと、ヒロインのことが好きすぎて、緊張のあまり何も言えなくなってしまったヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 20:01:19
1000文字
会話率:39%
聖女だって平凡な人生を歩みたいし普通に長生きしたい!
生まれた瞬間から聖女として育てられ、魔王討伐の為に自己犠牲を強いられる人生。そんな人生はまっぴらごめんだと、聖女にしか使えない『転生魔法』で聖女レティシア・クリスは人生をやり直す為に何度
もループする道を選ぶ。
「これは私の人生、スローライフを送って笑顔で長生きして人生を全うするのよ!」
レティシアは何度もループすることで、前回は何が悪かったのか、どうすればよかったのか、それを学習し、人生で一番長生きする為のルートを模索する。
絶対に叶わないかもしれない『普通でスローライフで平凡な人生』を手に入れる為に、完全に擦れてしまった聖女レティシアは長い旅を繰り返す。*不定期更新ですが出来るだけ間隔を空けないように心がけます*
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 17:40:13
21062文字
会話率:41%
私の朝の身支度は、枕に擦れて絡まった髪を梳かす所から始まる。容姿に自信を持っているわけではないけれど、人から褒められることが多いさらさらの黒髪は私自身も気に入っていた。いつも通り朝ごはんを食べて、着替えに歯磨き。いつも通り始まっていく生活も
、放課後になれば少しだけ非日常の色を帯びる。
異世界探検部。
恐らくこの学校以外には無いであろう個性的な部活名に違わず、その内容にもボランティア活動の他に「異世界へ転移した場合に備えたサバイバル訓練」というものがある。最初はその独特な雰囲気や部活内容に戸惑っていた私も、部長や他の部員の明るい性格のおかげで一か月もすればもう馴染むことが出来ていた。
「織絵!おはよ!」
「おはよう綾香。今日も迎えに来てくれたの?」
家を出てからまだ数十秒。学校に行く道の最初の曲がり角を越えた頃、同学年の友達である綾香に声をかけられた。彼女は私が危ない目に遭わないよう何かと世話を焼いてくれていて、いつもこうして家のすぐ近くで待っている。こうして綾香と一緒に登校するのはすっかり通例となっているけれど、今日はもうひとつ人影があった。
「織絵、綾香。二人とも今日の部活には来るよね?」
そう言って彼女の背後から顔を出したのは、異世界探検部の部長を務めているあさひ先輩。実は「部」という漢字がついているにも関わらず異世界探検部はまだただの同好会に過ぎず、あと一人部員を集めなければ部に昇格することが出来ない。最初は自分一人で発案した活動に私達二人を巻き込み、同好会という形で活動権をもぎ取ったのがこの人だ。
「あれ、あさひ先輩?」
「おはよう織絵。今日は学校に行く途中に相談しておきたいことがあるの」
高身長の綾香とは対照的に背が低いあさひ先輩は、学年が違いにも関わらず綾香とは頭一つ分以上の身長差がある。しかしその態度はいつも堂々としていて、部活を引っ張る人物にふさわしいものだった。
「それで、相談事っていうのは来月のボランティア活動についてなんだけど…」
予定の兼ね合いや準備すべき物など細かな点について話しながら、あさひ先輩も交えて三人で学校に向かう。その後ろからじっと私を見つめる男子生徒がいることに、私達三人は気付かないままだった。
※この作品はカクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 15:39:29
5959文字
会話率:50%
※カクヨムで連載しています※
https://kakuyomu.jp/works/16816452221216028994
フレンチトーストのように甘く溶かして、焦がして、そんな低熱の恋物語―――。
中学二年生の宮村柚香はその年に
両親の離婚と片想いへの失恋を経験した。
翌年の夏休み母が再婚したいと告げてきたが受験生で擦れていた彼女は好きにすればと適当な返事をしてしまう。
更に翌年の春休み、中学を無事卒業できた彼女だったが再婚問題がまだ解決されていないことが気懸かりになっていた。
数日後、件の新しい父と顔合わせした時、彼に息子がいるのを知った。
誰にでも分け隔てなく関われるが熱のないスポーツ少女と、内向的で気弱だが優しさを知っている中性的な文学少年。
全く正反対の同い年二人は新しい家で共同生活を送ることになる。
意識しちゃ駄目なのに、お互い触れ合って知れば知るほど惹かれてしまい・・・。
甘々でじれったい、角砂糖を口いっぱいに押し込められたような思春期特有のボーイミッツガール。
その軌跡を描く。
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登場人物
・宮村柚香:15歳、O型、163cm、元バスケ部、昔から大人びているというか無関心で多少のことには動じない性格。
・高遠葵:15歳、A型、168cm、帰宅部、内気なオタク気質だが容姿は中性的で女性っぽい。
注意事項
・読んでいてもどかしいような作品を目指します。
・内心描写多めです、諄かったらゴメンナサイ。
・男女で共同生活する以上ちょっとエッチな描写があります。
・性欲の表現も年相応で描きますがあまりハードな風に表現しない予定です。
※この物語はフィクションです。実在する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 12:00:00
62356文字
会話率:44%
暗い一室、奇妙な物音。
金属、布、石、擦れて。響いて。揺れ動いて。
影が、音が、呼吸が、確かに。微かに。そこにはあった。
最終更新:2021-05-03 22:29:37
839文字
会話率:14%
どこにでもいるありきたりな男。ただ何となく生きて、ただ何となく毎日が過ぎていく。
昔あったわくわくした気持ちも、歳を重ねるごとに擦れていった。
そんな彼はひょんなことから神様となる。神様なのに思い通りにならない世界に四苦八苦しながら、新
人ならぬ新神として試行錯誤を繰り返し、剣と魔法の世界を創り上げていく。
右も左もわからないまま世界を創っていく中、彼の乾いた心が満たされることはあるのか。
これは、1ルームから始まる、新神と堕天使の世界創世期である
※この作品はエブリスタにも掲載しています。なろうのほうが更新は後で、若干の修正を加えてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 17:22:35
109137文字
会話率:59%
擦れてしまった大人へ送る、母さんギツネのおはなし
ちょっと大人びたことを言う子ギツネと一緒にきいてみてください
あなたは何を感じますか?
最終更新:2018-06-24 01:34:08
1462文字
会話率:47%
突然現れた“それ”は、真っ黒で傷だらけだった。毎日毎日、仕事で擦れていく日々に、”それ”との出会いで変わっていく自分。
最終更新:2018-01-20 01:01:27
6454文字
会話率:9%
正義英雄(まさぎひでお)は、何故か実家にあった謎の地下室において謎の秘密研究所に迷い混んでしまい、謎の人型怪人に殺されてしまった。
んで、目を覚ましたら何か髭面の禿げ頭をした白いローブを着た見るからに怪しいオッサンが、よくわからん同情
から転生して第二の人生を、とか欲しい能力をあげるとか言い出した。
最強の肉体を、とか至高の魔力とか‥‥‥取り敢えず英雄には必要性の感じられない能力ばかり
そんな英雄がオッサンに頼んだ能力は‥‥‥
この話は、一人の拗らせてる特撮大好き30代が本来行きたかった近未来サイバーSFな世界では無く望んでない剣と魔法のファンタジーな世界で変身ヒーローとして活躍してしまう、世界観が若干擦れてしまった感じのお話しになる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-15 18:31:24
23819文字
会話率:51%
僕が、世界にとどまっていられるのは。
周りの世界が、僕に居てほしいと願うから。
世界が、僕の周りにいることができないのは。
僕が、世界に居てほしくないと、願うことがあるから。
最終更新:2015-03-09 23:54:13
378文字
会話率:0%
後輩の富永佑里はバカでエロくてピーキーでアル中でヒステリーな女の子である。そんな彼女に平日の昼間から酒持参の飲み会に誘われた俺の運命はいったいどうなるのだろうか。いつもは殴られるだけだが、今回は時期が時期なので最悪殺されるかもしれない。でも
、それでも俺の中に行かないという選択肢はない。なぜなら彼女をわかってやれる奴は今のところ俺しかいないから。しかし、そうはいっても……面倒くせぇな。
※高校生までほどピュアではないけど社会人ほど擦れてはない。そんな大学生の無気力な先輩とヤンデレの後輩が出会ったとき、複雑な恋が始まる??かもしれない……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-08 02:05:55
34900文字
会話率:55%