その日、ボストンの空は血のように赤かった。
フェンウェイ・パークの外野スタンドから眺める空は、夕焼けのせいか、いや、それ以上の何かが、胸の奥を焦がした。
あの日から、僕は「記録」ではなく「物語」を書くことに決めた。
北嶋悠。
日本の地方都市から、単身アメリカに渡った無名の高校球児。
理由は、一つ。「兄との約束」だった。
兄――北嶋一誠。甲子園を目前にして、交通事故でこの世を去った天才捕手。
「お前は、俺の代わりに世界一のマウンドに立て」
遺されたその言葉を、悠は胸に刻んでいた。
しかし、現実は甘くなかった。
マイナー契約すら得られず、裏社会のエージェントに騙され、違法トレーニング施設で酷使される日々。
そこで知り合った仲間――ルイス・アラヤ。ドミニカから来た若き投手。彼だけが、悠の才能を信じてくれた。
だが、ある夜、ルイスは消えた。遺されたのは、破られたグローブと、血の染みついたタオルだけだった。
薬物の密輸、八百長、エージェントの口封じ。
悠は、ルイスの死の真相を追いながら、腐敗したシステムの中で生き残ろうと、ただ黙々と球を投げ続けた。
そして、右肩の靭帯断裂――
終わったはずのキャリアの中、彼は再び立ち上がった。古びたトレーニング施設、山奥のリハビリセンター。
体の半分が壊れても、彼の「約束」はまだ終わっていなかった。
僕は小説家として、そのすべてを記録し続けた。
なぜなら、悠の物語は、ただの野球ではない。
夢を、信頼を、命を、すべて失ってなお、マウンドに立とうとする男の「希望の遺言」なのだ。
――これは、栄光の陰に隠された「もう一つのメジャーリーグ」の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 10:56:35
4336文字
会話率:17%
アキラは中学の女子ソフトボール部のピッチャーだ。
球が速すぎて捕球できるキャッチャーがいない。
思い切り投げると捕手が取れない。
そのために力をおさえて投げる。
だから試合はいつも乱打線だ。
いつ負けてもおかしくない試合運びで決
勝戦まで来た。
アキラは両親と弟の四人家族だ。
いつも負けそうな試合ばかりのせいで家族が応援に来るのをことわっていた。
全力で投げないために勝つ自信がない。
アキラは毎回ヒットを打たれる。
そんな苦戦を家族に見てほしくないからだ。
決勝戦もアキラの家族の姿はスタンドになかった。
そのころアキラの両親と弟は弁当を手に球場へと歩いていた。
その三人を通り魔が包丁で襲って三人を刺し殺した。
通り魔は駅を降りた人々を次々に刺した。
その中にアキラの両親と弟もいた。
しあわせそうに見える人々がゆるせなかったと警察に逮捕された通り魔が語った。
アキラは病院で家族三人の遺体と対面した。
アキラは泣いた。
最初から試合を見に来てほしいとたのんでいれば通り魔の犯行の時刻に家族はスタンドにすわっていたはずだった。
絶対に来るなと強く言っておけば両親と弟はいまも生きていたはずだった。
どれだけ後悔しても三人は還らない。
アキラは心をとざした。
精神科医の桂井はそんなアキラの担当医だった。
生きる意欲をなくしたアキラからポツリポツリとさまざまな話を聞き出した。
アキラは決勝戦の直前に少年野球の試合を見ていた。
星見という捕手がいい選手だとうわさで聞いて星見の試合を見た。
星見の試合は捕手の星見と投手の仲たがいで敗戦だった。
アキラには願望があった。
全力で打者に投げてみたい。
そう中学の三年間を思いつづけた。
星見に自分の球を捕ってもらいたい。
心をとざしたアキラの唯一のねがいがそれだった。
精神科医の桂井はアキラのねがいをかなえることがアキラに生きる意欲を取りもどさせる道だと考えた。
だが星見は男子高校へと進学した。
桂井はリハビリのためと称してアキラを男装させて男子高に入学させる。
女だとバレれば退学させればいい。
アキラに生きる意欲を取りもどさせるためだけの処置だ。
かくしてアキラは男として野球部に入部した。
星見に球を受けてもらうためだけに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 13:43:40
146223文字
会話率:22%
ドラフト1位の二年目捕手、三神優。
一年目は一塁と捕手で百試合に出場し、二割七分二十本と新人離れした成績を残したが、試練の二年目は捕手メイン器用。
不動の捕手になれるのか?
ライバル達としのぎを削る生活が始まる。
最終更新:2025-04-26 12:50:52
16021文字
会話率:19%
2020年、夏。東京オリンピックで競技に復活した野球。本国開催もあり国民の期待と声援を追い風に戦ってきた日本チームは順調に勝ち進み、決勝の舞台に駒を進めた。
決勝戦の相手は、クーバー共和国。アマチュア野球界では名の知れた強豪国で、破壊力
抜群の強力打線を軸に勝ち上がってきたチームだ。
試合は日本が1点リードのまま、9回裏の守りを迎える。マウンド上にはクローザーの小宮。しかし、金メダルが目前に迫ったプレッシャーからか、小宮の投球はピリッとしない。
その様子を、ブルペンに備え付けられたテレビから見つめる中継ぎ投手の藤原とブルペン捕手の相田。自分達の出番は無くなったと思いながら見つめていると、予想外の事態に直面する――!
※この作品は『35歳のピンチ・クローザー(https://ncode.syosetu.com/n4121kg/)』の補完的ストーリーです。こちらの作品をお読み頂けるとより楽しめると思いますので、もしよろしければどうぞ。
<『KAC2024 ~カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024~』参加作品>
第1回お題:書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』
〇この作品は『カクヨム』に2024年3月1日に投稿された作品を移植したものになります。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16818093072865476070
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:00:00
4929文字
会話率:16%
女子プロ野球が国民的スポーツの世界で、セ・リーグの『横浜ブラックスターズ』に所属する、若手選手『太刀川 みち』。彼女の役割は第三捕手、後がない崖っぷち選手の日常と、ある出会いがもたらす覚醒を追う。
フィクションです。現実の人物や球団、
出来事とはあまり関係ありませんが、実在の球場や地名が登場します。
女性同士の恋愛があります。普通に結婚したりしています。選手の身体能力や球速、飛距離など、男子プロ野球選手並みです。女子プロの普及含め、ファンタジーの世界と考えてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 23:50:00
1993965文字
会話率:57%
トレーニングの成果を試すため
月に一度行われる、一打席勝負
ピッチャーの秋野とバッターの豊
二人はこの勝負で、ある『賭け』をしていた
青春 スポーツ 恋愛 勝負
そんなエッセンスの詰まった物語
※第6回「下野紘・巽悠衣子の小説家に
なろうラジオ」大賞参加作品です。キーワード『トレーニング』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 20:00:00
843文字
会話率:25%
県内で初めての女子高校野球部ができた。その野球部に新たに所属した十人のメンバー。
初めはグラウンドも荒れ果てた環境の中、個性溢れるメンバーが団結して、一勝一勝をもぎ取ることができるか。
<登場人物>
内藤監督 男子野球部監督から女子野球部
監督に移った二十代の若い先生。優しそうな先生だが・・・
塩野唯香(しおのゆいか) このチームのエース。打たせて取るピッチングに定評、しかし彼女にも弱点が・・・
相馬陽(そうまよう) 中学では男子に混じって捕手としてスタメン入りするほど実力は確か、しかし男恐怖症であり・・・
宝田鈴奈(ほうだすずな) 一塁手。本人は野球観戦が趣味と自称するが実はさらに凄い趣味を持っている・・・
銀杏田心音(いちょうだここね) 二塁手。長身で中学ではエースだったが投げすぎによる故障で野手生活を送ることに・・・
成井酸桃(なりいすもも) 三塁手。ムードメーカーで面倒見がいいが、中学のときは試合に殆ど出ていなかった・・・
松本桂(まつもとけい) 遊撃手。チームのキャプテンとして皆を引っ張る。ただ、誰にも言えない過去があり・・・
奥炭果歩(おくずみかほ) 外野手。唯一の野球未経験者。人見知りだが努力家で、成井のもと成長途中。
水岡憐(みずおかれん) 外野手。部長として全体のまとめ役を務めている。監督ともつながりが・・・?
比石春飛(ひせきはるひ) 外野手。いつもはクールだが、実はクールを装っていた・・・?
角弗蘭(かどふらん) 外野手。負けず嫌いな性格だがサボり癖があり・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 13:29:56
6710文字
会話率:43%
二人の兄弟、風(ふう)と雷(らい)は、中学時代、最強のバッテリーとして活躍した。中学一年でありながら剛腕投手であった風は、二歳年上である一流捕手、雷とは一年しか野球が出来ない。二人に試合の成績なんてものは関係なく、風は雷の腕を潰すため、雷は
風の球を捕りきるために、全力を尽くす。
そんな二人だけの世界で繰り広げられる異質な野球に、一人、また一人と心を折られていく球児。
最後に勝つのは最恐の投手か、最硬の捕手か…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 20:35:06
5183文字
会話率:24%
甲子園優勝、プロになることを夢見ている大野琴葉と彩也は小学校時代からバッテリーを組んでいる。琴葉は投手として、彩也は捕手としてそれぞれの役割を全うする。甲子園優勝、プロへの道は全野球人にとって憧れでもあり、目標でもある。これは姉妹バッテリー
を組む2人が伝説のバッテリーとして語られるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 22:31:11
138944文字
会話率:52%
高校野球部で投手だった青木浩と捕手だった向嶋輝義。三年生最後の試合で敗れた後、青木は輝義の恋愛を手助けした。相手は吹奏楽部でオーボエを吹いていた友子。彼女は青木のほうが好みだったが輝義と付き合うようになった。やがて輝義と友子は結婚し、輝義の
友人として青木はしばしば向嶋家を訪れた。やがて輝義と友子の間に娘の沙月が生まれた。この四人は微妙なバランスを保った関係にあった。ある一家の始まりから終わりまでと、その一家に関わり続けた一人の男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 20:01:02
17759文字
会話率:68%
二十一世紀中ごろ、少子化のあおりを受け野球の競技人口は減少の一途を辿っていた。プロ野球人気は維持されているものの、土台となるアマチュア野球の人口が減る状況に関係者はいずれ日本球界の屋台骨が揺らぎかねないと危惧した。
苦肉の策として、ア
マチュア野球の公式戦に女子の参加を認めた。
つまり、男子野球に女子選手が参加できるようになったのだ。
この決断には、活躍の場が少なかった女子選手たちに脚光が浴びることになると球界やファンに好意的に受け入れられた。すぐに男女の差を無くすためのルール作りや道具開発に着手し、女子選手の受け入れ態勢を整えた。
だが、女子選手が活躍したケースはほとんどなかった。いくら環境を整えても男子選手との差を埋めることはできなかったのである。せいぜい話題作りの一環として女子選手を出場させるのが関の山だった。
時は流れ二十一世紀末、都立常盤台高校硬式野球部の捕手副島和人は顧問の頼みで草野球の試合に出ることになった。
そこで会ったのはユニフォーム姿の同級生、鏑矢紗智だった。
女子が男子を相手にするのは無謀だと思っていた和人だが、紗智は男の打者相手にふてぶてしいまでの立ち振る舞いを見せ、次々とアウトを奪っていく。
女子選手の認識を改めた和人は紗智に野球部へ入部するよう頼みこんだ。
それをきっかけに、常盤台高校の快進撃が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 18:32:31
86073文字
会話率:39%
主人公 綺羅星奈と水瀬麗菜がバッテリーを組み甲子園優勝を狙う物語。
この世界は女子スポーツが主流でプロ女子野球も珍しくない。
スポ根×学校生活の日常×ファンタジー(現実離れ)
最終更新:2023-04-09 14:00:00
47088文字
会話率:55%
中学野球世界大会で〝世界一〟という称号を手にした。
投手は、MAX152キロを誇る怪物。
捕手は、全試合でマスクを被った天才。
もちろん、全国の強豪校が彼らにオファーを出していた――が、二人が選んだのは、地元である埼玉の県立高だった。
部員数70名弱。
人数はこそ立派だが、三年連続一回戦負けの弱小校一歩手前な崖っぷち中堅高校だ。
怪物は、ある困難を乗り越えるためにその高校へ。
天才は、ある理由で野球を諦めるためにその高校へ入学した。
各々の理由を持って選んだその高校。なんの因果か、本来会うはずのなかった運命が交差する。
「偶然すぎる?」「ご都合主義?」
あー、申し訳ないね。
単純にさ、見たかったんだよ。
二人が英雄になって、甲子園で暴れるのをさ。
☆
表紙絵はこちらです→https://twitter.com/daisuke_mngw/status/1332680386371940354?s=20
表紙絵は、紫苑*Shion様に書いていただきました!
リンク先にて素晴らしい作品がありますので、ぜひ→https://pixiv.net/users/43889070
登場人物集を作りました。
下記URLから参照してください↓
https://jiechuandazhu.webnode.jp/%e5%bd%97%e6%98%9f%e3%81%a8%e9%81%ad%e3%81%86%e3%80%90%e7%99%bb%e5%a0%b4%e4%ba%ba%e7%89%a9%e3%80%91/
誤字脱字や質問などありましたらご気軽にコメントいただけたらと思います。
※この作品は、カクヨムにて毎日連載を実施しており、今回は出張という形になります。
小説家になろうの方でも順次更新をする予定ですが、続きが気になる方はカクヨムの方へお越しいただけたらと思います。
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/1177354055092376410折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 00:39:42
350527文字
会話率:38%
かつて神童と呼ばれた選手、原山 翠は、中学最後の大会で、全国大会へ進む。しかし、全国と言う舞台で大差で負けてしまい、自分の才能に限界を感じ、野球の道を諦めてしまう。
そこから至って普通の公立高校へ進学するが、かつて、県大会の決勝で戦った左
腕・松村 虎徹、無名だったが技術に優れた捕手・一条 倉斗と出会い、彼の運命が変わる。
これは無名校から這い上がる、男達の熱い下剋上物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:06:26
1421文字
会話率:57%
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体とは関係ありません。
横浜シーレックスに2位指名で入団した明るい性格で大学トップレベルのピッチャー、佐々城和人(ささきかずと)と同じ鳴り物入りルーキーの1位指名の野球エリートで気難しい性格の大
学No.1スラッガーの捕手、浪川泰介(なみかわたいすけ)は性格が噛み合わずお互いのことを快く思っていない。しかし二人は次第に不器用ながらお互いを認め合い本当の「バッテリー」を築いていく...
家族、友情、恋愛や優勝争いに奮闘する選手の姿を描いたプロ野球小説です!
※まだまだ未熟なので暖かい目で読んでください!感想、ご批評お待ちしております
ブックマークしていただけたら投稿の励みになります
https://www.pixiv.net/users/45456367
pixivやってます
追記6月現在ブックマーク数が順調に増えています
本当にありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 21:02:06
255863文字
会話率:54%
『幻想フォーシーズンズ 第一回選択希望選手 レティ・ホワイトロック 捕手』
わぁぁぁ!!!
背後から歓声が上がる。
大学No.1捕手と言われた私――レティ・ホワイトロックがプロ入りを表明して数か月。
ドラフト1位でプロ入りが決まった
。
その球団が…リーグで数年連続最下位の幻想フォーシーズンズだとしても。
東方projectのキャラクターたちが、程度の能力を封印して野球場を舞台に縦横無尽に駆け巡る!
舞台は万年最下位球団・幻想フォーシーズンズ。
そんなフォーシーズンズの奮闘ぶりを、正捕手 レティ・ホワイトロックの目を通して覗いてみましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 14:20:49
22104文字
会話率:25%
丸山和彦、投手、24歳。霜月玲奈、捕手、24歳。
日本シリーズ第7戦、9回裏1点リードの場面で二人をマウンドに送り込んだ東京セネターズ監督名村勝成。
勝負の結果は如何に。
本当は長編にする予定の話でしたが、お祭り(カクヨムコン)参加のため
無理やり短編にしました。それでも10000字に収まらなかったので、こちらにてそのまま出しちゃいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 11:15:53
20037文字
会話率:22%
打率2割5分、ホームラン1桁。
決して大スターではないプロ野球捕手である山西充のつぶやき。内容は絶対に秘密。絶対に秘密だよ。
最終更新:2021-12-31 07:11:16
13201文字
会話率:9%
女になった元エースピッチャーは、捕手役だった彼の理想の後輩マネージャー像を演じる
※ハーメルンにも投稿しています
最終更新:2021-10-22 21:06:23
25320文字
会話率:56%
「あいつと目指した〝てっぺん〟を、まだ忘れたくはないんだよな」
某私立高校野球部所属三年捕手、「朝桐紫乃(あさぎり しの)」。
彼の相棒であった投手「夜塚 祐斗(よづか ゆうと)」とバッテリーを組んでいた際は「朝夜バッテリー」という異名を
持ち他校からも恐れられた黄金コンビであった。
——が。
夜塚が亡くなったのを機に紫乃はレギュラー落ち。最後の夏にはベンチ入りメンバーにすらならなかった。
ある日、紫乃が熱中症で緊急搬送された先——。
「え? 転生? マジでそんなんあるの?」
目が覚めたら、そこは姉が好きな乙女ゲーム「伝承と乙女の系譜」の世界だった!
悪役令嬢の兄、ヒロインの婚約者(断罪エンド)の〝ルキ・アスター〟(五歳児の姿)に転生した紫乃。
でも恋愛なんかよりも野球!
何より夜塚との野球を忘れられずにいた紫乃は、アスター家の権力を使って一から野球を作り、〝学院〟に在籍している学生限定の〝異世界版高校野球〟を広め、そこで一番になる事を誓う!
これは相棒と過ごした野球を忘れられない捕手が異世界で野球を広め、「高校野球」ならぬ「学園野球」で〝てっぺん〟目指す物語。
※主人公の野球知識で、なおかつ異世界人にも分かりやすく主人公がルールを作って広げているので、日本の野球ほどガチなものじゃないです。ご了承ください※
※更新は不定期。活動報告もしくはTwitterにて事前告知いたします※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 12:09:51
1939文字
会話率:16%