高校在学中のある一人の少女。
彼女の複雑な過去の続きが今、始まろうとしている。
最終更新:2024-11-14 11:32:31
16331文字
会話率:34%
戸棚に並べられた沢山の酒瓶。長机に疎らに置かれたキャンドルライト。
一目でバーだと分かる場所に、私は訪れておりました。
『お決まりですか?』
『ではこの……オレンジの……』
其れはレディー・キラー。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
バーとは無縁な生き方をしてるので、食レポはお許し下さいな。
幻想奇譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 22:44:47
832文字
会話率:27%
秒針が鳴り響く部屋で、私は書生の彼と話をしていた。
作家だからこそ聞きたいことだった。
『日本語って食い違うでしょう? そんな時どうしてる?』
あのね、絶対に噛み合う筈の会話なの。
何時も何処へ行くっていう。
でもね、絶対噛み合わないの。
私、本当に彼女と話をしているの?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
夏のホラーじゃなぁぁぁい!!
と駄々こね駄々こね、大人気ない大人です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 15:48:58
1331文字
会話率:43%
最近はステンドグラスと洋館に心を奪われております。
ですから本日は少し足を運び、大正ロマンな洋館を訪れる事に致しました。
置型の振り子時計。鼈甲色のステンドグラス。
ええけれども、写真という枠に、閉じ込められては下さらないのです。
注意事
項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
鼈甲色のステンドグラスが好きです。
絶対に閉じ込められないので好きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 14:26:03
1064文字
会話率:6%
一晩のうちに粉々になった博物館。振り子時計はクタクタになり、無造作に転がる恐竜の骨組みや、散らばった残骸。思い出や妄想を展開する。
キーワード:
最終更新:2024-07-22 19:00:00
9338文字
会話率:0%
中学一年生になり、初めて一人で電車に乗った奏はうっかり寝てしまい、最寄りの駅を乗り過ごしてしまう。仕方がなく、知らない街で電車から一度降りることに。その街はとても変わっていた。
大きなクマのぬいぐるみが置かれたレコード屋、革張りのソファや振
り子時計、足踏み式のミシンなどを扱う古い家具屋、エプロン付きワンピースを着たトルソーが並ぶ古着屋など。少し不思議なお店が軒を連ねるアーケード商店街を通り過ぎようとした時、車一台がようやく通ることができる横道が目に入った。
その横道を進んでいくと、「乗り過ごし鉄道」という名の絵本屋に行き当たる。
世界中の絵本を扱うこの店を、奏はこの街で最も不思議なお店だと思った。
なぜか。
それは、この店の中で絵本を読むと、絵本の世界中に入り込むことができるからだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 15:31:15
6108文字
会話率:40%
――カッチコッチカチコッチ
野田は壁に掛けてある振り子時計の音を妙に懐かしく思った。
夢の中にいたせいだろうか。何の夢かは覚えていないが、旅をしていたような気がする。ともすればこの安堵感もそのせいだろうか。
野田は何度か大きく瞬き
をし、そしてまた目を細めた。
自宅の食卓。ぼやけた視界。その中、一部分だけ眩く感じるのは寝起きのせいか。
……いいや、目の前の鮭の切り身。その潤沢な脂が部屋の照明によって輝いて見えるのだ。
それに気づくと野田の鼻の中、肉壁を押しのけ、また滑るようにして香りが脳へと流れ込み、唾液の分泌を促し、喉を鳴らせた。
「おぉい、母さんや」
「え、あ、はーい。えっと、まずはお茶ね。はいはいどうぞ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 10:50:00
2574文字
会話率:40%
とあるデパートの片隅にあった写真展を通り過ぎた。その後、不思議な夢を見た。
最終更新:2022-01-23 20:23:50
750文字
会話率:0%
ひい婆ちゃんと黒猫と僕…… 冬の煌めき企画
最終更新:2021-02-20 22:11:34
375文字
会話率:0%
カチリ、コチリ、秒針が進む。振り子が揺れる。
古い図書館によく似た時計店の一室で、私と向かい合わせに祖父が座っている。
部屋一面にはありとあらゆる時計が置かれていた。水時計、砂時計、アナログ時計、
振り子時計、電波時計、ランプ時計、原子時計
、親子時計、ハト時計、目覚まし時計。
そこかしこで時間を刻む音が鳴り響く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 13:00:00
726文字
会話率:34%
由紀夫の妻・英恵の時計店には古い振り子時計が置いてある。
この振り子時計が生み出す怪奇現象に由紀夫は悩まされる訳だが… その背景には妻・英恵の影があった。
最終更新:2019-02-08 23:06:58
2168文字
会話率:36%
『天文時計』『振り子時計』の二つの争いをくっきり割った時計職人のギャレンヌ。
彼女は小国ローリタニアに大きな功績を残し、この世を去って行った。
実はギャレンヌは、他にも大きなものを残した。
『ねじ巻き式時計職人ギャレット』
真っ白な陶器の肌
と、蒼のビー玉の眼。
姿そのものはそのままの人間。
けれど彼女には人間の心もなく、ただの時計を作る機械そのもの。
でも、忘れたくない事__がたくさんあった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-08 21:00:03
11940文字
会話率:19%
その5分は、大事な過去を残していた。
最終更新:2016-01-24 23:48:18
474文字
会話率:5%
振り子時計が見守るのは、「私」とその義理の母。待つのも、愛しているのも同じ人。ただ、愛し方が違うだけ。
最終更新:2014-12-01 05:59:20
1170文字
会話率:43%
詩集です。
twitter詩小説「レッズ・エララ神話体系」以外の世界観・世界設定(ほとんど現実ベースだったり、空想だったり)のものを、集めました。
「何かを直接に言う」というのではなく、比喩というかイメージで何かを語ろうとしている詩ばかりで
す。
それは崩れ去った楼閣に住まう妄執、それは青空に死んでいった思い、
あるいはニンゲンの中で生きる化物、あるいは時を刻めない振り子時計。
……そんな、ふしぎなおはなし、の数々です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-21 09:42:25
4174文字
会話率:4%
そばに誰かがいてくれる。それだけで幸せな気持ちになる。
最終更新:2007-06-13 21:32:20
3753文字
会話率:37%