戸棚に並べられた沢山の酒瓶。長机に疎らに置かれたキャンドルライト。
一目でバーだと分かる場所に、私は訪れておりました。
『お決まりですか?』
『ではこの……オレンジの……』
其れはレディー・キラー。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
バーとは無縁な生き方をしてるので、食レポはお許し下さいな。
幻想奇譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 22:44:47
832文字
会話率:27%
夜中九時、昔ながらの振り子時計が鳴り響く時間に、男は一冊の小説を読み終えた。
気が触れる。と巷で噂されるのも納得の仕上がりの小節だった。
果たしてどれ程の人間が、自分を真っ当だと思い込んでいるのだろうか。
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
嘘ですよ。
というの言葉を聞いた途端、顔面に拳をめり込ませたくなりますよ。被害が飛び火する( '-' )
そう考えると、キャラデザから、性格まで細かく作り上げられているなぁと思います。
あ、ドラマCDの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 21:38:29
874文字
会話率:37%
――カッチコッチカチコッチ
野田は壁に掛けてある振り子時計の音を妙に懐かしく思った。
夢の中にいたせいだろうか。何の夢かは覚えていないが、旅をしていたような気がする。ともすればこの安堵感もそのせいだろうか。
野田は何度か大きく瞬き
をし、そしてまた目を細めた。
自宅の食卓。ぼやけた視界。その中、一部分だけ眩く感じるのは寝起きのせいか。
……いいや、目の前の鮭の切り身。その潤沢な脂が部屋の照明によって輝いて見えるのだ。
それに気づくと野田の鼻の中、肉壁を押しのけ、また滑るようにして香りが脳へと流れ込み、唾液の分泌を促し、喉を鳴らせた。
「おぉい、母さんや」
「え、あ、はーい。えっと、まずはお茶ね。はいはいどうぞ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 10:50:00
2574文字
会話率:40%