笹木(ささき)由利花(ゆりか)(三十七歳・パート)は夫の笹木透との間に子供を望んでいたが、不妊治療を行うか迷っていた。そんな時、子供を助ける為迫るトラックに撥(は)ねられる夢を見る。意識が戻ると懐かしい場所にいた。そこは昔住んでいた、今はも
う存在しない筈の家。鏡に映ったのは幼稚園児の頃の自分。夢だと確信するも、一向に覚めない。親戚の家に泊まりに連れて行かれた時に事件は起き、その衝撃で思い知る。ここは自分が三十七年生きてきた人生の初め頃……幼少期であると。後悔してきた事をやり直しながら、将来子供を授かる為に早めの結婚を画策。少年時代の夫に会いに行くが……!? 元々内気だった由利花がいじめっ子を撃退したり当時話しかける勇気もなく片想いを募らせていた相手と心の距離が縮まったりと三十七歳(中身)の余裕で明るく過ごしていたら、一度目の人生ではなかったロマンスがあったりするかもしれない物語。カクヨムにも転載します。不定期更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 03:39:24
125040文字
会話率:30%
最終決戦の場、勇者は魔王を追い詰め、その胸に聖剣を貫いた。しかし、すでにその場は崩壊しかけており、このまま皆がこの地で死ぬのかと思った時であった。
「大丈夫です。私の命をもってして(嘘)王国へ帰還させてさしあげます!」
おっぱい星人の勇
者と貧乳ってバカにしてくる戦士、勇者のことしか考えていない魔法使いを四十八時間かけてジェットコースターのような光の道にのせて送り返した聖女は、魔王様から聖剣を引き抜き、その体を癒そうとする。
「魔王様私と契ってください! その体を癒させてください!」
「我と契り、魔王の伴侶の座を得ようというのか⁉ っく、そのように可愛らしい顔で見てもだめだぞ! 我は愛し合った相手と心を通わせて結婚すると決めているのだ!」
攻め攻め聖女と魔王様のラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 06:00:00
5524文字
会話率:44%
かならず帰ってみせるから 精霊満ちるあの場所へ――
王立理学院に通う少年シフルは、精霊召喚士を目指し日々勉強に勤しんでいた。好敵手と心に決めた《セージ・ロズウェル》を追いかけて最高クラス入りを果たしたとき、シフルを訪れたものとは――。
四
大元素精霊が司る世界を舞台とした、異世界ファンタジー長編。
この作品は、旧サイト(http://shun-ju.sakura.ne.jp)からの再掲載です。個人サイト「春秋」(https://katuraaliyah.wixsite.com/shun-ju)にも掲載しています。
最新話はtwitterにて掲載後、一話分まとまったらこちらに掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 20:22:13
851330文字
会話率:44%
普通の高等学校に通いたくて、猛烈に勉強した晴翔が念願に東高等学校に入学できた。晴翔は耳が聞こえないし、発音は上手くない。入学早々、生徒とコミュニケーションを成立させることができなかった。他の生徒が声だけで言ってるので、何を言ってるか理解でき
ない。僕が手話で表現したけど、他の生徒は手話がわからないので理解できない。今後の学校生活は本当に大丈夫なのか不安になった。隣の席のヤンキーっぽいな朱里亜がなんと手話と指文字を使ってる。隣の席の朱里亜がいるならなんとか頑張っていけるかと希望が見えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 09:32:41
2667文字
会話率:9%
私は王国の地方の商家の次女だ。
商才が抜きん出ていたので三姉妹の中で一人、家の看板を背負って地方で仕事をすることも多かった。
姉が真面目で商才のある番頭を婿に取らなければ、私が後継だったかもしれない。
それに関しては別に良い。好きあった二人
が結婚するのは良いことだから。家族が幸せになってくれるのは嬉しいことだから。
もう結婚などは夢にも考えていなかった。
昔、少しの間だけ、遊んだ事のある貴族の男の子に恋をしていたから。
その思い出だけでよかった。
それで、よかったのに。
運命って残酷だ。
この作品はpixiv[https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7172967]でも掲載しております。
両片想いな二人がもだもだしながら遠回りしながらも手と心を繋げるところまでが目標です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-04 13:00:00
57818文字
会話率:18%
人が命を対価にしてでも、叶えたいと思う願いは何だろう。憎い相手と心中すること?至上の快楽を得ること?それとも不治の病に侵された大事な人を救うこと?
あるいはそれは、愛する人と結ばれることかもしれない。
悲恋もの、純愛もの…だと思い
ます。少なくともそれを意識して書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-01 22:18:48
14768文字
会話率:46%
―――小さい頃からのクセで、気に入らない事があるとすぐに殴ってしまいます―――人と自分を不幸にする男の話。
最終更新:2006-07-27 18:40:23
1185文字
会話率:21%