「勇者、お前と一緒にパーティ組むのもう無理だから、悪いけど今日限り出て行ってくれ」
よくある話で魔王軍に手も足も出ない人間が、他の世界の人間に何とかしてもらおうという虫のいい考えで異世界に喚起(上位世界から呼び出すこと。下位世界から呼ぶの
が「召喚」)された日本人他何カ国の人間たち。ともあれ日本人「勇者」も聖騎士や聖女、魔術師、女盗賊、ドワーフ戦士らとパーティを組まされ、魔王軍との戦いに参加させられたのだが、この世界は彼にはあまりにハード過ぎた。日本人の彼にとっては地獄。他の地球産勇者にとっては天国の環境で、まったく機能しない勇者にあきれ果てて、とうとう酒場で打ち上げをしていた勇者パーティから追放されてしまう。そんな理不尽な! と言っても誰も理解も同情もしてくれない。そんな日本人勇者の追放劇です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 00:36:37
5750文字
会話率:30%
世界トップの冒険者パーティは頭も身体能力もおかしい。
常人とかけ離れている能力を備えたものを天才と呼ぶならば、アイツらはそんな天才すらも追い抜いた天災だ。
8歳で聖剣をどっからか引き抜いてくる女勇者。
新しい魔法を次々に生みだす歩く魔道書
と呼ばれる女賢者。
大剣と大盾を軽々片手で振り回して敵をなぎ払っていく戦士。
回復魔法を極めすぎて時魔法を編み出した悪魔ごとき聖女。
目に見えない速度で駆け回り潜入調査を楽々こなしてくる元盗賊。
この5人のやることなすことすべてが規格外。
誰も考えなかったことを考え、それを実行する……良くも悪くもだが。
しかし、そのわけわかんない5人の他に実はもう1人パーティメンバーがいる。
……俺だ。
普通の村人A扱いだった俺が何を思われてか、あのクソ幼馴染勇者に誘われ、強引に規格外の冒険に駆り出されてみろ。
なりたくなくても強くなるに決まってる。
だが、安心してほしい。
俺は強くなったと言っても、バカ5人と同レベルじゃない。
圧倒的に下だ。
何ができるとかその前に、何もさせてもらえない俺が前から思っていることはただ1つ。
……俺、いらないよね?
「「「「「いや、いるけど?」」」」」
……わからん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 00:01:57
410426文字
会話率:38%
※作者よりお願い
本作は、[カクヨム]様にて、コンテストに参加させていただいております。
もし熊吉を応援してもいいよという読者様がいらっしゃいましたら、ぜひ、カクヨム様の方でお読みいただき、高評価、ブックマーク等していただけますと嬉しい
です(加点方式ですので、星1つ評価でも嬉しいです。お気軽に、ぜひお願いいたします)。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
:以下、あらすじ
勇者・エリックは、誰もが思い描く理想の勇者だった。
高貴な生まれに整った容姿、高潔で正義感が強く、どんな者の言葉にも耳を傾ける、謙虚で公正な性格の持ち主だった。
地上の世界の統治を神から任されたとされる不老不死の存在、[聖母]に選ばれた勇者・エリックは、魔物たちの脅威にさらされる人々を救うために立ち上がり、頼れる5人の仲間と共に、世界を救う旅に出た。
勇者と同じく、聖母に選ばれし聖女・リディア。
勇敢な戦士であり、剣であり盾である騎士・バーナード。
若き大魔法使いである、魔女・クラリッサ。
聖母の使いとして勇者を支える神父・ヘルマン。
勇者に救われ、改心するために力を尽くす元盗賊・リーチ。
魔王・サウラの下、一時は世界の大半を制圧するまでに至った魔王軍と、勇者・エリックとその仲間たちに率いられた人類軍とは、1年にも及ぶ激闘を戦い、そして、人類軍が勝利を治めようとしていた。
人類軍は魔王軍を退け、失地を回復し、そして、魔王との決着をつけるべく、その本拠地である[魔大陸]へと逆侵攻を行ったのだ。
勇者の力を得て優位に立つ人類軍は魔王軍をその最終拠点である魔王城へと追い詰め、包囲し、最後の総攻撃を開始する。
多くの犠牲が生まれた、凄惨な殲滅戦の後、勇者・エリックは魔王を倒し、世界を救うという使命を見事に果たした。
しかし、勝利の余韻に浸る暇もなく、エリックの身体を、背後からの刃が貫く。
勇者は、なぜ、役目を終えるのと共に、用済みとばかりに始末されなければならなかったのか。
勇者を裏切ったのは、いったい、誰なのか。
黒魔術により復活し、しかし、不完全な魔術により、魔王の魂と共に蘇った勇者は、生き延び、真実を知り、復讐を遂げるために、地獄の底から這いあがる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 07:00:00
804916文字
会話率:12%
最初に言っておきますと、これは誰も笑顔になれないお話です。簡単に言えば魔王を討伐する勇者パーティのお話です。勇者と戦士と魔法使いと盗賊と僧侶と、そして聖女。全員が一つの目的のために努力し頑張り、ただ死力を尽くして戦う物語です。悪意を持って動
いた人は誰も居ません。ただ己の守りたいもののために、まっすぐ突き進んだだけ。それなのに、どうして誰も笑顔になれなかったのでしょう?「俺はなにがあっても魔王を倒す。それが彼女との約束だからだ」「うん、魔王を倒そう! 私も頑張る!」かって勇者様と聖女様がそう意気軒高に声を上げていたことは、私の記憶の中でいつまでも輝いています。これは伝説に名の刻まれぬ勇者と、そして聖女。あるいはどこまでも馬鹿な勇者パーティたちの惨めで哀れな物語です。※過去作(https://ncode.syosetu.com/n9566hb/)と関連性がありますが単体で読むことのできるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 16:13:31
22382文字
会話率:15%
ある日、魔王軍幹部であるシオンは聖女であるグレースに襲われて敗北する。
敗北した彼女は聖女に連れ去られるのだが、待ち受けていたのは予想より斜め上なことばかり。
痴女な聖女の襲撃。
気弱な勇者の薄志。
変態な賢者の暴走。
鈍感な盗賊の誤解。
近眼な弓兵の失敗。
男色な戦士の愚行。
濃い面子が揃う勇者のパーティーに捕まってしまったシオンは果たして無事に魔族領へ帰れるのか……!!
「助けろ勇者!」
「大好きです!抱いてください!」
「ご、ごめん…。僕には何もできない」
「ハァハァハァ…。僕の桃源郷が目の前に……!!」
「最近の女性って凄いんすね」
「……??」
「こんな所で押っ始めないでよね!ヤるなら宿でやりなさい!」
………彼女の運命は(色んな意味で)どうなる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 08:01:27
7316文字
会話率:22%
とある国が魔王軍に滅ぼされ、生き残った第2王子は魔王を倒す事ができる『勇者の剣』を探し、傭兵となって旅をしていた。そんなある日、彼の前に一人の美女が現れる。『私と一緒に魔王を倒してください。』彼女は今世の勇者。第2王子は戦士しとして勇者一行
に加わる。魔王を倒す為だけでなく、勇者のそばにいる為に。このお話は短編『勇者の弱点』『戦士の急所』『盗賊の計図』を書いたものの、勢い余ってその世界をもう少しだけ戦士目線で掘り下げてみたものです。
残酷な描写や大人の男女関係をにおわせる描写がございますのでご配慮願います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-28 21:35:38
31914文字
会話率:16%
はい、こんにちわ!私16歳、種族人間、性別乙女、職業盗賊です!勇者一行に所属しています。
今のところいじっばりだけど優しい神官に絶対片思い中。
とにかく色気に溢れる賢者と聖女夫妻、くっつくのかくっつかないのかわからない戦士と勇者、そして謎が
多い魔法使いのおじいさん、何がなんだかわからない恋愛模様にいろんな事が追いつきません!
『勇者の弱点』『戦士の急所』の続きではありますが単独でもお読みいただける・・・はず。すみません。お色気をにおわせる部分もありますのでお気を付けください。(におわせる程度です、直接表現はございません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-21 09:46:50
11070文字
会話率:12%
病的に人が死ぬことを嫌う男――ツバキが人助けを続けた結果、聖女として祀り上げられた。
そして聖女の評判を聞いて訪れたのは勇者一行。
「どうか魔王討伐の旅に貴女の癒しの力を貸してほしい!」
こうして聖女と勇者一行の旅が始まる。
勇者・
盗賊・戦士・魔法使い「聖女……愛してる」
聖女「寄るなホモ野郎どもめ、俺はノーマルだ」
そんなちょっとゆるい冒険譚の予定です。
追記 そんな予定で始めたのですが、あまりゆるくない気がしてきました。ギャグ系ではないのでご注意ください。また、聖女の貞操観念のゆるさ故に男性経験がありますが、それがトラウマになっての上記のセリフとなっております。この点に生理的嫌悪感を覚える方もいるかと思いますので、読まれる方はご注意ください。
この追記前に読んで不快な気分になってしまった読者の皆様、申し訳ありませんでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-06 21:12:52
175564文字
会話率:36%