私にとっては遠い昔、世界にとってはほんの少し前に、私はお伽話の夢物語のような日々を過ごしていた時期がある。
最後の最後で苦々しくてどうにも救いようのないエンドを迎えたけれど、輝かしい日々であったことには変わりない。
ああ、とても楽しか
った。だからこそ、それがあんな終焉を迎えた時には惨めだった。
けれどもう、思い出は劣化した。
輝きは喪われ、それと同時に惨めさも風化した。
かつての日々の思い出は、まるでぼろぼろに崩れかけた絵本のようだ。
なんて、らしくもないことを考えてみる。
※カクヨムに別名タイトルで同じ内容のものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 00:29:25
20385文字
会話率:36%
高校二年生になった僕はなぜかこのタイミングで想い人に告白することを決断した。
「小学生の頃から好きでした! 付き合ってください!」
「嬉しいけど私には好きな人がいます。 好きな人は……まだ教えることができません!」
そう言いな
がら駆け出していく姿を見送る僕。
えっ? これって振られたの?
綺麗な桜と取り残された僕の対比は惨めさを強調させるだけだった。
馬鹿たちの集うドタバタ学園ラブコメが今始まる。
※どちらかというとコメディー要素の方が強くなるかもしれませんがご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 21:47:14
23403文字
会話率:33%
元殺し屋の青年は、突如として魔法学園に通うことになる。
そこでは魔法が全ての世界だった。
そして。そこで厄介な女と関わり、師弟関係を結ぶこととなった。
この厄介な女サキュバスことビッチちゃんは自身の惨めさを消すためには人を殺すことなど厭わな
い女だった。罪悪感を感じさえするもそれだけだった。
「殺し屋なんでしょ? わたしの師匠になってよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 01:36:38
23753文字
会話率:20%
佐野樹里亜は自分の誕生日に彼氏と行ったレストランで、別れを告げられた。そのヘラヘラした態度に呆れはて、捨て台詞を残してレストランを後にした。その帰り、自宅最寄りの駅にて上司である主任と会ったのだった。彼も自分も同じ会社ということもあり、今日
の事情を知っていた主任から、早い帰宅を指摘された樹里亜は、堪えきれずに涙を流してしまった。涙が止まらない樹里亜を自宅へと連れて行った主任は、樹里亜のグチを聞きながらやけ酒につき合うのだった。そして……樹里亜の一言から、二人の関係は変化をしていくことになるのでした。
どこまでが本当でどこからが嘘なのか。一筋縄ではいかない恋模様をお楽しみください。
この作品はたこす様主催の『この作品の作者はだーれだ企画』に参加した作品に加筆修正および改稿したものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 20:00:00
102402文字
会話率:40%
毎日なんとなく感じる「死にたい気持ち」。
どうしてこんな気持ちになるのかを、過去を遡って考えていく主人公。
死にたいと思ってしまう自分の惨めさ、今の幸せより過去の辛い自分に固執してしまう辛さ。
「普通」の人になりたい主人公の今。
最終更新:2024-03-15 21:59:03
772文字
会話率:30%
『フリーズ』
頭がフリーズ。脳みそが絶賛停止中!フラストレーション沈殿中!寒さが身体を侵食中。マイナス思考とトラウマが自閉的思考へと陥没中。有意義に突破?俺は、自己中、他人へのアクション、思いやりより恐怖!誰かの行動模範忠になる自分への
葛藤!即ち自閉症!今日もますます進行中、一歩アクション、全否定でまっ逆さまに脳みそが停止中、でも、此れって快感じゃん?何故なら、裏切られた期待へとのヘイトの狭間で、問答中!使わぬ脳みそ躍動中帰りで、活性中で盛り上がり中!アゲテけ、ナイーブで只の自意識の塊の表現者。置いてけ、モラルや愛情?同情、自己犠牲、己から出た錆びには、塗ってけ、個性、感性、カマドウマ、ヤクルト飲んだら全て忘れて永劫回帰、コンクリートの壁でも打つように伝うよ感情の無い言葉、話すよAI、君だけに。
飲もうよヤクルト健全に、酒なんてムカムカ癪なだけ。どうせ、人でなし、つるもうぜイカれた笑いを日は日貸せて、バチ当たりに昼起きよう、夜まで寝れた日を祝おう。躓いたら、歩きだそう。惨めさが原動力。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 23:36:44
1249文字
会話率:12%
VRゲームで勇者パーティから追放された俺。
追放した勇者に悔しさや惨めさを感じていた。
次の日、現実世界の就職活動で勇者と再会し……。
最終更新:2024-01-28 20:19:08
3368文字
会話率:53%
それは、似通った僕達の優しさ。
それは、逃げ惑う人々の惨めさ。
それは、小林くんと小竹さんの小話。
最終更新:2023-06-24 00:03:12
5096文字
会話率:50%
賑やかなパーティー会場から離れ、一人バルコニーに佇むエリーゼ。
公爵令嬢である彼女は、今日も浮気な婚約者に悩まされていた。
エリーゼに見せつけるように、他の令嬢と戯れるアルバート。
本来勝気なエリーゼは、自分よりも身分の低い婚約者に対して黙
っているようなタイプではなかった。しかし、エリーゼは不実な態度を取り続ける婚約者に対して強気な態度をとれないでいた。
なぜなら、うっかり聞いてしまった友人たちとの本音トークに、
自分自身の足りなさを知ってしまったから。
胸元にそっと手を置き嘆くエリーゼ。
「いいわね、見せつけるものがある人は……」
女の価値は胸の大きさにあると豪語する婚約者の言葉に、すっかり自信を失ったエリーゼ。
華奢な彼女は、婚約者に寄り添う胸の豊かな令嬢に対し、敗北感を募らせていた。どうやら婚約者は運命の愛を見つけたらしい。
「この婚約は破棄するしかないわね」
私もできれば愛する人と結ばれたかった。でも、自分には叶いそうにない。惨めさに思わず涙がこぼれる。
とそこに、幼いころともに遊んだ王太子殿下が現れて。
「ねえ、君を泣かせたのは、あいつ?」「僕なら泣かせないのにな」
ぐいぐい迫ってくる殿下の真意は!?エリーゼの恋の行方は!?
小さなコンプレックスに悩む可愛い公爵令嬢と、公爵令嬢の全てを奪いつくしたい見た目天使、中身腹黒な初恋拗らせ王太子殿下の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
本文一万字程度。本日中に完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 22:00:00
10193文字
会話率:49%
少女は高校入学とともにボッチ脱却を目指し、そして無様に失敗した。
そんな折、自分の惨めさに打ちひしがれていた少女の前に現れたのは、漆黒の装束に三角帽と竹帚という時代錯誤の格好をした魔女だった。
屋上で黄昏ていた少女を気に入った彼女
は、一つだけ願いを叶えてくれるという。
ただ叶えられる願いには条件と代償が必要で...
そしてこの日を境に、少女は魔法とその代償が引き起こす問題に巻き込まれていく。
魔法で望みを叶えるのは正しいことなのか。幸せになるとはどういうことなのか。
葛藤や自己嫌悪に苦しみながら、日陰に生きる少女が人の願いに触れながら成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 18:36:03
16967文字
会話率:20%
ひょんなことから神成 聖夜ことグラトニーは、女神に〈大罪〉と裁かれ重い足かせと共に人間と非人(人間以外の生物)が対立する異世界に堕とされてしまう。
そしてそんな異世界で暮らすにつれて生物の愚かさや惨めさ世界の不条理に絶望してしまう。
聖夜は
、そんな腐った世界を作り直せる存在である神以上の存在になればこの世界を変えれるんじゃないかという目標を立て、仲間と共に女神を殺す旅に出る。
しかしそんな考えをも挫けさせるほどその世界は残酷であった。
自分以外の足枷を負った罪人達、全てを滅ぼす竜達、女神からの追手、黒く染まった正義を背負う友、偽物の自分、魔術を研究する非道な研究会、そして……。
度重なる敵が聖夜の前に立ちはだかる。
人間側でも非人でもない変わった主人公によるマルチエンドダークファンタジー小説です。
【新機能】あらすじ追加!!
章の始まりにあらすじ、幕の始まりにあらすじと重要登場人物一覧を追加しました。
これでどこの章から読んでも楽しめるようになったと思います。
宣伝してね
1話の文字数が少ない(千文字程度)ので非常に読みやすい作品となっております。
長い小説を読むと飽きてしまうという方におすすめです。
3の倍数の日の20時更新!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 18:00:00
210322文字
会話率:42%
この世界では、人間は15歳となると神様から「スキル」という特殊な力が与えられる。
主人公である、15歳となった少年、アルフ・バースは期待に胸躍らせ、スキル鑑定に臨んだ。しかし、彼が手に入れたのは外れスキルである《水晶占い》であった。
落ち込む彼を尻目に、彼の幼馴染たちは《剣聖》や《大賢者》などの強力なスキルを手に入れていった。
幼馴染たちとの差に惨めさを感じ、その場を逃げだしたアルフ。
公園で落ち込む彼の耳に、信じ難い言葉が聞こえてきた。
――ねぇ、知ってる? この町に、スキルを何でも好きなやつに変えられる人がいるんだって。
アルフは一縷の望みをかけ、その人物を探すのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-13 12:00:00
17539文字
会話率:40%
僕の感じる惨めさやみっともなさなんて、痛さや苦しさなんて、大したことないのかもしれないけど。
キーワード:
最終更新:2021-05-22 20:35:40
695文字
会話率:0%
本当に辛いことは本が売れないことじゃない。
本当に辛いことは周りだけが売れていること。
本当に怖いのは赤字じゃない。
本当に怖いのは大量の在庫をバッグに入れ直して持ち帰ること。
5年前、コミックマーケットにサークル参加した話。
最終更新:2021-05-17 18:08:19
3317文字
会話率:4%
春樹はただの大学生でしかなかった。成績は確かに良かったが平凡な大学生の域を出るものでもなかった。
そんな春樹は小説家になることが夢だったしかしそれは初めて小説を書いた知人が受賞し自分は5回目の新人賞落選という形で答えが出てしまう。
東
京に出てきてお金もない友人もいない孤独の中、独り煙を燻らせているとふとある小説を思い出した。それは【猿の手】であった。
曰くそれは本人の望まない形で3つ願いをかなえるらしい。
春樹は惨めさとともに吐き出すのだった。
「3つもいらない僕に小説の才能を……いや小説でなくてもいい、周りから一目置かれるような才能を、能力を」と。
ちょうど煙をはい出した時目の前に何かが落ちた。
それは手首から肩にかけて傷の入ったミイラのような猿の腕だった。
思わず驚いたのもつかの間、さっき吐き出した自分の言葉が脳に反芻しながら意識を失う。
何が起こったのかどれくらいたったのかわからないが目を覚ました春樹は全く知らないはずのやけに馴染んだ天井の下、体中に何枚かのパットを付けられ魔力を測られていた。
なぜ自分が魔力を測定されていることが理解できたのかもわからないままその日は夢だと思いそのまま夢の中で寝てしまった。
しかし起きてもそこは自分のいた世界とは異なるのであった。
困惑しながらもどうにかそこで生活することに腹を決めるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 15:55:05
3931文字
会話率:13%
大学3年の二河聖人(にこうせいと)は学校生活も上手くいかず、就活もする気にならず、自堕落な生活を送っていた。
クリスマスイブ、惨めさからふと散歩に出てみた彼は公園で不審な人影を見る。
ヤバそうな雰囲気を感じ逃走を図るもその不審者に捕まってし
まう。
恐る恐る捕まえてきた人物の顔を見るとそれはサンタクロースであった。
成り行きでサンタクロースの手伝いのアルバイトをすることになった二河。
特異な経験をする中で彼の心は少しずつ変わって行く。
※アルファポリスにて同作品名で投稿しているものと同作品です。↓ https://www.alphapolis.co.jp/novel/168495223/837244599
#アルファポリス折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-17 23:30:26
59125文字
会話率:46%
40歳になる語り手は、自分の人生に疑問を持っていた。自分の人生を振り返ると不都合な真実が蓋を開けていそうで、恐れていた。
ある日、語り手は人生につまづき、自分の人生を振り返る。
どこにでもいるなんら特別感のない人生を生きる語り手はが自分の
人生を振り返って、今からを生きることの意味を見出そうと足掻く。
過去と現在を、何度も行き来する葛藤のなかで、今を生きるために、語り手が出す答えはなんなのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-22 10:29:00
2368文字
会話率:0%
失敗、そして成功。
人生には、山もあれば谷もある。
ただ、人を羨むことにさほど意味はない。
なぜなら、その「欲しいもの」がいったん手に入ってしまえば、結局その場に応じた不快な出来事や、敵わない相手、また新たなものと比べたやるせない惨めさも
、間違いなくついてくるものだからだ。
つまるところ人は、どこまで行っても『自分の道』をゆくしかないのである。
なぜなら、己《おのれ》にとっての幸福の本質が、誰かの道ではなく、その先にこそあるからだ。
(何このあらすじ?)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 16:19:37
7413文字
会話率:20%
幼馴染の澪、龍太、武は性格や得意な事は違うが星を見ることだけは三人とも好きだった。
ある日、いつも通り公園で待ち合わせをしていた三人だが、龍太だけは来なかった。
澪と武は龍太の家族と探すが見つからず、明日を迎えた。その日、澪と武は担任の先生
から龍太が交通事故で亡くなった事を知る。
澪は自分の無力さと惨めさを感じる。だが、龍太との懐かしい思い出が彼女を癒していく・・・
感動青春ストーリー‼︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-29 07:00:00
5474文字
会話率:23%
冴えない25歳のサラリーマン丘村剛士は上手く社会に順応出来ない日々を送っていたが、
そんな自分に対する惨めさや憤りで生きづらさを感じていたが、ふとした瞬間に自分の七年前の景色を思い出す。
純粋で内向的な少年と真面目でリーダー気質な少女から生
まれる錯綜系青春ストーリー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-05 21:00:00
15790文字
会話率:37%