昼は人間の時間。夜は魔物の時間。
だから、人は決して、夜に出歩いてはならない。
もしも、それを破ったならば――
この世界の夜は、人に害をなす。夜の中で動植物は魔物と化し、迷い込んだ者に牙を剥く。夜に呑まれて変死したり行方不明になったり心や
体を損なったりする者は後を絶たない。人が活動することを許されるのは昼の間だけ。
この世界に生きる少女チセは、もちろんそのことをよく知っている。しかし、むかし可愛がっていたが行方知れずになってしまった黒猫のクロが突然チセの前に現れ、夕暮れのなか少女は黒猫を追って――
※改稿を前提に、見切り発車で書いています。辻褄が合わない部分などがあるかも知れません。ご了承のうえお読みください。もしくは改稿をお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 00:00:00
77709文字
会話率:43%
大学受験に失敗した星野光一は、紆余曲折を経て九州管区警察局に秘密裏に存在する防犯部へ就職した。そこは、契約した悪魔の力を借りて強行犯が現場に残した思念を消去することを仕事にしている部署で、他の同僚よりも悪魔との親和性が高い光一にとっては天職
とも言える職場だった。
そんなある日、帰宅して晩御飯を食べる光一が目にしたのは、筑後川で変死体が発見されたというニュースだった。
事故か事件か。同僚と共に光一が掴んだ真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 23:02:34
426246文字
会話率:58%
現代日本における怪死、変死の多くを担う化け物、【妖魔】。ただ人には見えず、異界の向こうからただ人を襲うべく魔の手を伸ばすその化け物と人知れず命を懸けて戦い続ける【倶利伽羅】と言う特別な存在がこの世には居る。
強き想いに応える力でもって妖
魔を滅する倶利伽羅の血。妖魔との血に塗れた歴史の上で成り立つ一時の安泰。その歴史と、積み重ねられた血を何よりも重んじる倶利伽羅。そんな倶利伽羅の中でも名家と呼ばれる子供達。彼らは一人前の倶利伽羅になるべく、今日も学園で学びを深める。
だが、その特別な環境にそぐわない人物が、一人。
その名は燼月永新。彼は名家のみが通う事を許された空間に押し込められた落ちこぼれ。永新は誰よりも心優しく、誰よりも純粋でありながら、その心は次第に砕けていく。不幸が不幸を呼ぶ中で、彼に手を差し伸べたのは――。
神童と呼ばれた落ちこぼれは、才児にもなれず、ただの人にもなれない。そんな彼を認めてくれたのは、たった一人だけだった。
これは、落胤を押された永新が――を殺すまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 18:00:00
125742文字
会話率:34%
これは長崎県に伝わる不思議な唄の謎を探る物語。まずはこの物語の起因となる古代中華の事件から紐解いていかなければならない。中国史において絶大な人気を誇る三国時代。三国志の一角をなす英雄孫権(そんけん)、そして後の世で神となる関羽(かんう)。
全ては孫権が関羽を処刑した事から始まる。
およそ千八百年前、呉(ご)の王、孫権に厄災が降りかかる。原因は関羽を処刑した事から始まった変死事件だ。このところ、関羽の処刑に関わった人物が次々と死んでいく。よりによって魏(ぎ)の王、曹操(そうそう)までもが変死にいたったとなれば、これは関羽の呪いと言うより他に無かった。
そして関羽の呪いの最終目標は、処刑を決行した自分である。若い頃、道志の呪いで兄を亡くした孫権は呪いと言うものを決して軽くは見ていない。むしろ過敏に反応していた。しかし入念に行われるお祓いもあまり意味をなさず、不明な死は兵達の間で後を絶たない。結局、生半可なお祓いではなんの効果もあげられていないのだ。
そこで孫権は神剣をもって関羽の霊を鎮めようと試みる。
大勢の配下に命じ、九振りの神剣を作らせた。神剣を関羽の墓前に供えると、それまで続いた変死騒動は治まり、孫権はその後三十年以上たいした厄災にも見舞われる事なく、天寿を全うする。
その後、呉の国が滅ぶまで九振りの神剣は祭られ続けるが、亡国時の混乱により、所在不明となってしまった。
この九振りの神剣の話は、伝説として現在でも中国に伝えられている。
その時造られた九振りの神剣に、百錬(びゃくれん)という大振りな美しい剣があったとも記録には残っている。刀身は青銅ではなく当時、精製の難しかった鋼で出来ており、その洗練された美しさは、見る者の眼を引きつけ離さなかったそうだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 20:10:00
94241文字
会話率:30%
神隠しの森と言われる森がある。幼い姉妹が行方不明になり殺人犯が変死した怪異の森。その神隠しの森にある夜火球らしき物体が落ちた。その頃から森近辺の家が蔦に覆われるようになった。そして蔦に覆われたいずみの実家でも奇妙な出来事が起きるようになる…
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 16:59:59
37297文字
会話率:34%
貧乏高校生の|骸屍《くろばね》・|鴉守《からす》は、カラスというニックネームでダンジョン攻略を配信している。
しかしカラスの配信は常に閑古鳥が鳴き、ネット評価での探索者ランクは最低のC。いわゆる零細配信者だ。
その理由は──
「くそっ、
また迷っちまった!」
そう、彼は極度の方向音痴だった。
毎回10時間以上も迷子になり同じような道を彷徨うカラスは、配信者としても探索者としてもまったく才能が無いかと思われた。
しかしあるとき配信中に道に迷ったカラスは、Aランク有名配信グループ"タイガーアドベンチャー"の猫イジメ現場に遭遇する!
「ッなにしてんだテメエエエエエエエええええ!!!」
頭に血がのぼったカラスは、リスナー達が見ている前でタイガーアドベンチャーのメンバーをボコボコにぶん殴って猫を救い出した。
それから数日後、カラスのアパートに肌がエプロンの猫耳美少女が現れる!?
「助けていただいたお礼にご奉仕するにゃん、ご主人♥」
ちょっぴり愛が重い黒髪猫耳美少女と、ぶっきらぼうだけど心優しい少年の、ハートフルなダンジョン配信生活が幕を開ける!
…
…
…
同日未明。
都内某所の溜池にて、タイガーアドベンチャーのメンバーが変死体となって発見された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 06:10:00
302659文字
会話率:54%
内部の組織犯罪撲滅に動く、隠密刑事たち。
廃工場から変死体が見つかった。
さらに、警視庁の元警視庁監察官の茂木進、元警視庁警視で課長の霧島修男が惨殺された。
そして、臼田副総監(警視監)若松本部長(警視長)が惨殺された。
臼田副
総監(警視監)の遺体には、元警視庁警視で課長の霧島修男が、臼田副総監(警視監)と若松本部長(警視長)の犯罪隠蔽を告発する録音記録があった。
告発された幹部たちの部下が警視庁の本庁にいる。
警視庁の吾妻直輔参事官(警視正)と刑事部捜査第一課の東条課長(警視)から、連続猟奇殺人事件を隠密裏に解決するよう、大森警察署の係長の池上涼太警部と城東警察署の係長の大嶋茂樹警部と四谷警察署の三島幸子係長(警部)に特命が下った。三人は警察学校で同期だった・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 10:01:13
31470文字
会話率:37%
突如異世界に転生してしまった男ショウゴ。
彼の前に現れたのは、小説家兼探偵のエルフであるシンゲンだった。ショウゴが転生者だと判ると、自身の家に招き入れ、そこでショウゴの質問に答える。するとそこに来客が。
彼は近くの街で、ある宿を営むオーナー
だった。部屋に結界が張られる『結界宿』では、魔法が使えない。だが、その部屋の中に変死体があったという。人が死んだと知られれば今後の運営に支障が出ると思い、シンゲンに事件究明と隠蔽の手助けを求め来たのだ。
謎の殺害方法の真相、そして探偵の隠している事実とは。予測不能の異世界ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 12:42:46
24748文字
会話率:51%
あの曲がり角には女の霊が棲みついている。
中之中高校に通う生徒が変死を遂げていた。
高校の通学路にある十字路のカーブミラーを見ると呪われて死んでしまう。
そんな噂が飛び交い始めた中、また一人の犠牲者が出てしまった。
最終更新:2024-04-12 00:29:37
34483文字
会話率:35%
【本作品はAIによって執筆されたものです。以下のあらすじもAIが書いたもので、本格ミステリーと言い張っております】
大富豪の久遠寺哲也が所有する孤島の別荘に、一通の招待状が届く。久遠寺家の親族一同が集められ、翌朝、哲也が自室で死体となって
発見される。密室での変死に疑問を抱いた名探偵・御手洗潔は、顧問弁護士の三崎俊介とともに調査を開始する。
殺害方法は毒殺だったことが判明し、遺産相続をめぐる親族間の対立が浮き彫りになる。捜査が進む中、また別の殺人事件が発生し、事件は思わぬ方向へと進んでいく。
孤島に閉ざされた別荘で、次々と殺人が起こる。御手洗は被害者たちの関係性を洗い直し、真相を追い求める。果たして、犯人の狙いは何なのか。そして、密室殺人の謎を解くカギは一体どこにあるのか。
御手洗の推理が冴え渡り、驚くべき真実が明らかになっていく。孤島の別荘に隠された秘密とは? 名探偵と殺人鬼が繰り広げる、息をもつかせぬ頭脳戦の行方は?
孤島を舞台に、伝統ある名家に渦巻く陰謀と、凄惨な連続殺人の真相に迫る、本格ミステリー作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 13:04:00
12860文字
会話率:46%
厨二病を患う主人公。ある日彼は異世界転移の魔法陣を完成させ、異世界に行けると思ったが、失敗。しかし、その後すぐ変死し無事に異世界転移を果たすことになる。そこにいたのは頭のおかしいヒロイン達だった。
最終更新:2024-03-11 00:45:25
4884文字
会話率:37%
17世紀初め、九州の小藩で家老の息子が変死するという事件が起こった。太平の世となったとはいい条、まだまだ戦乱の埃は収まりきらぬ。藩と藩士達はそんな中どんな対処を迫られたのか、また、その犯人は。
最終更新:2024-03-04 15:26:44
21530文字
会話率:27%
――誰のこころの中にでも、少女がいる。
三十代半ばのフリーター男の大峰は、
勤め先の後輩アルバイトの少女ホタニと急接近する。
年齢の差や常識を理由に、なんとか自制をしようとするオオミネだったが、
食事に行った先で、ホタニが気を引
くために口にしただけだと思われていた幽霊の女の子と遭遇し、それを契機にふたりの仲はいびつで特異なものへと変化していく。
一方で、彼らの住む地域では変死事件が多発していた。
犠牲者たちは、まるで巨大な何かに踏みつぶされたかのように、全身を骨まで粉々のぺちゃんこにされてしまうのだ。
次第にふたりは事件と奇妙な因果で結ばれ、ひとりの少女と対峙することになっていく……。
※当作品はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは関係なく、キャラクターの命名や舞台選出には同名のものを貶める意図はありません。また、虐待や性被害に関わる内容を取り扱っています。ご留意ください。執筆者も同系統の被害経験があり、面白半分で題材にしたものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 02:00:00
238146文字
会話率:19%
S県K市では謎の変死事件が多発していた。
警察やマスコミ各社が捜査を進めるも、事件の解決には至らず、被害者だけが増えていった。
ある者は全身の皮を剥がれ、またある者は内臓を引き摺り出されていた。
そんな中、人々の口からはこんな噂話が囁かれ始
めた。
"犯人はこの世の者ではない"と――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 23:03:32
18397文字
会話率:38%
田舎町で発生した若い女性の殺人事件。
プロファイリングで炙り出された五名の容疑者。
その一人として疑われている主人公。
無実を晴らすために捜査協力をするが警察はまったく取り合ってくれない。
疑心暗鬼に陥った容疑者たちはついに殺し合いを始めて
しまう。
追い詰められた主人公。結末は如何に?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 12:23:33
1194文字
会話率:6%
――全てを偽ってでも、そして、命に代えてでも守りたい。
その想いだけが、私達の真実。
1951年。英国で猟奇的な変死事件が多発していた。
政府や警察では原因や犯人の特定には至らず、被害者は何れも10代から20代目前の
女性で目も当てられない様な惨状で発見されている。
約50年前に起きたとされている切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)の事件に因んで、この事件は「切り裂きジャックⅡ世(ジャック・ザ・リッパーセカンド)」として、取り上げられた。
英国政府はこの事件の防衛策として、民間に夜中の外出や一人での外出を禁じ、護身用として銃などの武器を持つ事を勧告し、この事件は政府の深刻な問題となっていた。
その状況を見兼ねた、当時若干15歳の女王は自らの兄であり、裏警察(シークレット・ヤード)のボスであるグレア・ファブレットに、事件の捜査及び首謀者の暗殺を依頼。
そして、1952年――。
犯人はおろか、手がかりすらまだまともに掴めぬまま、一年と半年が過ぎようとしていた――。
相次ぐ猟奇的殺人事件の真相は?
物語が進む度に明かされる、少年少女の素性。
紫の少年と青の少年がその姿を解いた時、物語は幕を開ける。
架空の英国を舞台に混沌の時代の中、闇に生きる少年達の儚く残酷なSFファンタジー。
―― ――
―― ――
※この物語はフィクションであり、実際の人物・国家や出来事などとは無関係です。
また、この物語には残酷な表現があります。
心臓の弱い方や15歳未満の方の閲覧はオススメしません。
閲覧は自己責任でお願いします。
この小説は、実在する国家の名前や地名を拝借して、そこに架空の設定を盛り込んでいます。
現実の国家のシステムや地理とは、名前以外は全く関係ありません。
名前だけ拝借しています、名前だけ←
この作品は、エブリスタやハーメルン、HP作成サイトリゼの悪ノ歌姫のサイトにも掲載しています。
ボーイズラブ・ガールズラブのタグは念の為。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-11 09:12:29
213764文字
会話率:24%
1円でも、お金はお金。
お金を粗末に扱うと…あなたもこうなってしまうのかもしれません。
最終更新:2023-08-20 14:21:28
1822文字
会話率:41%
むかしむかし。
とある漁村に流れ着いた変死体。それは半身しか残っていなかったが、どうにも奇妙な点がいくつか見受けられた。
これはどうして、ここへ流れ着いたのだろう
最終更新:2023-04-16 18:00:00
3996文字
会話率:4%
占いが隆盛した、平安時代のこと。
貴公子の勤める職場では、その日、ちょっとした騒ぎが起こっていた。
とある通りで、犬の変死体が見つかったというのだ。
顔なじみの法師の占いにより、貴公子含めた一同は、「物忌み」をすすめられる。
穢れに関わる
ことはもちろん、飲食すら制限される、厳しい謹慎。
その効果のほどは、いかに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 19:15:49
3050文字
会話率:3%
異母姉の入内に伴って「侍女」として後宮入りした杏樹。巽家の三女に生まれた杏樹は炎永国において珍しい赤い髪と翡翠の目を持っていた。杏樹が姉についてきた理由は婚約者をもう一人の異母姉に寝取られたためであった。皇帝には既に数多の妃と大勢に子供がい
るが、何故か皇后と皇太子がいない。そのため後宮では日夜女達の争いが勃発していた。しかも女官の変死が相次いでいるという物騒な状況。ある日、書庫で褐色の肌に瑠璃色の目をした失礼な少年と出会った。少年と交友関係を築いていくうちに後宮の事件に巻き込まれていく。杏樹の身を守る措置として彼女には「才人」の位が与えられた。遥か昔に廃止された位を皇帝はわざわざ復活させたのだ。妃でもあり、女官でもある地位。なのに四夫人の次の位に位置付けられ「正二品」となった。杏樹は夜伽をすることが無かったが、周囲から寵妃と思われていた。皇帝は杏樹に多大な権利を与えてゆく中、朝廷と後宮はめまぐるしく動くいていく。
他サイトにも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 07:00:00
90168文字
会話率:50%
女性の変死事案を取材する新人女性記者の物語。2章では不思議な少年が登場。どんな少年なのか。お楽しみください。
最終更新:2023-02-28 08:09:48
5614文字
会話率:54%