私は、自分自身にさえ嘘を吐いた。その言葉は私を偽りの姿に化かす。その言葉は私を呪う。
だとしても、私を覆う嘘の鎧だけは脱ぐわけにはいかなかった。だって、その言葉だけが唯一私を守るものだから。
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最終更新:2024-05-17 07:00:00
42417文字
会話率:45%
極限の願いが神様に届くようになってしまった現代。
願いは特別な力となって人に宿り、それは『祝福』と呼ばれるようになった。
だが『祝福』とは、なにもいいものだけではない。『祝福』を授かるのに必要なのは極限まで高まった願いだけであり、そこに善悪
は関係ないのだ。
『祝福』が世界に顕れてからしばらくして、世界を呪う願いを抱いた者がいた。その願いの果てに、世界には『祝福』によって生まれた『魔物』が蔓延ることになった。
銃弾は効かず、爆弾ですら殺すことができない正真正銘の化け物。そんな化け物と戦うために、『祝福』と、『祝福』を元にして作った『スキル』を身に着けた者を育てるべく各国が協力して一つの学校を作り出した。
過去の出来事をきっかけに『祝福』を授かった主人公––––佐原誠司は、普通の生活を送りたいと思いながらも妹とともにそんな学校へと通うことになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 07:00:00
59180文字
会話率:44%
優しくない世界なら、優しい世界を作ればいいんだ。
あなたがしあわせになるなら、どんなことでもするよ。
自由国家アルセンの城下に存在する酒場『J'A DORE』と、その裏の顔である国家公認ギルド『j'a dore』。
酒場に住むマ
スターとその夫、そしてその子供。性格もばらばらな借り宿の面子。今日もまた依頼も問題も舞い込むが、面白おかしく毎日を過ごす面々。
血と怨嗟に塗れた姿も、夜の闇に紛れれば見えなくなるから。
世界を呪い、運命を呪い、神をも呪う男の叶えたかった世界、それが『今』。
運命の転がる音は、もう既に聞こえていた。
アルセンの方舟三部作、完結編
第一部『アルセンの方舟 ―国家公認裏ギルド狂騒曲―』
第二部『アルセンの方舟 ―国家公認裏ギルド夜想曲―』
結末が、此処に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 19:00:00
1148761文字
会話率:48%
【アルセンの方舟】第二部
【第一部】アルセンの方舟 ―国家公認裏ギルド狂騒曲―
https://ncode.syosetu.com/n1953du/
※続き物ではありません
※第一部を読まなくても問題ないようにはなっています
※第一部
との違いは『ある部分』の相違によって展開が変わっている所です
『叶ってはいけなかった願いが叶った世界線』。
自由国家アルセンの城下に存在する酒場『J'A DORE』と、その裏の顔である国家公認ギルド『j'a dore』。
酒場と裏ギルド両方のマスターであるディルにより言いつけられた『仕事』をこなしていく―――、しかし憂いを浮かべるその表情が晴れる事は無い。
一癖あるギルドメンバーが酒場の上階で暮らすこの場所に、今日も依頼と問題が舞い込んでくる。
親に捨てられたきょうだい、村を追われた魔女、恋人に逃げられた結婚詐欺師、記憶をなくした王女、世界を呪う王子、そしてマスター・ディル。
手にした何もかもが砂のように零れ落ちた男の世界の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 22:00:00
1482525文字
会話率:40%
辺境の村で暮らす少年、オスカーの慎ましくも平穏な暮らしは、一夜にして奪い去られた。
蛮族に村を焼かれ、両親さえも見捨てて逃げ出した彼は、理不尽な暴力を、不条理な世界を、そしてなによりも無力な我が身を呪う。
「力が、欲しいですか」
ひとりぼっちの少年に問いかけるのは、彼と同様孤独に打ち捨てられていた古代文明の機械兵器少女。
少年は、名もなき少女の手を取り、絶望の淵から再び立ち上がる。
これは、出会ったふたりが大切な場所を作り上げていく、絆と成長の物作りファンタジーラブコメ(自称)である。
★☆ 各章末に資料集(設定、デザイン、ファンアート)を設置しています。各章のネタバレを含みますので、ご注意ください。 ☆★
★☆ 本編完結しました! ☆★
後日談にあたる『あふたー』の連載を開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 01:29:07
2204962文字
会話率:29%
この世界は……私が生み出した世界……!
私は夢半ばのアラサーで、自宅のお風呂で溺死してしまい、その後、自作品『呪われた聖女』のヒロインのいとこに転生する。
自分の作った物語のキャラに転生できたのはいいのだけれど、このままではヒロインも
私も死んでしまう。
なぜか。
自分が書いた物語の流れでは、従姉妹のルナは、リイナに嫉妬して、魔女ロベリアにヒロインを呪うように頼みに行く。
呪いをかけられたリイナは、ルナの目論見通り死んでしまうのだが、
結果としてルナも黒幕とバレて、処刑されてしまうからだ。
私は、ヒロインのリイナの幸せな人生を見届けたいし、嫉妬に駆られて処刑される未来もごめんだ。
だから、危険なことは避けて、何ならヒロインのことを過保護に過保護にしてきたのだけど……
何で、黒幕の私が大人しくしているのに、物語通り魔女が出てきているのよ!
このままじゃ、リイナが呪いをかけられて死んでしまう……そのくらいならいっそ……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 15:30:00
107437文字
会話率:40%
依頼を受けて人々を呪う裏稼業「八幡奥康」その代償として払うものは……
最終更新:2024-04-29 13:06:50
23868文字
会話率:35%
キース・グリフィンは日本からの転生者である。
「一生平穏に、苦労せずに暮らせる人生を送りたい」
そんな願いで転生させてもらった世界で順風満帆な人生を送っていたキースだったが、ある日突然終わりが訪れる。
「父さんな……今の仕事を辞め
て冒険者で食っていこうと思ってるんだ」
王国宰相の父親の突然の告白。
祖父の代からの成り上がり貴族だったグリフィン家はあっさりと取り潰し。
平穏も、苦労もしないで過ごせる人生ではなかったのか? キースは女神を呪う。
最下級冒険者となり、自分と同じような歳のガキに嘲笑われ、コキ使われてもヘラヘラと笑う父親に怒りを覚える。
落ちぶれ貴族と同級生に嘲笑される学園生活――
地獄のような日々が続く中、キースは果たして望み通りの人生を送れるようになるのだろうか……?
※この作品はカクヨム、アルファポリスでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 18:00:00
19238文字
会話率:16%
下町の聖堂で邪神と戦い、どうにか難を逃れたシスター・ハヅキ。
しかし「姉」シスターであるリリアンは、邪神の巫女に堕ちてしまいます。
世界の危機を救うためにリリアンを処刑する。そんなことができるはずもなく――。
不真面目シスター、相棒を手に
、いざ出陣です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 22:41:31
10227文字
会話率:47%
蒼と「私」のちっぽけな恋愛。
最終更新:2024-03-30 18:48:34
4353文字
会話率:60%
幸せに、なれない話。
魔眼の力を持つルミネ子爵家のアシュリーに、オーエン伯爵家のドルフが婚約を申し込んだ。魔眼の力を普段制御できているアシュリーではあるけれど、しかしドルフは恋多き男性という噂もあって、もしも婚約期間中、または結婚後にでも他
の女性と関係を持たれたら……と考えたアシュリーはそれなら最初から婚約はしない方がいいと思っていたし、そう伝えた。けれども、断った事で余計にドルフは燃え上がる。だからこそ、アシュリーは婚約に条件を付けた。
もし、裏切るような事をした時は、全力で呪います――と。
そうして、一人の男によって周囲は振り回される事となったのである。
設定はいつものふわふわ。被害者度合が強いのは、男の言葉を信じてしまった令嬢と、どすけべコンテンツに出てきそうなきったねぇおっさん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 06:00:00
29829文字
会話率:2%
特に何の落ち度もなかった令嬢が様々な悪事を働いたという冤罪をかぶせられて婚約破棄を突きつけられた。無罪を主張しようにも、後手に回りすぎていて泣き寝入りするしかない状況に。
そんな中、令嬢の友人でもある魔女が言った。
「じゃあさ、いっそ呪っち
ゃう?」
直接害を与えるのは問題だけど、呪うだけなら構いませんわよね! そんなノリで令嬢は真実の愛を謳うかつての元婚約者を呪う事にした。その真実の愛が本当ならば、いずれ呪いは解けましょう。
そんなお話です。後半子供が可哀そうな目に遭う描写があります。
素直にオハナシアイして婚約を解消していたらこんな事にはならなかったよっていうやらかした側の自業自得的なやつ。基本的にはノリと勢いだけのやつなので設定は穴だらけなものとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 06:00:00
28991文字
会話率:13%
早乙女 辰馬、31歳独身、土日祭日しっかり休めるホワイトなサラリーマン。
バスで最寄り駅まで十五分、途中、美形な少年と可愛らしい双子の少女の幼馴染みみたいなリア充三人組の学生と毎日エンカウント。
その度に『リア充爆発しろ』と優しく呪う。
事
故みたいな衝撃を受けた後、それが『勇者召喚』だと知ったけど、俺はただ『巻き込まれた』だけで勇者でもなんでもなかった。
持っていた魔法が、空間魔法(アイテムボックスみたいなやつ)と、回復魔法、これはワンチャン逆転あるかと尋ねたところ、別に珍しくないと苦笑された。
空間魔法があるなら仕事があるからと、冒険者ギルドに行くように言われ、俺だけ口止め料のようなお金を少々もらって城下町へ。
異世界デビューでせめて、幸せな家庭を作れたらとリア充目指して、安定した生活を手に入れようと、思ってたんだけどね……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 08:00:00
467169文字
会話率:69%
ある日、聖都アキバに発生した"リアルの裂け目"!
異次元人、時空海賊、科学ギャングの侵略が始まる!
秋葉原の危機に立ち上がる美アラサーのスーパーヒロイン。
ヲタクの聖地、秋葉原を逝くスーパーヒロイン達の叙事詩。
ヲトナのジュブナイル第1
73話「ルージュの殺意」。男性化粧品メーカーCEOが殺され、現場の鏡に動物愛好家を呪うルージュのメッセージが残されます。
従兄弟と製造責任者が容疑者として浮上するもアリバイがあり捜査は難航。2人がそれぞれ独自に殺人した結果と判明、両人は逮捕されるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 17:50:23
21535文字
会話率:71%
大学の足りない単位を稼ぐために、大学の教師の手伝いとしてとある田舎の神社へと足を運んだ汐花月音。
彼女は妹と共に来たのだが、突然怪異に襲われる。
何も分からぬままに助かり、ようやく目的の神主に会えば本人達の知らぬ叔父の話が出てきた。
怪しい
と思いながらも乗り気の妹に頼まれ、渋々ながらに月音は叔父の話を聞くことになる。
気の乗らないままに月音は神主から叔父のものと言われて日記を渡される。
叔父の残したと言われる日記に怪しみながらもほんの少しだけ興味の沸いた話に月音は渋々ながらも叔父のことを知ろうと日記を開く。
「彼女になら俺は生きたまま食われてもいいと思った」
日記の初めの1ページにはそれだけが書かれており、そんな衝撃的な言葉から全ては始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 00:00:00
31290文字
会話率:31%
未来、地球人類のほとんどが超能力を発現し、日常生活に利用することにより快適な暮らしを満喫していた。
そんななか能力が発現しなかった男が、世界を呪う。
呪われた世界の中で、藤沢圭祐は、黒づくめの男に突然襲われる。
黒づくめの男とは何者なのか、
世界は呪いから解放されるのか。
日常と超常の境界線(ボーダーライン)で圭祐はどう生きるのか。
光る人型の正体とは!?
地球生命の誕生と人類の進化にかかわる計画とは!?
謎が謎を呼ぶSFサスペンスここに爆誕!
※あらすじは予告です。内容は変動する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 09:00:00
109574文字
会話率:45%
《勇者》ハルには、使命があった。世界を滅ぼすと言われてている魔王を殺すことだ。
二人は数年越しに再会した。
分かってはいた。
もう、《幼馴染》ではいられないのだと。
魔王と勇者。
語り継がれる内容とはまた異なる、静かなる終焉の物語。
以前
投稿した作品の加筆修正版です。
カクヨムにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 21:00:00
5023文字
会話率:40%
《勇者》ハルには、使命があった。世界を滅ぼすと言われてている魔王を殺すことだ。二人は数年越しに再会した。分かってはいた。もう、《幼馴染》ではいられないのだと。魔王と勇者。語り継がれる内容とはまた異なる、静かなる終焉の物語。
最終更新:2023-12-24 02:48:18
2206文字
会話率:32%
「こっちを見るな! 僕を呪うな!」
常に仮面に黒ローブ姿で呪いの研究に明け暮れている魔術師のサリア。この怪しい姿は、体質のせいで幼なじみの王子を自覚無く呪ってしまうのでこれ以上呪わないようにする為だ。しかし何故か件の王子と婚約することにな
り、更にはそれを良く思わない者の手によって罪を捏造され国外追放されてしまった。
一人ひっそりと生きていこうと決めたサリアだったが、人助けをきっかけに隣国の王宮へ迎えられる。するとそこには呪いで竜(と本人は言い張るが明らかにトカゲ)の姿にされたその国の王子が。呪いの知識で協力し、愛する者の口づけで呪いが解けると判明するも、王子はド真面目で婚姻前に女性とキスなど言語同断。このままでは呪いが解けないと頭を抱えた側近は、ついにサリアに王子を呪って誘惑してくれと、とんでもない懇願をしてきて……。
呪い呪われた仮面令嬢とトカゲ姿の王子のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:39:15
155558文字
会話率:43%
殺伐とした異世界で、死体となった王子は世界を呪う歌を歌うのだった。
最終更新:2023-12-16 09:00:00
221文字
会話率:0%
世界は贄の王の呪いによって病魔と災厄に見舞われていた。呪いを祓う手段はただ一つ、贄を捧げる事。とある人の都において、一人の少女が贄となり、一人の少女が命を絶った。
そして人の踏み入らぬ死の大地にて、死んだはずの少女が目を覚ます。
少女の目
の前にいたのは、世界を呪う現世の悪魔【贄の王】だった。
世界の敵たる孤独な二人は主従となる。
それは、遥かより続く世界の仕組みを揺るがすこととなっていく。
――あなたに、尽くす。世界と戦うとしても。
※「ノベルアップ+」様でリメイクしつつ投稿開始しました。
※改稿作業中です。途中で旧表記と新表記が入れ替わる場所があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 18:00:00
1112777文字
会話率:37%
最強の闇騎士ガルバは魔王討伐の直前で弟子の裏切りに会って封印されてしまう。封印を解いた後、弟子に制裁をしよう向かうが道中で奴隷少女アンナを助けたことによって、戦えなくなってしまう。
ガルバはアンナを弟子として鍛えて士官学校の平民科へ入学
させるが、貴族科の生徒の中に裏切った弟子の息子ミカエルがいた。アンナとミカエルは友人になろうとするが、師匠と親の意思で対決させられてしまう。
一方、魔王の背後にいた神々は人類滅亡に向けて新たな計画を進めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 21:00:00
264859文字
会話率:62%
「レイテシア・ローレンス!! この婚約を破棄させてもらう!」
王子レインハルトから、突然婚約破棄を言い渡された私。
「精神的苦痛を与え、俺のことを呪う気なのか!?」
そう、私は彼を病的なほど愛していた。数々のメンヘラ行動だって愛の証!
!
泣いてレインハルトにすがるけれど、彼の隣には腹黒聖女・エミーリアが微笑んでいた。
その後は身に覚えのない罪をなすりつけられ、見事断罪コース。塔に幽閉され、むなしくこの世を去った。
そして目が覚めると断罪前に戻っていた。そこで私は決意する。
「今度の人生は王子と聖女に関わらない!!」
まずは生き方と環境を変えるの、メンヘラは封印よ!!
王子と出会うはずの帝国アカデミーは避け、ひっそり魔法学園に通うことにする。そこで新たな運命を切り開くの!!
しかし、入学した先で待ち受けていたのは――。
「俺たち、こんなところで会うなんて、運命感じないか?」
――な ん で い る ん だ。
運命を変えようともがく私の前に、なぜか今世は王子の方からグイグイくるんですけど!!
ちょっ、来るなって。王子は聖女と仲良くやってな!!
※アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 12:29:26
129836文字
会話率:33%