解くことのできない呪いをかけられ、命が残り少ない楓花は、呪術師の頂点に立つ家、五条院家の次期当主蒼梓への恋心を必死に抑えたまま生きていた。
何も守れない自分の弱さに生きることすら諦めそうになる楓花を蒼梓は何度も引き止める。
お互いに惹かれる
二人だったが、蒼梓のそばにはいつも婚約者を名乗る一人の女性がついていて———。
焦ったい二人の恋のお話。
ノベマでも掲載しています!
※作品を削除する可能性があります…すみません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 20:15:21
3323文字
会話率:39%
神も神とて、恋はする。
それも時には、人間にだって——
「ねえオシリス。あなたは誰に、恋をする?」
恋人、家族、同志、
「人間はちっぽけだ。でも人間は、常に我々の想像を超えてくる」
これはエジプト神話を題材にした、群像劇ファンタジ
ー。
冥界、黄泉、過去、そして未来。
さまざまな舞台を股にかけ、果ては日本。
五千年後の昭和六十一年へと、ひとりの神がトリップする。
「我はどこまで行こうと、諦めない。たとえ果てのない苦海を、永遠に泳ぐことになろうとも」
※こちらの作品は
カエルレア探偵事務所 〜始まりの花〜
カエルレア探偵事務所 〜アクビスの里〜
カエルレア探偵事務所 〜ねじれ鏡の披露宴〜
上記長編3部作のスピンオフストーリーとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 21:42:40
126483文字
会話率:57%
クリーニング屋のアルバイト伊東遥は、ある日集配訪問サービスで服を届けに行った松永邸で、依頼主の松永涼子に服の窃盗の疑いをかけられる。だが疑惑も早々に、涼子は言った。
「貴方が犯人でないなら真犯人を探して」
服の行方を辿るうちに浮かび上が
る村『壁書村』
その村に伝わる謎の痣の呪い、不老不死の伝説。
遥は導かれるように、壁書村を調べることになる。
意図せず聞いた殺人計画
村の子供の不審死
そして復讐——
様々な人の思惑が絡み合い、辿り着いた先にある、真実とは。
※こちら全3部作の1作目になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 22:06:31
163519文字
会話率:55%
高校生の茉莉(まつり)は17歳の夏、地元を離れて関東の北部にある安神沢市へやってきた。SNSで知り合った女子大生の花咲里(かざり)に誘われて連れて行ってもらった喫茶店で初めてコーヒーを飲んだ茉莉はその味に感動し、喫茶店のマスターの少女、有栖
(ありす)とも親しくなる。有栖は「フリティラリアの柩」という新興宗教団体の村で生まれ育ったという。そして茉莉が街に来てから、失踪事件や変死事件が相次いで発生するようになる。教団が研究していた幻の花「リリィ・ブロッサム」の種子が飛散し、その花は強い欲望や願いを抱く人に寄生し願いを叶えるが、吐いた花に触れた人々を次々と狂気に感染させていく呪いの花であった。茉莉は喫茶店で働きながら、この街の様々な人と関わり、街に潜む闇や怪異にも触れていく―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 12:03:47
4239文字
会話率:6%
エリート魔法使いの私、ニキリは街外れの丘に咲く呪いの花を手に入れようとした。ゴーレムを使った私の目論見は外れ、私は地中に引きずりこまれた。
気がつくと、私はマンドラゴラクラブなる会のメンバーになっていた。そう表現すると聞こえはいいが、
要するに呪いの花の養分だ。
養分にさせられかけているのは私だけではなかった。私が使役したゴーレムと、一人の少年もいる。私は、少年が貧民街で重病にかかった妹と一緒に暮らしているのを知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 21:04:37
6792文字
会話率:42%
お姫様には夢がありました。
それは、広い世界を自分の足で見て回ること。
お父様からお姫様のお誕生日に送られた、世界の不思議なものを集めた図鑑が大好きでした。
例えば、入口が巨人の喉仏に見えることから名のついた大あくび洞窟。
四百九十九の
骨で動く深海のボーンフィッシュ。
呪いの花だとも幸運の印だとも言われる、糸のような赤い花。
古来の魔王が根城にしていたという魔王島。
安全な鳥かごから羽ばたいて、少女は希望を抱くのか、絶望してしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 23:57:39
1387文字
会話率:21%
「ど田舎からの汽車旅、本当にご苦労だったね。引き篭もり、世間知らず、嫁ぎ遅れの三拍子が揃った君には、大層な負担だったんじゃないかい?」
周囲を不幸にする呪いを宿した貴族の一人娘、シズク・ヤヨイ。呪いを恐れた人々に社交界から弾き出さ
れた彼女は、恋も結婚も諦めて領地でひっそりと暮らしていた。しかしある日、国の守りを司る壁将、レイ・ツクモリから縁談の話を持ちかけられる。
シズクは人々から忌み嫌われる禍子《まがつのこ》。外見もパッとしない嫁ぎ遅れの25歳。
対して、レイ・ツクモリは社交界で絶大な人気を誇る絶世の美少年。領民の信頼厚い名君であり、15歳の若さで壁将を任された天才剣士。
あまりの釣り合わなさに強い劣等感を感じながらも、僅かな期待を抱いてツクモリの地へ赴いたシズク。だが、実物のレイ・ツクモリは、人の嫌がることをするのが大好きな最低野郎だった。そして、絶対に周囲に明かしてはならない秘密があって……。
呪われた姫と呪われた地を守る若当主。似ているようで似ていない人生を歩んできた二人の出会いが、呪いの国を血塗られた戦いに巻き込んでいく。
「若干和風」の異世界恋愛ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 21:15:14
28115文字
会話率:56%
この世界に一つの花が咲いた。
誰も見たことがない形状の黒い花。人々はそれを採取、保存に成功した。
だが、何者かによってその花は姿を消した。
そしてその数日後、黒い花びらと共に転がっていた変死体が発見される。
その事件を境に、この世界は恐
怖に包まれた。
「花に魅入られし者達」と一人の青年が呟く。
その青年にも、一輪の黒い花が咲いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-08 17:34:38
308文字
会話率:0%