医学部在学中にうつ病になった一人の大学生。
特別なものなんて何もなかった。
あったのは知的好奇心、そして類まれなる名声への執着心。
焼き肉のたれを摂取した翌日に体調が悪くなることに気づいた医学生は、極めてシンプルな実験を繰り返してゆく。
『僕がおかしくなったのか、僕におかしなことが起こっているのか』
それは精神を患った男の妄想だろうか。
名誉欲に飢えた哀れな男の創作だろうか。
それともーーーーー、
物語はまだ、終わらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 18:21:33
273文字
会話率:0%
子爵令嬢のミザリアは妖艶な美しさを持っているが、夜会で他の令息に話しかけられても、
「この世に愛なんか存在しない。全部“欲”で説明できる」
と言い放つような娘だった。
むろん、こんなことでは誰にも相手にされなくなるし、彼女もまたそれが望
みだった。
これには彼女の生い立ちが大きく関わっていた……。
しかし、そんなある日伯爵令息のデリオが彼女に近づく。
デリオはミザリアの考えを否定するどころか、「面白い」と評するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 16:40:16
8095文字
会話率:40%
最近羽振りが良くなったスケロク商事に社内旅行の企画が持ち上がり、神奈川県丹沢の山深き南山(なんざん)村温泉の鄙びた温泉宿に一泊二日の計画を立てた。
しかしそこには謎の巨大生物が、棲息しているという言い伝えがあった。
その噂を掴んだ原板
大学(はらいた)人類学准教授、八女田(やめた)は名誉欲に目が眩み、捕獲に乗り出すよう画策し、その学者先生達を追っかけ回し、ドキュメンタリーに仕立て衝撃な内容を放送しようと企画する国民放送局KHKのクルー達も乗り込んできた。
助教授とサークルに村全体がどころか、スケロク商事の面々もこの騒動に巻き込まれていくこととなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 19:58:01
44285文字
会話率:50%
名誉に支配された王国。
名誉の絶頂、「英傑」たちが守る国。
しかし、もっとも名誉ある存在とは名誉欲を見せない救世主の青年だった。
彼は、まともな対価も求めずに人を救い続ける無欲の人であるかに見えた。
英傑の兄と救世主の弟のちょっとした話。
最終更新:2020-03-31 15:11:53
15089文字
会話率:37%
バリアントバスター(変種獣退治)を生業とする家に生まれたプレイズは、幼い頃から愛情薄い父親ファーテルの元で厳しい訓練を受けてきた。そして父親から褒められる事が唯一の喜びとしていた。
十七歳になりバスターとしてデビューしたプレイズはその優秀な
仕事ぶりで世間から称賛を受け、それから仕事が途切れる事のない日々を送っていた。
そんなある日、プレイズ親子は国王から「ゴースト」と呼称される正体不明の化け物退治を依頼される。プレイズは経験もなく危険過ぎるその依頼を断ろうとするが、名誉欲に目が眩んだファーテルはプレイズの意見を無視して受けてしまう。その事がプレイズの人生を大きく変えてしまうきっかけとなり、そして彼は予想だにしなかった運命の渦に巻き込まれていった。
(全50話)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 22:53:06
142325文字
会話率:47%
神官になる宿命を帯びた一族に生まれた少年コード・クラックス。
自称、転生者のマガミ。
宗教関連の寄付金には税金がかからないという理由で神官を熱心に目指していた彼らだが、魔力の底上げをする感情に人並外れた負を抱えていたのを『ある装置』
に見破られてしまう。
投獄、公開処刑の可能性がある完全な人間社会である王都を出て旅をする二人。
圧倒的な負を抱えた彼らは並外れた強さを隠しながら、湧き上がる名誉欲を押さえてひたむきに頑張る。
そんな姿に力ある種族の女性は惹かれていく・・・のかもしれない。
目標:毎日更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-26 21:00:00
6579文字
会話率:44%
喪失のアウトランド(梗概) 藤 達哉
圭彦は大学の医学部に籍を置いていたが、人間の身体と精神の関係に興味を覚え、大学院で精神病理学を専攻する。世界でおこる様ざまな悲劇や事件は人間の欲望や利己心によって惹き起される。そこで、人間の精神
をコントロールできる薬品ができれば、人間の思考や行動様式を一変させ、世界に安寧が訪れ平和になる、と彼は考えた。大学院を卒業し大学の講師となった彼は研究に精励し、ついに人間の心から様ざまな欲望を消し去り、幸せをもたらす薬品を完成させ、ニルバーナZと名づける。
その驚くべき薬効に大学は注目し、そして賞賛の声を送った。
彼の両親は離婚していた。母親は愛欲のもつれから交際相手を刺殺し、その出来事は圭彦の心の癒しようのない深い傷になっていた。
他者が触れようがないその生々しい記憶が、ニルバーナZ開発の抑えがたい動機となっていた。
圭彦が恋人の絢子の協力で、医学部長の席を争っていた野心溢れる上司の教授にその薬を?ませる。すると、彼は人格が変わり、円満な性格になり、権力欲や名誉欲を消失していく。しかし、薬の副作用で鬱状態になり、彼は人生に絶望し自殺を図る。
理想の薬のはずが、皮肉なことに予想だにしなかった副作用で怖ろしい悲劇が生まれてしまった。
目指していた理想とは裏腹な結果に、圭彦は大きなショックを受ける。
薬の副作用が信じられない圭彦は、つぎに綾子に薬を?ませるが、彼女も精神の不安を訴える。
圭彦はもはや自身で薬を?み、自ら薬効を試すほかないと思い、薬を服用することを決意する。
ある夜、彼はニルバーナZを服用して眠りに落ちる。しかし、翌朝、絢子からの電話で彼は意外な事実を知る。
(了)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-26 20:15:39
18984文字
会話率:56%
ストレスに苛まれる研究者たちの癒しを目的に神尾洋介が筑波山南麓に設立した『筑波ホビークラブ』を拠点として、フグ中毒死事件が解明される。食中毒か殺人か不明な事件の捜査と並行して、偏った功名心が引き起こす黒い渦との闘いで苦しむ研究者たちの生き
様、研究学園都市の特殊な状況、女子大生、小野村愛の淡い恋心などが描かれる。
S研究所M研究室の送別会で港北副所長がフグ中毒死した。尋常ではない名誉欲を満たすため、港北は部下や他の研究者たちに強い圧力を掛けたり業績を奪い取ったりしていたので、所内ばかりか外部の人間にまで疎まれ恐れられ恨まれていた。食中毒か殺人かの判断に迷う鹿子木刑事は筑波ホビークラブの洋介を頼った。洋介と鹿子木は試行錯誤を繰り返しながら、事件解決に辿り着く努力を重ねていく……。
小説好きの人だけでなく、研究者、理系の人あるいはそれを目指す人たちにも読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-08 08:49:02
146772文字
会話率:76%
即興小説トレーニングでの作品 http://sokkyo-shosetsu.com/
お題 記録にない草
制限時間 15分
pixivにも投稿しています
最終更新:2014-01-26 16:35:49
699文字
会話率:0%
野花が人々を彩る国、花園。
時期国王、花園藍姫は緩やかに過ぎる時間に身を任せ、決して誰も届くことのない高い城から市井を見下ろすばかり。
そんな彼女を人々の名誉欲、金欲―泥にまみれた欲望たちが襲う。
隠してきた想いに気づいた時にはもう、遅
かった。大切なものが奪われていく痛みが、苦しい。
最期に手にした"宝"とともに戦う彼女に優しく寄り添う"光"は、果たして――
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・小説を執筆するのは初めてです。至らない部分も多いかと思います。
・不定期更新ですが悪しからず、、
たくさんの方に読んでいただけるような素敵な作品を目指してがんばりますので、よろしくお願いいたします♪ヾ(@゜▽゜@)ノ折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-12-28 20:34:35
1131文字
会話率:35%