今回もまた、私は塔から落とされる。
王太子及び聖女の毒殺未遂を犯した伯爵令嬢が私だ。身体も言葉も自由にならず、私は決められた通りのセリフを吐き、決められた通りに罪を犯し、決められた通り塔から突き落とされ死亡する。それをただただ繰り返すだ
けの人生だった。だが20周目、ふいに身体が自由に動かせるようになった。けれど気づいたときにはすでに突き落とされたあと。再び目覚めた21周目の人生。初めての自由に歓喜しながら決意する。
「長生きして、自分も周囲も幸せになる」
自領に引きこもっていようと思っていたのに、あれよあれよと自分がこれまでに殺そうとした王太子や聖女とも自分を殺し続けた騎士にもうっかりエンカウントしてしまい……
オートループし続け魔女と呼ばれた伯爵令嬢が運命を覆すまでの物語。
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3年前に投稿した短編「人生21周目の魔女は今度こそ生き延びたい」の連載版折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:00:00
212951文字
会話率:45%
ピナ・フレッサは伯爵令嬢だ。通算20回王子のことを毒殺しようとし、20回騎士によって塔の上から落とされ魔女と罵られた花の16歳だ。どうしてかいつも身体が勝手に動いて気が付いたら殿下に毒も盛ろうとする。しかもどう足掻いてもそのルートから逃げら
れず、最終的には幽閉された塔の上から落とされて死ぬ。とうとう20回目の死亡を迎える間際、突然身体に自由が戻った。そうして始まる21回目の人生。しかも今度は身体が自由に動く。そうなれば願うのはただ一つ「今度こそ生き延びて幸せになってやる……!」
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エンディングで塔から突き落とされ「ラズベリーパイ令嬢」とプレイヤーから呼ばれる悪役令嬢(自覚無し)がシナリオから解放されラズベリーパイエンドを回避しようとする話を書きたかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 19:00:00
7124文字
会話率:31%
謎の病で、長生きできないと診察されていたラトナ。
先の戦争の影響で貧乏男爵家の家計は火の車で、兄からいつになったら死ぬのかと待たれる始末。
それを憐れんだ主治医の斡旋で、ラトナはどういうわけか、聖統御三家の一つ、強大な場の浄化の能力を
持っている、ミノス公爵家に嫁ぐことになる……。
嫁入りは担架で……。
息も絶え絶えに辿り着いた公爵家の本邸前で、結婚相手のエオールと初めて出会ったラトナ。
「君の病が重いことを聞いて、是非にと娶ることにした。私はこの家には、ほとんど寄りつかない。何も気にせず、君はゆっくり療養に励んでくれ」
最初から、そんな告白をして、ラトナのもとからエオールは去って行ってしまう。
しかも、エオールの両親は結婚の詳細を知らなかったため当り散らされて、ラトナは昼でも真っ暗で薄気味悪い離れに追いやられてしまい……。
誰一人味方のいない、完全アウェーな状況。
自分の身体が自由にならず言いたいことも言えず、情けなさに打ちひしがれるラトナのもとに、足のない方々が現れて……。
親身に世話を焼かれているうちに、なんとラトナの病が治ってしまった!?
(死にそうだから、エオール様に娶ってもらったのに、元気になってしまったら、私はどうなるの?)
捨てられる前に、自立をして離婚を……。
元気なうちにお金を貯めて、自活を目指さなければ……。
小さい頃から病気がちで、自分の可能性を何一つ知らない少女が、幽霊からいろんなことを教えてもらって、世界を知り、恋もする、冒険と恋愛ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:15:12
130884文字
会話率:29%
ここは、魔女の星。誰もが魔法が使えて、のんびりした世界です。
魔王も居ますが、勇者による討伐はありません。皆が平和です。
宮之前・紗耶香は冬山で滑落してあの世へ。しかし、なぜかミズホ王国の4女として転生しました。でも、病気で身体が自由にな
らない5歳の少女にです。毎日、侍女のイネの介抱もあって、リハビリに明け暮れ、1年後には歩けるようになりました。ゴムまりのような小さな身体を楽しみ、悪戯に明け暮れる毎日を過ごします。
そして、ある日、魔女の家から使いが来て、魔女見習いになり、4代目魔女に就任しました。
神様から使命を頂き、魔女として活躍しますが、のんびりと過ごしています。
農業が楽になる、収穫が上がる、おいしいものを作る。の3点を心にして、魔法を磨き、神様からの使命『皆を豊かにせよ』を果たすべく頑張っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 10:52:34
113271文字
会話率:31%
「ヒロイン特権、発動______ゲームデータ初期化!タイトル画面へ戻れ!!」
そんな言葉と光と共に意識を失ったカトリーヌ=デオンは、気がつくと先ほど卒業したはずの学校の門の前に立っていた。
困惑する彼女は、そこで三つのことに気がつ
く。
ひとつ、自分の体が自由に動かせない。
ふたつ、自分が思うように声が出せない。
みっつ、かわりに自分を動かしている自分の性格が最悪。
思っていないことを言葉にし、思っていることは誰にも伝わらない。全てがおかしくなった世界で途方にくれる彼女の前に現れたのは、1人の青年だった。
「僕、耳が聞こえない人間だから」
声と自由を失った少女と音を失った青年。
これは、そんな2人のお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 14:15:36
9473文字
会話率:36%
僕の世界では、体は着せ替え人形みたいなモノ。
僕の生きている世界では、、、!
『体は着せ替え人形みたいなモノ』なんだ、、、!
所謂! 病気や大怪我なので、体が自由に動かなくなったら、、、?
体ごと取替えれる事が出来るんだよ!
『Bod
yバンク』に登録された人から提供される、、、!
但し、脳に問題がある人は別とすると書かれている。
そしてその後、、、どうなっていくのか、、、?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 03:00:00
2329文字
会話率:24%
気づけば暗闇にいた。身体が自由に動かない、じたばたもがくことしかできない。
しかし、もがいているうちに一筋の光が見え始める。その光は、とても暖かく輝いていて、希望のように見える。私はそれを、本能的に追い始めた。光のもとに何があるのかを探し
に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 01:09:41
2013文字
会話率:0%
体が自由にならない。口が勝手に言葉を紡ぐ。そうして過ごし、十年以上の時が過ぎ、わたくしは婚約者であった王太子殿下に婚約破棄を告げられる。彼は恋人と口づけを交わして……。そして、邪神の呪いは解けた。後に残ったのは、呪いが解け自由を得たわたくし
たち、そして、道化のような平民の少女。「わたしはヒロインなのに!」何のことでしょうか? 呪いが解けた世界で、未だに彼女だけが解放されていないような……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-21 22:17:46
3263文字
会話率:32%