好きな事が上手くいかない葛藤。
将来への漠然とした不安。
当たり前だった存在との死別。
伝わらない思いと伝えられない苦しみ。
現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。
邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。
※他投稿サイトへ多重
投稿を行なっております。
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小説家として暮らす羽柴の下に一通の結婚式の招待状が届く。淡い片思いを抱いた、大学の先輩からだった。
招待状をコンロで燃やしながら、締切開けの疲労した頭で彼は考える。いまだに親にカミングアウトもできず、孫や結婚を迫る言葉をのらくらとかわし生きてきた。自分の性的指向に違和感はもっていない。だが、女として生まれていたらもう少し生きやすかっただろうかと自嘲する。
鬱屈する気持ちを抱えて携帯を持つ。セフレとして関係を持つ|紀希《かずき》に連絡を取り、他人を使って自嘲を隠す自分は呪い死ねと内心呟いた。
紀希はそんな羽柴の行為を悟り、そして嗜める。結婚式に出て落ち込んだ羽柴を慰める美味しい役ができると他人事のように言われ、一瞬羽柴は苛立つ。だが、紀希に対してセフレ留まりの関係を強要しているのは自分だと思い出す。恋人ではない立場を守る紀希に取ってそれは、他人事以外何物でもないのだった。
携帯に先輩から連絡が来る。淡い期待と欲望を胸に電話を取り、参加して欲しいという先輩からの蜜のような言葉。羽柴は結果として結婚式に参列すると伝えてしまう。結婚式場で声をかけられるまで、わざわざ電話で参加を促されるのだから期待せずにはいられなかった。だが白いタキシード姿に身を包む先輩の姿と「幸せか?」という羽柴の問いに肯定の返事を返されると、絶望に包まれ、羽柴は気づけば紀希の部屋に。
大人げなく泣く羽柴を、紀希は何も聞かずに抱きしめる。失恋に傷つく羽柴に向かって、紀希は届かぬ愛を歌った。
※他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 00:54:31
9255文字
会話率:50%
好きな事が上手くいかない葛藤。
将来への漠然とした不安。
当たり前だった存在との死別。
伝わらない思いと伝えられない苦しみ。
現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。
邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。
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第1話「鳴らないピアノ」
絵理は絵を描くことが好きな少女。
中学校進学と共に「創作同人即売会」の存在を知り、会場で熱気にやられた彼女はポツリと一言呟く。
「私も、本、作りたい」
高校進学と同時に始めた創作同人活動。親との約束を守り、学業にアルバイトに執筆にと精力的に活動していたが、ある回のイベントで彼女の気力は折れてしまう。
そのイベントの帰り道、偶然見つけたギャラリーカフェで北浦カナエという画家と出会う。彼女はパートナーのジョージに軽食の用意をさせつつ、絵理の書いた本を読む。
「それで、あんたはこの話どう思ってんだい?」
カナエのその一言から、最初こそ言い訳はしていたが胸の奥に仕えていた本心が涙と共に溢れ出す。
「私……私悔しくてっ! 誰も、私の作品見てくれない。私すごく、大事にこの作品作ったのに!」
絵理の本心をカナエは羨ましいと言い、自らの手でカフェに飾られていた絵を1枚切り捨てる。それは、カナエ自身が昔描いた絵の一枚だった。
「案外絵も漫画も描かなくたって大丈夫さ、生きていくには必要ないからね。でも、本当に愛していたら嫌でも辞められないのよ。私は辞められたけどね」
その言葉は、昔カナエが捨ててしまった情熱の片鱗だった。
悔しがるほど、泣くほど思いを込めても、自分が好きなものは時に振り向いてくれない。
「僕は君の本が読んでみたいな。今、買うことはできるかい? 御代はこのホットケーキとミルクティーになるけれど」
それでも絵理の描いた本を読んでみたいという人がいる。心の底から涙を流し、絵理は自分の作品の対価として手に入れたホットケーキを食べながら考えた。
──そうだ、帰ったらこの二人をモデルに話を描こう、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 23:32:21
29248文字
会話率:40%
これはとある高校の校庭で毎週金曜日に行われることである。
最終更新:2017-10-20 18:00:00
3837文字
会話率:62%
とある主人とその執事のお話。
なかなか伝わらない思い。
※全年齢対象のBLとなっております。
苦手な方、ご理解のない方の閲覧はご遠慮ください。
※誤字等の修正を行う際、多少の文章変更をする場合があります。大幅に内容を変更することはありま
せん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-15 09:07:15
4957文字
会話率:36%
いっても伝わらない思いはある、でも言わなきゃ意味がない。伝わる伝わらないで困ってもまずは言う、これが大事。それで伝わらなかったら、そのとき考えよう
最終更新:2014-10-06 21:45:51
216文字
会話率:0%
ももたろう。これは悲しいおはなし。鬼退治に出かけることを止めてくれるひとがいた。守るものを教えてくれたひとがいた。だけど、正しい選択を教えてくれるひとは誰もいなかった
最終更新:2013-11-05 01:07:23
2708文字
会話率:33%
集英社「ノベル大賞」最終候補作品(本編)
走れない、笑えない。コンプレックスの固まり・鈴と、サッカー部キーパー・桃井。伝わらない思いに傷つきながら、それでも、ひとりひとり追いかけるものがあった。
成績優秀な鈴と、彼女を慕う陽気な桃井が繰
り広げる、甘酸っぱい青春の物語。
本家サイト:fract-one(http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5448/index.html)からの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-18 13:57:43
73411文字
会話率:27%
バレンタインデーの男女の出来事。
伝えたい思いと伝わらない思い。
チョコを巡ったどこにでもありそうな物語。
同名アカウントでピクシブにも投稿しています。
最終更新:2013-02-14 06:00:00
10286文字
会話率:53%
筆者の独白 伝わらない思い
最終更新:2013-01-14 21:06:05
226文字
会話率:0%
世界には、有り余っている言葉と
届いてない言葉がある
そして届かない思いと伝わらない思い
だがそれを届けるのは貴方だけ。
最終更新:2011-11-15 20:10:37
408文字
会話率:0%
貴女の声は、ID No.1には伝わらない… No.1に出会う事も出来ない… 隣にいる私の思いも、貴女には…
最終更新:2010-05-09 14:06:52
200文字
会話率:38%