蛍は他を寄せつけぬ小国の姫として生まれ、自らを特別な存在だと信じていた。姫魅は平凡な家庭に生まれ、ありきたりな人生を歩んでいると思い込んでいた。孤独の中で貪るように生きてきた慰鶴は、欲しかったものがすでに手の中にあることに気付けずにいた。
すべてを失い、未来を追い求める蛍。
救われない過去と未来の間で懸命に今を生きる姫魅。
すべてを手にしながら、過去に縛られ続ける慰鶴。
全く違うようでどこか似ている彼らは魔法を通じて絆を深め、大きく成長していく。
魔法使いと非魔法使いが生きる「とある星」で繰り広げられる心と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 00:54:46
170378文字
会話率:51%
夢の中では踏み潰されて、現実世界ではストーキングされるという、ちょっぴり可哀想な人生を歩んでいる――秋原秋良。
最近になって、ヤンデレ幼馴染――篠宮雫に夢の中で関わりのある――藍川明音の存在を勘付かれ始める。
「例え夢の中であっても、私
以外の女と関係を持っちゃダメ。分かった?」
最終的には多数の美少女から、「私を選んで?」と迫られるのだが――。
選べるわけないだろ。
そして、俺は衝撃の事実に辿り着く。でもそれは、もっと先の話。
※不定期更新
※本作で10万字越えしたいです
※カクヨムコン、公募など全てのコンテストに参加する予定は今のところありません
※カクヨムにも掲載しています
※カクヨム版とはタイトルが異なります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 16:56:20
11590文字
会話率:43%
平凡な人生を歩んでいる高校二年生の河合真幸[かわい/まさき]。そんなある日の朝、真幸はクラスメイトの美蘭から話しかけられたのだ。
白石美蘭[しらいし/みら]は陽キャ寄りでかつ、積極的な性格をしている。そんな彼女は露出度が高めな服装をして
いて学校内でも注目されることが多かった。
真幸は、そんな美蘭から付き合ってほしいと誘われ、迷ったものの、人生で初めての異性からの告白だった為、それを受け入れる事に――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 16:55:45
55826文字
会話率:49%
短編。実際に歩んでいて面白い人生と、映画として見る分には面白い人生。
そのどちらでもない、つまらない人生を歩んでいる人間のつまらない物語。
最終更新:2024-10-14 01:44:33
13563文字
会話率:56%
主人公、矢田優馬には知的障害の兄がいる。
彼はそんな兄の事が嫌いだった。
兄のおかげで、彼は幼少の頃から肩身の狭い思いをしてきたのである。
『自分は苦しい思いをしているのに、どうしてあいつはあんなにも楽な人生を歩んでいるんだ』と日頃から憤り
を感じていたのだ。
そんな彼も社会人となり、ある事がきっかけで視野を広げていく事になる。
過去と現在の出来事を振り返りながら、知的障害の兄と向き合っていく。
成長した彼の目に、兄はどういう風に映るのか・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 21:23:21
36972文字
会話率:22%
悪役令嬢に転生したのは、乙女ゲームとは無縁な人生を送ったお婆ちゃんでした。
前世からのトラウマに立ち向かい、両親の期待に沿うべく、ひたすら努力を重ねる公爵令嬢は、いつの間にやら、外面だけは気高く美しく心優しいと言われる、でも実はマイペースで
抜けたところもある、令嬢に成長していきます。
最早、前世同様に、乙女ゲームとは違う人生を歩んでいるかのように見えた彼女の生活に、乙女ゲームの破滅フラグが襲いかかる。
しかし、彼女は、それが破滅フラグと気づかずそのまま地雷原を突き進む。
彼女に待ち受けるのは、天国か?はたまた、地獄なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 17:41:03
153244文字
会話率:31%
三級天使が、神さまの命で下界に使わされる。
幼くして白い宝石と呼ばれた天才ピアニスト鮎川淳は妹を助けるため事故で右腕を傷めてしまい、夢を断念した。偶然コンサートに来ていて淳と妹を助けた少年に影響され、何か人のためになる事をしようと考えた
淳は弁護士になる事を決意する。父の住宅建設会社を手伝いながら早朝深夜勉強していたが、父が突然倒れ会社を継ぐ事になり夢はなかなか叶えられない。若いがかなり有能な弁護士墨月の協力で、競合会社にも勝ち住宅開発は成功し住民からの多大な信頼を得たが、心には何か物足りなさを感じていた。
心優しい淳に恋した静蓮は想いを伝えようと努力するのだが、淳の変な叔父にじゃまされ届かない。留学が決まり空港でやっと手を振る淳を見て、安心して海外に旅立った。
静蓮は手紙を書き続けるが叔父のじゃまで届かない。帰国して再会する二人。手紙を見付け、淳は静蓮がどれだけ自分を愛しているかをやっと知り、心安らぐのだった。
住宅建設の裏で暗躍する影。指示しているのが墨月だとは誰も知らない。
地震で母を亡くし、健気に淳に尽くす静蓮を見て反対していた父も許さざるを得なかった。二人は喪が明けてから結婚し息子を授かった。
ようやく順調になると思われた時、叔父が為替を紛失してしまう。ショック状態になった淳は氾濫した川に飛び込もうとするのだが…。
天使に生命を助けられた淳だが、為替がないなら意味がない、この世界から自分を消してくれと頼み受け入れられる。ただし二度と戻りませんよと言われる。
自分のいない世界を見る淳。妹は事故で廃人になっている。淳と妹を助けた少年も事故でいない。淳が助けた大勢の人も彼がいないので不幸な人生を歩んでいる。
淳は気付いた。自分がいるだけで、ただ自分が存在するだけで、誰かが何かが良くなるのだったら自分は諦めず生きていくと誓う淳だった。
神さまの計らいで、自分がいる世界に帰って来た淳は嬉しさで一杯だった。静蓮にキスをする。息子は無邪気におもちゃで遊んでいる。生きている事の大切さを知った淳は幸福だった。
近所の人達は淳がいないと心配して探してくれていた。一人で生きているのではないと実感する淳に、近所の人達の援助が渡される。為替の代金が揃い、みんなでクリスマスを祝うのだった。
二級に昇進した天使は彼の将来を見に翼を広げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 22:25:31
165388文字
会話率:33%
踊り子リリーという話の前日譚です。
宿屋の娘ネメシスをある日、公爵令嬢が訪ねてきた。彼女は現在アストレアとして4回目の人生を歩んでいるという。1度目は悪役令嬢として毒杯を飲み、2度目は修道院で天寿を全うし、3度目は大陸中を戦禍に巻き込んだ
自責の念にたえかねて自殺したと言う。そして本日4度目のループに至り自分一人では無理だと仲間を募るべく、ネメシスのところへ来たそうだ。その理由はネメシスは聖女であり、今までの人生で自分も辛い思いをしてきたはずだからという。
アストレアの記憶を頼りに王国に巣くう悪の宰相一門を倒して、王国を救うお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-30 15:07:05
8787文字
会話率:16%
世界がやばい。と神様は言った。
神様は天使のミラちゃんと世界の危機を救うべく二人の救世主を選んだ。いや、選んだというよりたまたまこの二人になってしまった。
辛く悲しく寂しく虚しい人生を歩んでいると勝手に思っているアラサーの勇輝とこれまたアラ
サーの茜である。
勇輝と茜はひょんなことから救世主に選ばれ、世界がやばいらしいので世界を救う事になる!世界がやばい!どうやばいんだ!?世界がやばいんだよ!立ち上がれ、勇輝、茜!!現実逃避に世界を救え!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 18:25:39
9050文字
会話率:49%
公爵家の次女であり、国一番の魔法使いと呼ばれたエルミラ。
第一王子と婚約し、順風満帆な人生を歩んでいるつもりだった。
しかしそのワガママな性格が災いして、虐げていた長女のカルメラに復讐される。
婚約破棄に加えて辺境へ追放されただけでなく、全
ての魔法すら封じられてしまった。
勿論、簡単に受け入れるエルミラではない。
どうにかして自分を陥れた姉達に思い知らせてやりたい。
そう思う彼女の前に一人の青年が現れる。
「私を弟子にして下さい」
彼はとある事情から大魔法を望んでいた。
これは、使えるか。
エルミラは持ち前の愛くるしさとワガママで、青年を利用してやろうと企む。
しかしこの青年、思った以上に強敵で――。
「何で私の言うことを聞かないのよぉ!」
「理由は一つ。先生のためになりませんから」
これまで愛されるばかりで、誰からも叱られたことがなかったエルミラ。
生意気な弟子との平民生活で今までの自分を省み、改心することができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 11:13:08
64114文字
会話率:28%
「リリス。俺は君の事なんて好きじゃない」
婚約した相手にそう言われたリリスは、婚約破棄して欲しいのかとたずねた。しかし彼はそれを拒否し、婚約して監視をすると言う。確かにリリスには悪い噂がついて回っているが、正義感から婚約して監視されるのは
ごめん被ると思った彼女は対話を試みる。
その結果、彼はとんでもないことを言い出した。
「君が死ぬ度に、俺は時間を戻され、何度も何度も何度も同じ人生を歩んでいるんだ!」
これは悪役令嬢に呪われた男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 11:22:47
4774文字
会話率:44%
黒崎京介はどこにでもいる高校生だ。友達と遊び、恋をし、青春を謳歌していたーー、場所は変わり、魔法が飛び交う世界に錬金魔術を扱える青年がいる。彼の名前はロード。修行に明け暮れる毎日を過ごしていたーー、
異なる世界で異なる人生を歩んでいるよう
に見えるが、この2人の魂は1つであり、黒崎京介としての人生もロードとしての人生も同一なのだ。
ある日ロードが深い眠りにつく…またあっちの世界で目覚め黒崎京介として過ごす。変わらない日常を送るはずだったーーーーー次に目を覚ますとそこには……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 14:00:34
6618文字
会話率:49%
なんだか不思議な気がした。同じクラスで同じように授業を受け、テストして、お弁当を食べて、おしゃべりして。同じ生活をしているようで、私たちは全くもって別々の人で、それぞれの人生を歩んでいるのだ。当たり前に、大学も違うし、その後の仕事も違って、
新しい出会いがあって、別れがあって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 16:16:27
1582文字
会話率:31%
悪辣な人生を歩んでいる四十手前の男が、平和な人生を歩んだ四十手前の別世界での自分の記憶を思い出したのはドラゴンの卵を密猟している最中だった。
ふたつの記憶がごちゃまぜになった男は己の過去の悪行に悩まされながらも少しずつ歩み始める。
失敗し
ても、過ちを犯しても・・・生きていればきっとやり直す事はできると信じながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 19:56:19
1021331文字
会話率:45%
「先輩、これを受け取ってください」
澄み渡る今日の空の様な、くもりない笑顔で、”雨傘”を差し出す彼女には秘密がある。
それは、少し変わった予知能力。
いつ、どこで、何のためにか・・・は、わからないけれど、将来、必要となるであろう
品物がわかるという。
それが、一見どれほど役に立たなそうな品物だったとしても、彼女の予知は絶対に外れない。
例えば、穴の開いた長靴は、植木鉢として、第二の人生を歩んでいる。
チェーンの切れた自転車を渡された時には、さすがに、これをどうするの!、と思ったけれど、ストーカーの存在が発覚するにいたった。
偶然、女生徒のそばを自転車を引いて歩いていたところ、絡んできた男がいたのだ。わざわざ自転車を降りて歩ているくらいだから、関係者だと思ったらしい。無論、悪しき関係の鎖を断ち切るため、ストーカーは、しかるべく処理させていただいた。
あるいは、釘抜きが無くて困っていた演劇部に、なんて物を持ち歩いてんだよ!、とおののかれる一幕もあったりして。
そして、今、目の前に、自販機の下をのぞき込んでいる子供がいる。お金を落としてしまったらしい。
仰げば広がる青空に、渡された雨傘の使い道を知った。
彼女の予知は、絶対に外れない。
翌日。
「先輩、これを受け取ってください」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 23:57:58
6531文字
会話率:20%
新しい景色という言葉が使われることがあります
親と子ではそれぞれ違う人生を歩んでいるわけですが
子供には、どこまでも無限に拓けた新しい景色を見せたいものです
(最新作連載・鬼斬り剣士の異世界平定記執筆中です
読んで頂ければ励みになります
)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 06:40:22
594文字
会話率:40%
主人公アイ・ランルーシアは、自分で選んだ人生を歩んでいると疑ったことなどなかった。
5年前、11歳の春、王都の祭で第一王子を見るまでは。
アイは思い出してしまった。
この世界が乙女ゲーム"黄昏のエフフォーリア&quo
t;の世界で、隣にいる女の子は、そのゲームのヒロインであること。
自分はヒロインにとって、とても便利で、ヒロインの選んだ相手によって結婚相手も決められる運命にあること。
ヒロインのための人生を歩まざるを得なくなる、最強、いや、最凶の、ヒロインの親友に生まれ変わってしまったことを。
自分の人生は自分で決めたい、自由になりたい。
そのためにアイは、自力で攻略不可能と言われた、しかも2周目以降にしか出てこない、つまりヒロインにとっても自分にとっても結婚対象になり得ない隠しキャラに、取引を持ちかける。
運命なんてこの手で変えてみせるー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 08:00:00
814文字
会話率:20%
100パーセントモテ体質という天賦の才能を備えている主人公の等々力英真はモテモテの人生を歩んでいるが、恋愛に興味はなく過去に一度も女と付き合ったことがない。
にも拘わらず、ロマンス・ハイスクール入学式初日に三廻部沙姫という女が、等々力英真の
彼女だと名乗ってきた。それは有り得ないと否定する等々力英真と、本当だと言い張る三廻部沙姫を中心に、広がっていく沢山の色恋物語。
100パーセントモテ体質が故に、色々と巻き込まれる主人公は、ありとあらゆる厄介な局面をどう乗り越えるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 02:00:00
1994文字
会話率:34%
俺、小山内優斗には、だれにも言ったことがない秘密が二つある。そのうち一つは、ステータスが見えるということだ。どういうことかって?
例えば、壁越しにステータス画面が見えるから、母ちゃんが今隣の部屋にいるのがわかる。それによると、俺への好感度
が5点満点中3点、今の機嫌が25%らしい。特殊ステータス欄には二日酔いとあり、欲しいものとして胃にやさしい食べ物が表示されている。ここはひとつ、シジミの吸い物でも作って好感度を上げておくか。
「あれ、気がきくじゃない。ありがとうね。」
ほら、これで好感度4の機嫌70%だ。
私、伴田凛子には、誰にも言ったことのない秘密が二つある。そのうち一つは、時々選択肢がみえるってこと。わけわからないって? うーん、じゃあ例を見せてあげる。
「ねえ、次の授業の小テストの範囲ってなんだった!? 何も勉強してなくって…」
赤:えっ小テストなんてあったっけ? 私も何も勉強してないよ!
青:えー…、そんなん聞かれてもパッと出てこないよ…。
黄:しょうがないなぁ、教科書の12pから18pだよ。
緑:あはは、いまさら対策しても無駄だって!
会話の全部がってわけじゃないんだけど、時々こんな風に相手の顔の下に四択が出る。選択肢が出ちゃったときは次の行動をその中からしか選べない。ちなみに、四択には必ず正解と不正解が最低一つずつ含まれている。だから重要なシーンでも、四択さえ出てくれれば成功確率が最低でも25%まであがるわけ。便利でしょ?
不思議な能力でソツなく人生を歩んでいる幼馴染の二人だが、どうにも恋路はうまくいかない模様。両片思いの二人は、なぜこうもすれ違うのか? 彼らとその友人たちを中心とする、思い通りにいかない学生生活を描いた短編集(予定)。
※筆者はあまり恋愛気質ではないので、気が付いたら恋愛小説ではなく「こんな能力があったらこんな不便があるに違いない」という仮想小説になっている可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 08:00:00
62203文字
会話率:40%
あまり面白くない人生を歩んでいると思った男は帰路の途中ふと呟いてしまった「こことは別の世界に行けるなら別に勇者でもなくチートスキルも要らない、なんなら、魔王でも何でも良い」という言葉から本当の異世界の魔王となってしまう。
しかし、男は
未だに今後襲い掛かるであろう脅威と試練を知らない。
何せ、魔王となった男の下にはゴブリンしかいなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:04:55
157968文字
会話率:62%