【堅物正義漢×不遇儚げ少女、じれじれ両片思い】
大正時代。
医学生の侃爾(かんじ)は、昔弟に大怪我を負わせた女、シイと再会する。彼女にひどく当たり、暴力を振るった侃爾はある日、シイが身を投げしようとする場に遭遇する。
瞬時に彼女を助けてし
まった侃爾は、身投げを延期すること、その間、血や傷の苦手な自分の創傷処置の練習相手になることを命じる。
神経衰弱が原因で周囲の者に暴力を振るわれるシイの体は傷だらけで痛々しい。侃爾は怖気づきながらも必死に彼女の手当てをし、その行為を通してシイの不遇な境遇や悲しみや孤独に触れていく。
同情とともに生まれ始めた恋慕に、侃爾は不器用ながらもシイを気遣い始める。しかし、彼女のことも想っているのは弟も同じで……。
【登場人物】
・藤村侃爾(20):医学生。堅物正義漢。血や傷が苦手。弟に大怪我をさせたシイに復讐したい。
・シイ(18):神経衰弱と噂されひどい虐めにあっている不遇のヒロイン。心優しい。自殺願望あり。侃爾とは同郷。
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差別的な表現が出てきますが物語上の演出として書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 13:41:03
125059文字
会話率:32%
こちらの話は、『あなたの愛など要りません』の外伝となります。
メインキャラクターの一人、ランスロットの恋のお話です。
「女性は、花に似ていると思うんだ。水をやる様に愛情を注ぎ、大切に守り慈しむ。すると更に女性は美しく咲き誇るんだ」
そうランスロットに話したのは、ずっと側で自分と母を守ってくれていた叔父だった。
12歳という若さで、武の名門バームガウラス公爵家当主の座に着いたランスロット。
愛人宅に入り浸りの実父と訣別し、愛する母を守る道を選んだあの日から6年。
18歳になったランスロットに、ある令嬢との出会いが訪れる。
自分は、母を無視し続けた実父の様になるのではないか。
それとも、ずっと母を支え続けた叔父の様になれるのだろうか。
自分だけの花を見つける日が来る事を思いながら、それでもランスロットの心は不安に揺れた。
だが、そんな迷いや不安は一瞬で消える。
ヴィオレッタという少女の不遇を目の当たりにした時に ーーー
守りたい、助けたい、彼女にずっと笑っていてほしい。
ヴィオレッタの為に奔走するランスロットは、自分の内にあるこの感情が恋だとまだ気づかない。
※ アルファポリスさんでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 20:08:40
205379文字
会話率:31%
《人の子よ、推理小説は好きですか……
私は結末から読むタイプです。
これはゾンビになった少年が、神○の山嶺ばりの登山を強いられたり、王宮における殺人事件の解決を強いられたり、とにかく色々強いられる話
です人の子よ……。
今回も言うまでも無く、「感染者(ゾンビ)と死者(ゾンビ)と幽霊船とその他大勢」の完全な続きで、そちらを先に読まないと全く意味が分かりません。ノークレームノーリターンですよ人の子よ……。
そして期間を空けすぎたため、登場人物を綺麗すっかり忘れてしまった人の子のために、改めて登場人物の紹介をしますよ……。
ミーレ:この私です。超重要人物で実質主人公で、少ない出番が更に少なくなりましたが、その中にも圧倒的な存在感がありますす。
仁木康大:名目上の主人公です。ゾンビになったおっぱい星人で、今作から仮面は卒業しましたが、童貞は卒業出来ませんでした。
ハイアサース:正ヒロインのおっぱい女騎士兼聖職者です。前回より出番は多いですが、前回より活躍シーンの少なくなった不遇のヒロインです。
飯山圭阿:別の異世界から転移した半端ないくノ一です。今作も半端なく戦って半端なく無理強いします。
ザルマ・アビ:前作で登場した貴族主義の役立たず騎士です。今作ではかなり改心したため、それに比例してキャラクターも希薄になってしまいました。
その他大勢:今作ではメモった方がいいぐらいにいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-27 22:00:00
214041文字
会話率:37%