エリーザベトは十歳の時、龍神様に選ばれた『豊穣を齎す聖女』としてベルトラム王国の王太子と婚約した。
だが、エリーザベトにできるのは、少し雨を降らせて雷を鳴らすということだけで、役立たずの聖女として神殿で掃除と洗濯をさせられることになった。
それから八年後、エリーザベトは聖女を騙ったという罪を着せられ、王太子に処刑されそうになるが、寸前で雷鳴が鳴り響いた。
一方、干ばつによる飢饉に苦しむ肥賀の国では、雨乞いの祈祷が行われていた。
祈祷が終わるまでに雨が降らなければ、姫を竜神様の花嫁として泉に沈めなければならない。
もうだめかと思われたその時、突如として雷が御神木を直撃し、巨木は真っ二つに裂けて倒れてしまった。
そして、その裂け目には、不思議な色の髪をした女性がいた。
ナーロッパ系の世界から、安土桃山時代っぽい世界にヒロインが異世界転移するお話です。
ノベマに投稿していた短編を、改稿して投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 20:00:00
30748文字
会話率:23%
医師を目指す難聴のヒロインが異世界転移し、イケメンの医術が得意な上級魔導師であるキースに弟子入りすることに。自分に自信のないヒロインがキースに支えられつつ成長しながら恋に落ちて行く異世界物語。
最終更新:2023-07-12 01:00:00
40057文字
会話率:47%
とある国のとある辺境。四季の森こと『リースの森』に、ただひとりの王様がいました。
城ではなくログハウスにたたずむ王様――ロイは、大嫌いな冬から大好きな春を越すために家へ閉じこもっています。
そんなある日のこと。吹雪を耐えた森の中に、ひと
りの女の子が迷い込んできました。
名前は朝日ひまる。異世界からやって来た、森でたったひとりの人間。
きらきら星から流れ星に。
ひとりの人間がひとりの王様のために願う物語。
もしくは。
全ては森に。全ては王に。
光を――息を吹き返すため。
ひとりの王様が輝きを取り戻すまでの物語。
※冬の童話祭2022の参加作品です
※『若き氷の王子様』と共通する設定が出てきますが、この物語だけでも把握できます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 23:16:53
23039文字
会話率:58%
森の中で野営をしていた流浪の剣士〈狐人〉エルランドは、草むらの中から妙な気配を感じる。
しかし、突きつけた剣の先に現れたのは妙な格好をした少女だった――?
「は、はわわわ……! きつねのおばけ……?」
「誰がだ、ばかもの」
“ちょっと幼
いセーラー服少女”と“真面目で堅物、亜人の元最強騎士”は、この世界ですでに失われた〈音楽〉を取り戻す冒険へと巻き込まれていく。
*ヒロインが異世界転移してますが、内容はわりとシリアスなハイファンタジーです。
*転移者のヒロインはただのJCなので、転移転生チートハーレムが好きな方のお気には召さないかも知れません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-11 17:21:22
76506文字
会話率:39%
贖いきれない罪を犯した主人公アキト。彼は死のうと思っていた。
しかし、ある女の子との不思議な出会いが、彼の運命を変えていく。
ファンタジー世界に生まれ、人生を諦めた主人公と、日本人女子大生が絡み合う、
ちょっと変わった異世界物語。
なぜ
、アキトは死のうとしていたのか。
彼が犯した罪とは一体何なのか。
そして、徐々に明らかになっていく異世界内の陰謀と、地球の危機。
運命に翻弄される二人、その心の成長が、世界を救う鍵となる。
「ねぇ七海、僕は生きててもいいのかな」
※過去のエピソードは暗いけど、最終的に鬱展開にはならないのでご安心ください。
※1話あたりの長さは比較的短めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-26 21:39:04
93907文字
会話率:25%