承色なき世界を彩るは、異界の才女か、はたまた──
現代日本でテキスタイルデザイナーとして活躍していた森川彩音は、過労死したはずが、目が覚めると見知らぬ異世界で宰相家の三女・宋麗華として転生していた。病弱で家族からも冷遇される麗華の体は、
かつての華やかな生活とは真逆の孤独と絶望に満ちていた。
そんな中、彼女に言い渡されたのは、宮廷の権力争いから「廃皇子」と呼ばれ、心を閉ざした第六皇子・黎との政略結婚。
愛のない未来に打ちひしがれる麗華だったが、ひょんなことから黎皇子の抱える秘密──彼が「色」を認識できないという事実を知る。
この無色の世界を、そして心を閉ざした皇子を、現代の知識と感性で彩ることはできるのか?
望まぬ転生と政略結婚から始まる、異色の宮廷ファンタジー!
孤独な皇子の世界に、異界の才女が光を灯す──その先に待つのは、希望か、それともさらなる試練か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 19:33:04
78213文字
会話率:15%
空から降ってきた娘は、ソラカラと名付けられた。
名付けたのは火無しの魔女。
自分へのご褒美でつくった旅魔法が失敗し、空に描いた魔法陣から若い娘が落ちてきたのだ。
娘は少し前まで、92歳の老女だった。
そしてちょうど、寿命を迎えた時だった
。
失敗した魔法陣は時空を曲げて、老女の病室につながった。
運悪く、天へ還る途中の無防備な魂が魔法陣に吸われ、時空の狭間で時間が逆光。
魂は若返って、魔女に出会った。
覚えているのは、絵を描くことが好きだった感覚だけ。
名前すら、思い出せない。
魔女は自分の失敗を、こっそり秘密にすることにした。
これは、若返った元老女のソラカラが、絵を描くことではじめたテキスタイルデザインの仕事をきっかけに、異世界で新しい人生をはじめる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 21:00:00
27775文字
会話率:28%
京都・西陣で織物を生業に、親と暮らすことを決めたふゆ子。
家庭の事情で親元を離れて祖父母の家で暮らすことになったふゆ子の姪・律子。
これから二人はどんなふうに生きていくのか。
独白と手紙で描く「壁の上」と形式的にも対をなすお話。
最終更新:2017-05-16 00:00:00
30558文字
会話率:34%
相良 紀衣子という裁縫好き女子のお話です。
ラブコメと言っていいのでしょうか??
最終更新:2015-11-17 18:40:22
24780文字
会話率:37%