庶民の私は貴族によくいじめを受けていた。
そんな私にとって、ピアノを弾くことが、数少ない救いだった。
ピアノばかり弾いて色恋には興味なかった私だが、あることがきっかけで、勇者様に恋をする。 だが、すぐにあっけなく失恋してしまう。
それから今まで以上にピアノに熱中し、悲しみを叩きつけるように演奏していると、いつの間にか私は有名なピアニストになっていた。
ある日、私はいつものように大きなコンサートホールで演奏していると、魔王と名乗る男が接触してきた。
それから私と彼の奇妙な関係が始まった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 08:29:14
10195文字
会話率:32%
改修しようとしても事故などで進まないコンサートホール。そこは俺には思い出の場所で同時に悲しみの場所でもあった。長い年月が経ったいま俺は再びあの場所に行かなきゃいけない気がした。
最終更新:2021-07-03 17:00:00
3772文字
会話率:36%
ある日の朝、橋本に1件のメールが届く。そのメールには、よく知った人の名前が書いてあった。
暫くして彼の名前はテレビのニュースで報じられていた。テレビに映るその場所は夕焼けが沈むコンサートホールとして海外で有名な場所だった。
最終更新:2019-02-03 12:01:27
7823文字
会話率:37%
TVからCMが無くなったあの夜、2011年3月11日、東京ではオーケストラによるコンサートが催されていた。TVやネットでは津波災害や原発事故、帰宅難民の情報が飛び交っているなか演奏されたのは、グスタフマーラーの交響曲第五番。葬送をモチーフ
にした第一楽章から始まり、人間を讃える第五楽章で終わる大作であった。
集まった人達は何を思っていたのか、演奏者たちは何を思っていたのか、繰り返し交響曲第五番を流し震災の夜を書いた。
埋もれてはならない事実を発掘したとき、そこには必ず物語を見いだすことができる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-22 01:07:19
16826文字
会話率:11%
ヒトとドウブツがごちゃまぜになった生き物たちが暮らす世界。そこには、アパートもコンビニも、駅もコンサートホールも、何だってある。
(フォレストページのサイト「のんあとらくしょん。」より転載)
最終更新:2017-04-01 20:39:04
8663文字
会話率:57%
調律師の加瀬谷縁は曰く付きのコンサートホールの春加記念コンサートホールのよく狂うピアノの調律を任される。
そこには数々の悲劇と思惑の連鎖があった……
最終更新:2016-08-03 12:00:00
108349文字
会話率:40%
自分がしてきたことは何のためにしてきたのだろう。
分からなくなってしまったピアニストの主人公は、いままで演奏した事のあるコンサートホールに行くことにした。
捨てられた島で見たその光景は…
最終更新:2011-06-24 10:56:59
1520文字
会話率:7%
ある日、母に連れられて一人の少年がコンサートホールに来ていた。そのコンサートホールではクラシックが演奏され、会場に来ていた人達もうっとりと、その雰囲気に酔いしれていた。だが、絶望はすぐそこに座っていた。静かにオーケストラに含まれる演目ヴァイ
オリンのソロを聴いていた時、繊細で美しいヴァイオリンの旋律を掻き消す爆発音が起こった。テロだった。誰を狙ったのかは分からない。このコンサートホールには世界に名だたる資産家たちが招待されていたのだ。中には悪名を轟かせている人物だって何人もいる。この絶望(テロ)が一人の少年の家族を奪い、復讐という名の紅い悪魔を産み落とした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-21 12:03:03
1920文字
会話率:30%
百合(ゆり)は、プロピアニストとして、十二年ぶりに故郷、広島へ帰ってきた。自分の技術に自信が持てずに悩んでいた百合は、故郷の地を廻りながら、平和コンサートでの演奏について考え、猛練習を開始した。しかし、なかなか思い通りにいかない。納得のいか
ないまま迎えたコンサート当日、百合の身に起こった変化とは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-02-11 17:45:24
4657文字
会話率:12%