四部構成
第一章 東方の星 全15話
ドイツの老舗ピアノメーカー“クラウトミュラー”は投資の失敗により経営難に陥る。中国の音楽企業“イーストスター”はそんなクラウトミュラー社に資本参入し、経営を立て直そうとするが、伝統にこだわりを持つク
ラウトミュラーと合理性を追求するイーストスターとの間に衝突が生じ、その先陣を切っていたのは日本人同士であった……
第二章 修行時代〜日本編 全12話
第一章より10年以上前の物語。ピアノ調律師岡島は、ある日突然営業への異動を命じられ、不向きな営業の仕事に苦悩する。
第三章 修行時代〜渡独編 全20話
岡島は会社を辞めてドイツへ渡り、技術を磨こうと決意。晴れて老舗ピアノメーカー・クラウトミュラー社の整音技師となるまでの記録。
第四章 復活 全10話
イーストスター社の打ち出した新規企画により、クラウトミュラー従業員たちはまたもや翻弄される。岡島たちは腹黒い経営者や保守的で頭の固い古参者たちに悩まされながらも、任務を通じて会社の立て直しを図る。
※本作は以前カクヨムで掲載されていた「鋼琴一帯」に加筆修正したものです。
※題名を「ピアノ調律師岡島寿和の今昔物語」から「鋼琴一帯」に変更しました。
※この小説は完全なフィクションであり、現実のいかなる出来事とも関連はありません。また当作に登場するクラウトミュラー社、イーストスター社、ヤマカワ社、華商銀行等の企業は全く作者の想像の産物であり、実在する団体とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 23:00:00
157363文字
会話率:57%
調律師の加瀬谷縁は曰く付きのコンサートホールの春加記念コンサートホールのよく狂うピアノの調律を任される。
そこには数々の悲劇と思惑の連鎖があった……
最終更新:2016-08-03 12:00:00
108349文字
会話率:40%