「――その身体は、俺のモンだ」
俺様系クールイケメン、卜部壱武。
彼は、帝都を霊的災害から守る退魔師の名家『卜部』の跡取り。
隣には、いつも守るべき幼馴染がいる。
癒し系でお人好しな優男、薬子千弥。
彼は、なぜか怪異に好かれ
てしまう特異体質を持つ、巫術師の末裔。
凸凹コンビとして怪異退治に明け暮れる日々。
しかし、壱武だけが知っていた。
千弥の中には、彼自身すら知らない、もう一つの人格――まつろわぬ者たちの王と謳われた、恐るべき「魔性」が眠っていることを。
ある任務をきっかけに、ついに覚醒する、抗いがたい魔性の王。
翻弄され、追い詰められた壱武が放つ、起死回生の策とは?
「さて。美味かったかよ、酒と俺の血のハイブレンドは」
最凶の魔王に、傷だらけの退魔師が不遜に笑う。
これは、宿命に縛られた二人の、愛と執着の現代退魔奇譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 00:00:00
39979文字
会話率:44%
「大変ね。亜人が人間に紛れて暮らしていくなんて」
リリアは亜人――ハルピュイア。本当だったら岩山で暮らしているところ、訳あって人間の街で暮らしている。人間になるための、高価な魔法薬を呷りながら。
酒場で歌を歌って収入を得ているが、チップ
だけでは魔法薬を手に入れるにはとても足りない。
だからリリアは、夜の街に出ることにした。
※「カクヨム」「Nolaノベル」にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 21:12:29
5844文字
会話率:34%
そこは「この現実世界」に似ているが様々な「異能力者」が存在し、科学技術と超常の力が併存する平行世界の近未来の日本。
約10年前に起きた富士の噴火の後、新たな日本首都となった大阪。
しかし、その大坂の各地には、日本再建を阻む危険な異能力者達が
潜伏していた。
果たして、「まつろわぬ者」のコードネームで呼ばれる危険人物達と、それを狩る特務機動隊、真の悪はどちらなのか?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。(GALLERIAは掲載が後になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 21:12:49
18975文字
会話率:40%
もはや怪物ではなく、されど人間ではなく。
異世界召喚によって転移された者の中には、異物が混じっていた。それは性格や、人種、外見的な異様さと言ったものではなく、そもそも人間でないものだったのだ。その存在は、時代の濁流の中に消え行く存在で
あり、かつて恐怖や闇の裏で蠢いていた、まつろわぬ者。現代の地球では、科学に暴かれ、娯楽に消費される存在。
その、数少ない生き残りだった。
しかし彼は、悠久の時を人として過ごすことを強制されていて、化け物の本能だけではなく、人間的な理性をも持ち合わせていた。
これは、化け物にも、人にもなり切れない、妖怪の異世界転生だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 01:23:51
352477文字
会話率:41%
神を名乗る者達へ反逆の魔王が己が身を犠牲にした一撃で均衡を崩した。これを機にまつろわぬ者達が逆襲を始める。偽りの神々は世界の均衡を保って信賞必罰にて管理し、繁栄をもたらしているが古い恨みの前では知ったことではない。諸共滅んで原初の理へと還
るのだ。糞のタイタン共、抹殺すべし。
――苦難の時代でこそ英雄達が輝く。
*魔法使いのジジイのダンジョン攻略の続編
*カクヨム併載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:56:13
280796文字
会話率:32%
「まつろわぬ者」「ならず者」の街、市裏。そこは戦後以来やくざ組織の仕切っていた街であり、今では「元」やくざ組織の仕切っている街である。治安は最悪で、一日の犯罪発生率は百パーセント。しかし、戦後長らく悪徳が見過ごされてきたその街に、今更日本の
政府機関が介入できるはずもなく……今でもその街は、アウトサイダーの吹き溜まる街として存在している。
そしてその街、市裏には「事件屋」と呼ばれる組織があった。彼らは市裏の外から逃げてきた犯罪者を取り締まったり、市裏の中での事件を解決したりする、いわゆる「治安維持組織」である。そこの下っ端である主人公・黒澤は、狭い市裏の、およそまともとは言えない非日常を日常として、今日も事件屋の暴力担当員の一人として街を駆けずり回る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 22:41:34
28208文字
会話率:39%
桃太郎が鬼退治を決めた時、鬼達は何を考え、どう動いたのか?
そんなお話しです。
最終更新:2017-12-18 16:01:07
4502文字
会話率:46%