「愛してる」
絞り出すような、震える声で彼は私の姉を抱きしめて言った。
アリアーナ=レイルズは、命をかけて恋人の命を救ったものの、死の淵から戻った恋人のシリウスが愛を告げたのは、彼女の『姉』ローゼリアだった。
竜の血を引く王家特有
の病気『竜魔症』に侵された恋人のシリウス=リントヴルムはこの国の第二王子で、第一魔術師団の団長だ。
シリウスを助けるため、第一魔術師団の副団長を務めるアリアーナ=レイルズに竜魔症の治療に必要な『竜の鱗』をとってくるように王命が下り、危険な魔物の跋扈する『竜谷』に向かう。
『一度目の人生』では、シリウスの命も仲間の命も救えなかった。
けれど命と引き換えに、「竜」にもらった二度目の人生。
『次』は必ず助けるとアリアーナは自分に誓い、数ヶ月かけて命からがら鱗を持ち帰るも、彼の愛は姉に向けられていた。
白魔法に愛された稀代の『聖女』ローゼリア=レイルズ公爵令嬢。
彼女はレイルズ家特有の白魔法の才能がないと両親や親族に蔑まれてきたアリアーナに、唯一優しくしてくれた大好きな姉だが、素直に祝福など出来なかった。
更に父親に国から追い出されたアリアーナは『二度目の人生』と引き換え時、竜と『約束』していたことを果たすために竜谷へ向かう。
アリアーナが去ったその日に王都が魔物に襲われていたことなど知る由もなく。
――それから数年後、竜の元で暮らすアリアーナのところに彼の弟が現れ、『シリウス兄様があなたを必要としている』と、彼女を王都に連れ戻そうとするが……――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 20:18:52
188755文字
会話率:42%
普通?の女子高生が異世界に!
普通の女子高生藤井千春が異世界に行った所で政治やら技術改革やら出来るわけでもなく
チートも俺TUEEEE!も無く暇な時に異世界ぷらぷら遊びに行く
日常にちょっとだけ、うん、ちょっとだけ楽しみが増える程度のスパ
イスを振りかけて
そんな気分でおでかけしてるのに
王国でドタパタと!スパイスってそれ何万スコヴィルですか!
ドタバタコメディちょっとラブ?入るかもしれないかもしれない物語です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 12:00:00
2343260文字
会話率:78%
辺境伯爵令嬢のクルミは、代々引き継がれてきた妖精使いの職を得る為、
王立妖精使役学園に在学。しかし三年経った今でも使役妖精はおらず、ランクなしのまま。期待を寄せていた両親にも勘当状態。そんなある日、幻の妖精召喚指南書が学園の外れにある廃塔
に隠されているらしいという情報を得て、百年以上放置されている立ち入り禁止区域の廃塔に足を踏み入れた。
結果、幻の指南書は手に入れられなかったが、妖精の代わりに悪魔を召喚してしまい「ご主人様の魔力は、悪魔寄りですけど?」といわれてしまう。
妖精使いを目指していたクルミにとって、この悪魔召喚の大誤算。それに加えて自分の魔力の悪魔寄りについて紐解いて行く、ちょっとラブコメ冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 03:14:53
20793文字
会話率:45%
こんばんは!
今日も始まりました『スカイハイレディオ』
メインパーソナリティ ユーキとミーナがお送り致します。
**===========**
ある日作者の脳内で、誰かが囁きました。
「〇〇って感じだよね」
「はいはい。またマニ
アックな例えがでたよ」
勝手にキャラクターが生まれた瞬間です。
……え? そんなマニアックな例えするキャラクターの話なんか書けないよ?
と無視してました。
……クスリでもやってる? ていうような現象です。
それが10回ぐらい続いて……
分かった分かった。
お話にしてみるから。
形にしてみたら、何か意味があることだって分かるかもしれないから……
それで始まったスカイハイレディオ。
ユーキが最後に持ってくるオチが先にあって、それに向けてお話を書いてます。
難しい!!
けど、何か楽しい!
不定期なラジオ番組の開催ですが、ぜひ貴方もリスナーになって下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 12:31:31
62729文字
会話率:95%
あたし、レイディーン・マリアライト。エスパダス王国の城で仕える侍女。性格は、人よりちょーっと喧嘩っ早くて、お調子者ってとこかな。
神とか伝説とかは信じないタイプだけど、ある日裏庭の倉庫で聖剣を見つけてまさかまさかの大抜擢!
ふつーの侍女
から聖女に大転身したはいいものの、その晩聖剣に体を乗っ取られて城の中で大暴れ!?
自主退職に追い込まれたあたしは逃げた先でなんやかんやあり、女の子ひとりと獣人ひとりに聖剣がいっぽんの聖女様御一行として武者修行の旅に赴くことになるのだった……。
アルファポリスからの転載です→折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 17:00:00
57355文字
会話率:48%
真面目で努力家な主人公がらある日努力することに疲れてしまい。偶然見つけた転生無双系の漫画を見て「異世界転生したいなぁ」と言ったら、本当にしてしまった。しかも、転生した人物や場所がめちゃくちゃめんどくさい!けれど、そんな中で主人公や、周りの奴
らが人間的に成長して行く姿に感動!ちょっとラブコメ要素ものあるそこらの異世界転生ものとはひと味違う……異世界転生アクションごちゃ混ぜ小説です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 15:26:03
62937文字
会話率:42%
アイドルオタク歴15年 彼女いない歴年齢の木村オサム
そんなオサムはアイドル大好き。 握手会 ライブ イベントへ 真面目?に通う皆勤賞オタク
でも好きなメンバーはちょっとずれてて一番後ろの 一番端で踊っているあの子
目立たないアイド
ル神宮ルミ
いつも端っこで踊ってるだけ 歌ってない 目立ってない
ふたりは過去に・・・
そんなふたりは再び出会って、それぞれの何かが変わっていく。
ちょっとラブあり でも恋愛禁止 そんな二人のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 22:04:50
125849文字
会話率:44%
目覚めると、それは知らない森の中。知らない服、覚えがない髪の長さ、動かない足。
声も出すことが出来ず、あたりはしんと静まり返っている。全く心当たりのない空間に、脳はパニックだ。
あれ、もしや記憶が無い…!?
そうこうしているうちに、甲冑の兵
士たちに囲まれ、捕まってしまい——
記憶喪失の間にまさかの異世界トリップをかましてしまっていた、彼女の再出発と恋の物語。
だいたいシリアス、ときどきちょっとラブコメです。
※舞台設定上、かなり残酷な描写が入ります。残酷描写のある章のタイトルには※をつけております。苦手な方はご注意ください。
※じれじれ気味なので恋愛発展が遅いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 20:00:00
424526文字
会話率:39%
8千字程度の短編。ちょっとラブコメチックです。
この小説は、「Novelist.jp」、「NOVEL DAYS」、「カクヨム」、「Pixiv」、「note」にも掲載してございます。
最終更新:2023-08-27 20:54:49
7923文字
会話率:22%
二XXX年三月某日、夢咲優之介と叶斬波は飛行機に乗っていたがエンジン爆発のトラブルに遭い海上に不時着してしまう。
二人は死を覚悟したが、気づけば天井のある見知らぬ空間に放置されていた……。
優之介と斬波、他数名は飛行機事故と異世界転移、二
つの非現実な出来事に巻き込まれてしまったようだ。
転移した先では勇者として扱われ「邪悪な魔王を討伐して欲しい」と言われるが胡散臭さを感じた為二人で城を抜け出し、冒険者として自由を求めて生きていくことにした。
異世界で生活していると「この世界では魔法と言う概念があり、個人差はあるが魔法の発動条件がイメージである」ことに気づいた二人は、火や水の化学式をイメージしながら手に魔力を込めると使あっさり魔法が使えてしまった……。
「「これ、科学(化学)でよくね?」」
これに味をしめた優之介と斬波はチートレベルの魔法を生み出しまくり、更に現代の科学技術を用いた工業製品等を広めたりと、周囲の視線などお構いなしに何かと自由だった。
冒険! スローライフ! 世直し! ちょっとラブコメ! 現代知識の科学と魔法で始める野郎二人の何でもありな異世界生活の幕開けだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 19:41:43
332512文字
会話率:65%
私は前世の記憶が少しあって、今の世界では十八歳ほど。相棒の魔法使いと、冒険者として活動を始めたばかりだ。そんな私達は洞窟の中で、ドラゴンから追われて走っていた……
『相棒(バディ)とつむぐ物語』コンテストに応募しています。
最終更新:2023-04-30 03:15:51
11965文字
会話率:42%
※追放系にありがちな罵詈雑言、いじめ描写が存在します。
ざまぁ作品ではありますがご注意ください。
アーケード型ロボットアクション、《紅蒼のヴァルフリーク》。
見る目のないチームメイトのせいで近接機に乗せられ、挙げ句お前が下手だからとチー
ムを追い出された少女、ヨーコ。
ところがどっこい。射撃武器を持たせてみたら90%を当ててみせるほどの射撃センス。
OK。俺が前で囮をするから、お前は後ろから安心して撃つと良い。
銃口は前に向いてるか? ……OK。
――さあ、ぶちまかせ!!
これは、ゲームだけで無くすべてに自信を無くした自己肯定感底辺の少女を、最強のスナイパーとして花咲かせる話。
あとついでにちょっとラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 17:00:00
77363文字
会話率:41%
異世界に迷い込んだ私の仕事は、物語を作る為の基礎データになる事でした。
私の名前はれんげ。
元の世界では大学2年生だった。サークルの飲み会で先輩に記憶がなくなるまで飲まされて、そこから覚えていない。気づいたらこの世界にいた。
ぶっ倒れてい
たところをグラマラスで喧嘩が強いマーメイと、何をやるにもやる気がないユーゴさん(何故か関西弁訛)に助けられ、彼らの経営する【インサイドビルド】で住み込みで働く事になった。
彼らの仕事は依頼主の求める物語を作る事。
まるで近未来のようなデジタルが生活の一部となった世界。人々は多くの道楽に飽きて、やがて本を読むように自分一人の為に作られた自分の望む内容の物語をデータとして買うようになった。そのデータを読み、空想に浸るのが今の流行りなのだそうだ。
そんな物語を作り、売る、インサイドビルド『マーメイド』。
単純にAIに作らせただけの物語との格差をつける為に、マーメイドでは人の記憶からリアリティや思わぬ発想力を取り入れるシステム【レコードメモリーシステム】を用いていた。
そのシステムに異世界の記憶を持つ私が起用される事になり?!
一癖も二癖もある客とマーメイドの従業員。中でもレコードメモリーシステムの開発者であるユーゴは危険な男(?)で?!
物静かに目立たぬよう生きてきたれんげは、果たしてこのパンクな異世界で無事に平穏な日常を掴む事ができるのか……?(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 20:28:19
65763文字
会話率:31%
田端 美桜は映画が大好きなごくごく普通の会社員。付き合って一年になる古屋玲とも順調なはずが、ある日彼がいきなり自分は地球外生命体だと言い始めた。
まるで映画のような展開に浮かれ想像は膨らむが、段々と見えてきた価値観の違いに気がついてしまう
。
地球外生命体とのハッピーエンドは迎えられるのかだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 16:33:22
27885文字
会話率:39%
乙女ゲームに転生した悪役令嬢の覚書、という体で書かれる物語です。
ちょっと、かなり、身も蓋もない展開になりそうな気がします。
ちょっとラブコメ?かも?いやどうなんでしょう?
1日1話、毎日更新、100話完結シリーズの四作目でございます。
最終更新:2023-02-07 16:00:00
109046文字
会話率:1%
マヂカは先の大戦で死力を尽くして戦ったが、破れて七十数年の休眠に入った。
やっと蘇って都立日暮里高校の二年B組に潜り込む。今度は普通の人生を願ってやまない。
本人たちは普通と思っている、ちょっと変わった人々に関わっては事件に巻き込まれ、やが
てマヂカは抜き差しならない戦いに巻き込まれていく。
マヂカの戦いは人類の未来を変えるかも……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 15:53:09
481910文字
会話率:44%
ぶどう農家に生まれた主人公ヴァン。ハンターの英雄伝を聞き、ハンターに憧れるようになった。だが彼のジョブは、貴族が欲しがる『ソムリエ』だった。
十三歳でジョブの印が現れてからは、彼は『ソムリエ』の役割をこなしながら、その一方で、神矢から
多くのスキルを得ていく。
また、偶然の出来事から、誰もが羨むレアスキルを得ることにもなる。しかし、憧れのハンターどころか、平凡な戦闘系のスキルさえ手に入らない。
ヴァンは、講習を受けて下級ハンターのスキルを得ようと、親友のマルクと共にギルドを訪れる。
「チマチマと努力しても、上級ハンター止まりだ」
憧れの極級ハンター、ゼクトとの再会によって、ヴァンの価値観はガラリと変わる。
「神矢を得るためには、手段を選んでいられない」
多くの使えるスキルを駆使する彼は、ほとんど戦えないのに、貴重な戦力として目立つ存在になっていく。
純朴すぎる少年だったヴァンが、次第に狡猾さを兼ね備え、夢を追いかけていく物語。
*毎日更新しています。
*読み進めるうちにワインを全くご存知ない方も、ワイン選びができるようになっていただけたら嬉しいなと思い、ぶどう品種は実在の名前を使っています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-11 20:45:10
1955614文字
会話率:50%
念願のバーテン見習いを始めた光田翔太は、忘年会帰り、不思議な猫のような生き物に導かれ、異世界に転生する。
「妾の落とし物を拾いに行ってくれぬか?」
その猫のような生き物は、異世界の女神イロハカルティアが魔力で創り出した分身だった。
主人公ライトは、女神から、落とし物係として必要な『眼』『器』『能力』、そして基本魔法を操る能力、さらに『リュック』を与えられる。
彼は特殊な属性を持ち、女神の番犬と呼ばれる最強の側近へと成長していく。
また、彼の前世の知識が魔道具『リュック』によって具体化され、この世界にないポーションを次々と生み出していく。
ライトは、ポーション屋を続けながら、自らが長を務める街で、前世からの夢だった小さなバーを経営。穏やかな日々を手に入れた。
【物語はここから始まる】
それから100年後、女神イロハカルティアが統べる黄の太陽系は、他の星系の神々から一斉攻撃を受ける。自由を愛する彼女の星系の勢力が大きくなりすぎたためだ。
100年前から因縁のある青の太陽系の覇者、青の神ダーラは、女神からライトを奪えば、黄の星系を手に入れることができると考えた。
二人は激突。そして……両者が消滅!?
ライトは『リュック』に封じた仕掛けによって、無事、生まれ変わる。だが、転生後のすべての記憶を失った赤ん坊として、始まりの地で目覚めるのだった。
彼は失った記憶を集め、そして今度こそ、「ライトは、しょぼいのじゃ!」と言われない街長を目指そうと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 21:46:59
516832文字
会話率:45%
相対する対向列車に乗り合う男女が共に恋を実らせていく純愛ラブストーリー‥
離れ小島をイメージするす場所で互いに信号待ちをする2本の各駅列車、双方の列車との距離は約3メートル!!その列車のドア越しに初めて出会う2人が互いを発見し、そして突然
涙する‥その涙に驚く主人公。何故?そして誰?駅なら会うことも何とかすれば叶えられようが、如何せんここは離れ小島‥外に出ることなんか到底出来ない‥‥何処から乗ってくるのかも分からない‥‥‥‥‥‥2人の過去に何かが?一体何が隠されているのか‥‥その過去を紐解きながら進んでいく2人にファンタジックな謎の空間が邪魔をする。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
体調不良で休んでましたが、また宜しくお願いします。
‥我慢して読んで頂ければ、あなたの頭の中に、あなたなりのリアルな映像がきっと入ってくることと思います‥‥
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 00:40:31
111009文字
会話率:62%
何か面白いことないかなと眠りについた瞬間。異世界へ召喚された主人公。大学受験で1度挫折したトラウマからできることばかり選択し続ける会社員タツキは、現世の知識を持つが特に役に立つ知識を持つわけもなくバイト三昧な大学生が社会人になったに過ぎない
凡人。そんな凡人が、異世界での突然の出会いから国作りを目指す。彼に与えられたたった1つの能力は、「レベル」という可視化されるステータスを読み取ることのみ。異世界では当たり前そうなこの能力を使って、彼は異世界でレベルを上げて、どんな生活が彼を待つのか...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 22:00:00
13200文字
会話率:30%
とある宇宙船で目覚めた記憶のない青年と、その船を管理するアンドロイドとロボットのちょっとしたお話
最終更新:2021-02-12 22:35:49
7589文字
会話率:63%