念願のバーテン見習いを始めた光田翔太は、忘年会帰り、不思議な猫のような生き物に導かれ、異世界に転生する。
「妾の落とし物を拾いに行ってくれぬか?」
その猫のような生き物は、異世界の女神イロハカルティアが魔力で創り出した分身だった。
主人公ライトは、女神から、落とし物係として必要な『眼』『器』『能力』、そして基本魔法を操る能力、さらに『リュック』を与えられる。
彼は特殊な属性を持ち、女神の番犬と呼ばれる最強の側近へと成長していく。
また、彼の前世の知識が魔道具『リュック』によって具体化され、この世界にないポーションを次々と生み出していく。
ライトは、ポーション屋を続けながら、自らが長を務める街で、前世からの夢だった小さなバーを経営。穏やかな日々を手に入れた。
【物語はここから始まる】
それから100年後、女神イロハカルティアが統べる黄の太陽系は、他の星系の神々から一斉攻撃を受ける。自由を愛する彼女の星系の勢力が大きくなりすぎたためだ。
100年前から因縁のある青の太陽系の覇者、青の神ダーラは、女神からライトを奪えば、黄の星系を手に入れることができると考えた。
二人は激突。そして……両者が消滅!?
ライトは『リュック』に封じた仕掛けによって、無事、生まれ変わる。だが、転生後のすべての記憶を失った赤ん坊として、始まりの地で目覚めるのだった。
彼は失った記憶を集め、そして今度こそ、「ライトは、しょぼいのじゃ!」と言われない街長を目指そうと決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 21:46:59
516832文字
会話率:45%
若きベストセラー作家、響一馬(ひびき かずま)
彼の描く独特な恋愛観は、老若男女を問わず支持され、今や押しも押されぬ
人気作家となった。だが、光の密度が深ければ深いほど、反比例する闇もまた、
深い。どれ程願ったか…、人と生き、人と死ねれば。
望まぬ力、望まぬ未来、千二百年の時を生き、また、新たな争いに巻き込まれた、
主人公が願うものは。この物語は、二つの闇の住人達が、人の世で、生きる証を見つけようともがきながら、消えてゆく運命と知りつつ、戦い続ける物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-11 14:44:41
22421文字
会話率:44%
幽霊騒動から二ヶ月、家族団欒が出来ないと拗ねる喜助に、相変わらずな柴一、家事に勤しむ賢治、酒目当てにひょっこりと来た連達のもとに、糸井小間物問屋の丁稚奉公の少年が糸井さんからの伝言を伝えに来た。
最終更新:2017-10-06 21:23:38
21894文字
会話率:53%
+鏡水奇譚集第二作目+
自称探偵助手の男、月波悠司のもとに突然舞い降りた依頼、それはとある大企業社長の息子を連れ戻してほしいとの依頼であった。謎のカルト教団『山吹黎明会』に入信してしまった御曹司を連れ戻す為、探偵の望月、宮司の鏡水らと共
に教団の調査に乗り出す。しかし一行を待ち受けていたのは想像を超えた教団の恐るべき実態であった。
時を同じくして巷では男性を惨殺する連続猟奇事件が横行していた。
二つの闇が作り出す巨悪の陰謀、彼等にその全容を暴く事が出来るのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-01 23:21:50
232023文字
会話率:63%
世界は闇に覆われていた。
全人類の敵として世界に存在し続ける化物、|闇に魅入られし物(ゲウ・グ・ホーグ)。現れては消えて世界を脅かす化物は世界を疲弊させていた。
その化物に抗うために、人間がつくったのはジェルナだった。それは化物を殺すことが
できる|闇狩(ハンター)をより集めた組織。化物の殲滅を掲げた崇高な理想は年月と共に風化し、権力に色取られていき、世界は彼らによって支配されていた。
そんな二つの闇を抱えた世界は奇妙なバランスで成り立っていた。
ルフィア歴376年。
後に神槌戦争とよばれる世界の真実に迫る戦いは、流浪の闇狩が反ジェルナ組織マラッサに巻き込まれる形でゆっくりと幕をあけるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-03 16:51:28
85316文字
会話率:48%