『一体いれば国が滅ぶ』と言われる魔物が複数体徘徊し、環境は荒れ狂い、外の常識は一切通用しない、まさに、生物が生きていること自体を否定するかのような過酷な場所。
そこはSS級ダンジョンと呼ばれ、世界に数あるダンジョンの中でも最も危険な場所の一
つ。
そんなダンジョンの最奥の間に立つ数人の影。
彼らの目の前にあるのは、石碑に埋め込まれ、鎖で固定され、強固な封印が施された一振りの剣。
その剣は、神々しさと禍々しさを併せ持った鈍い光を放ち、集団の先頭で両手を広げて喜ぶ少年を淡く照らしていた。
「では、頂いていくとしようか。歴史に名前のみを残して姿を消していた伝説の聖剣……いや、転魔聖剣てんませいけんエリクルシア。これさえあれば——」
聖剣と呼ぶには少々放つ光に闇を含むそれに、少年が手を伸ばす。
「遂にこの時が来たな!」
「魔王様があの剣を手にすれば、もう魔王様の目指す道を邪魔できるやつなんていなくなるわ!」
「やっと、念願に手が届きますな」
「そう、やっと、やっとなのだ。これで我の願いに近づける」
「これで、魔王様こそが世界の頂点となるのですな」
「だっはっは! 最強の坊主が最強の剣を手に入れたぞ!」
「魔王様に敵はいなくなったわね」
引き抜かれた剣を掲げる少年の姿に、背後に控えてい者たちの顔が綻ぶ。
「ああ、この剣を使い、我は世界の頂点——」
少年の後ろに控える彼らは、歴代の魔王が終ぞ果たせず、長年停滞してきた時代をこの主あるじが制してくれるのだと確信していた。
「——勇者になるっ!」
この言葉を聞くまでは。
⭐︎
自らの希望で勇者育成学園に通うことになった魔王様。
敵対するはずの勇者を育成する学園に通うために魔に転じた聖剣までわざわざ探しだし、なんとか入学条件を突破する。
そこまでして勇者学園に入学する理由とは……。
「我は暇である」
この小説には、復讐とか、闇堕ちとか、そういったドロっとしたのは基本ありません。
明るめの話で行く予定です。
この先必要になっても成分薄めでいければいいなぁと、ふわっと考えながら書いております。
面白かったら、ブクマと評価をください。
執筆の励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 00:00:00
49590文字
会話率:41%
生まれ育った地、ジフォンで郵便屋に勤める青年アリュウル・クローズ(通称アル)。
アルは配達の途中、自称瀕死の剣士から『四竜征剣(しりゅうせいけん)』という、伝説の武器を押しつけられてしまう。
そのついでに渡された手紙を頼りに四竜征剣を返そう
とジフォンの外へ1歩出たところ、今度はジェネシスという組織にジフォンへの唯一の帰路である架橋を落とされてしまった。
故郷ジフォンへ帰る。
ただそのために、アルは仕方なく冒険者となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 05:00:00
686538文字
会話率:60%
杉並区立第5小学校の若き熱血教師・岡田ヒロシは、
生徒をかばって死んだはずだったが、
剣と魔法と科学の世界・サイマジワールドにて
小学5、6年生くらいの少年に転生した。
サイマジワールドでは今、極悪非道なラウズ帝国のによる被害を受けていた。
ヒロシは手にした炎の力と持ち前の熱血ぶりを駆使し、
仲間と共にラウズ帝国に立ち向かう!
これは、伝説の武器・属聖剣(ぞくせいけん)に選ばれし者達による、戦いと友情の物語である!
※今回の作品は、「子供でも楽しめる異世界小説」をテーマにしております。西洋風なの異世界を舞台にしつつ、スマホやSF的な乗り物とかもでてきます。
ついでに「残酷な描写あり」は念のために付けております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 20:32:01
155292文字
会話率:48%
魂を持つ聖剣アルカディア。
会話も移動もできない彼の数少ない趣味は、一人芝居と周辺観察。
最後の持ち主がかけた魔法のせいで誰にも抜いて貰えず、彼は千年以上も同じ場所に突き立てられ、退屈すぎる毎日を過ごしている。
ある日、ひとりの少女がやって
くる。
聖剣のことを「せいけんさま」と呼び毎日話しかけてくるが、少女の顔はいつも腫れていて、体の至る所に殴られたような痣があった。
この少女との出会いが、聖剣アルカディアの人生ならぬ剣生に大きな変化を与えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 18:05:16
2599文字
会話率:15%
俺は社畜な25歳。
朝の通勤時に赤信号で渡ろうとしている子供を助けた。
しかし、足元に潜む卑怯なバナナの皮に気づけず転倒し、
――――頭部脳物公演――――
現実世界の皆さんにトラウマを植え付けたであろう俺は、
自称女神を語る奴を斜め45
度で叩き、
俺の奇人変人ぶりに女神は泣いた。
そして俺は異世界に転移した。
これは自他ともに認める変人奇人な変態野郎である俺が異世界に行ってしまう物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 03:00:00
73928文字
会話率:46%
最終的にパンチで全部解決する話。
当作品は【◆iWQK9irtW6の】あらすじ王決定戦【企画スレ】に投稿し、落選した自作を加筆・編集したものです。また、luckrock名義にて外部小説投稿サイト「ハーメルン」にも投稿しています。
最終更新:2020-08-12 18:00:00
18734文字
会話率:21%
ボランティアと小説を書くのが趣味の優しいが冴えない高校生 北条人希《ほうじょう とき》
祖母と二人暮らしの平凡な生活を送っていた彼は、ある日、蒼穹の輝きを放つ騎士に命を救われる。
この出会いが願いを叶える「星鍵《せいけん》」をめぐる異世界の
住人達の戦いに彼を巻き込んでいく。
これは、誰よりも優しく強欲な男が英雄になる物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-20 17:46:18
296文字
会話率:0%
「私、『せいけんお』なのよね」
何の脈絡もなく、彼女はそう言った。
──これは、生を嫌悪する彼女とそれが理解出来ない僕の、何が起こるでもない、短い話。
最終更新:2019-08-21 00:52:06
4702文字
会話率:52%
十年に一度行われている儀式──精剣祭【せいけんさい】。
それは精霊が宿りし剣に選ばれた者が、地の底から現れる魔王を倒して大地の穢れを祓う儀式……そして魔王を倒した者のどんな願いも叶える祭であった。
足が不自由な少年カナエは大冒険に憧れ、『
足を治す』という願いがあった。そんな彼の元に雷を纏った精剣アリアが飛来、選ばれたカナエはその力で歩けるようになり、幼馴染で同じく精剣に選ばれた少女サラと共に夢だった大冒険に出発する。
旅の行く先々で様々な願いを持った人達と会い、願いを叶える為に起きた事件に巻き込まれ、そして世界の破滅を望む魔王との戦いに挑んでいくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-28 12:00:00
54708文字
会話率:65%
快晴健斗(かいせいけんと)はあるひ変態に異世界に転移された
最終更新:2017-10-24 21:09:38
593文字
会話率:75%
藍「さて、今回の議題ですが……ウチの生徒会役員が全員フリーダムな件について――これを解りやすく短くしてほしいとのことです」
咲「ふむ、それをあらすじでやるとは作者もやるではないか」
藍「今回はメタ発言しても構いませんよ、本編とは全く関係
ないですし」
咲「あ、それと作者がめんどくさいとのことで他の役員は出てこないぞ、すまないな」
作「いやはや、申し訳ない」
藍「ある程度突っ込みも流しますので悪しからず。さて、会長、早速ですがどう訳しますか?」
咲「はがないっぽくのがないとかどうだ?」
作「なんか危ないから却下」
藍「判定はあんたがするのか……」
咲「ふむ、ウチの件は……流石に意味不明だな」
藍「生徒会について……もなんか微妙」
作「やっぱ適当につけるのはあまりよくないような……でも長いのはめんどくさいし」
咲「ふふふ、今私のゲーム脳がある閃きをしてしまった……」
作 藍「期待しないでおく」
咲「生徒会の『せい』と件についての『けん』でせいけんというのはどうだ!」
作 藍「思いの外まともなのがきたーーーー!!!」
結果――省略化するなら『せいけん』
※茶番にお付き合い頂きありがとうございました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-24 18:27:00
19199文字
会話率:53%
箱娘聖剣(はこむすせいけん) 藤色(ふじいろ)……その聖剣は、この国に住む引き籠りを、表舞台に、上げることができるのか?
最終更新:2013-12-16 09:39:14
54317文字
会話率:72%
これはあなたたちから見た異世界のとある童話。
アットノベルス様にも同じようなのを投稿してます。よかったらそちらもよろしくです。
最終更新:2012-11-09 23:46:57
1501文字
会話率:5%
このお話は私、藤田斗真≪ふじたとうま≫が学園にはびこる悪をこの拳 で粛清し…」
「あきれた!アンタ何もやってないじゃない!!いいからさっさと部室の
鍵開ける!」
「すいません、咲菜≪さくな≫さん」
この物語は学園を舞台に悪と対峙する聖拳
部≪せいけんぶ≫の愛と勇気 と感動物語である。
「何よ!この嘘100%のストーリー紹介は!しかも鍵、まだ開いてない んだけど!!」
「すみません…」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-25 04:43:55
6020文字
会話率:63%
「このお話は私、藤田斗真≪ふじたとうま≫が学園にはびこる悪をこの拳 で粛清し…」
「あきれた!アンタ何もやってないじゃない!!いいからさっさと部室の
鍵開ける!」
「すいません、咲菜≪さくな≫さん」
この物語は学園を舞台に悪と対峙する聖
拳部≪せいけんぶ≫の愛と勇気 と感動物語である。
「何よ!この嘘100%のストーリー紹介は!しかも鍵、まだ開いてない んだけど!!」
「すみません…」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-28 22:55:39
306文字
会話率:50%