血塗れ侯、ガイウス騎士団長。
それが《歌の聖女》、セレーネが婚約を命じられた相手であった。
敵も味方も容赦ない、悪鬼のような凶悪な男。
そんな評判の彼に、押しかけるような形で婚約することになったセレーネだが――。
「アンタを歓迎する、
と言った」
実際に顔を合わせた彼は、無口で顔が怖いけれど不器用な気遣いが滲み出る優しい人だった。
当初は押しつけられた婚姻関係のために、ギクシャクしていた二人。
しかし彼らのお互いを気遣う気持ちは、徐々に二人の距離を縮めていく。
――これは、心に傷を抱えた聖女と周囲に誤解されがちな(顔が)凶悪騎士団長の心温まるラブ・ストーリー。
※ざまぁ表現は、控えめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 18:05:44
25035文字
会話率:40%
宰相の娘セレティーナには、可愛らしい婚約者がいる。それは6歳年下のこの国の王太子ユリオプスだ。天使の様に愛らしいユリオプスに母性的な愛情を抱くセレティーナ。そんなセレティーナを姉の様に慕うユリオプス。しかしユリオプスが年頃になると、その6歳
差により二人の関係がズレ始める。このお話は、ちょっとしたズレで大空回りする二人の物語。
全10話予定なのでサクッと読める感じで設定がユルユルのご都合主義です。ざまぁは控えめ。物語は王太子の成長と共に進んでいきます。最後は甘め?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-11 18:48:25
92825文字
会話率:40%
ミルヴァは「聖なる力」を宿した魔法使いだった。聖なる力とは、魔物から国を守る結界を張る能力のことである。そんな特殊な力をミルヴァは持っており、そのため国王は自分の息子であるセルフィン王子とミルヴァを婚約させる。
しかしある時、なぜかミルヴァ
の身体から聖なる力が薄れていってしまう。国を守る結界を作れなくなってしまったミルヴァは、すぐさま婚約を解消され、隣国のミズリーへ捨てられてしまった。
皆は、そんなミルヴァを不憫に思った。なぜなら隣国のミズリーにはとても評判の悪い王子がいたからだ。ミズリー国のマイヤー王子は「悪魔に魂を売った残忍な男」と噂されていたのだ。
ミルヴァはそんなミズリー国に追いやられ、マイヤー王子と会うこととなる。
エブリスタ、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 18:14:48
15625文字
会話率:39%
お兄様が過保護なお話。ざまぁは添えるだけ。
クロヴィスは第一王子だが残念ながら兄弟がいなかった。実母も亡くし寂しい思いをしていたクロヴィスだが、義母である王妃の妊娠がわかる。生まれた妹を溺愛するクロヴィス。そんな妹に婚約者ができるらしい。
二人の顔合わせの席をこっそり見守っていたクロヴィスは…。
アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 04:27:45
3186文字
会話率:70%
子爵令嬢クラリスが婚約を破棄された日、夜中に目覚めたら見知らぬ部屋にいた。扉の上に掲げられていたのは『キスをしないと出られない部屋(口限定)』という看板。
一緒に閉じ込められたのは憧れの聖騎士シリル・ヴァイカート公爵令息だった。
どうにか
脱出したけれど、シリルはクラリスを放って置いてはくれないようで──!?
聖女の力は目覚めるし、陰謀にも巻き込まれるし、クラリスの人生はめちゃくちゃだ。
平穏な日々を望んでいたはずのクラリスが、純情聖騎士シリルに溺愛されて幸せになるまでの物語。
※以前投稿した短編の連載版です。タイトルと一部設定を変更しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 23:21:10
81118文字
会話率:34%
「エレノア・ダッカ―ト公爵令嬢!醜い嫉妬によりここにいるアリスをいじめたお前は、聖女としても私の婚約者としてふさわしくない!よって今ここに、私レオン・アルカードとの婚約を破棄することを宣言する!」
異世界に転生した公爵令嬢、エレノア・ダッカ
―ト。彼女は前世でよく読んでいたweb小説たちのように、ある日夜会で婚約者から婚約破棄を宣言されてしまった。それと同時に、聖女としての地位も失ってしまうエレノア。彼女がする『復讐』とは、一体どんなものなのか。
*ざまぁは控えめです *悪役令嬢要素もあんまりありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 12:12:50
20928文字
会話率:35%