"好奇心の鬼"小柳くんが、邪悪なモノを封じ込めているお札をベリベリに引っ剥がした。
最終更新:2025-07-20 20:46:59
4683文字
会話率:38%
昔話のようなコメディです。
タイトル通り、オリジナル版では3枚のお札が、3兆3枚まで増えます。
最終更新:2025-07-20 16:47:25
9203文字
会話率:62%
日本の昔話、『三枚のお札』の誰も傷つかないHappyEnd版です。
やまんばをみみしっぽのついたロリババアにして
無理矢理萌え要素をねじ込んでみました。てへ。
最終更新:2025-07-20 07:54:33
2048文字
会話率:57%
「……もう、終わりにしよう」
幼なじみであり、恋人だった篠原美琴は、曇りのない声でそう告げた。
その隣には、見たことのない男が立っていた。
肩と肩が、自然に触れ合う距離。否応なく、関係を物語っていた。
「……あ、そう」
三神静馬は、ほ
んのわずかにまばたきした。
驚きや怒りはなかった。ただ、何かが音もなく落ちたような感覚だけが、胸の奥で響いた。
言葉は浮かばなかった。何を言っても、すでに意味はない。
彼女の中から自分が抜け落ちた、ただそれだけのことだった。
静馬はそのまま歩き出した。
行き先もなく、あてもなく。
気がつけば、かつて遊び場だった廃遊園地に辿り着いていた。
今では誰も近づかず、鉄の匂いと風の音だけが支配する場所。
フェンスの隙間を抜け、錆びたレールの下をくぐり抜ける。
止まったメリーゴーランド。色の抜けた看板。
その奥――崩れかけた観覧車の影に、ぽっかりと地下へと続く通路があった。
興味があったわけじゃない。ただ、足が勝手に向いていた。
階段を降りるたび、湿った空気が濃くなっていく。
その先にあったのは、異様な空間だった。
壁一面に貼られたお札。
その中心に、黒く焼け焦げたような石碑があった。
無数の鎖が巻きつき、それでもなお封じるように力を放っている。
まるで、“誰にも見つけられたくなかった”かのように。
その時だった。
頭の奥に、どこか色香を含んだ女の声が、すっと囁く。
「……久々の人間ね。
ねぇ、ちょっと付き合ってくれない? ヒマなのよ。封印されてから、ずっと」
静馬は、少しだけ眉を寄せた。
そして、ため息まじりに、ひとことだけ返した。
「……別にいいけど。オレもヒマだし」
それが、三神静馬と“封印された女”の、すべての始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 19:59:00
31720文字
会話率:38%
高校生の千早は、夏休みに祖父の神社を手伝うためしぶしぶ田舎に帰省する。
掃除や雑用に追われる中、ひときわ異様な空気を放つ「奇妙なお札が貼られた蔵」を発見する。
夜中、どうしても気になった千早が蔵を覗いた瞬間、床が抜け、彼女はまったく異なる世
界へと落ちていく。
——目を覚ました先は、「八百万(やおよろず)」の世界。
神々や精霊、人ならざる者たちが当たり前に暮らす異界だった。
元の世界へ帰るには、この世界を巡り、いくつもの存在たちと“対話”し、彼らの“許し”を得る必要があるという。
不安と混乱を抱えつつ、白い狐に導かれてたどり着いたのは、フェストという人間の町。
しかしそこには、異界ならではの“人外”たちも自然に混ざり、人間たちと共に生きていた。
文化も価値観も違うこの世界で、千早は「自分の居場所」と「帰る手段」を探す旅に出ることになる——
見知らぬ異界、予測不能な出会い、そしてほんの少しのワクワクと。
少女の異界旅が、いま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 15:00:00
20677文字
会話率:40%
祖母が亡くなった。遺品整理のため、久しぶりに訪れた山あいの村。かつては巫女として村の池を祀っていたという祖母の家で、私は静かに思い出をたどっていた。
だが、家中に貼られた破れかけのお札、鏡のような水面に映る「もうひとりの自分」。じわじわと心
に沁み込んでいく違和感は、やがてひとつの真実へとたどり着く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 22:36:47
5674文字
会話率:26%
血まみれのクラスメイトを保護した伊吹。
高校生の榎宮伊吹は榎宮神社の跡取りである。無難が「モットー」であったはずが、ひょんなことから瀕死のクラスメイトを保護する。
とある事件に巻き込まれて以来妖怪が見えるようになった伊吹の元に一
通の手紙が届く。
自分の平穏な日常はどこへ消えたのだろう、伊吹は今日もお札を片手にため息をつくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 13:12:26
6831文字
会話率:49%
昔、この社(やしろ)を訪ねし者あり。
名を記せば祟(たた)りありとて、記録に残らず。
されど彼は、神の声を聞き、異界に渡る術(すべ)を得たり。
藁にて形代(かたしろ)を拵(こしら)え、
その身を象(かたど)る髪と共に神前に捧げる。
お札ひ
とつ、選び取り、願いを呟くこと三度。
されば境界は開き、神は其(そ)の願いを聴き届けん。
ただし、願いし者、何か一つを失うべし。
それが魂か、記憶か、命かは、神のみぞ知る。
まれに、祈りのあとに笑う死者あり。
縊(くび)れし者なれど、その顔に苦しみなし。
——彼の者ら、神に愛されし証か。
それとも、神に喰われし者か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 08:27:38
4373文字
会話率:18%
クラスコンパで会計係を任されて、参加者から三千円ずつを集めた。
千円札三枚を持ってくる者がほとんどだったけれど、そうして集めた千円札の中に一枚、不思議なお札が混ざっていた。
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)
(「カクヨ
ムコンテスト10【短編】」では中間選考を通過。エブリスタの「超・妄想コンテスト第230回『集める』」では、受賞はできなかったものの、受賞の下の枠である「優秀作品」に選ばれました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 06:30:00
2093文字
会話率:13%
取りつかれ体質の主人公、月城灯里が霊に憑かれた事を切っ掛けに心霊部に入部する。そこに数々の心霊体験が舞い込んでくる。事件を解決するごとに部員との絆は深まっていく。けれど、彼らにやってくる心霊事件は身の毛がよだつ恐ろしいものばかりで――。
灯里は取りつかれ体質で、事あるごとに幽霊に取りつかれる。
それがきっかけで学校の心霊部に入部する事になったが、いくつもの事件がやってきて――。
。
部屋に異音がなり、主人公を怯えさせる【トッテさん】。
前世から続く呪いにより死に導かれる生徒を救うが、彼にあげたお札は一週間でボロボロになってしまう【前世の名前】。
通ってはいけない道を通り、自分の影を失い、荒れた祠を修復し祈りを捧げて解決を試みる【竹林の道】。
どこまでもついて来る影が、家まで辿り着いたと安心した主人公の耳元に突然囁きかけてさっていく【楽しかった?】。
封印されていたものを解き放つと、それは江戸時代に封じられた幽霊。彼は門吉と名乗り主人公たちは土地神にするべく扱う【首無し地蔵】。
決して話してはいけない怪談を話してしまい、クラスメイトの背中に危険な影が現れ、咄嗟にこの話は嘘だったと弁明し霊を払う【嘘つき先生】。
事故死してさ迷う亡霊と出くわしてしまう。気付かぬふりをしてやり過ごすがすれ違い様に「見えてるくせに」と囁かれ襲われる【交差点】。
ひたすら振返らせようとする霊、駅まで着いたがトンネルを走る窓が鏡のようになり憑りついた霊の禍々しい姿を見る事になる【うしろ】。
都市伝説の噂を元に、エレベーターで消えてしまった生徒。記憶からさえもその存在を消す神隠し。心霊部は総出で生徒の救出を行った【異世界エレベーター】。
延々と名前を問う不気味な声【名前】。
10の怪異譚からなる心霊ホラー。心霊部の活躍は続いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 17:22:23
78660文字
会話率:44%
「悪霊退散のお札いかがですかぁ~」
悪霊退散のお札がなかなか売れない女の子のお話です。
ちょっとした息抜きにどうぞ!
内容は、ないよう。
少しでも楽しんでもらえたら幸せです。
最終更新:2025-05-16 12:00:00
4021文字
会話率:58%
【のじゃロリ神様】×【ぼんやりもののけ神使】×【現代和風ファンタジー】
※カクヨムでも先行して連載中
時は現代。
自分を祀る廃神社を放り出し、適当に現世をふらついていた流浪の神•ミツルギは、ある日、自分を祀る神社が復興されたと知らされる。
ところが豊穣神であるのに、なぜか勘違いされ、「武神」として祀られていた。
そして建て直された新しい神社には、頭に大量のお札を貼られた奇妙なカラスがいて......!?
「心配するでない。わしはこの神社の神、ミツルギじゃ。そなたをとって食おうなどせぬ。安心せい」
そう言って奇妙なカラスを拾ったミツルギは、そのことがきっかけであれよあれよと面倒ごとに巻き込まれてゆく。
おまけに偉そうなお子様龍神に、ド派手な雷神まで現れて、ミツルギの波瀾万丈の神様生活が幕を開ける。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・神様とは一切関係ありません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 19:51:37
50658文字
会話率:39%
23歳のサラリーマン・鈴留涼介は、日々の仕事に疲れながらも、自宅での一人時間を密かな楽しみにしていた。だが、ある日を境に、彼の生活は一変する。マンション302号室――そこには、つま先立ちで部屋の隅に立つ“幼女の幽霊”らしき存在がいたのだ。
懐かしさと不気味さが入り混じる奇妙な存在。塩や砂糖、安物のお札まで試すが、彼女はどこにも行かない。眠れず、趣味にも集中できず、どんどん心が削られていく涼介。だが、怒りと諦めの中で、少しずつ幽霊との距離感に変化が訪れる。
「もしかして、君も寂しいのか?」
言葉のないやり取りの中で、二人の静かな共生が始まっていく。
幽霊なのに、どこかあたたかい。怖いはずなのに、なぜか心が和らぐ。これは、ちょっぴり不思議で、どこかやさしい“ふたり暮らし”の物語。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-30 17:17:37
1300文字
会話率:30%
魔法が日常に存在するハイファンタジーの異世界です。
この世界に住む一家の日常を一日一日描いていきます
仲がよく,笑いが耐えない一家です
毎日,何かしら笑えるちょっとしたトラブルが発生します
〈家族構成〉
父:アストル・フレイメル(45歳)
職業:魔具職人。修理屋も兼任していて、壊れた箒や魔法ランプ、妖精を呼び出すための呼び鈴などを直している。
性格:マイペースで優しく、気がつくと工房で寝落ちしている。家族想いで、子どもたちの良き理解者。
特徴:昔は冒険者だったため、宝物庫に謎のアイテムや怪しいお札がゴロゴロある。
母:ルミナ・フレイメル(42歳)
職業:回復術士。近所の人たちのちょっとした怪我や風邪を魔法で癒やす。
性格:明るく行動的。笑い上戸で、よく家族を笑わせる。
特徴:裏庭に自前の薬草ガーデンを作り、近所の人々に分け与える慈善活動をしている。
娘:フィオナ・フレイメル(17歳)
職業:魔法学院の学生(高等部)。炎魔法が得意。
性格:負けず嫌いでしっかり者。ただし緊張に弱く、大事な試験前にドジを踏みがち。
特徴:実験好きでいつも怪しげな魔法ポーションを調合している。
息子:レオン・フレイメル(10歳)
職業:初等魔法学校に通う小学生。イタズラ好き。
性格:とにかく元気で好奇心旺盛。よく余計な一言を言って場をかき乱すが、家族からは愛されている。
特徴:剣術の素質があると言われるが、なぜか日常の小さな呪文は苦手。
次女:クリス(5歳)
職業:魔法保育園の園児。
性格:天真爛漫で感受性が強い。ペットの「スノー」と話すのが得意。
特徴:幻影魔法の才能があり、しょっちゅう家の中でイタズラ幻影を出しては怒られる。
祖父:グレゴール・フレイメル(72歳)
職業:元・王国魔術研究員。今は悠々自適な隠居生活。
性格:飄々として掴みどころがない。魔法理論に精通しており、家族が困ったときは必ず的確な助言をくれる。
特徴:研究のクセが抜けず、家の地下室に秘密研究室を作っている。時々謎の爆発音がする。
ペット:しゃべる鷹「スノー」
種族:白い鷹。どういうわけか人語を理解し、片言ながら話せる。
性格:ツンデレ。気まぐれで、突然家族の肩にとまっては偉そうに意見する。
特徴:小さな魔力を扱うことができ、かぎ爪からちょっとした風魔法を放つ。家族と一緒に旅をしたこともあるらしい。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-31 12:00:00
88784文字
会話率:46%
動物オタクで飼育員をしている朝田ももはある日交通事故に遭う。そんな彼女が死に際に見たのは一枚のお札。死んだと思った彼女が目を覚ますとそこには狼の耳と尻尾の生えた人間の形をした生き物の前だった。そして一人、狼族の長でありももを呼びたした張本人
の上狼塚賢治(かみおいのづか けんじ)が現れる。賢治はこの世界を救ってほしいとももに頼む。これはももが自分の持っている知識を駆使し獣人の世界の問題を解決していく話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 18:05:54
2914文字
会話率:75%
ある日、あるお寺の小僧が栗拾いに山へ入りました。
小僧は山の中で優しそうなおばあさんに出会いました。
おばあさんが栗で料理を作ってくれると言うので、小僧はおばあさんの家に行くことにしました。
ところが、このおばあさんは恐ろしい山姥だったので
す。
果たして小僧の運命や如何に……⁉
ハーメルンにも同じものを投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 14:30:00
1319文字
会話率:54%
旅館の掛け軸には、興味を持たないでください。
お札があったら、剥がさないでください。
最終更新:2025-01-02 00:13:53
200文字
会話率:0%
中学校の裏山には、お札だらけの祠がある。
罰ゲームでその掃除をさせられることになった僕は、うっかりその祠を壊してしまった。
封印されていた美しい女型の『祠の主』シコンに呪われた僕は、人の思念を喰べるという彼女のために奔走するはめに。
「さ
ぁ働くのじゃ童、わらわに喰われとうなければな?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 18:10:00
9703文字
会話率:52%
都内のブティック店にある客がやってくる。その客は・・・
最終更新:2024-12-02 20:00:00
2401文字
会話率:55%
「ポイントカード、お作りしますか?」
スーパーに買い物に行ったら、若い女性の店員にそう聞かれた。
「いや、いいです」
もともと勤めていた会社をクビになって、田舎の会社に就職した。田舎だから、本当に店が少ない。おまけに、もとの会社をクビに
なって再就職したけど給料が安いから車も買ってない。わざわざ1時間歩いてスーパーに来た。
「今、ポイントカードを作って頂くと、ポイント2倍になりますが、いかがですか?」
「いや、大丈夫です」
「本当に大丈夫ですか?無料ですぐにお作りできますよ?」
「・・・作ります」
「かしこまりました」そう言って、店員は新しいポイントカードを取り出して、手渡した。
前の会社をクビになって、付き合っていた彼女にも呆れられて振られた。結婚指輪も準備しようとしていた。会社の経営が悪くなって、リストラが始まって、オレはクビを切られた。彼女には振られ、田舎に住むことになって、車も買えなくなった。
パラパラと雨が降ってきた。傘はもちろん持っていない。鳥が鳴いている。大通りを歩く。車が往来する。雨足は強くなる。目を上げる。灰色の雲が頭上を覆っている。シャワーのように雨が降り始める。頭は濡れる。服は濡れる。買い物袋も濡れる。顔も濡れる。目も濡れる。
家に戻ったときには、まるで川遊びでもしてきたかのように、全身ずぶ濡れだった。服を脱いで洗濯機に放り込む。
1人、ベッドの上に突っ伏していた。
ピロンと、スマホが音を鳴らした。何だろう、と思ってスマホを手にとると、当選おめでとうございます、とメッセージが入っていた。また詐欺メッセージか。どこかから情報が漏れているんだろう。しょっちゅう、何かに当選したとか、成人向け動画の支払い要求とか、連絡が来る。
外を見ると、もう雨は止んでいた。外に出た。歩いて行って、店に入った。写真の中から、前回と同じ女を選んだ。
風俗店を出たときには、もう外は暗かった。財布の中身を見ると、お札がもう無くなっていた。
また翌週、スーパーに寄って牛乳を買った。ポイントカードを出した。いつもご利用有難うございます、と言われた。
店の壁に、チラシが貼ってあった。ポイント貯めると、交換できる景品だ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-05 18:36:53
2105文字
会話率:40%