12歳の冬、家族旅行でカナダを訪れた天宮煌太(あまみやこうた)。初めてのスノーボードを楽しみにしていたが、うまく滑れず転倒を繰り返していた。
「あっはは! キミ、雪だるまになりたいの?」
雪の上に倒れていた煌太は、まるで悪戯な妖精のよう
な笑い声に思わず顔を上げる。
すると、目の前にはキラキラと輝くような銀髪の少女が佇んでいた。
「スノボ、初めてでしょ? 教えてあげよっか?」
少女は勢いよくボードを滑らせると、意図も簡単に高く飛び上がる。
その美しさと迫力に魅せられ、その少女に導かれるまま、スノーボードを教わる事に。
「あの! 名前は!?」
別れ際、煌太は慌てて少女の名前を聞く。
「なお。白瀬那緒(しらせなお)! またな、煌太ー」
そう言うと、少女はボードを弾ませ、まるで雪の妖精のように飛び跳ねながら去っていく。
煌太はその姿に目を奪われ、少女が見えなくなるまで眺め続けた。
それは、少年が異国で出会った、初めての恋だったのだろう。
その後、10年の月日が流れ、煌太は朝のニュース番組で、偶然ありスポーツニュースを目にする。
『スノーボードハーフパイプ世界選手権、銀メダルは、イケメンプロボーダーの白瀬那緒(23歳)』
「那緒!? え?……イケメンって……男なのぉぉ!?」
この瞬間、煌太の初恋の思い出は、ボロボロと音を立てて崩れていく。
しかし、この思い出の男に再び出会う事になるとは、まだ知る由もない煌太であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 19:00:00
102663文字
会話率:49%
とある理由で漫画専門の編集プロダクションを辞め、自暴自棄になり、自堕落な生活を送っていた響政宗(ひびきまさむね)。
27才になった彼は、フリーター時代の友人と一緒にファミリーレストランにいた。
響とその友人の話題は、『どうして編プロを辞め
てしまったのか』について。
響は漫画の編集は大好きだった、天職だと感じる程に。
しかし、彼は辞めざるを得なかった。
ひとつのケジメをつけるために。
と、そこに。響とその友人の会話に、突然割り込んできた人物。
その人物はブレザーの制服をまとった、一人の女子高生だった。
彼女の名前は、白雪麗(しらゆきうらら)。眉の上で切りそろえられた前髪が印象的な、すとんと落ちる綺麗なセミロング。響が抱いた白雪の第一印象は、「可愛らしい女子」。顔立ちはまだあどけなさを残し、しかし、とても美しく整っていて、彼女はまさに子供と大人の中間に立っていた。
そんな彼女が、むさ苦しい男二人の会話に突然割り込んできた。
「あ、あの! わ、私の漫画、読んでもらえませんか?」
白雪のこの言葉が、全てのスタートとなる。
青春をスタートする者と、青春を取り戻す者。
27才のダメ社会人と、漫画家を夢見る17才の女子高生。
そんな二人の年の差恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 17:00:00
119049文字
会話率:53%
朝は嫌いだ、日差しが強くてただ眩しく今からまた1日が始まる。そう思うと憂鬱で、朝なんて来なければいいのに…とそう思いながら布団から起き上がり学校に行く準備をする。今日も頑張るぞ!なんて思わない、「はぁ…」っと大きいため息をついて僕は外に出た
。学校に着くと僕は自分の席について授業を受ける。授業を受けて、昼になればご飯を食べて、午後の授業を受けて家に帰る。いつも通りの過ごし方だ。何かをする訳でもなく生きているそんな日々だった…あの人に会うまでは…
朝起きて学校に行く、授業を受けて家に帰る。
今日もいつも通りだ。
家に帰って気がついた。「スマホが無い!」思い当たるとこ探し思った。そういえば学校のロッカーにしまったなと、仕方なく学校に取りに戻った。学校に着いた時にはもう夜だった学校に入り先生に事情を説明してスマホを取りに戻れた。
「スマホもちゃんと持ったし、帰ろ」そういい学校を出た。夜に歩く事は滅多にないため不思議な気持ちだった。いつも行く道が少し違うように感じた。夜の外は涼しいが僕には寒かった…目の前に自販機がありそこで飲み物を買うことにした。
「ココアにするかコンポタにするか…」そう迷っていると「いや〜ここはココア一択でしょ〜」と言われ後ろからボタンを押されてココアが出てきた。びっくりして後ろを振り向き
「誰ですか!?不審者!?」と言う僕に対して目の前の人は笑いながらこう言った。
「いや〜驚かすつもりは無かったけどあまりにも迷ってそうだから〜」とその人はとても綺麗な女の人だった。
「こんな夜に後ろから話しかけてくる人は怖いですよ?」と僕が言うと彼女は手を合わせてごめんごめんと謝ってきた。
「どうして話しかけて来たんですか?」と僕が言うと彼女はこう言った
「ねぇ君、夜は好き?」
っと僕はそれに対して「明日が来るから嫌い」と応えた。僕は逆に彼女に聞いた
「そういうあなたはどうなんですか?」とその質問に対して彼女は、
「私は好きだよ。だって暗くて静かで空には星が輝いている…それに私達しか存在しない時間みたいじゃない!」と…
僕は、何故かもっと話したいと思った。なぜかは分からないけどそう思ったのだ
「あの!もっと話しませんか!」
気づいた時には口に出ていた
彼女は笑いながらこう言った
「じゃあ、話そ?空から星が消えるその時まで」
これは夜を好きになる僕と彼女の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 15:55:29
999文字
会話率:18%
高校生のわたしは社会科見学で鎌倉を訪ねる。
英勝寺の竹林で写真を撮っていたわたしは気がつくと、江戸時代初期にタイムスリップしてしまった。
そんなわたしが、あの!水戸黄門と出会い、妻にされてしまう。
鬼畜俺様な次期水戸藩主光國改めみっくんが立
派な藩主になるように、妻としてきっちり躾ます。
そんな歴史改変恋愛譚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 21:19:29
20393文字
会話率:29%
「あの!守護霊は必要ありませんか!?」いきなり謎の女性に俺は話しかけられた。それがきっかけで、ひょんなことから幽霊と同棲することになり、俺の恋の成就を建前に幽霊の未練の解決するために奔走する。俺は幽霊の未練を解決させることができるのか!?
最終更新:2024-08-17 07:00:00
17900文字
会話率:74%
「はい! あ、あの! えっと……す、す、好きです! 付き合ってください!!!!」
と俺が言うと、他に歩いていた人が「え?」みたいな感じ俺の方を見て、彼女は一瞬の硬直の後さっきの2倍ぐらいのスピードでスーッと行ってしまった。
俺は
事情もあるにはあるが、現在絶滅危惧種かもしれない最終学歴中卒だ。
容姿は褒められることが多いが、正直生きることに必死だったから、そんな容姿が活きたことがない。
「好きな人ができたので別れましょう」
小さな公園のベンチに座って本を読んでいる女性に、俺は1年前から恋をしている。
仕事帰りにその女性を遠くからチラ見するのが、ちょっとした楽しみだ。
「こ、これ…。美味しすぎる……。いつも食べているものと全く違う………」
自分が中卒であることの社会からの風当たりの厳しさを理解して、それでも必死に前に進もうとする俺。
そして俺が恋する、近所でも噂の幽霊女。
俺の真っ直ぐな想いが、幽霊女を変えていき-----------
眉目秀麗で敏感な味覚を持つ中卒が、真っすぐな想いを持って幽霊女にぶつかっていき、変化する二人。
その変化を見逃さない周囲に翻弄されつつも、前に進んでいく、そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-18 18:00:00
138070文字
会話率:46%
【完結まで不定期更新でいきます】
「あの! ここに住まわせてくださいませんか!? お金ならいくらでも•••••• あ、 ないんでした••• うう••••••」
どこにでもいる高校三年生の俺、田山柚斗が我が家(ボロアパート)の前で出会っ
たのは、元個人資産10億円超えにして、 今は所持金皆無(本人的には)の御令嬢•竜胆莉亜だった。
「お金ってほんとになくなるものだったんですね...しかも労働しなきゃ得られないなんて••••••」
「そこから!?」
これは金銭感覚と価値観のズレに呆れ、 そして楽しみながら暮らす莉亜さんと俺の生活の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 12:00:00
76716文字
会話率:54%
「あの! お金、貸してくれないでしょうか!?」
何もない日常の主人公に突如突き付けられた"金貸せ"宣言。その依頼主はなんと低階級の神様であった!
多少の金額なら……と、金を貸したのだが、彼女の考える返済計画が非
常に愚かな物だった。
必死になってお金を返済しようと奮闘する神様"キイ"と、それを気長に見守る主人公"カイ"の二人が送るほのぼの日常物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 18:00:00
1035文字
会話率:38%
「お前はリア充にはなれないって」
「友達すらいないあんたに彼女なんてできるわけないじゃない」
無慈悲にも幼馴染はそう告げる。だがしかし。神は俺にチャンスをくれたようだ。目の前に座る美少女、彼女は今、傘を忘れて電車を降りようとしている。俺は無
意識のうちに声かけた。
「あの! 傘忘れてますよ」
「私……今日は傘持ってきてないです」
やはり俺には青春は無理だったようだ。
この作品は「カクヨム」にも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 16:11:30
2752文字
会話率:16%
広大なフィンガル大陸という場所を舞台にしたファンタジー作品
最初の舞台はケリド王国
そこにはアーベルという賞金稼ぎがいた
「もう稼げないか...」
そう感じた彼はギルドマスターの提案で行商をすることにした
いざ出発しようとしたとき、彼はエル
フの少女に話しかけられる
「あっ、あの!行商人の方ですよね。い、一緒に連れてってください!」
そんなこんなで彼は少女と旅に出ることになったのであった...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-22 19:21:09
16178文字
会話率:90%
「あ、あの! これ、受け取ってください!」
見ず知らずの女子から受け取ったのはチョコレートではなかった。
「で、中身はどうだったのさ?」
「と、トカレフ……」
恋の戦争が、今始まる。
最終更新:2018-02-14 22:52:49
4036文字
会話率:67%
希少な魔法を所持しているも、うまく使いこなすことができず、完全にお荷物状態になってしまっている少女。変な方向で有名になってしまい、どのパーティーにも入れてもらえない日々を過ごしていた。そんなお荷物状態の冒険者は他にもそれなりの数がおり、見
かねたギルドがお荷物たちと初心者冒険者をまとめ、いくつかのパーティーに分けて初級の依頼を周らせるという策を講じた。本日のパーティーは二人。魔法職が一人と剣士職が一人。
「あ、あのあの!本日はよろしくお願いします!」
「あ?あぁよろしく。なんかキミ...弱そうだね。」
「え...。(初心者冒険者に弱そうって言われたぁぁ!!)」
飛び切りのスペシャルを持っている少女と、非凡を努力と知恵で補い、力へと変える少年の出会いと冒険の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 21:24:00
4015文字
会話率:25%
一目惚れをした。
きれいな桜の木の下で、立ったまま涙を流す君を見て綺麗だと思った。
「あ、あの!どうか、しましたか?」
僕のこの一言から僕たちの物語は動き出した。
最終更新:2017-07-13 12:00:00
9589文字
会話率:54%
あの!石井ちゃんが、逃げました。なぜ?あの無敵(?)の石井ちゃんが・・・追い詰めたのは警察か、ヤクザか、それとも自爆からか?
最終更新:2015-09-23 17:50:42
12422文字
会話率:62%
あの!石井ちゃnんが、またやってくれました。それでも石井ちゃんは生きています。
最終更新:2015-09-23 17:43:34
40701文字
会話率:66%
あの! 猫と竜をTRPG化!
作者であるアマラ自身がセルフでアレした、超オリジナルTRPG!!
まあ、べーたばんだけどね
最終更新:2015-07-07 16:09:54
3359文字
会話率:3%
あの!有名ヒーローと対談
最終更新:2013-09-16 17:38:47
345文字
会話率:47%
ある日教室をでたら謎の場所に繋がった
王国と魔王の国、そんな夢の世界に僕は来てしまったらしい
「お前は私と共にに戦い生き抜くべきだ!」
「主はわらわと永遠を生きようぞ?」
「あっあの!私と一緒に普通の生活してくれませんか」
勇ましい姫勇
者に永遠の命を持つらしい魔王、おどおどした平民?3人と関わりながら今日も命がけで生きて行こうと思います。
僕はこれをいつまで夢と言い切れるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-21 17:00:27
9249文字
会話率:65%
暴走族の特攻隊長。
花咲龍(はなさきりゅう)
新人探偵
花崎涼(はなざきりょう)
ひょんなことから命を助けられ、恩を返すために探偵をしているそいつの助手になることを決意した。
のだか…
「あ、あの!私の助手になって…
っ」
「ああ゛!?」
「ひぇ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。羽虫の分際で調子こきました!ごめんなさい」
その探偵はヘタレな少女だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-06 02:00:00
233文字
会話率:0%