昔々、といってもそれほど昔ではなく、とある少年が幼い頃の話。
少年は、真面目で要領が良く秀才であった。
それが故に、母と父からはいつもいつも褒められていた。
小学校へ上がると同時に、塾へ通うようになり、学力を着々と身につけて行き、遂には高校
数学に取り掛かっている程であった。
少年は、真面目で誠実だった。
故に皆の言葉を真に受けては、折れてそれでも懸命に生きていた。
しかし、中学に上がると、その身につけられた、秀才の所為で彼は毎日毎日いじめられる日々を送っていた。日に日にそれはエスカレートして、それまであった少年の心の余裕は段々と蝕んで、遂には、どうしてもいいか分からず、ただ、焦るばかり。
そして迷った挙句、非行に走ったのだったーー
ーーそして彼が高校に上がる頃には
「よお……俺にも一本くれや……」
フードを被って、同じ不良仲間に煙草を強請る変わり果てた少年の姿があった。言うまでもなくその少年というのが、いじめられていたその少年という訳なのだが、どういう道を踏み外したのか、こういった事になっていた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 17:09:15
35458文字
会話率:46%
エルステール・フォン・エーベルフェルト。知日家の旧家に生まれ育った彼女は、留学のためにドイツから日本に渡った。空港で不思議な少女と出会い、彼女から告げられた運命の言葉。『私の救世主になってください』―――日本と異世界、二つの異郷を駆けるこ
とになった若きカササギの物語。
…って何よこれ!勝手に壮大な話にしようとしてんじゃないわ!!単に色っぽいコス着た美少女がモンスター相手に無双するだけの簡単なお話ですって、正直に言いなさいよ!!
オホン。お見苦しいところをお見せしました。これはあくまで私の体験談よ。なるべく包み隠さず書くけど記憶違いとかも結構あるんであしからず。私は褒められることは何もしてないし、結構失敗も、若さゆえの間違いも、それなりに多い。だからそんなに面白い話じゃないことも認めるわ。
でもひとつだけ。私は自分の良心に従って歩み、戦った。それは誇ってもいいことだって思ってる。正義と尊厳と名誉。旧男爵家フォン・エーベルフェルトに伝わる三つの徳目は、確かに守られた。そう信じてる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 00:39:13
9607文字
会話率:20%
「読み速にて晒し待ち」
“僕は姉の事を心から尊敬しています”
そんなことを真顔で、恥ずかしがらずに言える姉を持っていた少年冒険者クロック。
彼はそんな姉フィートに褒められたくて、冒険者としてこれまで頑張ってきた。
その結果、ギ
ルドからは今は未成年なので規定で受けられないが、成人して高ランクの依頼を受けられるようになったら、このギルドのエース格になるとまで期待される。そして、その才能の一部を低ランクの依頼で、いかんなく発揮していた。
だが、その順調な成長は一か月前から鳴りを潜める。
唯一の肉親である姉を持病で亡くしたからだ。
彼は姉を失い、冒険者としてはもちろん、人生も投げ出したくなっていた。そのため、眠る前“二度と朝が来なければよいのに”と思うようになっていた。
そんな迎えたくない朝を繰り返したクロックは、15歳の誕生日を迎え成人の仲間入りをする。そしてその日に流浪の修道士のアリスと出会う。
クロックは、修道士のアリスや同期の少女の冒険者シオンたちの支えのもと冒険者として、そして自身の生き方を見つけられるのか。それとも自ら進んで危険な依頼を受け、偽善的な身代わりのもと自死を選ぶのか…… 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 21:41:30
77318文字
会話率:53%
初めて投稿します。あまり文が得意ではないので誤字脱字なとあるかと思いますが、脳内変換でお願いします。
批判されるとやる気がなくなります。
褒められると伸びるかもしれません。
ゆっくり書いています。
最終更新:2019-04-25 14:46:32
52811文字
会話率:22%
片野久梨子(かたのくりこ)は、褒められベタな女子である。
飾りっ気のない地味〜なルックス、中途半端になんでも出来ちゃう器用貧乏さ、そして、地の底よりも低い自尊心……
そんな彼女は、とある事情から学校の非常階段で一人寂しくお弁当を食べる日々を
送っていた。
そこに、久梨子と似た境遇を抱える王子様系男子・十寸水詩温(ときみずしおん)が現れ……
二人の秘密の取り引きが、始まるのであった。
自尊心どん底女子×全肯定キラキラ男子の、青春褒められラブコメディ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 23:14:04
12342文字
会話率:41%
小説は書くよりも読むだけの方が好き。
といっても発想力が貧困な訳ではなくてアイデアは悪くない。 ……らしい。
褒められて調子に乗ってるだけかもしれないけど思ったのよね。
ならアイデアをアイデアのままで発表しちゃおうかな。 って。
なの
でこれは小説ではありません。
腕の良い方ならこれで小説が書ける……かもしれないって程度の小説の種です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 00:00:00
18353文字
会話率:2%
25歳。独身。事務職。手取り19万。家賃6万円。彼氏なし。少々性格に難あり。
幼い頃は、優しくて、誰にでも思いやりがあって、努力家と褒められてきた優等生タイプの並木亜紀は、
25歳になってダメ男製造機になっていた・・・!?
恋も仕事も
ちょっとだけ気力を失って__
未来への諦めと、ほんの少しの希望を持った平凡OLの前に現れたのは
みんなが羨むような素敵きらきら彼氏、修だった___
「亜紀ちゃんのこと幸せにするよ。結婚を前提に付き合ってください。」
このまま順調に交際、ついに私も結婚...!?
しかし修にも秘密があって・・・
これは、ダメ男製造機とメンヘラ製造機の真剣だけど不器用な恋のおはなし。
トラウマを抱えたこじらせ現代人に贈るリアルなラブストーリーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 16:09:58
590文字
会話率:29%
灰色の世界。
暴力と血に濡れた街。
やさぐれた女子高生である逢坂凜音は、ある理由から蟲の如く弱き少女を救うために罪を犯す。
それは決して正義に目覚めたからではない。まして、人に褒められるような行いでもない。
しかし、彼女は手を差し伸ばした。
己の過去と向き合うように。
彼女を追う者、守る者。
現代日本とは違うこの街でそれぞれの思惑が交錯する中、凜音と少女は世界の果てで何を見るのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-25 03:47:08
38520文字
会話率:45%
僕を買った美女が言った。
「あなたを手に入れたい、そう私の下腹部が叫んだの」
◆
超絶ブサイクなせいで、なんの面白みもない人生を送ってきたアラサー童貞、「神野翔平」は、ある日なんの前触れもなく異世界に転移してしまう。
そこは、彼の
ようなブサイクな顔が「流行り顔」として逆にメチャクチャ好かれる世界だった。
逆に美少女達は醜いとされ、残らず迫害されているという信じられない世界。
地球では決してあり得なかった、劇モテハーレム状態を、とまどいながら一生懸命生きる神野。
そんな中、神野はこの美意識逆転世界の大いなる秘密に触れることになる。
◆
「他者を褒める時、あなたの言葉には嘘の香りがしない。きっと、誰よりも、美しいとか醜いとかの言葉を重く捉えて来たあなただからこそ出せる、言葉の透明度なのでしょうね。」
(重く捉えて来たのは君もじゃないか。ああでも確かに、僕は君に褒められるのが好きだ。君の言葉も透明だからだろう。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-19 23:45:20
73997文字
会話率:52%
褒められると嬉しい日本人の習性
最近気付いた事です。
タイトルそのままで、読者や視聴者が
褒められると嬉しくて好感度が上がり、
なろう小説だとポイント入れちゃおうかなとなったり、
テレビ番組でも日本人褒めている番組なら見てみようかな
。
なんてあっさり視聴率が上がったり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-18 00:01:47
377文字
会話率:0%
彼の青春は、一冊の気持ち悪い日記から始まりました。
「尊い」と連呼する、とても気色悪い少年がおりました。
彼こと「真岸優斗」少年が推すのは、クラスメイトの女の子「夢咲七海」ちゃん。
彼は、彼女の推しポイントを日記にみっちりしたためており
ました。
ところがその日記は、あっさり彼女本人にバレてしまいます。
日記を見た彼女は言いました。
「この日記、もっと書いてほしい。わたしね、褒められないと死んじゃうんだ」
そして彼女に日記を公開することになった真岸優斗少年は、どういうわけだか彼女との距離が急激に縮まっていくのでした……?
男の子が好きな女の子の尊さを叫び続ける、
最高に頭が悪いラブコメディ。でも、ちょっと甘酸っぱいラブコメディ。
※タイトルを少し変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 16:53:18
26204文字
会話率:43%
何かを救おうだとか、助けようだとかそんな褒められた理由なんてものはない。
ただ、自分達が許せないやつらを叩き潰すのみ。
そんな魔法少女達と悪の組織の戦いの記録……だろうか?
【Season1】
悪の組織との戦いもそこそこに魔法
少女達は日常を繰り広げる。続々と集結しつつある彼女らに、とある危険な影が迫るが……。
*現在進行中
【Season2】
謎の新技術により悪の組織は進化を遂げる。その熾烈なる攻撃に五人の魔法少女達は対抗し得るのか?
*予定
**
カクヨムに投稿している作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-13 21:24:56
16327文字
会話率:47%
女の子は叱られたかった
最終更新:2018-12-06 08:54:43
587文字
会話率:36%
褒められたくて認められたくて…
最終更新:2018-11-04 19:18:47
300文字
会話率:0%
超能力ではなく、異能。
常に自分を傷つけ続けることで他人を救う、異端。
そんな少女たちのことを、知っているだろうか。
誰にも褒められない。誰からも讃えられない。
何の見返りもない。何の幸福もない。
そんあ――英雄たちを。
最終更新:2018-11-03 16:28:29
9724文字
会話率:42%
キミリアとエルアーナ、二人の女性剣士は、遂に希望を叶えて「女王の護衛部隊」に就く。
半分以上は、憧れの護衛隊長、ルメルに会いたいというのもある。
就職先としてはこれ以上のものはないという栄光と、保証された身分、高給。
けれども初日から
、迷路のような宮殿で迷い、走り回るキミリア。
遅刻の極みだ。
あまつさえ敵ではないかとさえ疑われた。
無類の強さを誇るとまで、通っていた道場では褒められたのに。
そして待て、と言われたまま忘れられたエルアーナは。
二人は無事発見、回収されるが、護衛としてはまだ修行が足りない、と憧れのルメル隊長に言われる。
向かった「森」での冒険で、自らの動きを見直し、さらに念願のレベルアップを果たす。
やがて首なしの女王事件、さらに戦いへと任務は厳しさを増していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 06:38:23
29804文字
会話率:31%
投稿いつも頑張ってても、PV、ブクマ、感想うまくもらえないですよね。ない時間削って必死に投稿しても、そんなにうまく行かなかったり。承認欲求がむくむく上がってきます。誰かに見て欲しいなあ。ああ、あわよくば褒められたい。できれば、頑張ったね、面
白かったよって褒められたい。よしよしいい子だねって褒めて欲しい。……よし、ヒロインに褒めてもらう。頑張る人のためのヒロインサプリ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-19 23:15:09
824文字
会話率:0%
成績が優秀で、周りから褒められるばかりの少女。そんな少女にも、弱点があった。少女は、自分から「したい」ことを見つけて行動に移すことができなかったのだ。自分が、したいと感じるものが何なのか。それは、高校までの内に「やらなければならない」こと以
外のことをしたことがなかったからだ。成績がすべてという教育をしている現代の社会に対するアンチテーゼのニュアンスもやや含めて、少女が「したい」ことを見つけて変化していく姿を御覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-26 18:00:00
2775文字
会話率:10%
※この作品はニコニコ動画のブロマガにも掲載しております。
ツイッターの小説お題メーカーから拝借したテーマから書いた短編です。
今回は三題噺、「雨・少年・最後のメガネ」を文中に使った「悲恋」がお題です。
あらすじ:冴えないメガネ男子
がクラスのマドンナに「素敵なメガネー」って褒められたようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 00:00:00
1651文字
会話率:12%
ゲームしてたら異世界へ連れていかれたんだが?
いいよねぇ、そういうベタなヤツ、オラァ好きだぜ?
誤字脱字、再考改稿、長期休稿、アリアリのアリでお送りしていく
異世界転移転生魔王爆誕一夫多妻属性過多の物語です。
処女作です////
我慢して
読んでください。
足りない部分は脳内補完でお願いします。
作者は褒められて伸びるタイプです。
どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 00:32:07
9355文字
会話率:50%