物語の舞台は2130年5月まだセミが鳴くには早い初夏。
今より1世紀前に魔術が正式承認され、さらに未来化が進み不自由のない世界が築かれた、しかし長らく問題化されていた地球の環境破壊問題そして天候逆転によってその地図は大きく塗り替えられた。
我が国日の本である「日本」本島はその影響下を直に受けその面積の半分を失い、さらには全ての次元がひとつとなることによって人間の住む三次元や龍族、天使族、悪魔族などが三次元に出現する事態となったがどの種族も皆互いのテリトリーを守る形で力の均衡をとる形となった。
そしてそれと並行して急激に人口を減らす深刻な問題が浮き彫りになていたが世界の安定化と見られた半世紀2060年、再び人工増加傾向のある中で現在の島内では増加する人口を抱えきれないと判断した内閣府は大きな決断をした。
「日の本の上空に天上島を作る」この決断に日本国民は大きな希望を抱いた――
しかしその希望は見事に打ち砕かれることになった、天上島にはごく一部の富裕層しか入島できなかったからだ。
そしてそれに反感を覚え内閣府を倒す組織「瑞穂」が彼女の手によって創設された。
「北條院凛花」彼女は有数の北條院財閥のお嬢様でもあり、蔑まれる下級国民を救う現代のジャンヌ・ダルクとも呼ばれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-26 21:44:01
11113文字
会話率:55%
7月31日
さて、明日から8月だ。8月といえば夏休みのターニングポイント、ここいらで夏休みの宿題の進行状況を確認してみるかと試みてする意味のない事に気がつく。
そうだ夏休みの1週間前に渡された英語Ⅰの復習ワークを最終日の夜のような勢い
で終わらせて以来宿題というものを見てすらいない事を思い出したからだ。ターニングポイントなのでそろそろ宿題を片付ける計画でも立ててみるか.....
いやそんな事より今は8月から始まるそんなに多くないけど楽しみなイベントの数々の予定をチェックする事の方が重要だ。つまらない、変化のないと思い込んでいた自分の日常への認識を変えてくれた、たった5人の学食に集う仲間達との。
その為にも宿題を効率よく終える計画を立てるべきかと考える。
しかし完璧に思えるそのプランもどこかで機能せず最終日に睡魔との死闘を展開する事になるんだけどそれもまた自分の日常なのである。そう、日常。変わらないように見えて実は少しずつ、確実に変わって行ってる諸行無常の理に従っているもの。そんな日常の中でこれから起こる、自分と5人の学食仲間と繰り広げる学校の学食が舞台の小さなイベント。
自分たちの夏は
ここから始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-17 14:53:31
211文字
会話率:0%
部屋から逃げ出したのは、他人に与えられる幸せというものを近くで見たくなかったからだ。俺は暴れる悲しみを抑えながら、七姉妹通りを通って、自分の場所へと戻ることにする。
最終更新:2012-07-03 20:00:00
1778文字
会話率:13%
四年前に父親を心臓病で亡くした中学二年生の岡本翔は、ファンタジーノベル作家としてデビューしたばかりの母親に作家をやめさせようと考えていた。十六歳で結婚、自分を出産した世間知らずの母親がこの先作家としてやっていけるとは思わなかったし、それより
ももっと現実的中な解決策として、再婚相手を探したほうがずっといいと思ったからだ。翔は、自分の担任が母親のファンだと知り、二人ほ結びつけようと画策し…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-13 16:59:25
28044文字
会話率:52%
場末の飲み屋で働く池上愛花(いけがみあいか)は、青木(あおき)という客に実はゲイなのだと告白される。そういう冗談を言う客は多いので、普段なら気に留めないのだが、その時の愛花はなぜか「そうなの?」と尋ねて青木の様子を伺ってしまう。しかしテー
ブル移動の指示が出て、愛花はその席を後にする。ところが青木に指名され愛花は再び元席に戻る。
その席で愛花は、青木からゲイではあるが実際に男との関係は無いこと、女と一人の男との思い出を語ってもらいながら関係すれば、その男との記憶がこちらに移ってくることなどを語られる。それは本当なのだろうかと悩む愛花。それは愛花には消したい男との思い出があったからだ。
またその時に、青木がカモフラージュでレズの女と付き合っていること、嗜好はゲイなのに、女としか付き合ったことのない事実と、好きな男が一年ほど前に海外へ行って、ようやく気持ちはが薄らいできたことを告白される。その男は青木の気持ちを知らないまま旅立ったらしい。青木の中途半端加減に愛花は共感する。愛花も中途半端な気持ちで店に勤務していたからだ。
思い出を売ってくれないかと青木に乞われ、悩む愛花。そして店がひけた後に立ち寄ったコンビニで、愛花は青木に再び遭遇してしまう。コンビニ飯を食べるくらいならラーメンでもと誘われ、車のキーを預けると、車は見知らぬアパートの駐車場へ入って行く。抗議する間も無く、青木は車のキーを持ったまま階段を上がって行く。
追いついた愛花は青木に部屋の中に誘われる。そして手製のラーメンを振舞われる。そのラーメンが美味しくて愛花は、つい思い出を売ってもいいと約束してしまう。しかしその場で寝入ってしまった愛花はまるで神に思い出を売ることを咎められるような悪夢を見る。しかし今更気が変わったとも言えない。
愛花はまずどの思い出を売ろうかと考え始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-27 03:10:48
45318文字
会話率:43%
少年―――ソラは冒険者になるのを子供のころからあこがれていた。それはソラの友人のブランが冒険者だったからだ。
その時、まだ6歳だったソラは、冒険者になることを許されず、15歳以上じゃないと冒険者になれないことを知る。9年間 修行を積み、あこ
がれの冒険者になるために、家を出た――――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-13 15:00:00
654文字
会話率:60%
その日、世界は今までの常識を失った。
人が人を喰らい、人が狂い絆を無くした。
人の世界は終焉を迎えようとしていた。
その日は、たまたま寝過ごした。
友人宅で映画を見ながら飲み明かした。
その翌日、彼女からもらった携帯電話がなぜか壊れ、目覚ま
しとして機能しなかったからだ。
だが、それが俺の命運を分けた。
この地獄と化した世界で、どう生きていくかという命運を……。
大切なものを失った主人公、藤堂厚志が終わった世界で再び大切なものを掴み、精一杯生きようとする物語。
※ようやく復帰の兆しが見えてきました、ただまだ不定期更新のままです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-11 00:53:04
152182文字
会話率:51%
目が覚めるとそこは異世界だった。が、焦りや不安の感情は一切無い。
なぜなら、ここに飛ばされたのは事故や強制でなく、自分の意思をもっての行動だったからだ。手には銃。腰にはナイフ。リュックには諸々の消耗品。
やっぱり、旅先は異世界に限る。
最終更新:2012-04-16 16:44:14
19080文字
会話率:33%
その年の初冬、渋谷のパークシティーホテルでは、卒業後初めての「松本城西高校」のクラス会が開かれていた。
参加者は同級生の男女八人と当時の教師。
会も終わりに近づいたころ、参加者の一人、「木戸悠太」が突然苦しみ出して倒れた。薬物による中
毒死だった。
参加した同級生に疑いの目が向けられた。参加者はみんな何らかのかたちで医療機関に関係していたからだ。
全員が疑心暗鬼になる中で、「永島竜也」と「川名聡美」の二人が事件を追い始める。
その矢先にまた参加者の男女二名が、故郷松本で殺害される。
二人は事件を追う過程で、思いもよらない高校時代の隠された事実を知ることになる。そして、それに関わる複雑な人間模様が、徐々に浮き彫りになっていく。
一方で、犯人像は朧げなまま、遅々として捜査は進展しなかった。
そんな中、竜也の故意に漏らした言葉で、警察の事件解明が急速に進展していく。結果は誰もが予想し得ないものだった。
ある人間が仕掛けたクラス会という舞台で、同級生の仲間が踊らされていたのだ。
首謀者は捕らえられ、事件は解決したように見えたが、犯行の動機は依然ベールに包まれたままだった。
数日に及ぶ事情聴取。その中で、明確な動機のない事件は、醜い皮を次々に剥がしながら真の姿を現し始める。
犯行は、信じられないことに、首謀者の患った『疾患』が完治したことによって引き起こされたのだった。そして、その『疾患』を誘発したのは首謀者に送られたある一本の『メール』。
その『メール』が首謀者を凶行へと走らせたのだ。
「自分を犯罪者と呼ぶなら、メールを送って自分を陥れた人間こそが真の犯罪者だ」首謀者はそう嘯いた。
その『メール』と『疾患』との関連は・・・・・。
そして、首謀者の言う犯行の動機「人間の間引き」とは・・・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-11 21:41:14
107435文字
会話率:35%
大手生命保険会社に勤める成実桐子は、交通事故により発症したこころの病を、三十年もの間ずっと抱えていた。
桐子は二卵性双生児として産まれたのだが、ある事情で姉の池川和子とは別々に育てられ、中学を卒業するまでは姉の存在すら知らなかった。しかし、
ひょんなことから二人は出会い、桐子の家で同居を始める。その直後に、桐子は轢き逃げされて重傷を負ったのだ。
桐子の怨みを晴らそうと、和子は現場に残された「アロワナ」のキーホルダーを手がかりに、「リョージ」という男を捜し始める。桐子が交通事故に遭遇したとき、桐子と一緒にいた恋人の雄三が、逃走する加害者のことを「リョージ」と呼んでいたからだ。
しかし、その「アロワナ」だけで加害者を見つけることなど到底無理な話だった。
ところが、加害者が残した「アロワナ」には、三文字のアルファベットが彫られていた。その文字「T・L・I」を「東洋生命保険」の略だ、と解いた桐子は、加害者はそこに勤務しているはずだと確信し、「東洋生命」への入社を決める。一介の事務員として入社した桐子は、「リョージ」を捜し出すために、まず自分の社内的地位を上げようと躍起になるのだった。
ある日、新入社員の「山田亮司」が、桐子の過失により事故死する。彼は偶然にも「アロワナ」のキーホルダーを持っていた。そして彼の死が引き金となり、桐子の狂気が目を覚ます。
「人は簡単に死ぬ」それを知ってしまった桐子は、捜し出すだけではなく、今度は和子とともに「リョージ」を殺害することに執念を燃やし始める。
何万人といる社員の中から、「アロワナ」を持つ「リョージ」を捜し出すことは容易なことではなかったが、執念はとどまるところを知らなかった。
そして、更なる事件が発生する・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-30 13:25:32
150842文字
会話率:46%
私は五月の半ばという中途半端な時期に、男子校である野薔薇学園に入学することになった。なぜなら、私は元々女子校に通っていたからだ。それなのに何故、男子校に通わなくてはならなくなったかと言うと、一言でいえば。
私が男になったからだ。
元平凡女
子、現平凡男子が送る男子高校生活。
※王道学園なるものが出てきます。下ネタ、BL要素ありです。苦手なかたご注意。ちなみに、主人公は女に戻ることもあるのでNL要素もあります。BLという訳でもないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-06 23:29:47
6540文字
会話率:52%
「生徒会に入れと三日ほど前から言っているはずだが。君は理解していないのかい?」
入学して一週間後に先輩である坂本夾に目を付けられてしまった藤沢優貴は、夾が大嫌いだった。なぜなら彼の本性は、口を開けば皮肉か嫌味で人を馬鹿にするような薄ら笑
いをする俺様だったからだ。
ごくごく普通の生活を送りたい主人公と俺様である先輩の生徒会の駆け引きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-01 17:37:22
10377文字
会話率:44%
単なことだ。本音で言えと教わったからだ。
キーワード:
最終更新:2012-04-01 00:00:00
351文字
会話率:0%
人口が減少し続ける世の中となり、議員はいなくなった市も出てきた。ネットを利用して議会を開く事が可能になったからだ。
最終更新:2011-08-01 00:00:12
3369文字
会話率:32%
僕は仰天した。とある休日。大きなガラスの靴と、なんとも珍妙な格好をした、叔父さんを目にしたからだ。何で、黄色いカツラ? 何で、ミュージカルスターみたいな化粧をしているの! 原因はやっぱり、このガラスの靴か?! *企画カウント5参加作品*
最終更新:2012-03-24 00:00:00
14936文字
会話率:36%
幼いころ、チュウ太には熱中していたことがあった。でも、今となっては何の興味もなかった。なぜなら、チュウ太は感動をどこかに置き忘れてきたからだ。
最終更新:2012-03-19 02:37:09
8510文字
会話率:47%
中学の入学式で、僕は彼女に会った。しかし彼女は知的障害者で喋ることがままならない。それを理由にクラスに馴染めず、いじめられる日々を過ごす。
僕は彼女を守ることができなかった。そう、僕の心が弱かったからだ。そんな僕に彼女はプレゼントをくれた。
彼女の気持ちがいっぱい詰まったプレゼント……。
彼女のプレゼントが、僕を大きく成長させる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-29 18:06:34
2681文字
会話率:28%
ここは、どこかにある北の大地。
雪の積もるこの雪原に、一匹のオオカミが居座っていた。
彼は寂しかった。今まで、自分に向けられる眼は全て恐怖に満ちた眼をしていたからだ。
「友達が欲しい」
ただそれだけの願いを叶えることも出来ずにいた。
そんなある日、彼の住みかに一匹のウサギが現れる。
「道に迷ったの……」
そいつは狼の自分を見ても怯えなかった、唯一の生き物だった
「俺が怖くないの?」
「あなたは綺麗な眼をしているもの。怖くなんかないわ」
次第に仲良くなる二匹。
冷めきった冷たい心に、暖かい灯火が灯った。
ところが、ライは徐々にある感情が芽生えてくる。
『コイツ、うまそうだな……』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-16 13:14:33
1420文字
会話率:7%
2012年1月1日、午前0時00分まさに年が変わった瞬間空港の管制塔では大騒ぎが起こった。なぜなら富士山上空を表示するレーダー画面が突然真っ白になったからだ。
そしてこの異変は国土交通省からすぐに首相官邸に伝えられ、航空自衛隊機による偵察
が行われたその結果
判明したのはーーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-25 11:08:58
11901文字
会話率:34%
場所は『霧の都』。時は深夜。恋人との逢瀬の帰り、カーウィン・イムグリオイスト卿は、不審な一行を見かける。『異端審問(インクィジョン)』を称する殺人者集団である。その中にいた歳若い娘に、カーウィンの鼓動は跳ね上がる。五年前に交際していた女性
、ジェシカ・アンダーソンに似ていたからだ。彼女の面影を追ううちに、若き貴族カーウィンは、『霧の都』の底に蠢くおぞましい現実を目にする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-22 00:00:00
95343文字
会話率:31%
残虐非道な皇帝の古くからの友人である、女好きと剣術で有名な白龍は彼の元を訪れた。
その理由は“強い花”の噂を聞きつけたからだ。
だが、そこにいたのは誰からも恐れられる“存在してはならぬ者”だった。
龍シリーズ第二弾です。
最終更新:2011-12-19 16:33:55
120436文字
会話率:23%
昔、森の中に家が一軒建っていた。
そこには、一人の少女とその父の2人が暮らしている。
少女はまだ名前がついていない。
それは、母が少女が生まれた後にすぐ亡くなってしまったからだ。
父は仕事が忙しく、とても名前を決める時間など無い。
しかし・
・・ある日、食事の途中で父がありえないことを口にした。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-11-29 17:46:13
2176文字
会話率:19%