魔王に声を奪われた心優しい姫メアリーは、声を取り戻すために城を出るーーーー〈コバルト短編小説新人賞落選作品〉
最終更新:2014-04-04 13:11:46
9912文字
会話率:29%
高校へ入学し、葛梨陸はどの部活へ入るか決めあぐねていた。そこへ一人の少女が現れ、文芸部に入ることを勧める。
HJ文庫大賞での落選作品になりますが、自身このお話が気に入っているので、続きを書くことがあるかもしれません。
最終更新:2014-03-24 20:39:58
31102文字
会話率:53%
主人公遠山啓介はエロゲギャルゲアニメラノベ大好きの高校二年生、好きな属性は幼馴染。友人の義史と二次元趣味の話をしながら日々をそれなりに楽しく過ごしていた。そんな啓介の日常は、一人の少女の登場によって急変する。ある朝啓介の部屋に彼を起こしにや
ってきたのは、彼の幼馴染を名乗る謎の美少女・中庭遥香。突然の幼馴染の登場に混乱する啓介、当然中庭遥香という幼馴染の存在に心当たりはない。しかし彼の周囲の人々は何故だか遥香の存在を受け入れていて……。
幼馴染と約束と、エロゲとギャルゲとお約束と、そんなこんなを巡る学園ラブコメディ。第13回スーパーダッシュ小説新人賞一次選考落選作品!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-07 19:00:00
157950文字
会話率:62%
24年度に開催された【さばえ近松文学賞2014~恋話(KOIBANA)~】に投稿した作品です。
落選作品で申し訳ないのですが、折角書いたので短編として投稿します。 鯖江市の産業を盛り込んだ恋愛小説が規定となっております。お楽しみいただけ
れば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-21 09:02:57
3636文字
会話率:15%
――この世には、口にした自分の願いを現実のものにする言魂使い《オラルメンテ》と呼ばれる能力者が存在する。魔法使いに比べ、言魂使い《オラルメンテ》は稀少(きしょう)な存在だった。
自分の弱さに日々葛藤する男子中学生・望月永音(もちづきな
がと)。彼は、青春時代特有の悩みをキッカケに不登校生活を送っていたが、怪しい雑貨屋(?)の店主末森と知り合ったのをキッカケに、自分が言魂使い《オラルメンテ》であると知った。
“やるべきことをしていない俺は、社会のゴミなんじゃないかって、心のどこかで感じずにはいられなくて、そのうち、ただ生きていることにも罪悪感を覚えるようになってた。”
学校生活。友情。恋愛。異世界人との出会い。永音の、悩み、葛藤する日々は続いた。
「良い言魂使い《オラルメンテ》は、ほとんどいないのか?」
「人は人ゆえに悪に染められやすい弱さも持ち合わせている。それだけに、悪徒だらけの嫌な世の中になってしまったんだろうな」
パートナーの言魂使いを導く者《オラルメンテ・グイダーレ》は毒舌で。
「サポートをする上で、ミーは君のことを出来るだけ知っておきたいなり。引きこもり歴が邪魔をして人と話をするのが苦手という弱点がプラスされているのだとしても、話してほしいなり。君の言葉で」
努力家の魔法使い少女は優しく、そして、たくましく見えた。
「ここにいては、私はどんどんダメになってしまう。与えられるばかりでは、現状に甘え一生劣等生のまま……。危機感を覚え、ここに来ました」
永音に冷ややかな目を向ける異世界の魔術師は、何を知る?
「全て、言魂使い《オラルメンテ》のお前が望んだことだ。今さら取り消すわけにはいかない。言葉には責任を持つことだな」
■第20回電撃小説大賞・小説部門応募作品 一次選考落選(郵送日2013年4月5日)
■2013年9月9日…なろうコン大賞参加 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-02 15:00:00
150792文字
会話率:41%
どんな願いでも叶えてくれるという女神像。願いを告げるとクリアするべき『条件』と足枷となる『制約』とを設定されこの世界に転送される。この世界で『制約』に負けず『条件』をクリア出来れば、その願いは見事叶えられる。これはそんな女神像に願いを告げた
者達の物語。※ラノベ作家になろう大賞二次予選落選作品です(盆平誠実という名前で応募しました)。落選してしまいましたが、執筆当時の僕が書けるだけのエンターテイメントを詰め込みました。ぜひ最後までお楽しみください!!そして是非コメントをお願いします。(ぺこり)月・水・金・土or日辺りで三話づつぐらい更新して、10月中には全話上げてしまう予定です。後書き欄を利用してセルフコメント(つまり反省)を書いていきます。ネタバレには触れないよう注意します。それでは最後までごゆっくりお楽しみください。ようこそ、僕の世界へ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-04 20:36:37
131385文字
会話率:42%
見知らぬ街のゴミ捨て場で目覚めた出生不明の男。自分の名前、身体のことすら何の情報もない男は、「自分自身の存在」を知るために腰を上げて動き出す。
街を歩いていた男は、偶然にも男と同じ出生不明であったアオイという女性を助ける。そして、アオイ
にレッドという名をもらった男は、アオイと一緒に行動を共にすることを決めた。
※電撃小説大賞 一次落選作品。 毎週水曜日に更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-23 18:57:57
125282文字
会話率:61%
根代八子は明るく元気で、剣道が得意な小学五年生の女の子。しかし、小学校にあがる前に父を事故で喪っている。
やつこの住む礼陣の町には人間だけでなく、頭につのを持ち、普通の人には姿の見えない「鬼」も住んでいる。やつこは不思議な力を持つ鬼たち
を見、接することのできる「鬼の子」と呼ばれる存在だった。さらに根代家には、家の守り神である「鬼さん」と呼ばれる存在がいて、家族はそれを祀っていた。やつこは人間の友だちと遊んだり、鬼たちとのやりとりを楽しんだりして、礼陣での毎日を過ごしていた。
あるとき、やつこは鬼がつらい気持ちを溜め込むことによって変化する、凶暴な「呪い鬼」に遭遇する。我を忘れてやつこと同級生に襲いかかろうとする呪い鬼に、どうすることもできなかったやつこだったが、それを助けたのは剣道の先輩でやつこの憧れの存在である海と、知り合いの女子大生である愛だった。それをきっかけに、やつこは呪い鬼の心を癒す「鬼追い」となり、それまで以上に鬼のことを気にかけるようになる。
しかし鬼追いとして活動することを優先するようになった結果、やつこは人間の友だちとの間に溝をつくってしまう。さらには呪い鬼と対峙していくうちに、海の知らなかった一面も見えてきた。
やつこは鬼と、人間と、どのように関わっていくかを考えながら、「自分にできること」を模索していく。
文藝社出版奨励賞落選作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 18:46:29
76883文字
会話率:44%
小五の学級委員である神楽田心結(かぐらだみゆ)は、立入禁止の溜め池にいりびたって遊ぶクラスメイトの存在に手を焼いていた。夏の或る日の夕方、心結は件の溜め池で釣りをしている級友を見つける。その人物は早瀬(はやせ)といい、教室のリーダー的存在で
、心結がもっとも扱いに困っている男子だった。心結は、彼を叱るために溜め池へと歩を進めたのであるが、溜め池を囲むフェンスに掲げられてある『立入禁止を告げる看板』に異変が生じていることに気づく。――今まで警告文だけが書かれていた看板に、見知らぬ河童の絵が描かれていたのである……。 ※第20回電撃小説大賞一次選考落選作品・加筆修正版※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-22 23:04:37
30096文字
会話率:22%
アイナは人を愛すると、愛した人が死んでしまう。
だからアイナは人を愛さないようにした。けれどもレイナードはめげずにアイナを好きでいて――。
コバルト短編小説賞落選作品です。
最終更新:2013-06-29 14:26:13
8827文字
会話率:29%
ダークは、ある少女、シアンによって無意識に使役にされた不幸な悪魔。
ある日、シアンの母、アリスから、奥手な娘を誘惑してオトすことができたら、契約を解除するよう娘に言ってあげる、という話を聞く。
ダークは試行錯誤の末シアンに近づくことができた
が……。
コバルト短編小説落選作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-29 13:19:08
8909文字
会話率:33%
クリスマスの邪魔をする魔物『虚無』を憎み、掃討する『戦士』となったサンタクロースの青年が繰り広げるバトルファンタジー。
第26回冬期ファンタジア大賞 三次選考落選作品
『E★エブリスタ』では『ホーリーナイト』として投稿済み。若干内容が相違
しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-22 10:30:00
101689文字
会話率:49%
こちらの作品は、某公募の落選作品です。広く意見をいただきたく、他サイトをお含め掲載させて頂きます。よろしくお願いします。
キーワード:
最終更新:2013-06-13 09:35:59
1475文字
会話率:29%
春。皐月は『歌姫様』がいる篠原中学校に入学した。ある事情により皐月は職員の皆さんと共に職員寮で生活している。至って平凡な日々を送っていたのだが、入学してすぐ、クラスの人達から何故か完全に無視されて…。これって、まさかいじめ!? それに、歌姫
様って…誰?
*この作品は、小説賞での落選作品です(´・ω・`)*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-12 12:00:00
36479文字
会話率:36%
主人公――犬神康介は宮倉町に生を受けた神童だった。
宮倉町は過疎化が進んでいるせいか犬神の同年代は弓月立華、神無月優奈そして篠月響の三人だけ。
周りが山に囲まれて他と情報が遮断されていたため、犬神を含めた四人は幼馴染を越え家族と呼べる
まで親しい仲である。
このまま四人で、閉じられた世界で過ごすのかと思われたのだが、ある年齢に達すると受ける検査において犬神は魔法使いになる素質があることが分かった。
そして犬神は周りに進められるがまま夢宮学園へと上京するが一年後、心身ともに疲れ果てて帰ってくる。
犬神にとっては初めての挫折。
卑屈になり、自分を見失ってしまった犬神だが、三人は犬神を時に叱咤し、時に励まして彼を支える。
彼女達の献身によって犬神は徐々に自分というものを取り戻していく。
このまま魔法使いであることを綺麗さっぱり忘れるかと思った矢先、犬神をボロボロに追いやった張本人である橘竜一郎が現れる。
橘は魔法によって犬神の長所を奪い絶望させるだけでなく、彼女達までその歯牙にかけた。
その事実を知った犬神は人間を捨てる。
怒りが臨界点を超えた犬神は仇敵である橘を叩きのめし、新たに習得した魔法によって橘の存在を消し去ろうとするがそれは夢宮家の刺客によって阻まれた。
冷静な判断が出来ない犬神はその刺客にも刃を向けるが、圧倒的な実力差に加え目的である奪われた心を取り戻すことが出来たことによってその場を納めた。
後日、夢宮家から正式に学園に戻るよう命令される。
犬神は断ろうとしたが、因縁の相手である橘は夢宮学園に在籍し、そこで修業している事実を聞かされる。
もし誘いに乗らなければ近い将来橘が現れることは確実。三月娘に危害を及ぼすことを避けるため、犬神は橘を殺していいことを条件に入れることで再度入学を承諾した。
犬神は新たなスタートを切るかと思いきや用意された住居に三月娘達がいたことに唖然とする。
聞いたところによると、夢宮家が手を回して彼女達を一般学科に転入させたという。
犬神は夢宮家の強引な手腕に怒りを覚える反面、三月娘達が近くにいることに安堵を覚える。何故なら彼女達は犬神の力の源。
彼女達が傍にいることによって犬神はその力を発揮することが出来た。
彼女達が荷物整理に追われている様子を眺めながら犬神は必ず彼女達を護り切ると心に決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-15 18:37:07
85502文字
会話率:42%
空をたゆたう、ふわふわの雲の上で暮らす、背中に大きな翼を生やした空人は人間の十倍の時間を生きることができる。筆記試験に合格して、大人の空人の仮免を手に入れたまだ百歳の子供クラミニカは、親友のマリーナと同じ日に最終試験を受ける。最終試験は地上
に降りて、人間の世界に溶け込んで一人の男の恋を成就させ、最後にハートの矢を両思いの相手に刺して告白をさせて交際させること。人間の世界を十年前からずっと興味深く観察していたクラミニカは迷うことなく一組のカップルの恋を成就させるが……。人間の運命を変えてしまいかねない、天使のような空人の本当の仕事の意味とは。【2012年コバルトノベル大賞1次落選作品です】(※投稿時そのままなので読みにくい箇所があるかもしれません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-18 18:58:52
31929文字
会話率:50%
宮代かんなは通学に利用する地下鉄である願掛けをしていた。それはささやかな恋のおまじない。しかし、かんなが片思いを寄せる船木には、かんなの知らぬところで彼女ができていて、その彼女から、彼に近寄るなと脅され、両親は不倫に浮気と家族は崩壊中。唯一
無二の親友とは五年半前にケンカしたまま。学校でも家でもかんなの救われる場所はなく、かんなは無意識の内に、彼に恋をして失恋をした地下鉄で電車に飛び込んで自殺した。――それなのに目を覚ませば変な人がいる電車の中にいた。【2012年コバルトノベル大賞1次落選作品です】(※投稿時そのままなので読みにくい箇所があるかもしれません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-10 18:51:16
34132文字
会話率:49%
高校二年生の篠山恵(しのやまめぐみ)は学校から帰宅すると、愛犬の小梅と散歩に行くことを日課にしている。その日も、小梅と散歩に行っていたはずが、気付けばキニギアースという異世界にいた。その世界では、つがいの犬を犬神として崇め、犬神の子供たち
を仔神と崇めていた。なんとその仔神の一匹が小梅だという。始めは夢だと思っていた恵だったが、犬友達である井上武朗(いのうえたけあき)の登場で現実と認めざるをえなくなった。小梅と一緒に日本へ帰ることはできない。そう言われた恵は、小梅の飼い主として小梅を立派な仔神にすることに決めたのだった。
この作品は第11回角川ピーンズ小説大賞1次落選作品です。目指せ、1次通過を合言葉に日々精進しております。感想をお待ちしております。よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-06 00:00:00
84754文字
会話率:49%
グラン・グリモワールという世界。その魔法世界と人間界の間に於て、現在未曾有の事態に見舞われていた。この危機的状況を重く見た大魔女は、直下の孫三姉妹に緊急召集を掛ける。
姉妹らはお婆ちゃんから、青の魔女が反旗を翻したことを知る。彼が人間達
の心を奪ってしまったことで、生まれる魔法力が小さくなり、大樹が弱まっていると。
大魔女の家系であり且つ融通の効く三姉妹が、急遽人間界へ転送されることとなった。
空間が歪み、三人はバラけてしまい、三女だけが魔女の差し向けた魔法生物へと辿り着く。
人間界を守るため巨大なミミズに単身挑み、接戦するも魔法力が尽き、弄ばれ餌食となる。
窮地に駆け付け、負傷した妹を介抱した後、ついに冷静な次女がブチ切れる。白魔道士にあるまじき腕力と脚力で、鉄杖とレギンスを振るい、アースワームの本体を圧倒的に撲殺した。
魔法生物を構成する源である魔宝珠を手に、目を覚ました妹へお守りとして託すのだった。
先に魔法世界へ戻っていた長女から、ワームは陽動であったことを告げられる。最悪の事態を考慮した末、最後の護り手となり得る三女を人間界に残し、次女は急いで合流に向かった。
追い詰められた青の魔女は、魔法世界の礎となる大樹を消滅させようと目論む。しかし長女と次女、双絶の二人が唱えた禁断の封印魔法により、完全に世界は閉ざされてしまった。
世界が封印されてから、人間界では四年の歳月が経った。しかし、三女もただ絶望に呆けていたわけではない。魔宝珠を起点に新たな魔法源を構築し、自身の切磋琢磨も忘れなかった。
そして彼女は姉達を救うため、魔法世界そのものを召喚することで、再び世界を開く。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-26 05:33:12
24560文字
会話率:28%
10年前、霊障に悩むある一家に突入した焔組は、惨殺された一家を発見する。ただひとりの男の子を除いては。それから10年が経ち、立派な20の青年となった主人公不動一は、大学からの帰り道で神宮寺からの異変を感じ、鳥居のほうを見る、そこには2体の霊
らしきものが地面に怪しげな紋章を書いていた。逃げようとした主人公に襲い掛かる霊。主人公は気絶。そこに、葬儀屋「焔組」一行が駆けつける。葬儀屋に救われた不動は、焔組の面々から自身が「霊傷者」という怨霊が感知できる存在であることを教えられる。事態が飲み込めないまま、その足で墓地での怨霊事件に巻き込まれ、またも気絶。それが初陣となった。(一話)
次の日自室で目覚めた不動は、自身が護摩焚きを受けそこで出た霊灰と呼ばれる怨霊の怨みを保管していた神宮寺へ誘われる。大僧正永寿院と女神主斎部からいくつかの事実を知った不動だったが、尚自分がいつどこでどうして霊傷者になったのかは不明のまま一旦焔組に戻る。焔組では刑事がとある窃盗事件の依頼を持ち込んでおり、現場へ赴くと、被害者の子どもから重大な証言を聞く。それは不動の霊傷と過去に大きく関わる「家」のことだった(二話)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-22 02:00:09
13785文字
会話率:42%
落選作品ですが、読んでいただけると幸いです。
最終更新:2012-03-12 02:49:51
19112文字
会話率:49%
「日本再誕連合」のリーダーであったシゲルは、志半ばで謀殺されてしまう。そのシゲルが流れ着いたのは怨みをもった魂が集う国「空国」であった。
彼の抱いていた強大な怨み・・・すなわち大学教授であった父親を、政治家などから受けた言論封殺やそれに伴
う社会的抹殺によって自殺に追い込まれたこと、そして父親の悲願でもあった「日本を変革する」という志を折られたことに、空国の最高権力者達、通称「御三人」は自らが成し遂げられなかった現世への怨みを晴らしてくれる存在として期待を寄せる。御三人とは、かの有名な菅原道真、平将門、佐倉惣五郎である。
空国に漂着し、彼は「大目付」の任を拝命していた安藤に迎えられ、空国に流れ着いた者の中でも、とりわけ怨みの念が強い者達が入学させられる霊学校・・・「第百八霊学校」に半ば強制的に入学させられる。シゲルはそこで後に班のようなものである「三人結」を組むことになる、関西弁が苦手でヒステリックなノゾミや、「日本再誕連合」に憧憬を持っていたコミュ障ながら一流大学卒のケンジなどと出会う。現世の連合の動向を気にしながらも、自らの怨みの念を動力源とした「怨力」と呼ばれる超能力に似た力を、現世で使うための修行をすることとなる。何故そのようなことをする(させられる)かというと、現世に居る御三人を鎮魂し、現世に現れることを防ぐための寺社仏閣などを建立した者達の末裔(陰陽師一派)を根絶やしにして鎮魂を解き、再び現世を荒らすためである。それらは全て、御三人の兼ねてからの願望であったので、道真が死に鎮魂された後から現在までずっとその闘争は続いている。
そして現世に帰り、初めての実践授業を受ける。丁度その時近くで連合が計画を開始しており、気になったシゲルは安藤の目を盗んで彼らに接触、同時に映像にも映りこんでしまう。現世帰りしてきたシゲルの強大な怨力を鋭敏に感じ取っていた陰陽師一派に映像も視認され、シゲルは未熟ながら一番の標的と認定される。
二度目の修行時に討伐せしめんとす陰陽師一派と遭遇。シゲルたちは安藤やクラスメイトの殆どを滅魂されながらも何とか勝利を収め、御三人から一派の掃討を命ぜられるも、交換条件として現世帰りにて連合に加担させるよう要求する。御三人は天国からの監視に怯えながらもこれを了承、シゲルは三人結連合に加担しつつも各地の陰陽師一派ならびに寺社仏閣を滅していく-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-19 14:05:59
37000文字
会話率:47%
猟師の敦之は雪山で道に迷い、一軒の家を見つける。明かりの漏れる窓を覗くと、そこには血に濡れた部屋と、人の肉を食らう女がいて……
苦悩の猟師と悲哀の妖怪を描く落選作品。
最終更新:2012-04-03 00:00:00
7050文字
会話率:46%
俺こと皆月のモットーは『夢はでっかく』であり、それ故に世界征服が最終目標だ。
興味に対する欲求の解消のためだけに大学に入学した皆月は、三年生になった十月、同級生の異変に気がつく。
その人物の名は峰島。同じ学科にいる中でも親しくしている女子
だ。
真面目な峰島が躁鬱状態が酷くなっていることが理由で欠席するようになったら、
大学を何とも思わず登校していない他の学生と同じに扱われてしまう――そんな未来を予想して許すことができなかった皆月は、
彼女に手を差し伸べることくらいできなくては世界征服なんてできるわけがないと案を練り始めて――。
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某賞の短編部門落選作です。
投稿時そのままの状態で公開しました。
また、他のサイトでも公開しております。
少しでも楽しんでいただけますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-24 00:00:00
16080文字
会話率:44%
記憶をなくして倒れていた少女はフィロスという商人の青年に拾われる。
少女は彼にカルディアという名を与えられ、
記憶が戻るまで部屋を借り、彼の店を手伝うことにする。
ところが、ドジでおっちょこちょいな性格が災いして失敗続き。
しかしそれを叱る
ことなく優しく接してくれるフィロスに
カルディアは次第に彼への想いを募らせていく。
そんな彼女の想いを察するフィロスであったが、
受け入れることのできない理由が彼にはあって……。
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某所の投稿落選作。
記憶のない少女と商人の青年のロマンスを綴った物語です。
よろしければ、是非最後までお付き合いくださいませ。
※2012.02.22 誤字の修正をしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-22 22:00:00
20393文字
会話率:43%
天涯孤独な自身の出生を知るために龍神に会いたいと願っているアンズは、
地域を支配する龍たちを研究している文化調査員になったばかりの十六歳の少女だ。
初任務となった龍神祭の単独調査で訪ねた先の村長から歓迎されたアンズだが、
見知らぬ部屋で目
覚めたときになって龍神の生け贄にされたのだと悟る。
早速の脱出を試みるアンズの前に現れたのは、
真っ赤な髪を持つ青年で――。
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1章目として設定しているのは
第5回ルルルカップの落選作品です。
テーマは『とらわれヒロインの脱出』
2章目となる5話目の更新以降は改稿版。
2011年コバルトノベル大賞の落選作品です。
少しでも楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-21 02:00:00
49184文字
会話率:40%