「雑用係モルド・ベーカー、本日をもってお前をこのパーティーから追放する」
「私も賛成に決まっています。私、あなたのことが嫌いでしたから」
「……えっ?」
A級冒険者パーティー【革命の風】に所属していた青年は突如としてSSSランクダンジョ
ンの奥地で追放を命じられる。メンバー全員と幼馴染の【聖女】ティナに裏切られたのだと思い、意気消沈していたモルドだったが……
「はぁ……あんなの嘘に決まってるじゃないですか」
「嘘!? あのゴミを見るような目が!?」
前日に追放の実行を伝えられたため、ティナは急いで様々な根回しをしてくれていたそうだった。メンバーのもう一人、レイラとも落ち合い三人でパーティーを離脱するつもりとのこと。
「だからまずはこのダンジョンから抜け出しましょう」
しかし、二人を突如イレギュラーが襲った。上級冒険者を殺す死神と呼ばれる魔物【彷徨う赤き鎧】に襲撃を受けた二人。圧倒的な力の差。ティナはモルドを庇って死んでしまう。ティナは持っていた転移結晶を手渡し、
「どうか生きて、幸せに……」
そう言って、息を引き取った。
さらに死神の驚異的な一撃で、モルドたちが立っていた橋が崩壊を始める。モルドはダンジョンの『深層』に落とされるのだった。
モルドが目を覚ますと、そこは深層だった。しかし、地面に叩きつかれ血だらけになっていたはずの体は完治している。モルドは疑問に思いながらも、ティナを失った喪失感を抱えつつ探索を始めた。そして……喰われた。兎型の魔物に足を食い千切られ、巨人のような魔物に体中を棍棒で滅多打ちにされ、大量のムカデのような魔物に体を這い回られ、突き破られ、喰われた。……しかし、そこで意識を手放した先で、
「ようやく会えました」
モルドの精神世界のような場所で、彼は最愛の幼馴染と再会する。彼女は「生きて幸せになってほしい」という呪いをかけたのだという。心撃たれたモルドは宣言する。
「俺がお前を生き返らせてやる。絶対の、絶対の……絶対にだ!」
青年は【聖女の呪い】を抱えながら、喰らう。時には自身の身を削りながら、喰らい続け、成長し続け……いずれ最強へと至る。
一方、実はモルドの驚異的な指示で成り立っていた【革命の風】はダンジョンの中層ですら歯が立たなくなっていき、「最低最悪のパーティー」として没落していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 17:05:18
25703文字
会話率:28%
誰だって聞いたことがある「性格良くて顔が普通の人と性格普通で顔がタイプの人、どっちがいい?」俺はそんな究極とも言われる質問をされても答えることは1つ「どっちも完璧な人に決まっている」
そんな陰キャな俺のいるクラスにはその完璧と言われる女子が
いた。一生関わることのない関係性だったのだが偶然彼女の完璧ではない一面を覗くことになり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 17:28:56
148441文字
会話率:49%
抽選で選ばれて勇者のお供になった『レン』と、親友がスパイの『葵羽』が一緒に遊ぶことになったー! しかもサーカスだって! こりゃウキウキのわくわくだね! あれっ? でもなんかおかしくない? いや~な予感。……くっくっく。そりゃぁね? こんな愉
快な人たちが集まればなにか起こるに決まってるよね(ニタァ)。
さあさあレンと葵羽の運命はいかに──!?
風音と桜馬のコラボです! 桜馬さんには感謝(^人^)
桜馬の小説URL
https://ncode.syosetu.com/n6002ho/
風音の小説のURL
https://ncode.syosetu.com/n3481hi/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 07:24:46
16454文字
会話率:43%
どうか信じてほしい、この詩(うた)のような嘘を
キーワード:
最終更新:2022-05-25 20:49:19
471文字
会話率:20%
人の手に余る力を個人が得たら?
決まってる。私利私欲に使い、多くの人を不幸にする。
『法壊』『覇動』『滅望』『煽導』などの権能を持った《現人神》はその力を使い多くの人から恐れられた。
が、なんとか人類は悪神の討伐、封印を成した。多くの犠牲を
出しながらも……。
しかし、新しい神が誕生した。魔法を使う怪物を生み出す神が。その神によって人類は生存圏小さくしていった。
これは、神話を終わらせようとする少年フェイトの物語。
※処女作です。ガバガバ設定、パクリ、誤字脱字などがあるかもしれません。あらかじめ理解ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 00:00:00
20062文字
会話率:44%
自分は素材。それもなんとかドロップ率が1%!!そんなレアな素材はきっとすごい剣とかの素材に使われるに決まってる!!!だがなぜかみんな拾ってくれない...。何でなんだ!!頼むから拾ってくれええええ!!
最終更新:2022-05-05 17:39:33
1872文字
会話率:69%
もふもふを愛していながら、極度の動物アレルギーを持つ少女は神に願う。
「次は好きなだけもふもふ出来る身体で好きに生きたい」
その少女の願いは聞き届けられ、異世界に新しく転生する。
十数年後、異世界で新たな聖女が誕生する。
その聖女は言った
。
「救うのは人類かもふもふか?そんなのもふもふに決まってるじゃない」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 18:00:00
10838文字
会話率:39%
異世界転生したスバルという青年が魔王になって国を作る物語。
人を助けて死んだスバルは異世界の神様に拾われた。神様はこの世界を覗いてスバルの最後を気に入ったらしい。そんな神様にスバルは魂をいじられて色んなことに動じなくなったよ。
そんな魂が
転生したのは性別無しの天使だった!?
この世界の常識や生き方に躍らされるが、チートみたいな力で勝ちまくってやる!
と思ったら魔王もチートで勝てないんですけど!
恵まれた環境で恵まれたスキルを手に入れた。いつかは魔王になれるに決まってる!
それなのに次から次へとピンチがビスカの所にやって来る!?
友達や仲間できるけど、こんなんで異世界生活を生き抜けるのか?
ビスカという名のかわいい天使になった元男はかっこいい魔王様を目指す!
途中で面倒な敵と戦ったり、国を作るために色々と勉強したり、この世界を仕組みを知ったりと大忙し!
最後は因縁の相手と戦う!
ビスカは最後まで自分を貫き通せるのだろうか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 14:12:28
271192文字
会話率:32%
マンションのガス爆発事故でぼくら兄妹はあっけなく他界。まあ、それは仕方ないんだけど、生まれ変わった先がかなり問題のある世界だった。そこはまるで中世の、そう、ハッキリ言って異世界そのもの。超常現象日常茶飯事で、強大な魔法が支配する、しかもどこ
もやみくもに戦争を繰り返している終末世界だった!そんな世界を治めようと現れたのは最強の魔導師で魔族の王、魔王メティア。魔族軍と魔獣族を率いて人間族に戦いを挑んだ魔王は連戦連勝。この世界の勇者はほとんど倒されてしまって、あとはほんの数人、といったありさま。やがて人族は魔王によって滅ぼされる…それは時間の問題でした。ぼく?ぼくは勇者。なのですが、なにをやってもダメダメの落ちこぼれ勇者なんです。しかも超貧乏。こんなぼくには幸いなことに誰も声をかけません。そんな人類存亡のとき、ついにぼくに…え?売られちゃった?鉱山で働けって。ムリっす!そんなのすぐ死んじゃうに決まってるじゃないですか!ああ、妹よ、助けてえ!
これは死に別れた兄と妹がお互い敵同士にして骨肉相食む物語、となるはずですが、あいにく兄はバカがつくほどのシスコンで、妹は妹で超がつくほどのブラコン。この二人が、人類と魔族を巻き込んで崩壊に向かっている世界を再生する、なんて少しも考えてない超自己優先な二人の壮大な緩いおはなし…なのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 09:00:00
162182文字
会話率:73%
「そりゃ当然、帝国政府が最初に悪魔を“悪魔”と呼んだからに決まってるじゃない。太陽の光も、人工の光も関係なく喰って人々に迷惑をかける存在。そんなの、悪魔って呼ばれても仕方ないでしょ」
幼馴染のアンナにせっつかれるように、少年・フェリクス
は剣の稽古を続けていた。
太陽の光、人工の光。あらゆる光を喰らう悪魔に脅かされた世界。
真っ暗闇の中でも悪魔を討つことができる英雄を人々は切望し、フェリクスは報奨金目当てでその役目に志願しようとしていた。
やがて、恐ろしい真実を目にすることになるとも知らずに。
※この小説は、エブリスタにも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 22:56:10
6128文字
会話率:44%
いつも通りに学校から帰って来たら隣の家の前に子供がいた。こんな寒い日に可哀想だ。
事情は知らないがきっと鍵でも忘れたんだろう。
まぁ直ぐに親が帰って来て暖かいお家に入れるだろう。
特段心配する必要なんてない。
そうに決まってる。
最終更新:2022-02-23 12:38:45
4844文字
会話率:36%
「アンリエール・フェルズ! 君との婚約を破棄する!」
言い放ったのはこのルイギア国の第一王子、イアン。
「え──どういうことですか、イアン様?!」
答えたのは、フェルズ公爵家の娘、アンリエール。
「そんなのはぁっ、あたしをいじめたからに
決まってるじゃないですかぁ!」
そして口を挟んだのは、リスト男爵家の娘、ラーラ。
「今この時からもう君は、私の婚約者でなくなった」
確かに申し渡された婚約破棄。舞踏会に参加した全員が目撃者だ。
しかしアンリエール──アンリは内心思っていた。
(なんなの、この茶番──?!)
これは、泣き虫な王子様と、ひょんなことからカエルになってしまった公女が、元の身体に戻ろうと奮闘する話。
*主人公は転生者ではありません。
*ざまぁらしきものは最後です。
*1話3000~4000字前後で、20話ほどの予定です(まだ書き終わってないので増える可能性ありますが)。
*文体を試行錯誤しているので表記ゆれが激しいかもしれません。ご了承くださいませ。
*他サイトでも掲載の予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 13:49:48
148730文字
会話率:32%
クラス転移した主人公が転移してから死ぬまでの物語
どうやって死ぬか予想してね
そんなっ、なんで死ぬこときまってるんですか!?
絶対に僕は死ぬことを回避しますからね
最終更新:2022-02-04 18:33:11
2101文字
会話率:0%
極悪非道の『踏破(トラヴァース)する者』は冒険者組合(ギルド)より『紫紺の毒竜(ヴォノムパープル)』の討伐を命じられた。
その際、復讐の依頼が来たり命を狙われたりで任務(クエスト)の開始前からキナ臭い。
新米冒険者たちも仲間に加わり、クズし
か居なかったパーティーもなんだか賑やかに――
「尻尾、モフモフさせて?」
「ダメに決まってるだろっ ふざけんなバカっ―――て、ちょ――」
「モフモフ、モフモフ♪」
尻尾を握られることから始まる冒険ファンタジー第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 12:00:00
371820文字
会話率:35%
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの死霊術師にして斥候職である主人公、面倒臭い「勇者」(笑)パーティの尻拭いをどうにか済ませた後で、指名依頼をこなしに得意客の屋敷を訪れる。そこで依頼されたのは、とある古美術品を購入し
てからというもの体調が優れないので、その理由を調べてほしいというものであった。
そんなの、購入した美術品とやらが呪われていたに決まってるだろう……と、内心で突っ込んだ主人公であったが、調べていくとどうもその線は薄いようで……
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前九作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 20:28:16
4928文字
会話率:57%
10歳になったら全員が受けなければならない能力試験。
ソラン村に住むテオバルドとナタリアは、能力試験を受けるためにブリタックの町まで来ていた。
「どうしてウチの村では試験をしてないんだろうね~?」
「そりゃ、田舎だからなぁ~あんな測定具
なんて村に置いてあるわけないよ」
「それにしてもテオったら。ふふふっ・・・」
意味ありげに笑うナタリア。
「うっせぇよ!あんなの測定具の故障に決まってるよ」
「まぁまぁ、確かにテオの得点があんなに低いってのも驚きだけどね。まぁこれから頑張ればいいんじゃない?」
「だから、勉強だって運動だって、ナタリアより出来てると思うけどなぁ」
「それ、ひっどーい!」
「ハハハハ・・・」
笑ってごまかすテオバルドであったが、試験の結果を持って帰るのが憂鬱だった。
そんな帰りの乗合馬車でアクシデントは起こるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 18:00:00
123697文字
会話率:55%
行きつけの喫茶店で、趣味の小説執筆を楽しんでいた私。毎月2回行われる短編コンテストに応募するために、いつものように短編小説を書いていたのだが、近くのテーブルから、驚くべき話が聞こえてきて……。
(この物語は絶対にフィクションです。実在
の人物や団体などとは全く関係ありません)
(「カクヨム」「エブリスタ」でも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 01:00:00
4726文字
会話率:14%
大学の友人と『エンドレスショートショート地獄』という企画を行っています。 気が向いた時にお題を出し、それに沿った短編を書き互いに読み合います。 今回のお題は『文字消し』でした。
最終更新:2021-12-24 00:40:59
760文字
会話率:53%
あなたが最初に目にする映像は、いじめの現場だ。
おとなしい小学生の女子は、三人の女子グループに日頃からいじめられていた。彼女に好意を寄せる男子はいじめを目撃し、この理不尽ないじめをなくそうと、非難されるような悪者になる決意をする。
【注意!】
※この作品は、いじめの描写、誹謗中傷の言葉など、閲覧注意の過激で胸糞悪い内容が含まれています。そういうのが苦手な方は読まないで下さい。よろしくお願いします。
※ここからは、個人的な見解となります。
いじめられるほうにも理由がある。よくそう言われますが、これは嘘です。小説の新人賞で、日本語になっていれば一次通過は当たり前。これと同じくらい、正しくありません。もし万が一、いじめられるほうにもなんらかの原因があったとしても、いじめるほうが悪いに決まってるじゃないですか。いじめる側には、いじめが悪であることに気づいてほしいです。
最後に、平気で何かを傷つけられる低俗な人間が減ることを、願っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 00:40:37
6153文字
会話率:29%
彼女がほしい。
真剣に、彼女がほしい。
そう願うオレに彼女ができない理由はそう― ―毎朝オレに襲撃を仕掛けてくる幼馴染!
コイツのせいでオレは彼女ができない!
たぶんきっとそうに決まってる!
だから距離置こうって言ってんだろうが!な
んで毎朝こっちくるんだよおおお‼︎
【要約:はじまりそうではじまらないラブコメ】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-11 15:49:16
998文字
会話率:44%