おぼろげな記憶のなかで、誰かが提案したのだろう。展開される略式百物語。ひとつの怪談と、ひとつの結末。はたして、百物語は成功したのか。
最終更新:2015-08-12 08:19:52
7505文字
会話率:49%
金色《こんじき》の女神。それは創造神によって選ばれ、冥王を封印するという『宿命』を背負った者。
かつての女神は、精霊王と精霊王等に認めた六人の継承者と共に冥王の封印を試み、見事冥王を漆黒の闇に誘うことに成功した。しかし、女神は自らも闇に吸収
され、その姿を消したという。
舞台はそれから千年後の世界。
ある日、女神の末裔が暮らす神聖クロイツ国が闇に喰われた。運良く助かったのは、世間知らずで大雑把な第二王女のソアラ。
少女は国を助けるべく、消えたはずの過去の記憶からおぼろげに浮かぶ男の子を頼りに紅国《こうこく》ガストニアを目指していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-17 16:44:03
4805文字
会話率:21%
姿形はあるけれど中身がない僕の前に降り立った、姿形がおぼろげな白い少女。
最終更新:2015-05-17 13:23:05
752文字
会話率:25%
転生したのに、おぼろげな前世の記憶。そしてこの世界は『勇者』や『聖女』が召喚された過去があり、文明はそこそこ発達しチート出来ず。魔力があっても『才能』がないため使いこなせない。前世の特技は箸の正しい持ち方と字の綺麗さ。だが『勇者』の影響で誰
でも箸が使え、話し言葉は日本語なのに、書き言葉は日本語ではない。……この転生、誰トクだっ!?
※ハーメルン様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-06 03:10:51
29118文字
会話率:36%
平凡な大学生であることをもって自ら認めていた主人公は、しかしある時ガールフレンドとの別れをきっかけにどうも自分が通常人と感覚を異にしているのだと気づかされる。記憶もおぼろげな過去を述懐し、何が正しくて何が間違っているのか、自問自答しながらモ
ノレールに乗る彼を、悲劇が見舞った。風に左右された不安定な箱は、目的地まで人を運ぶその半ばでレールから車体を逸脱させて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-24 19:37:40
105708文字
会話率:52%
[あらすじ] 幽霊×料理もの。ホラー要素は薄いですが作品の性質上人の死に関する描写が御座います。 幼い頃から祖母と二人で暮らしていた花塚響宇は祖母の影響もあって料理に興味を持つようになり、小学中学と料理の研究を重ねていき、高校時代は料理部に
所属し充実した青春を送っていた。そして高校時代バイトをしていた割烹に就職し、おぼろげながらも料理人の道を歩み始めた響宇。だがそんなある日、響宇の元に祖母が危篤になったとの連絡が入る。早く元気になってほしいという響宇の願いも虚しくお婆ちゃんは響宇の目の届かないところで静かに息を引き取ってしまう。悲しみに暮れる響宇、そして更に重くのしかかる、面の皮の厚い親族の介入と「お婆ちゃんも自分も助けてくれなかった両親」への恨み辛みから心を病んでしまった響宇は仕事を辞めてお婆ちゃんのお墓に毎日通うという虚しい暮らしをするようになった。そんな生活がしばらく続いたある日のこと。響宇はお婆ちゃんの家でお婆ちゃんの形見である折りたたみ式の手鏡を見つける。そして墓参り道具一式の中に手鏡を加え、いつものようにお墓参りに向かう響宇。そこで響宇は何気なく、祖母が眠る墓石に手鏡をかざしてみた。本来ならば、何の意味もない行動。ただそれだけの筈だったのだが… ▲「おい、眩しいだろうが。まあ俺の言葉はお前には聞こえないんだがな…。しょうがない、俺が場所を移すとしようか。」▼ 「……え?」 響宇の目の前に現れたのは、シルクハットにスーツ姿の、手袋を着けた。そして、革靴を履いた足のある。 …祖母の墓石をすり抜ける、「鏡の顔の男」であった。 合わせ鏡に、目に映る筈のない「幽霊」を写し取ってしまった響宇。そこから響宇の日常はこれまでとは違う。異なるものに変わってゆくこととなるのだが。 ▲「俺はな、響宇。嬉しいんだ。しかし、その一方で悲しくもある。俺がこうなってからの長い間に、食事をするということも。料理の味なんてものも忘れていたがなぁ。…温かい飯ってもんがなぁ。こんなに美味いものだって。どうして俺は忘れていたんだ、どうして忘れた?俺が生きていた間にもきっと、忘れられないほど染み付いた。料理の味もあった筈なのにな。…その温かみも。今の俺には思い出せない」▼ ※電撃小説大賞応募作(落選)、Pixiv様に投稿済みの作品です。あらすじの完全版はpixivでドーゾ。実際字数削減な折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-14 21:14:29
155070文字
会話率:31%
学校行事でとある郊外の山へハイキングに来ていた高校生、常禾 司(とこのぎ つかさ)は、幼少期のおぼろげな記憶を頼りに、ハイキング中に親しくなった同級生、綴木 彰人(つづき あきと)と共に学校の隊列を離れ、山頂へ近道をすることにした。山中で
道に迷った司は、彰人が目を離している間に深い深い"穴"に落ちてしまう。穴の底からいくら声を掛けても、彰人に届くことはない。諦めかけた司の前に現れたのは長髪の薄汚い老人であった――。目覚めた司の手元には小さな匙と、穴だらけのおかしな世界が広がっていた……。世界の"穴"を埋めていくファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-03 00:00:51
2883文字
会話率:50%
現実世界は生きた心地がしない。いつだって熱に浮かされている様に人生をおくってきた桐子は自分がどこにいるのか、存在するのかさえ分からなくなるほどおぼろげな意識しか持たない。どちらが夢で、どちらが現実なのか。私の夢なのか、誰かの夢なのか。
最終更新:2014-09-01 23:28:44
1884文字
会話率:0%
私は自宅で一人感傷に浸っていた。三日前の出来事により生じた衝撃は耐え難いものであり、私をドン底に落とすには充分だったのだ。
それは愛してやまない彼女との別れ。その出来事は私の精神に爪を立てて訴える。
彼女と別れてからの三日間を記憶す
ることを、どうやら私の脳は拒絶したらしい。近くに散らばる数種類の酒瓶がその主犯だろう。
そんな中でおぼろげに覚えていることは彼女と共に映画鑑賞をしたこと。
だが、そんなことは絶対にあり得ないのだ。私は、彼女と別れたあとに彼女とは言葉を交わしてない。連絡もとっていない。
だから、映画鑑賞を共にしたはずがないのだ。
なのに、おぼろげな記憶がある――そんな馬鹿な!
ならば、もっと記憶を確かにしよう。できるだけ早く、正確に思い出せ。虚実の判断つかぬこの映画鑑賞の記憶を。彼女との思い出を。
感傷に浸る時間は終わりだ。私にはもう一瞬たりともムダにできる時間は残されていない。大切な彼女との記憶を思い出し、彼女に謝罪をしなければ。
そして彼女との出来事が正しく脳に刻まれた時に、私はやっと苦しみより解き放たれ、救われるはずなのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-05 19:56:53
3132文字
会話率:0%
おぼろげな前世の記憶を持って、気が付いた時には森にいた私。ちょっとパニックになったりしたけど、動物さん達はみんな優しくて、今では幸せに暮らしてます。
えっと、まあ……今の私はネズミなんだけどね。
でもある日、森にやって来た隣国の王子様が私を
お城に連れて帰っちゃいました。ちょっとデブっちょなだけのネズミをどうするつもりなんだろう?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-03 09:40:02
113829文字
会話率:29%
あるとき羽田野ツルは前世でハマっていたらしい乙女ゲーム『わたしの美丈夫さまっ!』の世界に転生していることにおぼろげに気づく。残っているルートは二人だけ。うち一人はホラー展開のストーカー男。何とかそれを回避しようとするけれど「もうひとりのイケ
メンを落とすなんて内気なわたしには無理!」はたしてツルの取った行動は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-29 18:43:29
7833文字
会話率:55%
それは、おぼろげな 記憶の欠片《カケラ》。黄昏色に染まる世界。踊る街の灯り。そして、泣きたくなるくらいに温かい、あなたの手のひら――。 毎夜、繰り返し見る夢に秘められた真実。失われた記憶の向こう側にあるものは? 女子高生×幼なじみ・異世界
<パラレル>トリップ &現代学園ラブ・ファンタジー。※野いちご版先行公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-02 14:54:46
67758文字
会話率:1%
星たちが夜と朝の間をさまよう頃、
ふいに目覚めたおれは、
鮮明な夢とおぼろげな現実の間をさまよう。
最終更新:2013-09-13 11:12:34
788文字
会話率:0%
俺が一体どんな仕事について、何をしていたかはもうおぼろげな記憶になってしまった……
=======================
通勤途中の電車。彼は、何時も通り仕事に行くハズだった……
現れた老婆。正体は未来人。
『人間』が七人だけにな
ってしまった未来へと連れて行かれた青年は、
連れて行った『彼女』とはぐれてしまう。
そして、何らかの影響により、『彼女』の事すら忘れてしまっていて……
超科学、記憶喪失、女性社会、最下層の身分、そして命をかけた戦い。
世界へ飲み込まれていく青年……
七つの国に分かれたこの世界の下で繰り広げられる、
超次元バトル型冒険大活劇。
『虹色世界に過去の産物がお邪魔するらしい』
の、始まり、始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-21 08:13:22
15206文字
会話率:26%
23歳にして初めてできた塁の彼女は、15人の男性経験を持つ手練だった。「掴み取れない泡沫」番外編ですが、単品でもお読みいただけます。
最終更新:2012-12-20 15:02:31
53182文字
会話率:46%
偶然の出会いからできたおぼろげな少女の感情
必然の出会いからうごめいた少年の感情
回り続ける歯車の中で少年少女はどのような決断を出すのでしょうか?
最終更新:2012-07-18 21:45:58
676文字
会話率:52%
幼い頃に、母である中宮を失った。
そして今、その僕にはなさねばならなぬことがある。
摂関家とは適度な距離を取ること。
皇族以外の女性を愛してはならないこと。
しかしその選択をすることは唯一人の愛しい姫と無二の親友を同時に失うことを意味してい
た。
だけど、僕には忘れることが出来なかった。
優しかった母上のおぼろげな印象。
悲嘆に暮れた父上の力無い後姿。
どうしても忘れるわけにはいけなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-09 15:00:00
7212文字
会話率:39%
その少女は昔から、全く身に覚えのない記憶を持っていた。その記憶は夢の中に、おぼろげながらも時々現れる。やがて、それは前世の自分のものであると知った。同時に不思議な力を得る。なぜ自分だけがこんな記憶を持っているのか。得た力は何のためか。時と共
に徐々に鮮明になってくる自分の記憶に困惑しつつ、少女はある日、旅に出ることに決める。ただ、絶世の美少女と謳われた少女には一つだけ問題があった。彼女は極度の人嫌いだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-02 00:10:06
25561文字
会話率:41%
グルメ雑誌のライターとして、アジアを巡る長期海外取材に出かけた玉城。
しかし彼は、霊感がケタ外れに強くなってしまったリクの事を気遣い、それとなく様子を伺うよう長谷川や多恵に頼んでいた。
巷では深夜になると現れる通り魔が、3面記事やローカルニ
ュースを賑わせていた。
けれども当のリクの周辺は至って平穏に見え、気を張っていた長谷川も緊張の糸を緩める。
ファンだと言ってリクの絵を買い占め、リクに色目を使う美術商の社長に、少々苛立つ程度の日々だった。
けれど、通り魔による最初の死者が出るころ、ボンヤリとリクの周りにおぼろげな暗雲が立ちこめ始めた。
なかなか姿を現さない漠然とした不安は、リクの心身を次第に憔悴させてゆく。
リクが何に神経を磨り減らせているのか分からないまま、長谷川はただ、リクを想い、寄り添おうとする。
濃い霧に包まれた先の闇。その正体は何か。
執拗にリクに纏わりついてくる『男』がリクに見せたレンブラントの複製画には、どんなメッセージが隠されていたのか。
RIKU第5弾(番外入れて6作目)、全24話でお届け致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-30 22:18:44
46323文字
会話率:39%
縁日の日。オボロムすくいという怪しげな屋台に誘われて、諦めたはずの夢の輪郭が浮かび上がっていく。
企画【夏色屋台】参加作品。
最終更新:2011-07-30 03:58:42
11783文字
会話率:39%